雨の上越国境縦走 谷川岳～茂倉岳

2025年09月14日(日) [日帰り]

• GPS: 13:08
• 距離: 10.9km
• 登り: 991m
• 下り: 1,621m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:15
• 休憩: 1:49
• 合計: 13:04

距離 10.9km 登り 991m 下り 1,621m

7:34 スタート地点
7:41 天神平
7:54 7:56 天神尾根・田尻尾根分岐点
8:06 天神平・天神峠分岐点
8:39 8:57 熊穴沢避難小屋
9:42 9:50 天狗の留まり場
10:19 10:26 天神ザンゲ岩
10:40 11:11 谷川岳・肩の小屋
11:19 11:25 トマノ耳
11:48 11:49 谷川岳
11:56 12:02 富士浅間神社奥の院
12:34 12:41 ノゾキ
13:19 13:20 一ノ倉岳
13:47 茂倉岳
14:43 茂倉岳避難小屋
16:15 16:37 矢場ノ頭
20:43 茂倉新道登山口

天候

早朝から雨、昼前後に止む予報であったが、ほぼ終日降り続く。風がなく気温が高かったのが救いだが、湿度が高くレインの中は汗だくだった

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

自家用車を土樽登山口駐車場に置いて、土樽駅から上越線に一駅、土合からロープウェイ駅をめざす

コース状況／危険箇所等

雨で滑る蛇紋岩、ぬかるみ、水たまり、粘土質の急登…雨の日登山のよい経験になった

その他周辺情報

日没後、メンバーの1人のヘッドライトが不調で役に立たなくなり、他2名のライトで照らしながら歩くことになった。装備、特にライトの重要性を痛感した

写真

9/14 6:13

上越線に一駅乗って土合駅へ

9/14 7:14

ロープウェイ駅には結構な人がいてびっくり

9/14 7:40

歩き始めは希望の持てる空模様

9/14 9:00

ときおり雲も晴れ、このまま雨が止むかと思いきや

9/14 8:53

熊穴沢の頭あたりからまた曇り始め

9/14 9:42

トマの耳まではトリカブトをよく見かけました

9/14 9:47

天狗の止まり場あたりで再び雨に

9/14 10:36

降り続く雨の中、トマの耳を目指す

9/14 11:42

オキの耳登頂。真っ白。ここまではたくさんの登山者がいた

9/14 12:39

一ノ倉岳方面に進んだのは私たちだけ

9/14 12:56

「ノゾキ」も真っ白で高度感なし

9/14 13:14

一ノ倉岳登頂

9/14 13:27

天空の稜線を進みます

ぬかるみと水たまりの連続

9/14 13:38

足元が見えるだけマシと思うことに

9/14 13:47

茂倉岳登頂　蛇紋岩に苦しめられペースダウン

9/14 14:08

茂倉岳避難小屋は大変快適！着替えと休憩できてありがたかった！

9/14 15:00

最後のピーク矢場の頭を目指します

9/14 15:06

ハクサンイチゲの群生ほか、花がたくさん咲いていました

9/14 16:18

矢場の頭の手前で空が明るくなり、歩いてきた山々が見える

9/14 16:19

主脈稜線が見える！

9/14 16:19

ほんの10分ほどのご褒美タイムでした

9/14 16:19

心から待っていたおひさま！青空！

9/14 16:26

ここから長い長い下山が始まるのでした

撮影機器：

iPhone 16e Apple

感想

koala

1年ぶりの谷川連峰、憧れの上越国境縦走は雨で苦行となりました。

朝、土樽下山口に車を置いて、土樽駅まで徒歩で移動、ひと駅乗って土合駅からロープウェイ駅を目指します。この時点でザーザー降り。

10時には雨が止む予報を信じて歩き出し、熊穴沢の頭あたりでは雲が晴れる場面もあったのですが、肩の小屋に着く頃には全身ずぶ濡れ、トマの耳、オキの耳、ともに眺望はありません。

本日の1番の目的、一ノ倉岳から茂倉岳の間の稜線に差し掛かる頃には雲が晴れてくれますように、と願いを込めて先に進むことに決めましたが、これでもかと続く蛇紋岩にツルツルと足元をすくわれ、ペースはみるみるダウンします。
それでも笑顔の私たち、励ますように咲く花たちに勇気をもらい歩き続けます。

3年前に大規模改修されたというきれいな茂倉岳避難小屋で着替え、休憩をして、小雨の中、天空の稜線を進みます。このルートは3回目のリーダーが「ここからの主脈稜線を見せてあげたかった」と何度も呟きます。
最後のピーク・矢場の頭に着く頃、やっと空が明るくなり、一瞬雲の晴れ間から登ってきた山々が、主脈稜線が姿を現しました。
すかさず地図を取り出し山座同定をする先輩、誰もが満面の笑み！

そこからの長い下りでは、健康状態に不安はなかったのですが、ロープが役立たないほど滑る粘土質の急登やヘッドライトの不調などがあり、大幅に下山が遅くなりました。
漆黒の闇の中をライトで照らしながら歩くのは大変な緊張感があり、貴重な体験になりました。

何より全員で無事に下山できてよかったです。