初めてレンズ雲を見た早池峰山（48）

2025年08月10日(日) [日帰り]

• GPS: 05:51
• 距離: 9.7km
• 登り: 888m
• 下り: 900m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:42
• 休憩: 0:58
• 合計: 5:40

距離 9.7km 登り 888m 下り 900m

4:47 河原坊
5:18 5:20 小田越
5:49 5:56 御門口
6:18 小田越コース二合目
6:23 6:27 小田越コース三合目
6:29 小田越コース四合目
6:39 6:40 御金蔵
6:45 小田越コース六合目
6:53 6:55 小田越コース七合目
7:01 7:02 天狗の滑り岩
7:06 7:08 小田越コース八合目
7:11 剣ヶ峰分岐
7:17 門馬コース分岐
7:21 7:29 早池峰山頂避難小屋
7:30 7:45 早池峰山
8:02 8:03 早池峰山頂避難小屋
8:08 8:13 門馬コース分岐
8:20 剣ヶ峰分岐
8:28 8:31 天狗の滑り岩
8:36 8:37 小田越コース七合目
8:42 小田越コース六合目
8:46 8:47 御金蔵
8:52 8:53 小田越コース四合目
9:00 9:08 小田越コース二合目
9:29 9:30 御門口
10:06 10:10 小田越
10:31 河原坊
10:32 ゴール地点

