知られざる奥秩父主脈縦走路の大展望台!黒金山〜乾徳山


- GPS
- 08:51
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,427m
- 下り
- 1,693m
コースタイム
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 8:50
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
西沢渓谷入口駐車場 【バス】 山梨市営バス 300円 14:22 乾徳山登山口 14:48 西沢渓谷入口 ※14:02に山梨交通バスがありますが、700円だそうです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【西沢渓谷】 お馴染みの渓谷だが、入口から終着点までの標高差は約200m。 全体として歩きやすい道だが、一部ぬかるんでいたり、濡れて滑りやすくなっている岩場もあり。 【黒金山】 登山口から紅葉台までは、文字どおりの急登。 地図の表記ほど九十九折っていない印象。 紅葉台から先も登りは続くものの、2000m付近で一部北面への眺望が開けるスポットあり。 牛首のタルでは南面の眺望が開ける。 同所から山頂までは所要時間30分ではあるものの150m程度登ることとなるので、水分等を補給するのがお勧め。 【黒金山〜乾徳山】 下り基調の奥秩父らしい森歩き。 倒木が多く、マイナールートで踏み跡は若干薄いものの、ピンクテープを見落とさなければ問題なし。 (話に夢中になり、テープを見落とすとコースアウトする危険性はあり) 【乾徳山〜徳和】 山頂から迂回路で登山道へ。 カミナリ岩は登り方面とのすれ違いに留意。 扇平までは岩の多いルート。 それ以降は一般的な登山道。 登山口からは林道歩き。 さらに歩くと舗装路に。 ※下山道は、数年前に歩いたことがあり(当時は実線ルート)、ザレた足場の急坂で、やや道がわかりづらい印象。 ピンクテープを見落とさなければロストはしないものと思料。 |
写真
感想
一縷の望みはあっけなく絶たれ、
『予想通り』と言いますか、『予定通り』と言いますか、
お仕事が炎上しておりまして。。。
久々の社畜モードが続きつつも
この日曜日はちょっと空きになりそうだったので
当初は別の場所にユルハイクに行く予定だったんです。
そんな中rgzさんとヤリトリをしていると黒金山に行くとの事。
御正体に行った時にお話した際には
ベストではない状態でご一緒するのは不安な行程だったのですが…
予定を伺ったり
参考レコを見たりしているうちに
ユルハイク計画はどこへやら。。。
ご同行させてもらうことにしました!!
足を引っ張ることにならないか
少々不安を抱えながらのスタートでしたが、
歩き初めてしまえば
渓谷美から始まって緑美しい奥秩父の森。
紅葉台へと、黒金山への登りは重くなった体にはキツいものでしたが
素晴らしい歩程を楽しむことが出来ました!
黒金山山頂で眼前に広がったのは
雄大な国師ヶ岳。
そして遥かに連なる奥秩父主脈。
まだ繋がっていない道のりを直ぐそこに見て、
「歩いてみたいなぁ」
という気持ちが新たになりました〜
乾徳山に到着。
以前来た時には真っ白な景色でしたが、
この日は遠望は利かなかったものの
気持ちの良い景色を楽しむことが出来ました!!
少々余裕をもっての下山。
ほっと安心したのか
こちらに戻ってきてからの『反省会』では
翌日早朝出社にも関わらず少々記憶が途切れがちになる程度にお酒を嗜みました〜(^^;
今回も最初から最後まで
充実した1日を過ごすことが出来ました!
又是非ご一緒させてもらえればと思います!!
