甘利山と千頭星山

2025年08月17日(日) [日帰り]

• GPS: 05:12
• 距離: 8.9km
• 登り: 661m
• 下り: 650m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:15
• 休憩: 0:58
• 合計: 5:13

距離 8.9km 登り 736m 下り 732m

5:53 スタート地点
6:00 甘利山グリーンロッジ駐車場
6:02 つつじ苑
6:10 1671.8ｍ点〈点名「絶頂」〉
6:26 鍋頭
6:27 6:31 甘利山
6:59 7:01 奥甘利山
7:45 7:46 御所山・青木鉱泉分岐
7:50 大西峰
8:01 8:02 原っぱ
8:10 千頭星山
8:21 9:02 鳳凰山展望箇所
9:14 千頭星山
9:21 原っぱ
9:32 大西峰
9:36 9:37 御所山・青木鉱泉分岐
10:09 10:15 奥甘利山
10:45 10:46 甘利山
11:05 11:06 甘利山グリーンロッジ駐車場
11:06 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

グリーンロッジ前の駐車場で車中泊。22時頃の停車時には先行車2台。朝も10台程度。帰りの際も空き十分。きれいなトイレもあります。ただ8/9にここにクマが出たそうです。まあ、いるわな・・・以前来た際夜やたらと鹿が走り回っていましたが、今回は1頭も会わず。ウサギ一羽のみ。

コース状況／危険箇所等

甘利山までは歩きやすく大変整備されています。甘利山から先千頭星山までは笹が結構道を覆っているので結構濡れます。暑い日はかえって気持ちよいかもしれませんが、気温が低い日はカッパやスパッツを装備した方が良さそうです。急傾斜な部分があるので、落差が大きかったり滑りがちだったりしますが、整備はされており危険なところはありません。千頭星山から先は本格的な登山道となり、慎重に歩を進める必要があります。展望所の手前は結構な急斜面です。

