立山 雷鳥沢テント泊(剱岳撤退)


- GPS
- 07:48
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,156m
- 下り
- 1,069m
コースタイム
- 山行
- 1:49
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 1:53
- 山行
- 3:59
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 4:20
天候 | 1日目 曇り 午後 一時雨 夜 豪雨 2日目 朝 曇り 稜線上は強風と雨 午後 本降りの雨 夕刻 曇り 夜から朝 強風、雷、豪雨 3日目 豪雨と強風 朝一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
松本まで深夜バス JR始発利用 松本から信濃大町 バスで扇沢へ 扇沢より立山黒部アルペンルートで室堂 復路 立山黒部アルペンルートで室堂から扇沢 バスで扇沢から信濃大町へ JR利用 信濃大町から松本 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◉室堂から雷鳥沢キャンプ場 石畳の道。とても歩きやすいが雨の日はスリップに注意。 ◉雷鳥沢キャンプ場から剣御前小屋 石がゴロゴロした道になる。途中で雷鳴があり撤退 ◉室堂から一の腰 石畳の道。とても歩きやすい。雨の日はスリップに注意 ◉一の越から雄山山頂 岩場もありの急登の道。登りと下りで道が分かれているところがある。 |
その他周辺情報 | ◉雷鳥荘 温泉入浴とランチで利用 エントランスが広く、雨の日でもスムーズに受付ができる。新聞紙が置いてあり雨に濡れた靴を乾かすことができた。日帰り入浴客にも乾燥室利用のサービスがある。喫茶室でピザとお汁粉。いずれもとても丁寧に作られていた。暖炉のあるラウンジも落ち着いている。共用スペースにゆとりがあるためこの宿の印象をさらによいものにしている。お風呂も立山地下水と硫黄泉の2種の湯船があり熱すぎずぬるすぎすで湯加減がとてもよい。シャンプー ドライヤーあり |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
今回の剱岳山行は1週間程度前から悪天候の予報がでていたが、好転するかもしれないというわずかなのぞみを持ちつつ、とりあえず剣沢キャンプ場までは行ってみようと出発を決めた。
しかし案の定、雷鳥坂の中盤で雷鳴。雷注意報がでていたこと今晩相当の降雨がありそうなこと、明日、明後日の予報もあまり良くないことを踏まえて剱岳へのアタックは断念し雷鳥沢キャンプ場で幕営することに。あとでニュースを見て知ったが、もしそのまま進んでいたら、熊に遭遇するタイミングだったかもしれない。
テント設営後にすぐ本降りの雨。夕方は少し雨が弱まったが、夜になると豪雨。同行者のテントは水の通り道にかかってしまったため浸水。翌朝、幕営場所を管理小屋近くに移動。その後、雄山へ登頂し大汝山、富士ノ折立への縦走に向けて出発。しかしここでもまた撤退。稜線上はかなりの雨と暴風で雄山山頂のピストンとなった。
靴の中までずぶ濡れになりながら雷鳥荘に辿り着き温泉とランチでひと心地着く。
しかし本当に悲惨だったのはここから。夕食まではよかったがそのあと雷雨、豪雨、爆風にさらされての一夜を過ごすことに。爆風と豪雨の中、意を決してトイレに出ると隣のテントがポールが外れて吹き飛ばされそうになっていたので助太刀。ペグの張り方に問題があったので直す。聞けば初めてテントを張ったとのこと。ほんとうに災難というしかない。
テント場では電波は届いていたので雨雲レーダーをチェック。翌日も大雨が続く予報なのでどのタイミングで撤収しようかをずっと見極めていた。理想は6時半に出発して8時過ぎのトロリーバスの始発に乗るというスケジュールだが大雨は15時頃まで続くようだった。ずぶぬれの撤収を覚悟していたが、明け方になってきて6時半から1時間だけ雨雲が切れる予報が出た。まさにドンピシャのタイミング。予報通りに雨が上がったので素早く撤収。室堂に向けて出発した。1時間程度なのに爆風と大雨でぬれねずみのようになった。豪雨、爆風、雷、熊と4重苦に襲われつつも無事に終えることができて何よりだった。
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