諸事情により、道の駅みとみ界隈に出没することが多くなっている昨今、そのほとんどが雁坂小屋へのピストン。
甲武信ヶ岳は最初の一回以来足を運んだことはなく、乾徳山にもしばらく行けてませんでした。
そして、私の目を引いて止まないのは黒金山。
地図上の記載でも文字は小さく、あまり目立たない印象ですが、何と山梨百名山。
国師ヶ岳や甲武信ヶ岳方面の眺望がよいと書いてあります。
他の方のレコなどを拝見して、行きたいという気持ちが高まっていました。
どうせなら乾徳山にも行きたいと思い、縦走するルートを計画。
車で現地に向かい、歩き終えた後にバスで車を回収する手はず。
問題は、登り始めをどちらにするか。
当初、西沢渓谷に車を停めた後、バスで徳和まで移動するプランも考えたものの、歩き終えるのはコースタイムで19時過ぎ。
下山後のバスの時間に気を揉むのは嫌でしたが、早朝にスタートして、全体の行程に余裕を持たせることにしました。
長い行程、かつ、情報も少ない中、keiさんにご一緒いただけたのは大変心強いことでした。
歩き始めて誤算だったのは、西沢渓谷を舐めていたこと。
滝を眺めながら穏やかに歩けると思っていたものの、終着点までの標高差は200m。
周回すると10キロあるわけで、根強い人気があるのがわかる気がしました。
暑い時期には涼を取りに、秋には紅葉が映えそうと、両親を案内するのもいいかなぁと思いました。
紅葉台までは我慢の急登。
その先もじわじわと高度を上げていき、2000mくらいになると、北面への視界が開け、国師ヶ岳から甲武信ヶ岳の稜線とご対面できるご褒美。
黒金山山頂への期待感が高まります。
南面が開ける牛首のタルで、乾徳山と富士山のコラボを楽しみながら補給をして、山頂に向けて最後の登り。
「最後にこんなに登るとは聞いてない」と悪態をつきながら登った先に見えたのは、小さな頂上。
一瞬、拍子抜けしかけるも、樹木のない北面から先には…
奥秩父主脈の大パノラマ!
山頂から北面は、編笠山のような岩の斜面が広がっており、そこからは遮るものがなく、奥秩父主脈縦走路の西部を見渡すことができます。
西は、五丈岩を擁する金峰山。
一番間近に見えるのは国師ヶ岳。
そこから長い稜線を経て、甲武信ケ岳。
さらにその先の破風山、雁坂嶺、雁坂峠に水晶山、古礼山と、お馴染みの山が一筋に連なっているのを眺めると、こみ上げるものがありました。
この稜線を繋いで歩いてみたい。
改めて思いを強くしました。
乾徳山を訪れるのは、通算3回目。
山登りを始めて1,2年くらいの頃に、岩登りに憧れて訪れたのが1回。
そんな山を知ってほしくて、同期を連れて1回。
今回は、北側から山頂に到達し、まき道で下ってから鳳岩に挑戦。
過去2回に比すれば、岩場経験等はかなり積んだ自信はあったものの、他の人が登っているのを見ると、「あんなにスムーズに登れるだろうか」「以前はどうやって登っただろうか」とそこはかとない不安が募るもので。
ただ、実際、自分の番が回ってくると、体はスムーズに動いてくれるもので、序盤以外は鎖にほとんど頼らずに登ることができました。
色々な方に連れて行っていただいた経験が身になっているようで、私なりに成長しているのだと実感できた、嬉しい瞬間でした。
乾徳山の360度の大パノラマも圧巻で、奥秩父主脈縦走路西部の眺望は黒金山に一歩譲るものの、こちらは縦走路東部を見渡すことができます。
「あの笹のピークは古礼山」「樹林の開けた鞍部は雁峠」などと、GWに歩いた記憶に思いを馳せながら眺めていました。
バスの時間に間に合わせるため、余裕を持って下山したところ、結果的には40分程度のマージンが。
もう少し山頂等でゆっくりできたかもしれないと思いつつも、行程にもう少し余裕が持てることもわかったので、この山の良さを分かち合えそうな山友を誘って再訪したいなぁと思いました。
今回の黒金山登頂を以て、山梨百名山は折り返しの50座。
まだまだ先は長いし、とても登れそうにない山もありますが、1座1座を楽しみながら、歩いていければと思います。
コメント
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keiさん、社畜お疲れ様です。最高のリフレッシュな週末になりましたね
rgzさん、山梨50/100名山、おめでとうございます
いいっ!ですね。
歩いた山を眺めて思い出し、まだ行った事のない稜線を見ながら想像する。
何ていいんだぁ〜 写真みながらうずうずします。ね。
○○小屋のおかげ?で訪問率の増えた奥秩父。歩きだすと良いところいっぱいで色々気になりますね。
28枚目、写真で心眼が使えましたー
&炭酸強めの天然水サイダーが気になります‼
aiminさん、コメント有り難うございます!
