甲斐駒ヶ岳へ黒戸尾根から登ったらライチョウに出会えた

2025年08月31日(日) [日帰り]

• GPS: 12:46
• 距離: 20.7km
• 登り: 2,583m
• 下り: 2,581m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:04
• 休憩: 1:40
• 合計: 12:44

距離 20.7km 登り 2,583m 下り 2,581m

5:31 尾白川渓谷駐車場
5:36 白州観光尾白川渓谷キャンプ場
6:53 一合目
7:26 7:34 笹の平分岐
7:53 8:03 二合目
9:10 三合目
9:13 9:14 刃渡り
9:25 9:27 刀利天狗
9:49 9:50 五合目小屋跡
9:53 9:56 屏風小屋跡
10:13 10:19 六合目
10:27 七丈小屋
10:35 10:36 七合目
11:09 八合目御来迎場
11:31 11:37 九合目
11:52 11:53 駒ヶ岳神社本宮
11:59 12:13 甲斐駒ヶ岳
12:17 12:18 駒ヶ岳神社本宮
12:34 12:35 九合目
12:51 13:10 八合目御来迎場
13:32 七合目
13:40 13:46 七丈小屋
13:55 六合目
14:19 14:28 屏風小屋跡
14:32 14:33 五合目小屋跡
14:56 14:58 黒戸山
15:19 15:22 刀利天狗
15:44 刃渡り
15:47 三合目
16:22 二合目
16:40 笹の平分岐
17:02 一合目
18:04 18:09 竹宇駒ヶ岳神社
18:10 白州観光尾白川渓谷キャンプ場
18:15 ゴール地点

天候

くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

　尾白川渓谷駐車場に5時過ぎに到着したときには、登山口に近い舗装された駐車スペースに数台の空きがあり、その後ろの未舗装の駐車場には十分な空きスペースがありました。

コース状況／危険箇所等

　道は明瞭で、道標が新しく表示がはっきり読めるので、道迷いの心配はありません。花崗岩の山なので、基本登山道が花崗岩の上にあります。そのため風化した花崗岩の粒が岩に乗って滑りやすい状況になっています。また、雨が降ると登山道が川になるため、かなり深く登山道が侵食されています。段差が大きく進みづらい場所が何か所もあります。ただ、あまりにも侵食されたところは、新しく登山道がつくられていたり、丸太を何本も入れて底上げされていたりと、補修されています。
　擬木の階段や梯子も多く設置されています。ほぼ手すりはありません。代わりにロープや鎖が張られている場所があり、バランスをとるために利用し、慎重に上り下りしてください。
　鎖場も多数あります。補助的に使用するだけでなく、鎖を使わなければ登れない岩場も何か所かあります。けっこう腕力を必要とします。また、これらの場所では、ストックの収納が必要です。出したままだと邪魔です。
　岩場でも、段差が大きく上り下りに苦労する場所も多いです。慎重に進んでください。

その他周辺情報

【登山後の温泉】　
　尾白川渓谷駐車場から約5分のところにある「べるが」の中に「尾白の湯」があります。初めてなので、ナビを頼りに行ったら「べるが」の入り口を通り過ぎ養鶏場に案内されてしまいました。「べるが」に入っても、夕方で案内板が良く見えず、帰りも出口がよくわかりませんでした。
　尾白の湯は、北杜市外の大人830円です。露天風呂が二つあり、そのうちの一つは「赤湯」という超高濃度温泉だそうです。内湯には、サウナ、打たせ湯、寝湯、ジャグジーなどがあり、広々とした施設で、とても良い温泉でした。
【レストラン　じんぐう】
　尾白川渓谷駐車場から約9分ほどの所にあります。
　神泡超達人店ということで、プレミアムモルツの生ビールの泡がクリーミーで最高にうまかったです。また、ノンアルコールビール「オールフリーの樽詰め」もありました。料理もおいしかったです。
　

