湯沢噴泉塔トレッキング(湯沢歩道入口in/out) ※本年39回目


- GPS
- 06:13
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 664m
- 下り
- 679m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
当日朝6時過ぎ、宇都宮某所でヤマトモCarにピックアップしてもらい、日光宇都宮道路(310円)経由で、奥鬼怒温泉郷の入口にあたる女夫淵駐車場の手前、湯沢歩道入口にある駐車場(google map上は「平家平温泉 御宿こまゆみの里」)へ乗りつけ。駐車場は3台程度駐車可能で、この日は1台分だけ泥濘を避けられるコンディション! |
コース状況/ 危険箇所等 |
※沢靴必須 ※8/30は直前数日間が晴れ基調で沢の増量なし(直前が雨だとリスクが倍加) 入山直後は湯沢の左岸を高巻く形で、踏み跡を識別可能な登山道(かつての遊歩道)を進む。ロープ垂れ下がる急登区間もあり、ロープ強度を確認しつつ使わせてもらう。ダム(湯沢第3砂防堰堤)を越え、湯沢へ降り立った以降は、湯沢を右岸左岸渡りやすいほうで遡上するのが基本。高巻く山道(かつての遊歩道)が並走する区間も多いが、基本沢を遡上するほうが楽。湯沢噴泉塔の直前は私は往復ともに高巻いたが、ヤマトモは復路のみ最深部で腰下程度の水量の沢を直進。 |
その他周辺情報 | 道中、広河原や湯沢噴泉塔では源泉(奥鬼怒温泉郷に複数ある源泉部の1つ)が吹き出し、野湯を満喫可。下山後は、東武ワールドスクウェアにほど近い、鬼怒川温泉・鬼怒川開運仁王尊プラザ(JAF割▲100円で600円)で日帰り入浴! |
写真
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=2508765&pid=293cfb76656ce2e4ba1d15ef170eeeda
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=1259023&pid=f6f1c0edd21673d1a71f1582f6214bad
ちなみに、先行したまちゃこさんの話だと、湯沢噴泉塔手前の卵インスポットだと湯温がもっと高く15分位で温泉卵になったと!
(y) au Starlink Directでのリアルタイム安全情報共有、行程中のほとんどが通信衛星経由の位置共有(赤色のピン)となりました。しかし端末によっては通信失敗率が異常に高かったので原因調査中です
感想
スマホ圏外の沢歩きと温泉を堪能しました
◆ 計画
圏外へ行きたい。
この夏はau Starlink Direct🛰を使ってスマホ圏外から家族へリアルタイムに安全確保用の位置情報を送信する仕組みの構築・改善へ取り組んでいます。
この仕組みの動作検証と不具合対応を繰り返す日々ですが、最新の対応結果を反映したバージョンを実地テストしたい、なるべく日帰りできて確実に圏外の場所で、、とhappygoさんと話していて思い当たったのが「栃木の山150」リストにある湯沢噴泉塔でした
時期によっては1mを超えて成長するという噴泉塔、世界的にも珍しい光景が広がる秘境、しかし遊歩道が整備されていたのも今は昔、年々崩壊していくルートがいつまで安全に通れるかも分からない、とよく言われる鬼怒川の奥地です。
まず間違いなく行程中のほとんどの箇所がスマホの地上基地局圏外なので、スマホと通信衛星が直接接続する場面が多いはずです
過去記録の数々、特に直近8/23のレコを大いに参考にさせて頂きました
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8592610.html
◆ 山行
序盤は斜面トラバースが主体で、ときおり倒木や崩壊気味の箇所がありますが 落ち葉の少ない時期だったので比較的安心して通過できました。落ち葉が深く積もって足場が見えない状態になると結構危険度が上がると思います。
数々の涸れ沢を超えていく箇所の中には風雨の侵食によって脆くなっている箇所もあるので、遊歩道が廃止されてからの年月を感じました
途中、各種レポ/レコで言及されている固定トラロープで高巻きする箇所はさすがに緊張感がありました
