京都北山 花脊峠・京見坂・芹生峠・柳谷峠・滝谷峠
- GPS
- 07:53
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 718m
- 下り
- 1,025m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
京見坂から芹生峠間は道なし。地図・コンパスまたはGPS必携。芹生峠から滝谷峠・柳谷峠分岐に出たあとの780mピークからの南進ルートの道が不分明。直谷側から滝谷峠への道も荒れている。 |
写真
感想
退職祝いに、GPS(Garmin Etrex 30x)をいただいたので、前から行きたかった京見坂から芹生峠、柳谷峠の区境(左京区と右京区の境界)尾根をたどることにした。北アルプスでは大荒れだったようだが、京都北山は快晴で、暑くもなく快適な一日だった。
スタート地点の花脊峠に忘れ物をしたので、天狗杉からとりに帰る。これで30分のロス。天狗杉は3年前に来たときより木立の緑が薄く、見通しがよすぎてどちらにでも下降できそうなため、山頂から旧花脊峠に降りようとした時にルートを誤ってしまった。
旧花脊峠で、オートバイに乗った4人組に会う。これ以降、芹生峠から柳谷峠に向かう途中で、一人の自転車乗りと一人のハイカーに会っただけで、二ノ瀬に降りるまで誰にも会わなかった。ゴールデンウィークにもかかわらず、北山に入る人は少ない。
京見坂から区境尾根に入る。このとりつきは、確かに事前に下調べをしておかないとわかりにくい。とりつきから送電鉄塔のある780mピークまでは、関電の巡視路を示す砂止めに沿って歩く。780mピークはだだぴろいので進行方向を間違えてしまったが、GPSのおかげで方角を修正できた。GPSの効果を実感できたが、しかし画面が小さく、老眼の身には見にくいのがつらい。また画面の書き換えがおそいのもイライラさせる原因である。
鉄塔ピークを越えてから、そのあとも小さいピークをいくつがこえていく。このあたりは、尾根がはっきりしない。それぞれの谷の源頭が浅くて広いので、迷いやすい。いちばん迷いやすい780mピークを過ぎたところで、昼飯を食べる。この区境尾根にはテープ類もほとんどなく、踏み跡も薄いので、地図読み山行に不慣れな人は入らない方がいいだろう。
芹生峠に出たあと、貴船方面から来たサイクリングの人に会う。芹生峠の頂上を芹生側から貴船方面に越えたあとで、右手の樹林に入り、伐採あとを稜線まで急登し、柳谷峠と滝谷峠との分岐に出る。まだ時間があるので柳谷峠にむかう。
京見坂から芹生峠までの区境尾根に比べると、芹生峠から柳谷峠の間は随所にテープがあり、踏み跡もそれほど薄くない。しかし、790mピークで区境尾根が南に屈折している箇所は迷いやすいので注意(昭文社の山と高原地図「京都北山」では「迷」マークのついているあたり)。ここで柳谷峠から来た人とすれちがう。彼もルートを外して迷っていたようである。
しばらく歩いて柳谷峠に到着。2003年に魚谷峠から柳谷峠に出たことがある。そのころは笹藪がいたるところに簇生していたが、今回はまったく見なかった。花脊峠からここまでのルートも、すべて藪無しのすっきりした状態であった。天狗杉から降りる途中で、鹿の食害でチマキ笹が消滅しかかっており、その保護を呼びかける掲示板があったので、この藪無し状況は鹿の食害によるものなのか。それとも笹枯れによるものなのか。
柳谷峠からは直谷(細ヶ谷)におりる。全般的に谷筋はあれており、4年前の水害のためか、かつてあった道標もほとんどなくなっている。小豆坂方面に分かれる分岐も不分明であった。滝谷峠に登る道との出合まで、忠実に沢筋を下り、何度か徒渉する。途中で山シャクナゲの群落を見る。 小豆坂からの道との合流点から滝谷峠をめざす。谷沿いの道は荒れている。滝谷峠に出てからは、よく整備された道を下る。途中でユリ道をはなれ、尾根伝いに進むコースをたどるが、大岩分岐の手前でユリ道に合流する。その後二ノ瀬駅まで勝手知ったる道をおりる。17時40分頃の電車に乗って家まで帰る。
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