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Yamareco

記録ID: 90455
全員に公開
雪山ハイキング
富士・御坂

本社ヶ丸〜清八峠

2010年12月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:19
距離
15.3km
登り
1,260m
下り
1,249m

コースタイム

07:10笹子駅
07:22山道入口
08:25登り途中鉄塔
08:33林道交点
09:06稜線合流鶴ヶ鳥屋山分岐
09:42角研山1377m
10:00鉄塔2宝鉱山分岐
10:54本社ヶ丸1630m〜10:40
12:05清八峠
13:02清八峠登山口
13:10東山梨変電所
13:54追分トンネル
14:35笹子駅到着
天候 晴れ 遠くは雲有り

笹子駅で、8℃程 寒いということは有りません。
稜線にでると時折、強い風が抜けますが続く事は有りませんでした。
(心配していたのですが・・・良かった^^;)
過去天気図(気象庁) 2010年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
<行>
高尾駅6:14発 松本行 笹子駅7:06着

<帰>
笹子駅15:02発 大月行 大月15:21発 東京行
コース状況/
危険箇所等
本社ヶ丸山頂直下は雪が付いている岩場を歩きますので慎重に。
標高は余り1630m程ですが、山頂周辺は岩稜ですので眺望はとても良いです。
稜線にも20cm位の雪は有りました。

船戸沢沿いのルートを上がる時に5回程渡渉有りました。
足元注意してください。

渡渉が終わると今度は林道交差地点まで暫く急登になります。
雪が付いている箇所は慎重にあがりました。

林道交差地点から上がったところは凍結地点ありました。
短い区間だったのでアイゼンは付けませんでしたが慎重に。
ここから尾根までは雪も5cm〜10cm位。
北斜面ですので慎重に。

