地蔵山・愛宕山《日本三百名山》


- GPS
- --:--
- 距離
- 27.3km
- 登り
- 1,735m
- 下り
- 2,042m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 8:53
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
下山口:阪急嵐山線嵐山駅 |
写真
感想
今日は、京都市内から西北に見える愛宕山(924m)に行って来た。当然一つだけではなく山陰線の八木駅から京都交通バスに乗り八木町神吉の中ノ庄バス停で降り登り始めた。千歳山、鎌ヶ岳、三頭山、1等三角点「地蔵山」のある地蔵山、愛宕山(924m)、小倉山の6峰を登った。千歳山(627m)は、西峰(627m')を伴った双耳峰で山頂南側に3等三角点「神吉」(622m)がある。展望は得られず八木町から右京区京北町に抜ける国道477号線の峠の北側に下り立った。細野川支流の貯水池の脇を通り鎌ヶ岳(623m)に登り返すがこの山にも展望はなく星峠へと下った。八木町神吉と京北細野町を結ぶ古道で嘗てはそれなりの通行があったようだ。
三頭山への登り返しはなだらかに始まり山頂に近づくと急登となった。三頭山(728m)はその名のとおり3つの頭があり「みつづこやま」と呼ばれている。主峰には3等三角点「細野」があり近くを送電鉄塔が通っている。南尾根を下り芦見峠に達すると地蔵山への嵯峨越畑へのメイン登山道で登山道が確りしてきた。地蔵山(948m)は、此の山域の最高峰で愛宕山の背後でひっそりとした存在感がある。南側のP917には電波反射板がありランドマークのような存在となっている。
南に進むと戦前まであった愛宕スキー場の跡に到り、滝谷の源頭のなだらかな斜面の向こうに地蔵山や竜ヶ岳(921m)の姿が対になって望めた。愛宕山は山頂に1,300年前から愛宕神社があり三角点選点の時山頂を諦め、北側の小高い所890mの箇所に3等三角点「愛宕」が設置された。愛宕山の標高は924mで京都市東北の比叡山848mより高くこの両山は京都市民にとって心の安らぎであり誇りの山だ。ここは全国の愛宕神社の総本社で参拝者、ハイキングの家族連れなどで賑わっていた。
表参道を下り清滝渡猿橋から清滝川沿いに下り落合橋に到った。府道50号線を歩いて六丁峠に到ると最後の山、小倉山(296m)を目指した。小倉山は小倉百人一首の“小倉”の名の山、僅か296mの山だが嵐山渡月橋から見ると鍋を伏せたようなその姿の優美さが嵐山の景勝を引き立てている。中腹からの眺めは抜群で嵐山の風情、京都市内が一望できる。山陰本線複線電化工事の際、嵯峨は風致地区で保津峡側は厳し渓谷でのため工事用道路が付けられず、新トンネル掘削の残土を小倉山の山頂から縦鉱を穿ち運び出した。山頂に一時保管し本来直ぐに撤去すべきところ、完成後もそのまま放置してしまいJR西日本が社会問題を惹き起した曰くの山だった。
亀山公園に下山し嵯峨嵐山駅に一旦立ち寄るが阪急に乗るべく渡月橋を渡り振り仰ぐと小倉山を従えた愛宕山が優雅に横たわり、最も素晴らしい愛宕山の写真が撮れた。
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