中途半端にユルハイクでなく
ある程度の距離を歩けたのは良いリフレッシュになかったかもです!!
その後の夜の反省会の部
黒金山から正面に国師、両側に広がる主脈縦走路は本当に歩きたくなりました!
28枚目は写真ではボヤってますが
肉眼で見えましたよ!
炭酸水強めの天然水サイダーは…
まさかの自販機が釣り銭切れという。
rgzさんが10円玉を持っていて事なきを得ました〜
山では「100円玉」が大事ですが
それ以外の硬貨もお財布の中に入れておくのも大事みたいです〜
aiminさん、こんにちは。
返信がすっかり遅くなって申し訳ありません。
秀麗富嶽などでちょこちょこ歩き始めた山梨百名山も何とか折り返し。
どこまで歩けるかはわかりませんが、楽しい山と出会ういいきっかけになっています。
今回の黒金山も、メジャーな山ではないと思いますが、急登あり、奥秩父らしい森あり、そして眺望ありと、スペックはかなり高いです。
紅葉の季節もよさそうですね、と話しながら歩いてました。
サイダーの件は、keiさんも書いてましたが、釣り銭切れの自販機と格闘して、何とか人数分の炭酸を確保しました。
まあ、その後もハッピードリンクにお世話になってますし、茶色い炭酸も摂取してるんですけどね。
50座おめでとうございます〜
社畜業お疲れ様っす〜…
シーズン中は乾徳山は待ちが発生するんですね?!
そして、鹿さんはシーズン問わず人懐っこいんですね?!
rgzさん、私もこの日、同じTシャツ着てました!
keiさん、私もぶくぶくしてました!
この2座は日帰りで行きたいなーって思ってたんですが、こうやって行けるんですねー。
(私は車がないのでバスオンリーですけど)
秋口のプランに入れておきます!めっちゃタメになりました〜
kerolinaさん、コメント有り難うございます!
早く社畜業から脱出したいですよぉ〜
「早く帰れた!
朝夜平日休日問わずに召集がかかる状況で精神衛生上あまり宜しくない感じです〜
ただこの日はrgzさんにお誘い頂けて
久々に泡を吹けたので体内の毒は大分出たかもしれません!
終了後にはちょっと飲み過ぎてしまいましたが…
緩急があって素敵な道でしたよ!
紅葉台というくらいですので秋は又素晴らしそうですね!
ちなみに↑にも書かれてますが
「西沢渓谷⇔乾徳山登山口」間はバス会社によって料金が倍近くなる
ご承知置きを〜
ここの鹿はこれまで会った中でも
抜群に人に慣れ過ぎてますよ〜
kerolinaさん、こんにちは。
返信がすっかり遅くなって申し訳ありません。
おかげさまで、何とか半分は登れました。
せっかくの節目ということで、久々に駒T着てみました。
黒金山は、期待以上の山でした。
バスの制限はあるものの、kerolinaさんのペースなら十分な余裕をもって歩き切れると思います。
あの眺望なので、各スポットでの休憩はご満足いただけるかと。
乾徳山は、登ってくる人の波に当たると、あんな感じになるようです。
所要時間も人によってマチマチですしね。
人がいなければ、2、3回登ってしまいそうです(笑)
おふたりさま、こんにちは。
西沢渓谷、乾徳山は知っていても、黒金山は寡聞にして全く知りませんでした。
結構な蟹坂のある、アワ必須の楽しそうな山だったのですね?
カニぱん様も心なしか微笑んでおられるような(^^)
奥秩父の稜線が見渡せる絶景ポイントもあるし、さすが山梨100!