au Starlink Direct経由のリアルタイム位置情報共有、今回は行程中のほとんどが衛星経由となりました。
しかしhappygoさんの端末では位置情報送信のほとんどが失敗しており、原因調査中です
噴泉塔・野湯・ランチタイム・沢歩き・安全用の動作検証と充実の一日でした
今月、北海道(オプタテシケ山)で三百名山をコンプリートし、帰京してからは最初の山行。今日は山登りというよりは、ピークを目指すのではない、源泉を目指す沢遡上トレッキング。まずは、この秘境を見つけ、誘ってくれたヤマトモに感謝♪。
その名も湯沢噴泉塔(ふんせんとう)。湯沢とは、鬼怒川に合流する支流で、鬼怒川の源頭部の一角。噴泉塔とは、その名の通り、源泉が噴き出し続け、炭酸カルシウムなどが長年かけて堆積し、円錐形の塔を形成したもので、湯沢噴泉塔は1922年に国指定天然記念物に指定されているようです!ちなみに、鬼怒川温泉の奥、”奥”鬼怒温泉郷は、加仁湯、八丁の湯、手白澤温泉、日光澤温泉の4つの秘湯の総称のようですが、湯沢噴泉塔(野湯)は奥鬼怒温泉郷から更に2時間、湯沢を遡上することでしか辿り着けない”奥”奥鬼怒温泉といった所か。
なお、ここは「栃木の山150」なる地点に登録されているようで、そのコンプリートを目指すヤマトモから誘われるまで、存在すら知りませんでした。同じヤマトモと、昨年(2024年)6月、近隣の黒岩山へ登った後、奥鬼怒温泉の日光澤温泉に浸かりました(↓)が、まさかその更に奥にこんな神秘的な場所があったとは!
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6928928.html
ヤマレコの先人レポで、生卵を持っていき、温泉卵を作ることが多数紹介されており、今回我々も宇都宮の高原養鶏場直売所にて、新鮮な卵を調達してから登山口へ。私は源泉で湯煎したスープカレーに温泉卵をドボンと投下予定!
登山口(湯沢歩道入口)は、黒岩山同様、女夫渕駐車場へ行く道中にある3台程度停められる空地横にあります。この駐車場は泥々とのレポが多いですが、今日は1台分だけ連日の猛暑で土が乾燥しており、ラッキーでした。先行車いないので、私達しかいないと思い、8時半過ぎに入山しました!
鬼怒側本流を立派な橋で渡り終えて入山すると、しばらくは湯沢左岸を高巻く形で進むことに。定期的に湯沢噴泉塔まで◯◯kmという道標もあり、かつては(2010年頃まで?)遊歩道が整備された区間であったことを彷彿とさせます。登山道(廃遊歩道)は、倒木があったり、一部法面が崩落してたり、気をつけるべき箇所はいくつかありますが、栃百四天王(大佐飛山、黒岩山、男鹿岳、錫ヶ岳)を登っているような岳人にとって、さしたる難所は1つもないと言えます。
ダム(湯沢第3砂防堰堤)を越え、入山から1時間10分ほどで湯沢へ降り立つと、そこからは待望の「真夏の沢歩き」が始まります♪。右岸左岸歩きやすい所を歩く感じです。本格的な沢歩きは、同じ友と昨年(2024年)6月、松木川を遡上して皇海山へ登った時以来ですねー。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6957369.html
そして、道中、広い河原、その名も広河原温泉(野湯)に達する目前、なんと進行方向から早くも戻って来る女性ソロが!ヤマレコユーザのまちゃこさんでした。駐車場に先行車がなかったので、入山は我々だけかと思っていましたが、女夫渕に停めて1.3kmほど登山口まで歩いたそうで、更にこの先に6人パーティーもいるとの情報を得た後に互いの健闘を祈り、引き続きジャブジャブ湯沢を遡上していきます。
入山から1時間35分ほどで源泉部にブルーシートがある広河原温泉(野湯)へ。ブルーシートを源泉溜まりに敷いておき、復路で浸かるとよいとの記載も読んでましたが、そこまでするのは面倒なので、復路ではそのままドボン予定とし、まずは往路でご飯を湯煎セットします。卵は復路で戻って来るまで2時間も浸けておくと茹で過ぎと思い、浸けませんでしたが、コレは失敗でした。結論、卵は往路でドボンし、復路で回収(食べる)のが正解でしょう!ちなみに、リサーチ不足でしたが、温泉卵を作るのに適したもっと高温の源泉&ホールは、湯沢噴泉塔の推定300m位手前にあり、広河原温泉ではありません。我々は広河原温泉に卵をデポしてきてしまったので、そこで温泉卵を作ることは叶いませんでした!