写真

8/31 5:32

甲斐駒ヶ岳へ出発

8/31 6:09

ここでエネルギー補給

8/31 6:51

ヤマホトトギスがたくさん

8/31 6:53

一合目（竹宇口　山ノ神）到着。この標識は3年前にはなかった。

8/31 7:26

笹ノ平

8/31 7:27

塩分補給のために買った塩トマト。おいしい。

8/31 7:59

石仏。甲斐駒ヶ岳は信仰の山のため、多数の石碑、石仏があった。

8/31 7:59

二合目（三十三番馬止観音）

8/31 8:24

セブンの「だし飯おむすび　ぼたんこしょう」を食べる。からくておいしい。

8/31 9:03

展望なし

8/31 9:07

笹から苔へ。グリーンロープが張られていた。苔の保護？

8/31 9:10

三合目（口ノ摩利支天）

8/31 9:13

刃渡り到着。この直前で左足つま先が石に引っ掛かり転倒。左ひざをぶつけ、スマホが吹っ飛んだが、登山に支障なし。

8/31 9:22

擬木の階段。手すりのかわりにロープがある。バランスを崩さないように注意して登る。

8/31 9:25

鎖の先に刀利天狗の石碑

8/31 9:26

刀利天到着

8/31 9:26

四合目（刀利天）

8/31 9:45

ここから下りが始まる。せっかく登ってきたのに。

8/31 9:51

結構下って五合目（屛風岩）に到着

8/31 9:53

階段や梯子の連続

8/31 9:54

ダイモンジソウがいっぱい

8/31 10:09

ちょっと展望地。青空が見えた。

8/31 10:11

橋から山が見えた。

8/31 10:13

六合目（不動岩）

8/31 10:14

剣があった。

8/31 10:15

ハシゴと鎖

8/31 10:25

この岩を登ったら

8/31 10:26

七丈小屋に着いた。

8/31 10:27

水100円　コーラ・ポカリ500円

8/31 10:28

トイレ200円

8/31 10:30

小屋裏の階段を登って

8/31 10:33

テント場へ

8/31 10:35

七合目（七丈嶽）

8/31 10:49

この風化した花崗岩を登るのか、と思って写真を撮ったが、この右に梯子があった。

8/31 10:51

大岩の上に剣

8/31 10:59

ちょっとガスが薄くなって山が見えたのですかさず撮影

8/31 11:04

八合目（御来光場）

8/31 11:04

「カリカリ梅おにぎり」を食べる。

8/31 11:11

山頂が見えてやる気が出た（甲斐駒じゃないけど）。

8/31 11:14

「祈　安全登山」の鎖場

8/31 11:16

鎖無しでは登れません。

8/31 11:16

展望なし

8/31 11:19

岩に剣。山が見えると嬉しい。

8/31 11:25

鎖場

8/31 11:32

九合目（烏帽子岩）

8/31 11:32

剣

8/31 11:36

風化した岩のオブジェ。イルカ？カメ？

8/31 11:40

青空だ。もうちょっとガスがどいてくれれば山頂が見えるのに。

8/31 11:46

ヤマレコの標高の声を励みに一歩一歩登る。

8/31 11:48

岩の上を登って行くと

8/31 11:49

甲斐駒山頂がついに見えた。

8/31 11:51

多聞天にちょっと寄って

8/31 11:52

駒ケ岳神社の脇を通り

8/31 11:53

甲斐駒山頂を見て

8/31 11:54

北沢峠からの登山道との合流地点へ

8/31 11:54

北沢峠方面

8/31 11:55

摩利支天は次の機会で

8/31 11:56

ついに山頂へ

8/31 11:57

山梨100名山

8/31 11:57

甲斐駒ヶ岳2967m。標識が新しくなってた。

8/31 11:58

鋸岳方面。ちょっとだけ雲の切れ目の展望。

8/31 12:00

ここでセブンの「ツナマヨネーズおにぎり」

8/31 12:07

長野県側は東駒ケ岳

8/31 12:07

ガスのおかげて展望全くなし。甲斐駒ヶ岳がこの世で最も高い山に思える。

8/31 12:08

そろそろ下山かな

8/31 12:14

大国主命のピークを目指して直登したら、大国主の石碑の裏に出た。前に回って、

8/31 12:18

大国主命の石碑。

8/31 12:18

駒ケ岳神社本社

8/31 12:27

なんか鳥が出てきた。

8/31 12:27

ん？

8/31 12:28

ハイマツの中に

8/31 12:28

ライチョウか？

8/31 12:28

ライチョウだ。

8/31 12:28

ハイマツから顔を出した。

8/31 12:28

出てこい。

8/31 12:28

出てきた。

8/31 12:29

すぐ近くに来た。

8/31 12:29

後姿。

8/31 12:29

目の上が赤い。

8/31 12:30

登山道を歩くライチョウ。

8/31 12:30

羽ばたいて登山道の岩を越えた時、翼が白かった。ライチョウがハイマツの中に入るのを見守って出発。でも、自分の後ろの登山者の前にも姿を見せたようで、振り返ったら登山道にいた。

8/31 12:39

なだらかに見えるが結構急坂。段差が大きく下山しづらい。

8/31 12:51

八合目手前の崩落地にピンクの花が咲いていた。

8/31 13:41

八合目で休憩し、サクッと下って、七丈小屋でコーラを飲む。前回おにぎりを車に置き忘れて、ここのコーラのエネルギーで何とか下山できた。なので、これを命のコーラと呼ぼう。

8/31 14:05

タカネビランジ

8/31 14:16

階段の連続を見下ろす。

8/31 14:21

5合目で休憩。豆大福おいしい。

8/31 14:30

ちょっと展望

8/31 14:42

ムラサキシメジ

8/31 14:54

黒戸山への登り口がわかったので、行ってみた。ここが頂上。

8/31 14:54

その奥に大きな岩

8/31 14:55

岩の上からの展望。ここ休憩ポイントになるな。

8/31 14:56

大岩

8/31 15:30

ガマガエルが登山道を横切った。

8/31 15:36

刃渡りの手前で今日一の青空

8/31 15:37

甲斐駒山頂では見られなかった鳳凰三山

8/31 15:42

日向山のビーチとその奥に蓼科山が

8/31 15:42

鞍掛山と大岩山

8/31 15:42

刃渡りを通過

8/31 16:15

侵食の激しい登山道。何か所も丸太で補修されていた。

8/31 17:54

ついに吊り橋に到着。河原に降りて川の水で体を拭いて顔を洗う。気持ちよかった。

8/31 19:34

尾白の湯830円に入る。最高。

8/31 20:05

「じんぐう」で夕食。ラーメン定食カレー付きにプレミアムモルツの生ビールを中ジョッキで飲む。合計2030円。最高。

撮影機器：

Pixel 8a Google

感想

nefu

　ここのところ天候が安定しており、雷の心配もあまりなく、一日晴れ予報だったので、2回目の黒戸尾根にチャレンジした。
　三合目を過ぎてから、けっこう頑張って登って、九合目過ぎからヘロヘロになりつつ約6時間半で山頂に到着。展望はほとんどなかったが、風もなく穏やかな天気で山頂を堪能することができた。
　今回の最大の幸せは、ライチョウに会えたこと。これまでもライチョウに出会えそうな山に登っていたが、空振りに終わっていたので、今回の初ライチョウ、幸せでした。しかも目の前の至近距離で見ることができた。本当にラッキー。疲れが吹っ飛びました。しかし、そのあとが長かったこと。次登るときは七丈小屋に泊まろうと心に決めました。