栗駒山 🍂 神の絨毯*滝と温泉と食の「みちのく旅」


- GPS
- 03:12
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 511m
- 下り
- 498m
コースタイム
- 山行
- 2:27
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 3:12
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://www.driveplaza.com/etc/drawari/tohoku/minami.html 🚙:築館栗駒公園線の交通規制10月4日〜10月19日。いこいの村栗原跡地臨時駐車場まで通行可。イワカガミ平までシャトルバス、25分間隔。協力金500円。領収書が乗車券の代わりになるので、紛失しないこと。帰りに乗れなくなる。終発14時30分。 https://visit-kurihara.travel/news/24 https://www.miyagi-kankou.or.jp/theme/detail.php?id=9824 🅿:いこいの村栗原跡地臨時駐車場、700台無料。簡易トイレが料金所に設置してある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・イワカガミ平〜山頂(中央コース):登山口のレストハウスで食事も可、自販機やトイレもある。石畳とコンクリ道。周辺は紅葉最盛期で素晴らしい。神の絨毯の中を歩いている。ガレ場を過ぎると神の絨毯が現る。圧巻の紅葉のカーペット。まったく足が進まなくなる。山頂からの眺望も素晴らしい。 |
その他周辺情報 | ・一関市須川野営場:6日テント泊で利用。ビジターセンター入口にある申請書に記入し投函箱に入れて受付は完了。幕営無料。テン場は木々の中に点在しており40張りくらいは可能。炊飯場、板張りの場所もある。トイレは駐車場のを使用。私たち以外は一人だけでほぼ貸し切り。 https://www.ichitabi.jp/spot/data.php?p=125 ・須川高原温泉:日帰り温泉は、旅館内湯は16時まで、源泉手前の露天風呂「大日湯」は21時まで利用可800円。強酸性湯ph2.2の源泉が目の前で湧いている。露天風呂の洗い場は狭くカランが3つ、シャワーは1つだけ。 http://sukawaonsen.jp/ ・秋保大滝:日本三大瀑布、日本滝百選。高さ55m幅6mの大瀑布。周辺は紅葉が始まっていた。https://www.miyagi-kankou.or.jp/theme/detail.php?id=9815 ・秋保温泉 瑞鳳:「仙台の奥座敷」秋保温泉、磊々峡を見下ろせるホテル。日帰り入浴で利用。1200円。内外装も昭和の超高級ホテルを思わせる。調べたらバブル後に経営者が変わり、以前のような豪華さがないとの口コミ。盛者必衰、諸行無常。でも施設が素晴らしく、私たちは身の丈を充分自覚しており、ここに泊まることは叶わないが、気分だけは味わえた。温泉も弱アルカリで良い。 https://www.zuiho.jp/ ・秋保ヴィレッジ アグリエの森:秋保温泉近くにある施設。直売所や公園などがある。食材などを購入し、フードコートで牛タンとカキフライの伊達定食、油淋鶏定食、抹茶ソフトなどを食べた。 https://akiu-village.jp/ |
写真
(m)目が試食に釘付け。
感想
寒暖の差が大きくなり、暑さもまだあるが過ごしやすい日になった。秋になったと実感するのは、日が暮れるのが早く、夜明けが遅くなっただけでなく、紅葉の便りを東北や山間部から聞いたからだ。春の桜と秋の錦色は日本の美しさの象徴。
一昔前なら旬の食材で秋を感じたが、何でも値上げしてエンゲル係数も上昇。所得は変わらないので、家計には厳しい時代になった。特に趣向品である果物はかなりの高値。ただ群馬県は国内でも物価が安い方なのが唯一の救い。
先週NHKのニュースで、東京の地元スーパーではキャベツ一玉が200円で売っていて、キャスターの方々が安いと言っていたのには驚いた。群馬だと税抜き98円で売っている。価値観の違いは生活環境から。都会の便利な生活を送るには代償がある。
10月12〜14日に栗駒山を予定していたが、東北地方は台風23号と前線の影響で悪天と予想。10日前の天気を予自己流で予想しているが、最近は情報や統計データが高精度で、スーパーコンピュータやAIなども進化しており、返答結果も高確率だ。
よって前倒しして晴れる6日の正午頃に着くように計画。中央コース往復なら3時間あれば充分。須川温泉にテント泊して、7日は秣岳からの周回を予定した。レコなどを見るとちょうど山頂付近が紅葉最盛期。期待が持てる。
