小金沢山〜牛奥ノ雁ヶ腹摺山


- GPS
- 06:50
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 775m
- 下り
- 1,376m
コースタイム
天候 | 曇り(青空も見えましたが、遠くの山並みには雲がかかったまま。展望を期待していたのに残念!) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(2010年の上日川峠行きのバスは11月28日で終了しました。) 天目山温泉からは市民バス(http://www.city.koshu.yamanashi.jp/koshu_wdm/html/citizen/images/84359051682.pdf)もあるようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上日川峠から小屋平までは少し下ります。このあたりから笹が生い茂っていますが、登山道がきっちり確保されています。数ヶ所の川の渡渉も問題ありません。 石丸峠までは勾配の少し急な箇所がありますが、それもよく整備されています。 石丸峠から先になると、登山道がぐっと狭くなり、笹が道を覆い隠すような箇所が多数出てきます。足許が見えないので、下りには注意が必要です。特に賽ノ河原(石奥ノ雁ヶ原摺山〜胡桃沢ノ頭)あたりは滑りやすいので要注意かと思います。 白谷丸から湯ノ沢峠の間は、少しの登り返しの後に、左手にザレ場が2,30メートルほど続きます。頼りなさそうなロープはありますが、慎重に下れば大丈夫です。その後には身の丈を越える笹藪、というよりむしろ笹のトンネルを抜けていきます。 湯ノ沢峠からは湯ノ沢峠登山口へ出るだけと思っていたのですが、沢沿いをゆくこの道が意外と面倒に感じました。車で湯ノ沢峠へ向かう人がほとんどで、利用者はあまりいないのでしょう。何度か川を渡渉しますが、踏み石を慎重に選ぶ必要があります。踏み跡もあまりないので、赤テープ等が頼りです。雨の後は容易に通行止めとなりそうなルートでした。登山口からは舗装道路をひたすら行きます。 トイレは上日川峠、湯ノ沢峠にあります。 天目山温泉は日本有数の高アルカリ泉とか。そのほかにも、車での移動となりますが、武田家ゆかりの温泉が近辺にあります。 |
写真
感想
これまで遠くから眺めるだけだった小金沢連嶺へ行ってきました。当初は別の山域を考えていましたが、今年のバス運行がこの週末で終了すると聞いたためでした。
上日川峠はいつものようにハイキングの人でいっぱいです。ほとんどの方が大菩薩峠を目指す中、石丸峠へ向かいます。はじめはゆるやかな下り、次第に登りにかかります。小屋平で林道を渡ってからは勾配がきつくなりますが、それほどかからずにもう一本の林道に出て、新しい登山口からしばらく登れば斜面の先に石丸峠が見えました。
残念ながら朝から曇り空で、展望は今ひとつ。それでも大菩薩のなだらかな山容は見ていて気持ちのよいものです。雲が晴れることを期待しつつ、南へ尾根を辿ります。
このルートはさすがに人通りが少なく、一人が通れるのがやっとという幅の山道が続きます。しかも、だんだんと笹が元気になり、山道を覆い隠すようになります。ただ、狼平あたりまではゆるやかな山道なので、あまり苦になりません。むしろその後の小金沢山北斜面の登りが、木々の根と倒木と岩場の連続で、いささかてこずりました。
小金沢山(雨沢ノ頭)の山頂は南東が開けていますが、雲が湧いていて眺望はあまり芳しくありません。ひとまず山域名のつかない正真正銘(?)の雁ヶ腹摺山を確認して先へ進み、正午ちょうどに牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ着きました。
ここは大月市が選定した「秀麗富岳十二景」の一つ。昼食をとりながら、富士山を隠している雲が晴れるのを待ちます。南アルプスは雲の上に少しだけ峰が顔を出しています。せめて少しの間だけでも霊峰をと願いましたが、結局わずかに左肩あたりが見えただけ。全貌は次回の楽しみとすることにしました。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山からは基本的に下り。霜が融けてすべりやすくなった斜面に数回尻餅をつきましたが、あたり一面の笹原だったので助かりました。課題はまだ残ったままです。
展望がほとんどない黒岳を経て、白谷丸を過ぎたあたりで、急に様子が変わります。左手に白いガレ沢がひろがり、その手前には細いロープが一本張られているだけ。岩伝いながら山道は確保されているので慎重に通ります。その先からは丈2メートル以上かと思われる笹のトンネルが延々と続きます。トンネルを抜けたと思ったら湯ノ沢峠でした。
湯ノ沢峠で少し休憩して、登山口へ向かいます。峠からは車で下山するのが一般的で、どうやら徒歩は私一人のよう。避難小屋の案内図にも記されている登山道なのでさほど問題はないだろうと思ったのですが、頼りとするのがもっぱら赤テープである点は、小金沢連嶺の尾根歩きとほとんど変わりありません。沢沿いで何度も渡渉するので、こちらの方が思いのほか神経を使いました。
最後は1時間ほどの舗装道路歩き。予定していたバスには余裕をもって間に合いましたが、思ってもみなかった部分でなかなか手強いと感じたルートでした。
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