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記録ID: 88716
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ハイキング
奥秩父

小金沢山〜牛奥ノ雁ヶ腹摺山

2010年11月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:50
距離
15.6km
登り
775m
下り
1,376m

コースタイム

上日川峠9:05 - 9:30小屋平 - 10:20石丸峠 - 10:50狼平 - 11:30小金沢山(雨沢ノ頭)- 12:00牛奥ノ雁ヶ腹摺山12:25 - 13:00川胡桃沢ノ頭 - 13:25黒岳 - 13:45白谷丸 - 14:15湯ノ沢峠14:25 - 15:00湯ノ沢峠登山口 - 15:55天目山温泉
天候 曇り(青空も見えましたが、遠くの山並みには雲がかかったまま。展望を期待していたのに残念!)
過去天気図(気象庁) 2010年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
栄和交通 http://www11.ocn.ne.jp/~eiwa/
(2010年の上日川峠行きのバスは11月28日で終了しました。)

天目山温泉からは市民バス(http://www.city.koshu.yamanashi.jp/koshu_wdm/html/citizen/images/84359051682.pdf)もあるようです。
コース状況/
危険箇所等
 上日川峠から小屋平までは少し下ります。このあたりから笹が生い茂っていますが、登山道がきっちり確保されています。数ヶ所の川の渡渉も問題ありません。
 石丸峠までは勾配の少し急な箇所がありますが、それもよく整備されています。
 石丸峠から先になると、登山道がぐっと狭くなり、笹が道を覆い隠すような箇所が多数出てきます。足許が見えないので、下りには注意が必要です。特に賽ノ河原(石奥ノ雁ヶ原摺山〜胡桃沢ノ頭)あたりは滑りやすいので要注意かと思います。
 白谷丸から湯ノ沢峠の間は、少しの登り返しの後に、左手にザレ場が2,30メートルほど続きます。頼りなさそうなロープはありますが、慎重に下れば大丈夫です。その後には身の丈を越える笹藪、というよりむしろ笹のトンネルを抜けていきます。
 湯ノ沢峠からは湯ノ沢峠登山口へ出るだけと思っていたのですが、沢沿いをゆくこの道が意外と面倒に感じました。車で湯ノ沢峠へ向かう人がほとんどで、利用者はあまりいないのでしょう。何度か川を渡渉しますが、踏み石を慎重に選ぶ必要があります。踏み跡もあまりないので、赤テープ等が頼りです。雨の後は容易に通行止めとなりそうなルートでした。登山口からは舗装道路をひたすら行きます。

 トイレは上日川峠、湯ノ沢峠にあります。

 天目山温泉は日本有数の高アルカリ泉とか。そのほかにも、車での移動となりますが、武田家ゆかりの温泉が近辺にあります。
斜面いっぱいに笹がひろがっていました。新緑の季節が楽しみです。
2010年11月27日 09:19撮影
11/27 9:19
斜面いっぱいに笹がひろがっていました。新緑の季節が楽しみです。
小屋平。登山道は林道を渡った先へと続きます。
2010年11月27日 09:32撮影
11/27 9:32
小屋平。登山道は林道を渡った先へと続きます。
石丸峠が近づくと大菩薩湖が見え始めました。少しずつ雲が晴れてきて期待が高まります。
2010年11月27日 10:19撮影
11/27 10:19
石丸峠が近づくと大菩薩湖が見え始めました。少しずつ雲が晴れてきて期待が高まります。
石丸峠
2010年11月27日 10:22撮影
11/27 10:22
石丸峠
牛ノ寝通りとの分岐。大菩薩峠方面に比べて、静かなたたずまいです。
2010年11月27日 10:28撮影
11/27 10:28
牛ノ寝通りとの分岐。大菩薩峠方面に比べて、静かなたたずまいです。
元気に育った笹。足許ははっきりしているので、かき分ける音を楽しみながら進みます。
2010年11月27日 10:44撮影
11/27 10:44
元気に育った笹。足許ははっきりしているので、かき分ける音を楽しみながら進みます。
狼平。ちょっとした高原のようでした。
2010年11月27日 10:48撮影
11/27 10:48
狼平。ちょっとした高原のようでした。
小金沢山山頂
2010年11月27日 11:29撮影
11/27 11:29
小金沢山山頂
小金沢山から奥多摩方面を望む。雲間から三頭山が見えました。
2010年11月27日 11:30撮影
11/27 11:30
小金沢山から奥多摩方面を望む。雲間から三頭山が見えました。
雁ヶ腹摺山。いつかは五百円札の富士山を拝みたいものです。
2010年11月27日 11:31撮影
11/27 11:31
雁ヶ腹摺山。いつかは五百円札の富士山を拝みたいものです。
一週間ほど前の雪の名残でしょうか。
2010年11月27日 11:45撮影
11/27 11:45
一週間ほど前の雪の名残でしょうか。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂
2010年11月27日 12:00撮影
11/27 12:00
牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂
雲の上からわずかに南アルプスが見えました。
2010年11月27日 12:16撮影
11/27 12:16
雲の上からわずかに南アルプスが見えました。
なかなか雲が晴れません。
わずかに左肩が見えましたが、全景が見えたらさぞ絶景でしょう。
2010年11月27日 12:17撮影
11/27 12:17
なかなか雲が晴れません。
わずかに左肩が見えましたが、全景が見えたらさぞ絶景でしょう。
賽ノ河原から牛奥ノ雁ヶ腹摺山を振り返ります。
2010年11月27日 12:43撮影
11/27 12:43
賽ノ河原から牛奥ノ雁ヶ腹摺山を振り返ります。
水場へは20分ほどだそうです。(ここから甲斐大和方面へ向かう日川林道へ出ることもできるようです)
2010年11月27日 12:44撮影
11/27 12:44
水場へは20分ほどだそうです。(ここから甲斐大和方面へ向かう日川林道へ出ることもできるようです)
川胡桃沢ノ頭 その1
2010年11月27日 13:00撮影
11/27 13:00
川胡桃沢ノ頭 その1
川胡桃沢ノ頭 その2 ヒッチって何でしょうか?
2010年11月27日 13:00撮影
11/27 13:00
川胡桃沢ノ頭 その2 ヒッチって何でしょうか?
黒岳。展望はあまりよくありません。
2010年11月27日 13:28撮影
11/27 13:28
黒岳。展望はあまりよくありません。
広葉樹林帯。紅葉の季節に辿ってみたいものです。
2010年11月27日 13:40撮影
11/27 13:40
広葉樹林帯。紅葉の季節に辿ってみたいものです。
白谷丸
2010年11月27日 13:46撮影
11/27 13:46
白谷丸
白ザレ場
2010年11月27日 14:06撮影
11/27 14:06
白ザレ場
笹のトンネルがどこまで続いていくようでした。
2010年11月27日 14:13撮影
11/27 14:13
笹のトンネルがどこまで続いていくようでした。
湯ノ沢峠
2010年11月27日 14:14撮影
11/27 14:14
湯ノ沢峠
湯ノ沢峠避難小屋
2010年11月27日 14:24撮影
11/27 14:24
湯ノ沢峠避難小屋
湯ノ沢峠登山口までは沢伝いです。
2010年11月27日 14:38撮影
11/27 14:38
湯ノ沢峠登山口までは沢伝いです。
湯ノ沢峠登山口
2010年11月27日 15:01撮影
11/27 15:01
湯ノ沢峠登山口
木賊集落近くの竜天宮山門の狛犬。面長ならぬ横長です。
2010年11月27日 15:42撮影
11/27 15:42
木賊集落近くの竜天宮山門の狛犬。面長ならぬ横長です。

