光岳(芝沢ゲート往復)



- GPS
- 15:26
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 2,498m
- 下り
- 2,495m
コースタイム
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 9:56
天候 | 1日目:雨のち曇り時々晴れ 2日目:霧のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
行きは松川ICまで、帰りは飯田ICから。 ※帰りの8月17日はお盆休み最終日とあって大渋滞を覚悟したが、結果的には上野原IC手前から小仏トンネルまでという標準的な渋滞区間で済んだ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【芝沢ゲートまでの自動車区間】 国道152号線(秋葉街道)から芝沢ゲートまでが特に道幅が狭く、下栗の里のヘアピンカーブあたりが核心部と言える。 行きは霧の視界不良もあって、運転にかなり気を遣った。車酔い対策推奨。 <水場>命水一本木:秋葉街道から下栗の里へ続く道に入ると中腹にある。 【登山道】 <全体> ほとんどの区間を樹林帯を歩く。ヒルに注意。 <区間ごと> 芝沢ゲート-易老渡:舗装路歩き。落石注意 易老渡-面平:くねくね登り、続いて尾根登りになる。傾斜が急。 面平-三角点:面平付近は緩やかな苔の森といった雰囲気。三角点へは更に登る。 三角点-易老岳:ちょっとしたトラバースと両端の切れた急斜面がある。滑落注意の看板と虎ロープあり。 易老岳-三吉平:稜線より信州側を下ったり登ったり。ぬかるみが目立った。道で無いところにピンクテープもあった。 三吉平-静高平:涸れた沢沿いを登っていく。登り切ると傾斜が緩くなると同時に空がはっきり見えるようになる。 静高平-光岳小屋:ほとんど緩やかな道で、イザルガ岳分岐付近は平らな木道になる。 光岳小屋-光岳山頂:樹林帯を登って下ってとなる。山頂より少し光石側に展望台がある。 光岳山頂-光石:引き続き樹林帯を行く。光石へは急斜面の下りとなる。光石は珊瑚が隆起したものらしくチクチクした感触で、ウェアの擦り減りが気になる。 <水場>静高平:看板付近にも取水口があるが、更に上流にもある。 <お手洗い>芝沢ゲート、易老渡やや西側(右岸)、光岳小屋 <携帯トイレブース>三角点付近の面平側、三吉平付近の静高平側に各1ブースずつ設置されている。 |
その他周辺情報 | 下栗の里:「日本のチロル」と呼ばれる景勝地。雲海や紅葉に重なると特に綺麗らしい。 やきにく徳山:いかにも地元の焼き肉屋。飯田市は人口あたりの焼き肉屋の件数が日本一らしい。 ほっ湯アップル:とろみのあるアルカリ泉。露店風呂あり/サウナ・水風呂無し。600円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ゲイター
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
携帯トイレ
ストック
|
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備考 | ヒル対策必須 |
感想
今年の夏の目標の一つが、芝沢ゲートから登る光岳でした。
1月に挑んだ時にはワカンを履いていても沈み込みにひどく悩まされ、とにかく大変でした。
このときはどうにか登頂こそしたものの、光岳は来るものを拒み続けている印象を持ったし、とてもその先の光石までは行けなかったし、改めて登り直したいという気持ちになったのでした。
さらに、冬季開放をしてくださっていた光岳小屋には感謝の気持ちでいっぱいで直接お礼を言いたかったし、登山道の夏の姿を見てみたいという気持ちもありました。
こうして夏にグループで目指すことになりました。
<移動について>
新宿から松川ICまで3時間くらい、さらに松川ICから芝沢ゲートまで2時間近くかかりました。
しかも、秋葉街道から下栗の里へ向かう道に入ると幅も狭く、霧も出ています。
芝沢ゲートが近づくと道も凸凹してそれなりに揺れます。
スタート地点に立つまでのアクセスがとにかく大変です。
<天気について>
スタート時は雨で、登山道を歩いているうちに雨も止んで日差しを感じられるようになりました。
ヒルが出やすい状態にはなってしまいましたが、比較的涼しく歩くことができたのはよかった点です。
あいにく2日目の朝は霧となってしまいご来光は叶いませんでしたが、前日同様に歩きやすい天気だったと思います。
<道のりについて>
序盤は急登だし、易老岳からは下ってしまうし、距離も決して短くはないし、途中に売店も無いし…ということで楽ではないのですが、仲間と一緒だったこともあって楽しさの方が遥かに強かったです。
気になったことといえば、とにかく途中でお腹が空いたこと。知らない間にヒルにやられてしまったことだと思います。
静高平から先は予報に反して天気も晴れたし、傾斜もほとんど無くなったし、湿原が絵になるし、小屋ももうすぐということで楽園だった記憶です。静高平の冷たい水も美味しく、生き返りました。
山頂近くの展望台や光石の眺めもよかったし、ほとんどがいい思い出です。
(個人的には1月に苦労した地点の夏の姿を見られたことも大きく、懐かしさと好奇心が入り混じって辛さを感じにくかった気もします。)
<小屋について>
今回は小屋自体が目的地でもあったので小屋に泊まることにしました。
あいにくご主人は怪我により不在ではあったのですが、可愛らしい板書や一人一人に用意された小物入れなど、ご主人の工夫があちこちに感じられます。
大きくないからか、親しみやすい規模感も心地よいです。
夕食時には小屋番さんから翌日の天気の発表とともに付近の動植物の紹介もあり、ますます光岳全体に愛着が湧いてきます。
(さらに、仲間の誕生日祝いにも写真撮影などご協力をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。)
<下山後について>
計画よりも早く下山できたので下栗の里のビュースポットにも行きました。
紅葉でも雲海でもありませんが、丘の上から見える急斜面の里は見ものです。
昼食の場所を探すなら飯田市内で、飯田といえば焼肉が有名です。
温泉は昼食後にすることにして、市内の焼き肉屋を目指すことになりました。
選んだお店は、いかにも地元で愛されるお店という佇まいで大満足です。
帰りの高速道路もお盆の最終日ということもあって大渋滞を覚悟していましたが、幸い標準的な程度で済んでしまい、とても恵まれた山旅になりました。
<全体について>
直前の予報も決してよくはなかったし、どうなることかと思いましたが、仲間の皆は文句も言わずによく頑張ってくれました。
ソロで来ていても冬の記憶を辿りながら楽しく歩けたとは思いますが、仲間と来られたおかげで、初めから最後まで楽しかったのだと思います。
小屋もとても温かく、感謝は尽きません。
とにかく過酷と言われがちな光岳。
私には思い出深い山です。
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