高所恐怖症のチキンがゆく表妙義【クサリ場コレクション】

2016年04月24日(日) [日帰り]

• GPS: 07:33
• 距離: 11.5km
• 登り: 1,911m
• 下り: 1,912m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:58
• 休憩: 1:35
• 合計: 7:33

5:16 登山者専用駐車場
5:21 5:21 道の駅みょうぎ
5:35 5:38 妙義神社
6:03 6:15 大の字
7:08 7:25 大のぞき
7:45 7:49 天狗岳
8:08 8:23 妙義山
9:05 9:14 バラ尾根のピーク
9:22 9:29 堀切
9:58 10:21 鷹戻し
11:14 11:16 第四石門
12:17 12:18 第二見晴
12:29 12:29 第一見晴
12:36 12:37 妙義神社
12:45 12:46 道の駅みょうぎ
12:49 12:49 登山者専用駐車場
12:49 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

上越自動車道 松井田妙義ICから約3km、登山者用無料駐車場

※駐車場にはトイレがないため、道の駅「みょうぎ」のトイレをお借りする

コース状況／危険箇所等

≪白雲山塊≫
○良く言われることだが、奥の院のクサリ場が難しく感じるようであれば、無理をしない方が良いと感じる
○茨尾根で2〜3mの熊に遭遇する

≪金洞山塊（東岳、中ノ岳除く）≫
○クサリ場の難易度は、白雲山塊よりも総じて高く、言わずと知れた鷹戻しを始め、二段25mのクサリ場は特に難易度が高いと感じる

≪中間道≫
○特段危険個所は見受けられないが、落石には注意が必要と感じる


最後に、今回は無事に終えることができたが、たまたまだったのかもしれないし、体力、技術、精神力全てが満たされなければ安全に山行を楽しむことは難しい、そんな山であると言えるのではないかと思う。

