塩見岳


- GPS
- 32:37
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,182m
- 下り
- 2,178m
コースタイム
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 8:10
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 8:58
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
塩見小屋から三伏峠までは標高2,600m前後のアップダウンが続き、標高があまり下がらないので高山病の症状が治まらなかったのだろう。
感想
ほぼ毎年のように続けてきた元会社の同僚で二回り違いの辰年トリオのアルプス山行。今年は南アルプスの塩見岳。自分にとっては最後の3,000m峰登山になるかとの思いでスタートした。
二日間ともに良い天気。さすがに2000mを越す標高では都会の猛暑を忘れさせてくれる。おまけに南アルプスは森林限界も高いため、塩見小屋までの登山路はおおむね樹林の中を歩けるので猛烈な日差しを浴びることも少なかった。
二日目、最高の天気で明け、「いざ山頂へ」と歩き出したのだが、どうも足が重い。おまけに胸が苦しく、頭も痛い、蹲る。どうやら高山病のようだ。そこであとの二人には先に山頂へ行ってくれと頼み、自分は休みながら行けるところまでと歩き、標高2,900mを越え、西峰の山頂が望める場所まで来たところでさすがにこれ以上は危険と判断してそこで引き返した。それでも後続の人たちの温かい励ましの言葉が嬉しかった。そのおかげでこの標高までこれたのだろうと思う。
先に小屋へ戻って塩見岳登頂を済ませた二人の話しや写真を見て羨ましくは思ったが、それでも朝からの好天で周辺の白根三山、甲斐駒、千丈、南側の荒川三山をはじめ、中央アルプス、北アルプスなどの絶景を楽しむことができたことを土産にして下山した。無事にと言いたいところだが、実際は本谷山近くまで来たところで一瞬めまいを起こして意識を失いかけて倒れこんだらしい。三伏峠小屋(2,615m)から下るまではどうも高山病の影響が残っていたようだ。
これまで私が高山病を経験したのは初めて北アルプスの唐松、五竜を登った時に五竜山荘でのものであそこの標高は2,500mほどだった。それ以来、富士登山や、昨年の台湾玉山登山を含めても一度も経験をしたことが無かったのだが、本当に歳をとると少しの体調変化でも影響が出やすいようだ。今回の山行中も男性の健康寿命が72.5歳と聞かされ、もう自分はその年を越えてたんだなあと実感として痛感させられた山行でもあった。
それにしても同行してくれた二人には大変な迷惑と心配をかけることになった。改めて感謝したいし、これからは難しい山への単独登山は厳に慎まなければならないと自戒することとする。
【2025年の山行 23回目】
今回の歩行距離:25.2km 2025年の累積距離:305.2km
今回の累積標高:2,182m 2025年の累積標高:22,739m
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