金剛山、妙見谷／静かな沢歩き

2025年08月28日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 5.9km
• 登り: 597m
• 下り: 597m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:20
• 休憩: 0:40
• 合計: 6:00

8:20 金剛登山口バス停
9:00 妙見滝
11:40 九合目（千早本道）
11:50 12:30 山頂売店
12:40 山頂広場
13:40 タカハタ谷分岐
14:00 ツツジオ谷入口
14:20 金剛登山口バス停
14:20 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

JRと南海電車で河内長野駅へ
河内長野駅前〜金剛登山口：南海バス
金剛登山口〜河内長野駅前：南海バス
南海電車とJRで帰宅

コース状況／危険箇所等

●妙見ノ滝手前までは、林道と踏み跡がある。妙見ノ滝付近は、大量の倒木に埋もれてしまっている。妙見ノ滝は、左岸に巻き道あり。妙見ノ滝から上流は、沢歩きとなる。標高720m辺りに、大きな滝が2つ連続する。
●2017年の台風による上流部の大崩落によるものか、そこから上流は、大量の倒木、流木、大小の岩、小石や土砂が、あちこちに堆積し、あるいは、表土が洗い流されて、花崗岩が露出したりしている。
●上流部の標高860m辺りから、倒木と土砂や小石が堆積した上に水が流れる、やや幅の広い、開放的な谷となる。頭上を蔽っていた樹林が、倒されて無くなり、青空が覗き明るい。
●標高920mに、崩落した谷の跡が現れる。雨で表土が洗い流され、流れの中央は、花崗岩の露出する滑滝となっている。水の流れもこちらの方が多く、一見すると、こちらが本流と見まちがいそうだ。ここに目印のトラロープが張られていたが、今は切れて地面に落ちてしまっている。間違って、この谷を直進してはいけない。過去、ここで滑落死した人がいる。
●右手を注意深く見ていると、ややか細いながら、水の流れる谷の入口が見える。実は、こちらが本流だ。これを、登っていけば、本来の詰めの谷から、山頂売店や転法輪寺に通ずる広場に出る。
●妙見谷は、途中に土石流の跡らしきものや、上流部の、浮石の多いガレた谷を登らねばならない。大雨の降った翌日などは、崩落の危険があるので注意を要する。

写真

8/28 10:33

妙見谷林道に、ツリフネソウが咲き始めた

8/28 10:35

この花が咲き始めると、夏の終わりと秋の始まりを感じる

8/28 10:35

まだまだ、猛暑が続く毎日だが、季節は少しずつ前へ進んでいる

8/28 11:01

妙見ノ滝・・滝つぼが、倒木と土砂に埋もれて、もう何年が経つのだろう

8/28 11:02

妙見ノ滝右岸の切り立った崖

8/28 11:08

左岸の巻き道を登り、上流の渓谷に降り立つ

8/28 11:15

崖際を巻いて、谷を見下ろす

8/28 11:26

水辺に転がる青い実

8/28 11:27

マタタビの実だ

8/28 11:28

谷が開けて、滝が見えてくる

8/28 11:29

3mほどの滝

8/28 11:29

滝の向こうに、もう一つの滝

8/28 11:30

水しぶきを浴びながら、乗り越えると

8/28 11:32

見えてくる、2段6mの滝

8/28 11:32

滝の下を廻り込んで

8/28 11:33

正面から見上げる

8/28 11:33

流れ落ちる水が涼風を運び、水しぶきが飛んでくる

8/28 11:35

滝の左に、岩の段差や割れ目が見える・・ここを登っていけそうな気がする

8/28 11:38

横から見下ろす滝

8/28 11:40

崖のような滝4m・・左の流れに沿って、登れるかも、と思う

8/28 11:41

近づいて、落ち口を見上げる

8/28 11:44

左岸を巻いて

8/28 11:44

滝の落ち口へ

8/28 11:47

段々になって流れ落ちる渓流

8/28 11:49

登っていく

8/28 11:49

奥に倒木の跡

8/28 11:57

大きな岩に挟まれた斜瀑

8/28 11:58

花崗岩の岩を這い上がり、岩のゲートの中へ

8/28 12:05

3段の滝

8/28 12:06

越えていく

8/28 12:10

平坦な谷を溯り

8/28 12:12

岩を流れ落ちる斜瀑

8/28 12:14

8/28 12:14

両岸に、シダの葉が揺れる

8/28 12:15

ほとばしる流れ

8/28 12:17

滝の落ち口へ

8/28 12:17

滝の落ち口

8/28 12:18

落ち口から、流れ落ちる水

8/28 12:24

大岩が転がる谷

8/28 12:26

小滝を越えて

8/28 12:28

頭上を覆う自然林の、広い空間

8/28 12:29

花崗岩の崖

8/28 12:30

倒木の突き刺さる滝

8/28 12:30

上を見上げる

8/28 12:31

崖を越えて、なだらかな斜瀑

8/28 12:40

頭上を蔽う自然林の、広くなだらかな谷

8/28 12:41

上を見上げながら、ゆっくり歩く

8/28 12:48

自然林のトンネルを抜け、滑滝のような流れ

8/28 12:49

所どころに、小石や岩が転がる

8/28 12:50

オトコエシ

8/28 12:54

花にアサギマダラ

8/28 12:54

8/28 12:54

8/28 13:19

詰めの谷を登り、ブナ林帯へ

8/28 13:26

振り返るブナの森

8/28 13:28

笹藪を抜けて

8/28 13:38

見慣れた広場へ

8/28 13:40

広場に咲く、イヌトウバナ

8/28 13:40

ほんのり薄紫の花

8/28 13:40

ゲンノショウコ

8/28 13:41

白い花に、ピンクのメシベと、青紫のオシベが、似合う

8/28 13:44

小さなシシウド

8/28 13:44

花はまだ、閉じている

8/28 14:37

山頂売店で昼食後、下の広場へ・・

8/28 14:37

大きなシシウド

8/28 14:38

小さな花が、開いていた

8/28 15:22

タカハタ谷の水場

8/28 16:18

林道脇のシュウカイドウ

撮影機器：

DMC-FT4 Panasonic

装備

個人装備

半袖Tシャツ 長袖Tシャツ ズボン 靴下 ゲイター ゴム手袋 軍手 レインウェア 折り畳み傘 ストック 日よけ帽子 虫除けスプレー（ハッカ水） 着替え 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ カメラ

感想

arajin

　この暑さで、エアコンの効いた家の中でゴロゴロしていたら、体調がおかしくなってしまった。同じ室温なのに、暑いと感じたり、少し寒いと感じたり、夜もぐっすり眠れず、食欲がなくなり、気持ちがすっきりしない。こういう時は、山で元気をもらうしかない。
　平日の朝から、通勤電車に紛れて、ザックを背負い、金剛山に向かった。いつもの妙見谷に入ると、だんだん気持ちが落ち着いてくる。心地よい汗をかきながら、滝の流れから吹き降ろす風を浴びると、体の中に溜まっていた悪いものが、洗い流されていくような気持ちになる。
　下山して、汗でぐっしょりの服を脱いで、着替えると、身も心も新しくなったような気になり、明日からの仕事に備えた。