写真

4/24 5:16

緊張からか熟睡できず、先行き不安…

4/24 5:17

道の駅「みょうぎ」に向かう途中で「大」の字を見る

本当にここを登るのかね…

4/24 5:17

葉桜になりかかっているけどホッコリ♪

4/24 5:22

あ゛〜、やっぱ行かないとダメかね…と自問自答

4/24 5:25

こんなに足取りの重い山歩きは初めてかも（汗）

4/24 5:32

ここが登山口？　あれっ、本殿は経由しないの？？

いやいやいや、例え遠回りになったとしても絶対本殿にお参りしていこ！

4/24 5:30

はぁ〜、見てるだけで具合悪くなりそう…

4/24 5:37

過去にこんなに丁寧に神頼みしたことはあっただろうかと思うくらい安全祈願する（汗）

4/24 5:38

上級者ではないけどいいですか？

神様、どうかダメだと言ってくださいませ（他力本願）

4/24 5:39

何度見ても怖さは変わらんな…

4/24 6:01

出会ったお花1

ヤマブキかな〜

はぁ〜、癒されるぅぅぅ〜

4/24 6:03

クサリ場1

朝降った雨で滑るよ〜（泣）

4/24 6:05

クサリ場2

気をつけようと思っている傍からズルッ！

4/24 6:13

クサリ場2を上り切ると「大」の字と辻の分岐に到着っ！

まずは左の「大」の字へ！

4/24 6:08

クサリ場3

濡れ岩で滑るってば（泣）

4/24 6:10

「大」の字に到着っ！

4/24 6:10

天気予報では晴れだったのに、自分の心の内を映し出しているかのようだ…

4/24 6:11

景観は本当に良いんだけど、、、本当にあんなところを登るの？

4/24 6:14

分岐まで戻ってくる

い、今ならまだ引き返せるぞ！

4/24 6:22

、、、って、辻まで来ちゃった（汗）

ここから中間道に行けるよ！

4/24 6:23

クサリ場4

あーあ、とうとうクサリ場が始まっちゃったよ…

4/24 6:29

奥の院に到着っ！

と、木の根っこで滑ってコケる（泣）

この先を占っているかのようだ…

4/24 6:33

クサリ場5

地図（山と高原地図2013年版）を見ると4連30mとのこと

技術的には難しくはなく力技で登る

あっ、ヘルメットを装着するの忘れてた（汗）

4/24 6:41

クサリ場6

7m外傾

ここはそんなに難しくないな

少しずつ慣れてきたのかな…

4/24 6:43

クサリ場7

このクサリも全然大丈夫〜

4/24 6:49

ふぅ、やっと稜線に出たよ

4/24 6:49

美晴からの景観もいいね！

妙義富士は手前の尾根の中央のやつ？

4/24 6:50

真っ直ぐ進みたいのだが挟まると凹むので、早めに左の岩に取り付く（汗）

4/24 6:53

クサリ場8

直立2mのビビリ岩

妙義山に行くと決めた昨日からビビってるけど…

4/24 6:53

クサリ場9

ビビリ岩の先が3連だったかな

てか、なんでこんなところでトラバースするの！（逆ギレ）

4/24 6:57

景観を見て気持ちを落ち着かせよう

「大」の字があんなに小さく見える（中央下）

4/24 7:00

玉石を通過〜

それにしてもこの稜線に気が休める場所はないんかね…

4/24 7:02

他の山ならクサリがありそうな場所にないのね…

4/24 7:05

玉石、、、玉ではないな…

4/24 7:08

クサリ場10

V字状

ここはスタンスもホールドもあって下降しやすい♪

4/24 7:11

ふぅ、どうにか大のぞきを通過〜

4/24 7:12

丁須の頭も肉眼ではくっきり♪

ただ行くところではないな…

4/24 7:14

クサリ場11

もうクサリはお腹いっぱいだよ〜

4/24 7:16

クサリ場12上段

トラバースしながら下降して、

4/24 7:18

クサリ場12下段

滑り台状30mが待っている…

こういうところを下降するの嫌だな（汗）

4/24 7:22

下り終えて、下から見上げる

こういうところを登るのも嫌だな（汗）

4/24 7:32

岩をまたぐ

足場はあるけどいやらしい

4/24 7:33

出会ったお花2

アカヤシオ？は今が見頃〜

4/24 7:37

まだ天狗岩か…

4/24 7:45

うーん、晴れる気配がないな…

4/24 7:47

こういう滑りそうなところにクサリが欲しい（泣）

4/24 7:48

出会ったお花3

ミョウギコザクラ？　それとも…

4/24 7:56

やっとこさタルワキ沢コースとの分岐を通過〜

もう精神的にも肉体的にもクタクタだけど、、、

4/24 8:03

振り返って天狗岩を見る

てか、一体どこを歩いてきたのか…

4/24 8:09

やった！　相馬岳に到着っ！

ここまで来れた満足感を味わいたいのだが、

4/24 8:21

この景観を見て戦意喪失…

人間が行くところではない！

4/24 8:26

まぁ、ホッキリで判断するか…

クサリがないところも気をつけないと…

4/24 8:33

相馬岳コースとの分岐を通過〜

4/24 8:39

クサリ場13

あれっ、こんなクサリ場はあったっけな…

4/24 8:40

クサリ場14上段

ここは30m、、、長いな（汗）

4/24 8:42

クサリ場14下段

長い…

4/24 8:55

ちょっとしたトラバース

クサリはないので慎重に

4/24 8:58

トラバースの先で岩陰から登山道を横切る2〜3mの黒い物体が！

最初は犬かと思ったが、どうも雰囲気が違う…な…って熊だ！

熊とは5mくらいの距離だったが、自分に気付いてそそくさと逃げてくれたため助かった（汗）

逃げた方面を写真に収めたが、、、写っていないね

4/24 9:01

なんで稜線に牙が生えているのか…

4/24 9:07

クサリはないけど、急坂なので慎重に上る

4/24 9:10

今日は色んな事が起きそうなので、もしかしたら通過中に岩が落ちるかも？（ドキドキ）

4/24 9:12

振り返って相馬岳方面

4/24 9:12

新緑が素晴らしい♪

4/24 9:12

あまりにも素晴らしかったのでアップ！

4/24 9:13

でも、この先は、、、

4/24 9:22

ホッキリに到着っ！

さー、どうするよ、俺！

悩み抜いた結果、実際に現場を見た上で判断し、ダメそうだったらホッキリまで戻ってくることにする

4/24 9:31

クサリ場15

8m外傾

足場はあるので難しくない