その他周辺情報

駐車場前のつつじ苑でソフトクリームゲット！ジビエカレーなど食事も可。

写真

8/16 22:23

前日夜に駐車場着。下界は雲がたなびいて幽玄。

8/19 20:40

上空は雲が多いながら天の川も見えました。数枚スタックした画像なので撮影時は違います。22時半頃撮影です。

8/17 4:55

早朝。駐車場の真ん中の杭の上でホオジロが縄張りを主張！

8/17 5:00

明けてきました。

8/17 5:13

東の遠くの空に陽が当たってきました。1200mmで撮影。

8/17 5:14

なんでこんな形状になるのでしょう。不思議！

8/17 5:18

陽が登ってきました。

8/17 5:36

この景色を見ながら朝飯です！

8/17 6:09

露が付いたハクサンフウロに陽が当たります。

8/17 6:14

マイタケの仲間？直径50cmはあったような。

8/17 6:15

マルバダケブキがそこらじゅうで花盛り。

8/17 6:15

きれいです。

8/17 6:17

青空も見えます。

8/17 6:20

富士山はうっすら。

8/17 6:23

これだけ見るとものすごくいい天気に見えますが、周りはガスがたなびいていました。

8/17 6:24

ワレモコウも見頃。

8/17 6:24

千頭星山はガスの中。

8/17 6:32

エゾカワラナデシコがまだ残っていました。

8/17 6:41

甘利山を超えるとサルオガセの仲間がたくさんついたカラマツ林になります。

8/17 6:46

ツリガネニンジンもあちこち咲いています。

8/17 6:53

山の裾野は晴れていますが上部はガスが行き交います。

8/17 6:57

ササが濃いところはかなり濡れました。

8/17 7:01

奥甘利山。ここからすぐですが、あまり面白いところではありません。

8/17 7:35

すこしダケカンバが混じります。

8/17 7:45

青木鉱泉との分岐。ここから傾斜はなだらかになります。

8/17 7:57

ここが「原っぱ」というところでしょうか。

8/17 7:58

稜線の向こう側はそれなりに良い天気のよう。

8/17 8:04

最後の登りです。

8/17 8:13

千頭星山の頂上を過ぎて少し平らな道を進みます。
少し陽が当たってサルオガセがきれい。

8/17 8:14

キラキラしています。

8/17 8:24

鳳凰山展望所に着きましたが、稜線は見えませんでした。

8/17 8:24

この辺りから岩場があるのでヒメシャジンが沢山咲いていました。

8/17 8:25

イワインチンが少しありますが、開花したものはありませんでした。

8/17 8:59

ツマジロウラジャノメがキベリタテハを追い払って岩場を占拠していました。小さいのに強い！

8/17 9:06

展望所でコーヒーを飲みながらだいぶ粘りましたが晴れないので戻ります。

8/17 9:10

陽は差すんですけどね・・・

8/17 9:14

頂上に戻ってきました。

8/17 9:15

頂上付近の森も幽玄です。

8/17 9:34

年期を感じさせる看板。

8/17 10:03

ガスに巻かれましたが、これはこれでいい感じ。

8/17 10:13

ウラギンヒョウモンがたくさん飛んでいます。

8/17 10:14

イチモンジセセリも。イネの害虫だけどな・・・

8/17 10:15

オオマルハナバチでしょうか。前刺されたなあ・・・

8/17 10:18

スジグロシロチョウの仲間も結構飛んでいます。

8/17 10:18

ツマグロヒョウモン雌にからむスジグロシロチョウ。

8/17 10:19

ツマグロヒョウモン雄にもからみます。

8/17 10:21

クジャクチョウもいました。

8/17 10:42

まだコウリンカが残っていました。

8/17 10:43

ルリトラノオが見頃。

8/17 10:45

柵のなかでオミナエシががんばります。

8/17 10:48

ヤマノコギリソウ。

8/17 11:03

最後の舗装路の登りがしんどい。

8/17 11:05

戻ってきました。青い屋根のつつじ苑でソフトクリームでまったり。

8/17 11:17

下界は暑そうです。

天気のせいで気温はほぼ横ばいでした。

撮影機器：

OM-1 OM Digital Solutions

感想

rinchoku

　月末空木岳に行く予定なので、今回はトレーニング登山。天気も良さそうで人の多くなさそう、ということでここにしました。以前ここに来た時、やはり車中泊のため夜中に上がってきたのですが、その際はそこら中に鹿がいて往生しましたが、今回1頭も鹿に遭遇しませんでした。なにかしたのでしょうかね。そのかわり？駐車場のパイロンの貼り紙に8/9にここで熊が出没したとありました。まあ、いて不思議のないところですから注意しましょう。

　夜明け前駐車場で写真を撮影していたら、結構多くの人が山に入って行きました。歩いて5分ほどで富士山も見える展望所があるので、そこへ行くのでしょう。雲も多かったこともあり我が家は駐車場で朝を迎え、朝食を食べてから出発しました。まあ、ツツジがメインのエリアなので人はあまりおらず、登山中に会った人は20名以下でした。でも秋の花が咲き始めており、その点でも楽しめました。

　甘利山までは、一般的な登山者ではない観光客もグリーンロッジを利用して登るためか非常に道は整備されています。鹿対策の柵も縦横無尽に張り巡らされ、植物が保護されています。甘利山から先は登山者向けとなり、ササが道を覆っていたり、結構な急傾斜があったりします。ただ千頭星山から先は本格的な登山者向けという感じになり、気を使って歩くことになります。

　8時も過ぎれば結構晴れ渡るような予報でしたが、駐車場より上のエリアは常にガスが沸くような状況が続き、すっきり晴れる状況には会えませんでした。千頭星山の先の鳳凰山展望地でも下の方はずっと見えましたが、ガレ場から上のガスは晴れることはなく、鳳凰山は全く望むことができませんでした。ここで晴れ間を期待してコーヒーブレークをしましたが、悪化傾向だったので、あきらめて戻ることにしました。このあと進む先でも眺望は得られませんでしたが、マルバダケブキが咲き乱れるエリアではチョウやハチも飛び回り楽しめました。

　甘利山からは。同じ道を戻るのも芸がないと思い少し回り道をしたのですが、この道は機械で資材などを上げるために整備したものらしく、両脇ササ藪で広い道があるだけで面白味はありませんでした。そのうえ最後は舗装路の上り坂ということで、もう二度と通らないことを誓いました。

　最後はつつじ苑でソフトクリームをいただき締めました。遠望は全く効きませんでしたが、涼しい草原と森をチョウや花と戯れながら楽しい山行となりました。