さて、湯沢の遡上を続け、少しずつ標高を上げつつ、更に源流部へ。湯沢噴泉塔まで残200m道標地点で、噴泉塔まで高巻くのか、湯沢を直進するのか、を判断する必要があります。そこまでは適宜湯沢を高巻く道がありますが、湯沢直進のほうが速いし快適ですね。最初湯沢を直進しましたが、最深部は1m近い水深がありそうなので、往路は高巻くことにし、一旦道標までUターンし、順当に高巻いていくと、ほどなく硫黄臭漂う源泉が吹き出す噴泉塔が眼下に見えてきます。広河原温泉から1時間、入山から2時間35分、急斜面を下り終えると湯沢噴泉塔に到達です。
残念ながら肝心の噴泉塔は2011年頃の台風で折れ、その後2017年のレポで1.5mほどに再成長した旨読んでましたが、再び折れたようで、今は30cm位でしょうか。ま、これも大自然界の産物であり、その成長を楽しみにまた10年後位に再来したいかも(笑)。
そして湯沢噴泉塔では、待ちに待った野湯タイム♪。友が適温箇所を見つけてくれて、二人で代わる代わる浸かりましたー。インナーに海パンを履いて挑むトレッキングはお初で新鮮でしたが、貸切の野湯で適温箇所を探して浸かりまくるの、ワイルドな岳人という感じでサイコーです。ちなみに、誤って滴り落ちる源泉に触れると「あちち・・・」なので要注意!
復路、私は再び高巻いて戻りましたが、友は意を決してゴルジュ状の湯沢最上部を直進。最深部は腰高ほどの水深があったようですが、難なく突破したようで、二人で合流後は再び広河原温泉(野湯)まで戻り、温泉卵タイム!待っている間、私は再び野湯タイム。ただ、湯沢噴泉塔と違い、底の土が舞い上がると小汚い感じで、やっぱりブルーシートを敷くのがベストなんでしょうが、撤収が面倒な気がして・・・。野湯としては湯沢噴泉塔のほうが安心して浸かれますね。
そして、肝心の温泉卵は・・・。源泉温度(推定45℃位)が低く、25分程度じゃ全然生卵でした(涙)。この温度で温泉卵を作るなら、往路にドボンして、復路で回収(食べる)が吉で、その間2時間あればよい温泉卵ができる気がします。なお、先行されたまちゃこさん曰く、湯沢噴泉塔手前の温泉卵スポットの湯温だと、15分程度で温泉卵になったそうです!
ともあれ、宇都宮の高原養鶏場直売所で仕入れた新鮮卵は卵黄が濃厚で、生卵でもスープカレーとの相性は抜群だったので、野湯付きも鑑み、これでもヨシとします(笑)。広河原からは今夏最後の沢歩きを楽しみ、最終盤は再び湯沢を高巻き、湯沢噴泉塔から2時間、トータル4時間35分で湯沢歩道入口まで帰還と相成りました!
湯沢噴泉塔、厳冬期だと氷瀑になるのかなー!?。また、厳冬期でも湯沢噴泉塔の源泉部は雪に埋もれず、浸かれるのかなー!?。登山道までのアクセス、湯沢噴泉塔までのアクセス、共に困難を伴いそうですが、興味あります。次回来るとしたら、厳冬期かな。今回は登山というよりトレッキングでしたが、道中2箇所の野湯を組み込んだ秀逸なプランニングとなりました〜♪。
スライドしたまちゃこです!
ガッツリお風呂楽しんでますね笑
海パンまでとは!さすが大人の遊び!サイコーですね😆
温泉卵は残念でしたけど、カレーとウインナーいっぱいだし、生卵も美味しそうです!
話が変わりまして、二百も三百名山もクリアしてるのビックリ‼️ 通りで只者ではない雰囲気があったんですね😆
ymvさんの栃木百レコも拝見したことありました!ありがとうございました!150というけど176座もある..栃木の山150!頑張ってください😆 只者じゃないから簡単にクリアしちゃいそうです😅
ありがとうございました😊
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する