でも、なんであんまり知られてないんだろ?
多分、できのよすぎる上下に挟まれた中間っ子って感じで
実力あるのにちょっと目立たないのかもですね〜
このシチュエーション萌えで、いつか歩いてみたくなりました。
というか、西沢渓谷はヤマレコ始めた当初に見かけたコバルトブルーがめっちゃ美しい場所で
ここには、ホントに心から歩きにきたいと思っているのですが
なんでしょうね?
みとみマジックにやられちゃってる感じですかね??
もはや催眠術のレベル。
ちなみにカエル岩は私には考える人のポーズでふんぞり返っているカエルに見えます。
えらそげなのは、私の心が反映されているからなんかじゃないですからね〜(笑)
muniさん、コメント有り難うございます!
紅葉台までの坂は『泡』必須でした〜 ≧[゚∀゚]≦カニ
久々に買ってきたかにパンの活躍の場だったのですが
本当にキツい時はザックから出す余裕すらないという〜
でもこの季節シャクナゲ
大分気を紛らわせてくれました!
ただ、自分は写真を撮る余裕がないという〜
黒金山は「影の実力者」という感じですね!
知名度は決して高くないかもしれませんが、主脈が近くに見えて壮観でした!
西沢渓谷は自分も初めてあるきました
早い時間の通過でしたが雰囲気のあるところですね!
カエル岩は…
言われてみるとそう見えますねwww
muniさん、こんばんは。
次のレコに気を取られて、こちらのお返事がまだでした
奥秩父の秘峰、黒金山で山梨百名山の半分を踏破しました。
最近、仲間内で話題になる奥秩父主脈縦走路をこれでもかと眺められる絶好のロケーションです。
歩きごたえもあるので、皆様にも気に入ってもらえるのではないかと話していました。
ちょっと奥まった位置に鎮座しているので、ちょっとマイナー気味なのかもしれないです。
スペックはメジャー級なんですけどね。
西沢渓谷、まともに歩いたのは私も初めてでした。
新緑や紅葉の時期にのんびり歩くイメージだったのですが、いやいやいや…
雁坂小屋前に歩いたら、小屋に行かずに帰ってしまうくらいの歩きごたえはありそうです。
でも、数々の滝と渓流に癒される気がします。
えらそげなカエル…いえ、何でもないです…
忙しい時こそヤマ歩き・・・これ大切ですよね。
清流や新緑、連なるヤマを見れば大変な日常を忘れて気分一新!
眺望がすばらしいですね。
奥秩父の展望台とはぴったりの表現です。
このお二人の組み合わせならとことん反省会ができますね(*´ω`*)
反省会?
今回はrgzさんの山梨百完登まで残すところ50座の前祝ですね。
LArcさん、コメント有り難うございます!!
>忙しい時こそヤマ歩き・・・これ大切ですよね。
そうですよね〜
体は疲れている感じはしても、行かないと行かないで後悔して週明けを迎えることになりますしね〜
黒金山は期待以上の展望でした!
奥秩父主脈を歩いてみたいなぁという気持ちを新たに出来ましたよ!
今回はrgzさんの折り返し記念ということで
ちょっとだけ(ん?
翌日は何とか会社に辿り着きました!!
(二日酔いで呂律が回ってなかったのは内緒です
LArcさん、こんばんは。
すっかり返信した気でいました。遅くなってすみません。
忙しいはずの今年度になってから、結構山歩きをしている気がします。
そうでもしないとやってられないという気持ちの表れなのかもしれませんが、心身共にリフレッシュできる何物にも代えがたい趣味だと思っています。
ここのところ、また強く意識し始めた奥秩父主脈縦走路ですが、こんなに綺麗に眺められる場所があるとは思いませんでした。
黒金山→乾徳山で歩くと、縦走路を西から東までまるっと眺められます。
縦走を成し遂げたLArcさんなら、私よりももっといろいろ感じるところがあるのではないかと思います。
反省会は…反省し過ぎたことを反省することが多いですね
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