感想

 これまで遠くから眺めるだけだった小金沢連嶺へ行ってきました。当初は別の山域を考えていましたが、今年のバス運行がこの週末で終了すると聞いたためでした。

 上日川峠はいつものようにハイキングの人でいっぱいです。ほとんどの方が大菩薩峠を目指す中、石丸峠へ向かいます。はじめはゆるやかな下り、次第に登りにかかります。小屋平で林道を渡ってからは勾配がきつくなりますが、それほどかからずにもう一本の林道に出て、新しい登山口からしばらく登れば斜面の先に石丸峠が見えました。
 残念ながら朝から曇り空で、展望は今ひとつ。それでも大菩薩のなだらかな山容は見ていて気持ちのよいものです。雲が晴れることを期待しつつ、南へ尾根を辿ります。
 このルートはさすがに人通りが少なく、一人が通れるのがやっとという幅の山道が続きます。しかも、だんだんと笹が元気になり、山道を覆い隠すようになります。ただ、狼平あたりまではゆるやかな山道なので、あまり苦になりません。むしろその後の小金沢山北斜面の登りが、木々の根と倒木と岩場の連続で、いささかてこずりました。
 小金沢山(雨沢ノ頭)の山頂は南東が開けていますが、雲が湧いていて眺望はあまり芳しくありません。ひとまず山域名のつかない正真正銘(?)の雁ヶ腹摺山を確認して先へ進み、正午ちょうどに牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ着きました。
 ここは大月市が選定した「秀麗富岳十二景」の一つ。昼食をとりながら、富士山を隠している雲が晴れるのを待ちます。南アルプスは雲の上に少しだけ峰が顔を出しています。せめて少しの間だけでも霊峰をと願いましたが、結局わずかに左肩あたりが見えただけ。全貌は次回の楽しみとすることにしました。

 牛奥ノ雁ヶ腹摺山からは基本的に下り。霜が融けてすべりやすくなった斜面に数回尻餅をつきましたが、あたり一面の笹原だったので助かりました。課題はまだ残ったままです。
 展望がほとんどない黒岳を経て、白谷丸を過ぎたあたりで、急に様子が変わります。左手に白いガレ沢がひろがり、その手前には細いロープが一本張られているだけ。岩伝いながら山道は確保されているので慎重に通ります。その先からは丈2メートル以上かと思われる笹のトンネルが延々と続きます。トンネルを抜けたと思ったら湯ノ沢峠でした。
 湯ノ沢峠で少し休憩して、登山口へ向かいます。峠からは車で下山するのが一般的で、どうやら徒歩は私一人のよう。避難小屋の案内図にも記されている登山道なのでさほど問題はないだろうと思ったのですが、頼りとするのがもっぱら赤テープである点は、小金沢連嶺の尾根歩きとほとんど変わりありません。沢沿いで何度も渡渉するので、こちらの方が思いのほか神経を使いました。
 最後は1時間ほどの舗装道路歩き。予定していたバスには余裕をもって間に合いましたが、思ってもみなかった部分でなかなか手強いと感じたルートでした。

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