天候

曇りのちガス＆少雨。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

河原の坊駐車場は朝四時で5割くらい埋まっています。帰りは路駐もありましたが、監視員の誘導があったようです。

コース状況／危険箇所等

私の靴的にも、雨の蛇紋岩はよく滑ります。

一合目から山頂まで、雨風を防げる箇所はほとんど限定的ですので、雨具はすぐに取り出せるようにしました。

写真

8/10 4:39

朝焼け。駐車場は5割くらい埋まってました。

8/10 4:41

これコンプリートしたこと無いなぁ。クマ情報ありがたい。

8/10 4:42

今日はこっちから。

8/10 4:43

攀ぢます。

8/10 4:47

静かな森。

8/10 5:06

晴れ間。気がはやる。焦らずペース乱さず。

8/10 5:18

登山口。監視員さんご苦労さまです。

8/10 5:22

七里河原。しっとり。

8/10 5:49

「乾葡萄」と歌われたコメツガの球果。

8/10 5:51

一合目御門口を抜けると、三陸の方に朝焼け。

8/10 5:51

神様降りてきそう。

8/10 5:53

風が南から。暑くなく涼しい。

8/10 5:55

あきのさん。秋だね。

8/10 5:57

ナガバキタアザミはこれからたくさん咲きそう。

8/10 5:57

パカッと開いてピンクの花が咲きます。アザミとは言え、あまり主張せず控えめなの良いな。

8/10 6:00

ウメバチソウもたくさん。

8/10 6:05

ホソバツメクサは種子モード。

8/10 6:06

青い峰々の先に花巻市街

8/10 6:13

ハクサンジャシン。詩の釣鐘草は時期的にこの花のイメージかな。

8/10 6:15

ハイマツの下でひっそりなハヤチネカラマツ。

8/10 6:37

5合目見えました。

8/10 6:38

今日もお世話になります。

8/10 6:40

ホシガラス。美しいな。

8/10 6:40

変なふうに撮れた。着陸寸前。

8/10 6:41

ハイマツを食べてる。

8/10 6:41

ハイマツに頭をひょこひょこさせて、お口にご飯。

8/10 6:53

蛇紋岩。もうすぐ天狗の滑り岩。

8/10 7:03

今日は良い眺め。

8/10 7:07

薬師岳。蒼く美しいなあ。遠野盆地、まだ見えてる。

8/10 7:07

8/10 7:11

剣ヶ峰分岐すぎて。

8/10 7:12

枯れ木。渇水と高温によるストレスか。過酷。線虫や害虫による跡は無かった。

8/10 7:25

山頂。静かで、風が冷たい。

8/10 7:26

あそこを登ってきた。

8/10 7:29

観音さま。

8/10 7:30

母なる北上山地。

8/10 7:34

ミヤマアケボノソウ。蕾のたくさん。あけぼのらしく、夜明けの妖艶さ。

8/10 7:37

ハヤチネウスユキソウ。ちょっと今年元気無い。

8/10 7:38

白と黒と。ハヤチネウスユキソウは葉に綿毛を付けて乾燥から身を守り、全体を大きく見せることで、生存競争での進化を遂げてきた。アケボノゾウはなぜこの色なのだろう。

8/10 7:39

タカネナデシコさん。こちらも妖艶。。

8/10 7:40

中岳、鶏頭山、ニセ鶏頭、毛無森山。雲海になってら。

8/10 7:40

少な目だけど元気に働くハナアブ。

8/10 7:42

ハイマツの下で。

8/10 7:44

小ぶりなハナバチ。寒いからか動きは緩慢。頑張って。

8/10 7:48

大休憩。

8/10 7:53

おや。レンズ雲？

8/10 7:58

東に変な雲。

8/10 7:58

レンズ雲。広がって3段になった。

8/10 8:00

うわ。目玉みたい。うねうね動いて。これは天気変わる？

8/10 8:01

遠野盆地に雲。

8/10 8:06

帰り道にミヤマアケボノソウ。

8/10 8:13

やっぱり。雲がやってきた。雨も。

8/10 8:27

ガースー

8/10 8:28

雲が登っていく

8/10 8:35

竜ヶ馬場は晴れたり曇ったり。

8/10 8:45

お世話になりました。

8/10 8:47

雨でさらに滑る。

8/10 9:02

ナンブトウウチソウ。今年はどうだろう？

8/10 9:06

雨に潤ってシャキッとしている。

8/10 9:10

「なめらかでやにっこい緑や茶いろの蛇紋岩」

8/10 9:18

順番に咲いてくのね。

8/10 9:28

一合目まで降りてきた。身支度を整える。振り返って、「霧のジェリー」に食べられた早池峰山。

8/10 9:30

雨降ってコメツガも青々しく。

8/10 10:12

舗装路から。崩落して押し下げられた森林限界がくっきり見える。

8/10 13:01

帰りに桃買いました。今年は高温で苦労されたとか。1個100円なりよ。

撮影機器：

NIKON D300 NIKON CORPORATION

motorola edge 50 pro motorola

感想

44ykpn

人間社会では、見た目ヤバそうなやつは大抵いい奴だが、自然界では、見た目ヤバそうなやつは大抵ヤバい。

今日は「レンズ雲」を初めて見て、それが二重三重に大きくなっていって、気づいたら雲に巻かれて雨に振られた。

事前の下調べでは、風も穏やかで雷雨の可能性は14時以降と想定していた。

登りでは、上層雲があるだけで下層中層はおおむねクリア。遠くまで良く見えたが、山頂に着くころには遠野盆地は雲に覆われて、雲海だ！と喜んでるうちにその雲が風に乗ってやって来て早池峰山もペロリと飲み込まれた。

先週は滝汗をかいたお山、今日はアウター着てちょうどよい。山頂は手が冷たく感じるほどの風と気温。

久しぶりにカッパを着られて嬉しかった。古いモンベルだが、6月の八ヶ岳前に自分で撥水加工をして以来一度も着てなかったから、撥水性も確認できた。…ムラがあった（笑）

先週の酷暑から一転、雨が多く気温が上がらなかったせいか、コイチョウランやミヤマアケボノソウは1週間前と同じ状況。でも森も山も雨に潤っていた。

早池峰山総合休憩所の見頃一覧は、またしてもコンプリートできず。監視員さんの視点は、やっぱりすごい。

山頂では草餅を頂く。旨い。。…今日は泣かなかった（笑）アイスコーヒーを持ち込んだものの、体感気温的にホットコーヒーが良かったかなぁ。季節を感じる。

今シーズンから履いているキャラバンの登山靴は、荷重が軽いせいもあるんだろうけれど、濡れた蛇紋岩では本当に滑る。

モンベルのトレールグリッパーがどれだけ凄かったかを思い知る。キャラバンは履き心地がとても良いので、うまく付き合ってこう。

ところで最近の傾向として、登山の皆さんの足元は昔モンベル、今スポルティバってくらいに後者の比率が多いように感じる。

体力が余ったので、帰りの舗装路は負荷を上げて歩いた。

明日で宮沢賢治さんの「山の晨明に関する童話風の構想」から100年。今日はその「構想」を目で見て感じながら歩くことができた。

監視員さんが補修グッズを背負って登っていかれた。本当に頭が下がる思い。

うまく表現できないが、やっぱり早池峰山。なにかこう久しぶりに心が潤った山行だった。ありがとうございました。


賢治さんの詩に関する考察はこちら。
https://note.com/44yonkopen/n/n15c61eb4a8ff