那須茶臼岳 春の嵐で縦走断念
- GPS
- 08:03
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 586m
- 下り
- 1,216m
コースタイム
- 山行
- 2:54
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 3:22
天候 | 1日目 雨と風 2日目 高所は暴風、霧雪、雲の流れの早い荒れた天気。 下山するに従い、やや強めの風に晴れ間 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
マイクロバスで那須高原休暇村→ロープウェイ山麓駅→山頂駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●当初計画では、2日目は三斗小屋温泉から隠居倉を経て朝日岳、清水平を経て三本槍岳、中の大倉尾根下山の予定でしたが、荒天の暴風で稜線が滑落の危険有との判断でエスケープ。深山ダムに向けハイキングしながら下山となりました。 ●ロープウェイは強風時は運行しない。 ●茶臼岳は活火山、現在は噴火警戒レベル1。 山頂周辺は岩やガレ等で歩きにくく、足元に気を付けたい。 三斗小屋温泉に向かう途中のガレ場は崩れやすく、落石多発地帯。 稜線は、遮るものがなく強風が吹きやすい。 今年は残雪少なく、アイゼン不用でした。 ※後述 4/29以降の低温、降雪で状況が変化したようでアイゼン帯同もご考慮ください。 ●4/29は低気圧の影響で、三斗小屋温泉の外気温は朝9時で0℃以下でした。 さらに強風で細雪まじり、春山は防寒具を持ちましょう。 |
その他周辺情報 | ●宿泊した三斗小屋温泉、煙草屋旅館は老舗の奥ゆかしい宿。 控えめながら筋の通ったもてなしに好感を持ちました。 お風呂は24時間露天風呂(混浴)、女性専用時間帯有。 館内風呂(混浴)、女性専用時間帯有。 内風呂(女性優先) ●那須高原は、高級別荘地のある観光地。ハイキングコースや、殺生石などの名勝、お洒落な店やレストラン、那須御用邸がある。 下山後、休暇村那須の大丸温泉で入浴しました。 |
写真
装備
個人装備 |
雨具
雨用手袋
防寒具
ニット帽
着替
新聞紙(濡れ靴の湿気取用)
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感想
那須三山縦走計画の天気予報は、台風並みの低気圧の通過で1日目は風を伴う雨、2日目は西高東低の暴風と寒気。
ツアーをキャンセルしようかしら?との考えも頭をよぎる。
山は晴れた日ばかりではない。サバイバルな天候も山の魅力の内と、雨具と防寒具と着替をザックに詰めます。
1日目は雨と風の中、1座目の茶臼岳に登頂。
火山特有の荒れたガレ場を歩く。
一旦下りながら、三斗小屋温泉の老舗、煙草屋旅館に宿泊し、温泉で冷えた体を温めます。
宿は山の懐にあるのですが、夜中は雨と風が吹き荒れていました。
2日目の朝、陵線は暴風で滑落の危険もあるので登山は中止。安全な深山ダムを目指すルートで下山すると告げられました。
雨は止んだものの、強風と時折混じる細かな雪と寒さに、稜線の厳しさは予想できます。
気持ちを切り替え、深山ダムまでの春浅い林間コースを下山して行きます。
雪が解けて草木は芽吹き始めたばかり。いろいろな植物の葉が見られ、咲き始めた花もありエンレイソウが早い。始めて見たウスバサイシン(カンアオイに似ている)。
麓に近づくと山桜の淡いピンクと木々の萌黄が鮮やで、トウゴクミツバツツジも咲く。
深山湖の水の青さは温泉成分が流れ込んでいるからかしら?
ガイド氏のお国訛りも、この地に来た証。
那須高原街まで下ったら、ゴヨウツツジの白色が明るい。
下山後も下界は晴れているのに、那須岳周辺は雲の中かと思えば山が現れたりと変動する。那須塩原駅からようやく見えた那須岳山群のシルエット。山頂ドームを指しながらあそこに立ったんだネと山友達と確認し合う。
多分、明日はいい天気。
※後述 帰宅後、報道などで4月29日から30日にかけて各地で雪などの荒天による遭難が相次いだことを知りました。春山は侮れません。
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