前橋を5時に出発。東北観光フリーパス「南東北周遊プラン」を申し込んであり、北関東道駒形ICから乗って、白河ICまでは通常料金。白河ICから若柳金成IC間が二日間乗り降り放題で6600円。当日申し込みもできる。
常磐道や東北中央道、磐越道などもエリア内なら乗り降り放題でお得。通常なら往復17000円くらいかかるので、2000円以上安くなる。ただ休日割、深夜割引が適用な時間帯なら逆に高くなることもある。
宇都宮まで1時間、その後は福島県と宮城県を約250km縦断するだが、非常に長く感じる。白河や仙台付近はカーブやアップダウンが多く、運転にも気を遣う。築館ICで下りて一般道へ。途中のJAスタンドで給油。軽油は前橋より20円高く147円。
いこいの村栗原跡地臨時駐車場には10時20分に着いた。5分後にシャトルバスが出るので、大忙しで準備して乗り込む。20分ほどでイワカガミ平。予想通りの晴れ間に全山紅葉の栗駒山が輝いていた。
前日に東栗駒山でクマの目撃があったと言う。実は当日10時頃にも中央コースで、東側にいるのを目撃したと情報があった。人が多かろうが、食べ物を求める野生動物は本能の赴くままに行動するので、対策と注意が必要。人間ようにスーパーに買い出しへ行くのとは違う。
ただ最近はクマも変わったようで、7日20時過ぎに、群馬県沼田市恩田町のスーパーに入り込み、ケースを壊して鮮魚や寿司などを食った。店長にも詰め寄ったらしい。無事で何より。国道17号沿いのスーパーにクマとは恐ろしい。無銭飲食だな。
レストハウスを過ぎ、石敷きの道を歩んでいく。すでに紅葉が見られており、上に行ってから気が付くのだが、もう神の絨毯の縁を歩いているのだった。樹高が2m以上あり、道以外の紅葉が見えないのだ。
ガレ場を過ぎると栗駒山と神の絨毯が現れる。すばらしい紅葉に言葉すら失う。5年前から毎年来ており、昨年も良かったが、今年は最盛期に来られたようで、今までで一番良かった。特に葉の密度が濃い場所や、黄色が点在する南尾根周辺は素晴らしかった。
山頂へ行くが平日でも混んでいた。私と同じように、正午過ぎの天気を見越した方々が大勢いた。天狗岩や秣岳方面はガスが多く視界不良、産沼コースはややガスがかかっていたが、きれいな紅葉が見えていた。
途中の岩脇で昼食を摂って下山。下りはガスの切れ目で日が差し込むと、紅葉が輝いていた。イワカガミ平に戻ると、もう山頂付近はガスに覆われていた。上空はうろこ雲があり天気は下り坂のサイン。SCWを見ると確かにガスが多い予想に変わっていた。紅葉見物の保険的に中央コースへ来たが良かった。
シャトルバス最終便の一つ前14時20分発に乗り駐車場へ。停まっていた車も数えるほどになっていた。栗駒山を反時計回りに移動。祭畤遺構やブナの湧き水に立ち寄り須川温泉へ。今年も一関市須川野営場でテント泊。
ビジターセンターは締まっていたが、入り口にある申請書に記入して投函箱に入れて受付完了。利用は無料なので貧乏の私たちにはありがたい。誰もいないのでど真ん中に幕営。クマ対策で森林香を焚き、食べ物は車内に残して、露天風呂へ。
日帰りは800円と値上がりしたが、強酸性湯のエメラルドグリーンの温泉は、本当に良い湯で、身体が壊れるかと思うほどほぐれて、肌もスベスベになる。サッパリしてビールを飲んでテントへ戻った。
中秋の名月を眺めて食べる、焼肉と焼きそばの夕飯は最高に美味かった。クマ対策で調理道具や食材は車へ再び戻した。20時には就寝した。何度か起きて外の様子をみたが、ガスが酷かった。明日の山行きは中止にして、秋保温泉方面へ観光に行くことにした。
6時過ぎに起きたが、気温4℃と寒かった。山頂はガスに覆われて剣岳すら見えなかった。秣岳方面は晴れてはいたが、雲がすごい勢いで流れていくので、暴風だろうなと思った。朝食を摂って移動。一関市内は朝の通勤ラッシュで混んでいた。
国道4号から若柳金成ICで乗り、仙台南ICで下りて秋保大滝へ。不動尊や土産店もあり平日でも人が多かった。まずは展望台から眺めて、スギ林の中を下る。レイジンソウが咲いていた。
一般道へ出て橋を渡って遊歩道を下る。ホトトギスやアザミが群生しており驚いた。河原から眺める瀑布は豪快で迫力があった。駐車場に戻り秋保温泉へ。当日のホテル華乃湯は日帰り入浴の営業しておらず、手前のホテル瑞鳳へ。
昭和の超高級温泉ホテルを彷彿とさせる、そびえるような外観。館内もエントランスがオール絨毯敷で、ガラス張りのエレベーターとコイが泳ぐ池。昭和とバブルの匂いがぷんぷんする。
調べたら、バブル前は北海道拓殖銀行が経営者で、バブルがはじけて不良債権により経営破綻してカラカミ観光に譲渡され、2025年9月30日に埼玉県のベルーナに買収された。温泉街ホテルの典型的な栄枯盛衰物語。水上や奥鬼怒などは悲惨だ。
