トムラウシ山(短縮登山口よりピストン)


- GPS
- 13:09
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,513m
- 下り
- 1,513m
コースタイム
- 山行
- 12:32
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 13:06
天候 | 曇時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
バイオトイレあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コマドリ沢が近づくまではとにかくねっちゃねちゃ泥道。木道を置いたりしてくれてはいるが、泥まみれ不可避。コース自体は最初から山頂までわかりやすい。 |
その他周辺情報 | トムラウシ温泉大雪荘が登山口にあり。短縮登山口の道が嫌すぎたのでこっちのほうが良かったけど、今回は時間の都合上… |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
スマートフォン
スマートウォッチ
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
モバイルバッテリー
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感想
前日羊蹄山に登り、その足で短縮登山口へ。
まずその運転が辛すぎる。運転中にプロテイン飲み、BCAA飲み、とにかく筋肉疲労を少しでも回復させる。何十キロも手前から、後ろをついてくる車あり。夜の運転はただでさえ神経使うし、抜かして欲しいのにずっと一定距離を保っている。トムラウシ温泉にもついてくるので同じ登山者だろう。ぼこぼこ道の手前で一旦大雪荘に逃げてやり過ごすが、ルートに復帰するとなぜかその車、ダート手前で停まってる!!私も既にHP0.7くらいの状態で思考力ゼロだし構ってられない。そのままダートに突っ込む。即、後ろからまたついてくる車。えっマジで勘弁してください。。酷すぎる路面、スピード10キロ以下、後ろからピッタリついてくるクソジジイ(か知らんけど笑)のストレスで生命力もマイナスになり、23:00頃到着と同時に沼のように眠る。
不安しかない一夜が明け、いろいろ動かしてみたが特に痛みもなく、結構調子いい。行ける、行けるぞ!と鼓舞して進むが行けるわけないんだよねー疲れてるんだよねー。ガンガンに抜かれて、歩き始めて1時間でもう最後尾の予感。別に辛さは感じてないんだけど、いつも以上に歩くのが遅い。
道はぬかるみ、雲が多く、ずっと陰鬱な光景で気分も全く上がらない。雨もぱらつき、レインを出したりしまったりするのも「ああああああああめんどい」と叫びながらめんどい。本当に時間がかかるときは何をするにも時間がかかる。
下山者とスライドしまくり、ぶっちぎりラストで登頂して良かったことといえば一人で満喫できたことくらい。この時点で予定より数時間も遅れてる。
大朝日岳、平ヶ岳、飯豊山…私のトラウマの歴史にキミを刻むよトムラウシ…と涙目で下山開始。
前トム平でいよいよ本降りになり、「あああああああああ下履くのめんどい」と唸りながらもう少し履かずに粘っていると、前方に登山者二人。ちょっと嫌な予感がするなーと近づいていくと、助けを求められた。
その時点で私も半分遭難に足を突っ込んでいる。時間はない。人を助ける余裕も技術もない。当事者のいることなので詳細は控えるが、幸いその場所は電波のある数少ない場所だった。運がいい。15年ほどザックの肥やしだったツエルトを渡し、申し訳ないが先を急ぐ。
遭難対応に時間をそれほど費やしたわけでもないが、精神的にひどく消耗。この悪天候でヘリ飛ぶだろうかとか、どうしてトムラウシに雨具なしで来るんだよとか、あの悲惨な遭難事件を思い出し悶々としながらコマドリ沢登る。
「ああああああああああああ下山で登るのなに?!」と叫んでカムイ天上に着いた頃、麓から救急車のサイレン。同時にヘリの音。ああ良かった、ヘリ飛べたんだ!!私はあと2時間は歩くかな??マジでヘリで送って欲しいの私!はは!ははは!と泥遊びしながらの下山。
心も身体も安定した状態でなければ、この山は登るべきではなかった。ただ私がぶっちぎり最後尾でなければ、あの人たち(外国の方)が最後尾となり、果たして無事だったかなとも思う。
でもそうやって山での因果を考えるのは、この日だけでは済まなかったわけ。
つづーく!
コメント
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じゅんさんのトラウマの歴史に刻まれた山々、ワタクシが登ってない百名山ばっかりで、フルえております。嗚呼、登山やだ・・・
トラウマたちは全部、舐めてかかって返り討ちに遭ったやつです。十分ビビって備えておけば、「いうほどじゃなかったな」と思うはずです知らんけど。
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