荒島岳:白山は見えなかったけど春のお花と新緑を満喫(下山〜中出コース縦走)
- GPS
- 08:05
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,268m
- 下り
- 1,427m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
JR下唯野駅まで3km徒歩、5時33分発九頭竜湖行電車で越前下山駅下車(210円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
新下山コースは登山口(標高400m)から標高1200mの稜線までロープ、鎖場が連続する急斜面を直登。正直きついです。下りにしない方が賢明。 山頂から石楠花平への「もちが壁」も急ですが、階段状に整備されているので歩き易くはある。但し、すれ違いに時間を要する 中出コースは、ひたすら長い |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は何か所かある。今回は、越前下山駅に近い新しい九頭竜温泉・平成の湯(600円)を利用。 登山バッチは、道の駅九頭竜にて購入(他にも周辺ホテルの売店等) |
写真
感想
連休山行第2弾。一寸福井県まで遠征してみました。
前から行ってみたかった百名山の荒島岳。
「白山を間近に望み、春の新緑とお花を楽しむ」の予定だった。
2012年にできたという新下山コースを登って山頂、小荒島岳を経て中出コースへ縦走する計画。その為、前日の夜走って中出コースの駐車場に車を置いて下唯野駅まで3km歩き、越前下山駅へ鉄道で移動する。ローカル線なので一番列車(5:33発)を逃すと次は5時間後なので朝は早いけど登山前の良い準備運動。
越前下山駅に下車したのは自分たち3名だけ、駅の下の駐車場に止まっていた車も3台だけだったので、意外とこのコースは使われていないようだ。
朝日を浴びて山頂付近が照らされる荒島岳を見上げながら登山口へ。見落としそうな電柱にかけられた登山口の看板を横目に階段を登った建物の横から山へ入る。このコース、駅前の看板に上級者向きと書かれていたが、要はこれでもかというほどの急登の連続。標高600mへ一気に登って少し緩やかになるが、750m付近から改めて標高1250mの稜線へ出るまではロープが何本も連続する急場だった。苦しい登りではあるが、ブナの新緑を眺め、スミレやチゴユリ、ツバキ等の可愛い花を撮りながら歩くので思わず時間を忘れてしまう。
稜線付近では今年初めてのイワウチワの群落やタムシバ、ムシカリにも出会う。稜線に乗ると周囲の展望も開け、あれが能郷白山かなどと言いながらの楽しい登高。但し、小さなピークのような肩が幾つかあるので最後の最後まで山頂は見えないのがもどかしい。また、登山道わきにカタクリが群生しているのだが、生憎日が陰ってきたせいもあって皆なつぼんで俯いてばかりだった。
9時20分荒島岳山頂に到着。割と早い時刻にも関わらず、すでに20人くらいの登山者がいて写真を撮りあっていた。ただ、雲が掛かり始めて白山はおろか周囲の経ヶ岳や赤兎山、部子山といった山々も姿が隠れ、風の強いことも有ってかなり寒く感じた。それでも少し期待をしながら30分以上待ってみたのだが、好転しそうもないので結局しゃくなげ平まで下山して昼食にした。しゃくなげ平は勝原から登ってくる登山者が多くて、結構な賑わい。さすがに日本百名山の山だことと感心。
本来ならしゃくなげ平からも東に開けて白山を望めるようだが、残念ながらやっぱり雲の中。諦めて中出駐車場へ向けて下山を開始。
歩き始めて15分ほどで小荒島岳への分岐。1分くらいと書かれていたので寄り道するとこの山頂も360度の展望有り。晴れ間も大分広がってきて、振り返ると雲も取れた雄大な荒島岳、それに経ヶ岳など周囲の山々や大野の市街などもすっきりと姿を見せてくれていた。白山は最後まで雲の中だったが、下山しようとしたころにちょっぴりと別山の手前の三ノ峰辺りが残雪の斜面を見せてくれた。
中出コースは下山コースに比べると遥かに緩やかで、その分だらだらと長い下りが続くことになるが、林道との出合である登山口の手前1kmほどで登山道の両側に群生するニリンソウを楽しみながら歩けたのは望外であった。
ここまで来て白山の展望がなかったのは本当に残念だったが、春の新緑と花々を堪能できた楽しい山行だった。
今回の歩行距離:15.2km 2015年の累積距離:275.6km(19回目)
(駐車場〜下唯野駅:3.0km含む)
今回の累積標高:1,467m 2015年の累積標高:21,307m
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