真川・鳶谷右股-薬師岳-岩井谷周回


- GPS
- 49:18
- 距離
- 29.8km
- 登り
- 2,058m
- 下り
- 2,029m
コースタイム
- 山行
- 5:24
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:49
- 山行
- 9:01
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 9:20
天候 | 8.1晴れ 8.2晴れのち曇 8.3晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 折立(9:30)ー岩井谷橋(10:30)ー鳶谷出合(12:30)ーCo1850テンバ(15:30) 公道よりも整備された林道を歩き、岩井谷橋から入渓。アルプスの美しい水と渓相に心洗われる。鳶谷出合付近で釣糸をたらす。拾った木の棒で尺モノを釣り上げる強者がいた。Co1720に三段10mの滝、捲きは迷うことなく容易。ゴーロ帯が続き、Co1850にちょうど良いテンバを見つけて幕営。増水には耐えられないだろうが、薪も豊富で快適。イワナの塩焼きに舌鼓。OB同士沢の焚火を囲み、十数年ぶりの良い時間であった。 2日目 Co1850(4:30)ー二股(5:30)-薬師岳(9:50)ー太郎平キャンプ場(11:40)-岩井谷右股Co1850(13:50) 明るくなるのを待ち、テンバを発つ。右股に進み、Co2150の65m大滝が現れる。滝の左岸灌木に支点をとり、ロープを出して右岸へ渡る。キャメロット♯0.4~0.75を使用して終了点構築。その後、いくつか滝が出てくるが、難しいものはなかった。青空が広くなりはじめ、終焉の雰囲気が漂ってくる。ハコネサンショウオが住むお花畑を抜けて夏道へ。過去の記録と見比べると、今山行は水量がかなり少ない好条件で、危惧していた雪渓も無かった。月並みではあるが、運も実力のうち。 空身で薬師岳をアタックし、小屋でビールを買い足し下山開始。太郎平キャンプ場から岩井谷へ下降する。上部ぬめりが激しい。転倒し側頭部強打、ヘルメットは必須。巨岩を降りるのに尻フリクションを多用する。途中魚影もたくさん見え、4人組の釣りパーティーも登ってくる。ガスの中に入り、どんよりとした雰囲気に包まれる。これといって良さそうなテンバが見つからないまま下降を続け、Co1850付近の陰気くさいポイントに幕営。 3日目 Co1850(5:00)ー鳶谷出合(8:50)-岩井谷橋(9:50)ー折立(10:50) 滝マークの大滝は上流の右岸の枝沢地形から、滝下のゴルジュごと捲いた。捲いたというよりは捲いてしまった。捲き道に珍しく踏み跡がないと思っていたが、記録をみると左岸がメジャーのようだ。その後はひたすらに大ゴーロ帯。先輩と合流しての宴会に向けて、尻をずりずり帰路を急いだ。 |
写真
感想
十数年ぶりに北海道在住の後輩と沢へ。いつ最後に一緒に沢登りをしたか覚えていないが、ペース、滝の対処、テンバの選定、焚き火の仕方など、どれを取っても違和感なく山登りができるのは、同じ時期に山岳部で過ごしたメンバーならでは。後輩が釣りを教えてくれたので、「釣り+楽しめる程度の核心部」というスタイルの沢登りが今の私には合っていると発見できた。まさに大人の夏休みのような、とても心地の良い山行であった。
徒然なる日々からのミッドナイトエキスプレス(脱獄)を企てた。天候にも恵まれ、大満足のズル夏休み。初めてのアルプス遡行、渓相の美しさに感動した。先輩お二方と沢に入るのは実に13年ぶり。イワナとウィスキーで焚き火を囲み、さぁ感慨にふけようというところで、その日の満足感と疲労が体中に込み上げてきてダウン。下山後、もう1人の先輩にも集まっていただいての宴会はとても楽しかった。
札幌からわざわざ来てもらった後輩と10数年ぶりの登山。沢釣りはほとんどしてこなったが、後輩に釣りのコツを教えてもらい2匹釣れる。餌が大事なんだね。登りは核心がぎゅっとまとまっていて、滝が終わってからの静かで雄大な源頭部のお花畑は極楽浄土のようでした。薬師岳ピークには仏像が多数。後で調べると薬師如来であることが分かる。眼下には黒部源頭まで続く上ノ廊下が。いつか遡行してみたい。下山後、みんなで堰堤から巨大なエメラルドブルーの釜にダイブ。火照った体には下山後の一杯のように冷たく気持ちが良い。30半ばになってもこういう童心を忘れてはいけない。最高の夏休みでした。
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