平日の正午で客はおらず、大浴場を貸し切り。一泊3万円以上するホテルに泊まる身分ではないので、雰囲気だけでも味わえて良かった。私は部屋にすき間風が入り、カメムシが網戸にへばりつく、小汚い安宿が似合っている。
近くの「秋保ヴィレッジ アグリエの森」で、地場産食材などのお買い物。入口前の出店で試食した三陸産わかめや昆布が美味しかった。特に佃煮は桃屋の「ごはんですよ」を食い慣れた貧乏人なので、衝撃的な美味さだった。本物の佃煮はこんなにうまいんだと感心した。
昼食はフードコートで食べた。カキフライは大ぶりで、噛むとカキ汁がじゅわっと迸る。三陸産は新鮮でとても美味しかった。牛タンも肉厚で、噛むと肉の甘味が口いっぱいに広がった。味噌汁は、高血圧で減塩している私にはやはり塩っぱかった。東北の味は濃い目が多い。抹茶ソフトをデザートで食べて帰路へ。
平日午後の高速道は空いており、渋滞で有名な矢板や西那須野塩原も普通に過ぎ去った。18時前には前橋へ戻ってきた、片付けをして、買って来た食材で夕飯の支度。三角揚げはカリっと焼いて餡をかけて食べた。美味しい東北の食材を食べていると、脳裏には神の絨毯が蘇っていた。
素晴らしい神の絨毯で感動しました。
今回初めていわかがみ平から登りましたが、須川温泉〜秣岳経由の周回より楽ちんだし雲も流れてきにくいし、しかも神の絨毯のど真ん中を歩けるとあって、こちらからのほうがいいなあと思いました。
数日前の近くで起きたキノコ狩りの方の行方不明の件と、前日の東栗駒山付近のクマ目撃情報をネットで見ていたのでちょっとドキドキしていましたが、遭遇しなくて良かったです。
夜の須川野営場は私たちの他に一人の方だけ。こちらのほうが更にクマが出ないかドキドキでしたが、夜中に鳥が騒いだだけで済みました。
須川温泉と秋保温泉と温泉も満喫し、楽しい2日間となりました。
パジェロでのロングドライブはこれで最後の予定です。車では自分でも驚くくらい寝てしまい楽させてもらいました。ぐろさんとパジェロありがとう。
おはようございます。
すばらしい栗駒山の紅葉にありがとうございます。
良い日に行かれましたね。
さすがにぐろさんです。
イワカガミ平からの登山での紅葉風景は最高ですね。
私も須川温泉から周回を一度だけ行きましたが
この景色もまた良いですね。
おめでとうございます。
これから久しぶりに谷川岳に登って来ます。
台風が来るのが分かってましたから、予定を前倒しして行ってきました。5年連続で行っておりますが、今年はタイミング良く最盛期の紅葉「神の絨毯」を間近で見ることが出来ました。この時期は秋雨前線の影響で曇りやガスが多いので、会社に従事する人間にとっては、天候の巡り合わせがとても大事です。
今朝の自宅からは、谷川岳、万太郎山やエビス大黒ノ頭が良く見えてましたよ。午後はガスがかかっていますが、良い紅葉の景色をご覧になれたと思います。今週末からは土曜と月曜が雨模様ですね。でも東北は月曜が晴れそうですから、きっと栗駒山は混雑するでしょうね。日曜は浅間山、火曜は那須岳へ行く予定ですよ。ただ台風がどのように来るか、進路が少し変わっただけでも、天気が変わります。安全第一ですね。
何年か続けて秋の栗駒山に来ていますが、今年が一番よかったです。
神の絨毯の真ん中を歩けるのはとても幸せな体験でした。それに平日の10時過ぎの駐車場到着でしたので混雑することもなくいいタイミングで歩けたなぁと思います。ぐろさんとパジェロに感謝です。
須川温泉からの周回も楽しいので、来年はどちらのコースにするか悩ましいです。でもやはり天気次第で決めることになりますね。
いいゆさんも先日の仙ノ倉山に続き谷川岳と紅葉の山を楽しまれていらっしゃいますね。
レコ楽しみに拝見させていただきます!
日程前出しで予定の栗駒へ行かれたのですね、
今週と週末は台風が次々襲ってきて天気が読めない中、晴れ間を利用して神の絨毯を見てきましたね、一番良い時期の栗駒ですね、どっちを見ても赤い絨毯が敷き締められてこれぞ栗駒だ!を思う存分鑑賞してきて素晴らしい。
今年もどこでもクマ被害が発生している中、あのキャンプ場は何時で手もおかしくない立地に在りますものね夜中は外で音がするとビックっとしたのでは。
お疲れさまでした。
栗駒山の紅葉はやはり最高ですね。
運良く休みの日といい天気が重なりすばらしい景色を見ることができました。
神の絨毯とは本当にぴったりの名前ですね。
クマがいるとの情報でしたので気を付けていましたが、まさか当日も朝に現れていたとは後で知り驚きました。
野営場も出てもおかしくないロケーションですから怖かったです。
でも、ぐろさんが夜中トイレに3回も行って、暑い暑いと騒いでいたので、本当にクマがいたとしても逃げていたかもしれませんね😁
山も温泉もテント泊もよし、また来年も行けることを楽しみにしています。
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