4/24 9:36

出会ったお花4

「出会ったお花3」とも花弁の雰囲気が違うけど…

4/24 9:40

クサリ場16

おわん内壁のようなトラバース

濡れているので滑るよ〜（泣）

4/24 10:00

クサリ場17

岩にステップが切ってあるので難しくはない

4/24 10:02

ま、まさかこの梯子を上ると鷹戻しか？（ドキドキ）

4/24 10:04

クサリ場18下段

鷹戻し

まずは辺りを観察するが全容は見えない（泣）

ここだけ見ると難しくはなさそうだけど…

「よし！　今日ここで”高所恐怖症のチキン”を卒業するぞ！」と「いやいや、まだやりたいことはたくさんあるぞ！」が頭の中でぐるぐるぐる…

行くか…

5回ほど大きく深呼吸して取り付く

4/24 10:07

クサリ場18中段1

一気に上るのかと思いきや、途中にテラスがあるので休憩でき、ちょっぴり安堵する

4/24 10:09

クサリ場18中段2

ホールドもスタンスもあるので慎重に上れば大丈夫そうだ

4/24 10:10

クサリ場18上段

うぅ〜、ちょっぴりハングってるし（泣）

さらに最後の最後はトラバースとは…

4/24 10:13

クサリ場19

鷹戻しをクリアした後もトラバースの続きが待っている（汗）

よく見かける写真だ

4/24 10:13

クサリ場20

あれっ、こんなクサリ場はあったっけ？

4/24 10:44

クサリ場21上段

二段25m

上段はトラバース＆下降だがそれ程難しくはない

4/24 10:45

クサリ場21下段

うー、ハングってて全容が分からないよ（泣）

むずいな・・・

4/24 10:47

クサリ場21下段

もう一段下まで来たよ

うーん、ここもハングってて分かりづらいな（汗）

残りわずかになったところでクサリに体が振られ、岩をホールドしていた手を離して両手でクサリにぶら下がってしまい、その結果さらに振られてしまい、スタンスも外れてしまってそのままクサリを伝って急降下…

幸い擦り傷程度で済んだが、これが鷹戻しだったと思うと…

はぁ〜、技術の無さを改めて痛感（泣）

4/24 10:49

急降下したクサリ場を写真に収めるとピンボケしてるし…

冷静さを装っていたつもりだけど、やっぱり動揺していたのかな（汗）

4/24 10:50

クサリ場22

下降恐怖症になっているところに現れる

もう勘弁して〜（泣）

4/24 10:52

下り終えて見上げてみる

4/24 10:57

クサリ場23

エスケープルート分岐

中ノ岳まで行く計画だったが、（今更ではあるが）未熟さを痛感したのでエスケープすることに…

これが最後のクサリ場となったが、トラバースして下降する岩場で意外と難しい（汗）

4/24 11:06

エスケープルートと言えど、かなりの急坂で難易度が高いと感じる（汗）

クサリ場ならぬロープ場が多数！

4/24 11:16

どうにか第四石門に到着っ！

助かった…

さて、後は中間道で帰ろう〜

4/24 11:20

出会ったお花5

ミヤマキンバイかな〜

てか、開花時期が早いような気が…

4/24 11:21

出会ったお花6

タチツボスミレかな〜

4/24 11:21

出会ったお花7

ミヤマキケマンかな〜

4/24 11:25

出会ったお花8

ツボスミレかな〜

4/24 11:29

改めて大岩壁の凄さが分かるね！

4/24 11:32

うほっ！　なが〜い階段だ！

4/24 11:46

あらら、これまた高低差のある階段だこと

4/24 11:48

東屋分岐にある休憩所を通過〜

4/24 11:51

出会ったお花9

キランソウっぽいけど、ピンボケじゃあね〜

4/24 11:54

新緑と岩稜が相まって素晴らしい♪

4/24 11:58

出会ったお花10

チゴユリはいつも俯いていてなんか健気だ

4/24 12:01

出会ったお花11

おっ、今年初のギンリョウソウだ！

4/24 12:02

出会ったお花12

オトメスミレかな〜

4/24 12:03

本読みの僧

4/24 12:16

第二見晴への分岐

多くのハイカーで賑わっていたのでスルー

4/24 12:19

出会ったお花13

シャガは中間道に多く見られ、登山道を彩っている

4/24 12:25

本当に新緑に癒される〜♪

4/24 12:28

第一見晴への分岐

ここもスルー

4/24 12:35

ふぅ、どうにか妙義神社に到着〜

4/24 12:36

丁寧にお礼を！

4/24 12:37

それにしても妙義神社から見る景観は素晴らしい♪

4/24 12:42

道の駅「みょうぎ」内を通過し、

4/24 12:48

階段を降り、橋を渡ると駐車場に到着っ！

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-870 Tough オリンパス

装備

個人装備

ヘルメット 簡易ハーネス用スリング＆カラビナ

感想

やまハチ

今週は、いつかは行かなければならないと考えていた妙義山にチャレンジすることに。
しかし、予習をすればするほど、高所恐怖症でチキンの自分が行けるのか不安がてんこ盛りになるも、男になりたい一心で計画を進める。
ルートは表妙義の稜線を縦走することとし、エスケープルートにタルワキ沢コース、ホッキリ、第四石門へのエスケープルートを設定する。

前夜に現地に向かい、道の駅「みょうぎ」で車中泊するが不安で熟睡できず…

当日の山歩きは写真にて！

メモ）my クサリ場コレクション
○【クサリ場コレクション】 紅葉がピークの両神山（八丁尾根）　2012/10/21
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-236537.html

○色んな意味であつかった！　八海山（大倉口コース）　2015/8/2
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-689373.html

○花レコ作りに荒沢岳へっ！　でもそれどころではなかった…　2015/6/14
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-659594.html

○紅葉の稜線に感極まる上州武尊山・不動岳　2012/9/29
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-228665.html