記録ID: 873060
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
石鎚山
西之川から子持権現、シラサ峠を経由して石鎚山へ
2016年05月14日(土) 〜
2016年05月15日(日)
体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 31:09
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 2,914m
- 下り
- 2,062m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:42
2日目
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 10:00
16:00
天候 | 1日目:晴れ、夕方から瓶ヶ森、石鎚頂上付近は霧 2日目:朝の内晴れ、昼前から霧時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■西之川〜常住:西之川バス停からはしばらく林道。林道と登山道は何カ所かで交差しますが、1番下のところから入ると若干道が荒れているとのことです。 常住までは一般の登山道ですが、一部道がやや分かりにくくなっているところと、崩落箇所があり、ロープを伝っていくところがあります。踏み跡は常にしっかりとついているので、行く手がはっきりしない、と思ったときは、左右、後ろを見ると、踏み跡が必ずあると思います。 ■常住〜鳥越:岩がごろごろした枯れた沢(今回は雨上がりだったのか、一部水がありました)を一部分歩きます。小さな滝がありますが、そこは滝を登る方向に対して左側を巻きます。 ■鳥越〜子持権現山:今回は「ホンガケルート」と呼ばれるコースを選びました。「山と高原地図」にはなく、「地理院地図」にはルートが乗っていますが、最近のヤマレコの記録を見ると一部道が付け変わっているようです。鳥越からほぼ等高線にそってトラバースし、兵平岩(先達供養塔があるところ)を少し戻って、岩を巻くように少しだけ尾根沿いに上り、その後高度を上げ気味にトラバースしたあと、最後に尾根を直登しますが、直登ルートに入るまでは道が非常に分かりにくいので、踏み跡、赤テープ、高度計、地形など良く確認しつつ進みましょう。この辺り、どこも急斜面なので、道に迷って行ったり来たりするとかなり体力を消耗します。私も結構迷って、登山道と違うところを歩いたりしているので、私のGPSログは参考にしないで下さい。鎖は最後の下りも含めて7箇所あります。そのときたまたまかも知れませんが、2番目の鎖だけ水が出ていて岩が滑りやすかったです。また、1番目の鎖の後、20mほどの幅に渡って崩落箇所があり、ロープを伝ってトラバースすることになります。この部分と最後に頂上から降りるときの長い下りの鎖が一番怖かったです。 ■子持権現山〜瓶壷〜シラサ小屋:瓶壷の水が飲みたくて、わざわざ寄り道しました。子持権現山直下の鎖を除けば、特に気づいたところはありませんでした。 ■シラサ小屋〜東稜基部:山荘しらさの方によると、よさこい峠〜土小屋は歩道は荒れているとのことです(私は車道を通りました)。 ■東稜基部〜天狗岳:途中で霧と雨がひどくなり断念しました。墓場尾根に行くまでの道も細くかつ直下が崖なので、踏み外さないように気をつけましょう。 ■東稜基部〜二ノ鎖小屋:二ノ鎖小屋が新しくなっており、トイレもあります。 ■二ノ鎖〜三ノ鎖〜弥山頂上:二ノ鎖も山ノ鎖も長いので、途中で体力切れになって渋滞を起こさないように気をつけましょう。 ■弥山頂上〜天狗岳〜南先鋒:見た目の通りです。稜線の南側に一部巻き道があります。 ■二ノ鎖小屋〜成就:ひたすら階段です。疲れた頃の階段と言うこともあり、結構膝に来ました。 |
その他周辺情報 | ロープウェイを下ったところには温泉があります。京屋旅館の食堂に声をかけて500円払うとは入れます。 トイレは、ロープウェイの駅、瓶ヶ森の駐車場、シラサ小屋、土小屋、二ノ鎖小屋、成就にあります。よさこい峠にもあったかも知れません。 土小屋の白石ロッジで売ってる笹餅は美味しかったです。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|
感想
2年ぶり3度目の石鎚山でした。今回の目標は、前回断念した、鳥越から西之川ルートと分かれて子持権現山に直登するホンガケルート、東稜基部から天狗岳経由で弥山に至るルート、過去2回工事中で登れなかった三の鎖、あと西ノ冠岳でした。結果として目標の内2つしか達成できませんでしたが、元々盛りだくさんでしたし、「ホンガケルート」でお腹いっぱいになったので、また次に来る理由が出来た、と思っておこうと思います。ホンガケルートは、なかなか手強いルートで、地図読み、ルートファインディング、岩登りなどの技術や、体力など様々な能力が要求されました。鳥越からトラバースしていく部分は、地図を読み込んで現在位置を把握する能力や、踏み跡をしっかりとレースする能力が試されますし、直登部分はまず体力が要求されますし、鎖場も石鎚の二ノ鎖、三ノ鎖のような長大なものはありませんが、足がかりが少なく、岩も滑りやすいと思います。頂上についた後は、最後の長い鎖が待っています。ただ、頂上付近はアケボノツツジの名所で、この季節なら登り切った最後のご褒美としてアケボノツツジが迎えてくれます。途中のルートも裏を返せば色々な要素があって充実していると言うことで、石鎚の有名なコースとは対照的に、人の手が最小限しか入っておらず、山に分け入る雰囲気が味わえます。
2日目はあいにくの霧・雨になってしまいましたが、三の鎖や天狗岳への岩稜も楽しめましたし、希少種のイシヅチザクラにも出会えましたし、やっぱり石鎚は楽しかったです。
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