メモ
東山梨変電所とUHV鉄塔
カテナリーカーブも堪能出来ましたぁ。
笹子設備トレーニングセンターの模擬駅。写真右側には本物の笹子駅が有ります。2両分位かなぁ。模擬駅を使用する訓練があるかどうかは不明ですが、軌道保線等の訓練が行われる設備の様です。目立たないが重要な仕事場。
2010年12月11日 07:11撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 7:11
笹子設備トレーニングセンターの模擬駅。写真右側には本物の笹子駅が有ります。2両分位かなぁ。模擬駅を使用する訓練があるかどうかは不明ですが、軌道保線等の訓練が行われる設備の様です。目立たないが重要な仕事場。
これはトンネルの検査訓練用にある模擬トンネルの様です。壁にはE233系。「ササトレ」の意味は不明。
2010年12月11日 07:11撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 7:11
これはトンネルの検査訓練用にある模擬トンネルの様です。壁にはE233系。「ササトレ」の意味は不明。
07:22 ここから登山道。というか途中までは車も通れます。駐車場は有りません。
2010年12月11日 07:22撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 7:22
07:22 ここから登山道。というか途中までは車も通れます。駐車場は有りません。
07:36 沢を渡りますその1
渡った先に大月市の指導標が有ります。
2010年12月11日 07:36撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 7:36
07:36 沢を渡りますその1
渡った先に大月市の指導標が有ります。
07:44 沢を渡りますその2
向こう側に踏み跡有り。
2010年12月11日 07:44撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 7:44
07:44 沢を渡りますその2
向こう側に踏み跡有り。
07:44 沢を渡りますその3
ズルッといき、靴の中に水浸入。靴下交換までには至らずε-(´∀`*)ホッ
2010年12月11日 07:47撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 7:47
07:44 沢を渡りますその3
ズルッといき、靴の中に水浸入。靴下交換までには至らずε-(´∀`*)ホッ
07:53 沢を渡りますその4
倒木が邪魔している関係で踏み跡が少々不鮮明でした。
2010年12月11日 07:53撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 7:53
07:53 沢を渡りますその4
倒木が邪魔している関係で踏み跡が少々不鮮明でした。
07:56 沢を渡りますその5
2歩目に足を置く位置が無さそうですが、ストックで探っていると意外と行ける事が分かります。
2010年12月11日 07:56撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 7:56
07:56 沢を渡りますその5
2歩目に足を置く位置が無さそうですが、ストックで探っていると意外と行ける事が分かります。
08:07 朝日が当たって筋肉質な雰囲気の滝子山
2010年12月12日 15:30撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/12 15:30
08:07 朝日が当たって筋肉質な雰囲気の滝子山
08:18 950m付近で足元に雪。この場所から下の部分は急登でジグザグの九十九折です。
2010年12月11日 08:18撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 8:18
08:18 950m付近で足元に雪。この場所から下の部分は急登でジグザグの九十九折です。
08:25 鉄塔その1 何故か撮影してしまう^^;
2010年12月11日 08:25撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 8:25
08:25 鉄塔その1 何故か撮影してしまう^^;
08:33 林道交点に上がってきた場所から振り返って撮影。
2010年12月11日 08:33撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 8:33
08:33 林道交点に上がってきた場所から振り返って撮影。
林道日影部分のアイスバーン。実際に歩いてみましたがグリップ無し。
2010年12月11日 08:33撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 8:33
林道日影部分のアイスバーン。実際に歩いてみましたがグリップ無し。
林道を渡り直ぐに登山道は続きます。写真上に法面舗装っぽくコンクリート吹付けされている部分が有りますが、ここは凍結していました。短い区間でしたので大きな問題は有りません。
2010年12月11日 08:35撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 8:35
林道を渡り直ぐに登山道は続きます。写真上に法面舗装っぽくコンクリート吹付けされている部分が有りますが、ここは凍結していました。短い区間でしたので大きな問題は有りません。
08:41 1150m付近の雪はこの程度。と言いたい所ですが我々は戦々恐々。ヘタレ2人組です。
2010年12月11日 08:41撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 8:41
08:41 1150m付近の雪はこの程度。と言いたい所ですが我々は戦々恐々。ヘタレ2人組です。
09:04 1300m付近 稜線手前
2010年12月11日 09:04撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 9:04
09:04 1300m付近 稜線手前
09:06 稜線に出たところで北方面の大菩薩連嶺を望みます。
2010年12月11日 09:06撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 9:06
09:06 稜線に出たところで北方面の大菩薩連嶺を望みます。
稜線に出たところ。鶴ヶ鳥屋山方面に向かって撮影しています。向かって右側が南斜面。
2010年12月11日 09:10撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 9:10
稜線に出たところ。鶴ヶ鳥屋山方面に向かって撮影しています。向かって右側が南斜面。
ヤグラ残骸の車輪。リフト?
2010年12月11日 09:13撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 9:13
ヤグラ残骸の車輪。リフト?
9:37 1350m付近から東側 権現山・扇山方面。大岳山もみえていました。
2010年12月11日 09:37撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 9:37
9:37 1350m付近から東側 権現山・扇山方面。大岳山もみえていました。
9:59 またまた鉄塔。この辺りまでは陽当り良好。広すぎず狭すぎず、時々ちょっとした岩場有り、北面、南面とも視界良好。富士山はまだ見えませんがとても楽しい。
2010年12月11日 09:59撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 9:59
9:59 またまた鉄塔。この辺りまでは陽当り良好。広すぎず狭すぎず、時々ちょっとした岩場有り、北面、南面とも視界良好。富士山はまだ見えませんがとても楽しい。
10:00 鉄塔脇の指導標。都留市の指導標立派。
ただ時間はちょっと大げさ。本社ヶ丸まで55分程度でした。(ノンビリ歩きました)
2010年12月11日 10:01撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 10:01
10:00 鉄塔脇の指導標。都留市の指導標立派。
ただ時間はちょっと大げさ。本社ヶ丸まで55分程度でした。(ノンビリ歩きました)
10:04 鉄塔を過ぎると稜線上でも雪が多くなって来ました。ウサギの足あとしかないルートを追っていく感じで、アリスの気分。(とはIppoの漏らした言葉)
2010年12月11日 10:04撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 10:04
10:04 鉄塔を過ぎると稜線上でも雪が多くなって来ました。ウサギの足あとしかないルートを追っていく感じで、アリスの気分。(とはIppoの漏らした言葉)
10:07 ウサギも山道は歩きやすいのか、足あとはずっと続いていました。人が歩いた後は有りませんでしたが、迷いそうな場所は有りませんでした。
2010年12月11日 10:07撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 10:07
10:07 ウサギも山道は歩きやすいのか、足あとはずっと続いていました。人が歩いた後は有りませんでしたが、迷いそうな場所は有りませんでした。
10:44 本社ヶ丸ピーク手前にある看板です。最後の一登りという所を過ぎた場所にあります。
2010年12月11日 10:44撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 10:44
10:44 本社ヶ丸ピーク手前にある看板です。最後の一登りという所を過ぎた場所にあります。
10:54 到着。岩峰って言うのでしょうか。ちょっとした岩場登りになり山頂に到着。余り広くは有りませんが、誰も居ませんでした(^^)/
本日の富士山です。三ッ峠山が近すぎて邪魔^^;
2010年12月11日 10:54撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 10:54
10:54 到着。岩峰って言うのでしょうか。ちょっとした岩場登りになり山頂に到着。余り広くは有りませんが、誰も居ませんでした(^^)/
本日の富士山です。三ッ峠山が近すぎて邪魔^^;
こっちはほぼ真北側。
直ぐに3名が清八峠方面から。更に15分後位で10名程。山頂は大混雑状態になり電車席取りの様相となった為、お片づけを開始して席をお譲りしました(´・ω・`)
2010年12月11日 10:54撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 10:54
こっちはほぼ真北側。
直ぐに3名が清八峠方面から。更に15分後位で10名程。山頂は大混雑状態になり電車席取りの様相となった為、お片づけを開始して席をお譲りしました(´・ω・`)
黒岳・釈迦ヶ岳が印象的なパノラマになりました。アルプスは雲でかくれてしまっています。金峰山もよく見えていました。(双眼鏡では五丈岩も)
2010年12月11日 10:55撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 10:55
黒岳・釈迦ヶ岳が印象的なパノラマになりました。アルプスは雲でかくれてしまっています。金峰山もよく見えていました。(双眼鏡では五丈岩も)
11:29 清八峠方面に少し下った場所から見上げて撮影。暫くはストック邪魔です。(というか危険)
2010年12月11日 11:29撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 11:29
11:29 清八峠方面に少し下った場所から見上げて撮影。暫くはストック邪魔です。(というか危険)
11:47 ロープ有りますが使わなくても上がれました。太陽様様。
2010年12月11日 11:47撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 11:47
11:47 ロープ有りますが使わなくても上がれました。太陽様様。
この稜線も富士山が良く見えます。
2010年12月11日 11:47撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 11:47
この稜線も富士山が良く見えます。
11:50 ちょっとした岩場に着く雪も我々は恐る恐る。
2010年12月11日 11:50撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 11:50
11:50 ちょっとした岩場に着く雪も我々は恐る恐る。
ピラミダルな釈迦ヶ岳。印象的でした。
2010年12月11日 11:51撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 11:51
ピラミダルな釈迦ヶ岳。印象的でした。
11:54 再び岩場を降ります。旺文社地図には「危」のマーク有ります。
2010年12月11日 11:53撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 11:53
11:54 再び岩場を降ります。旺文社地図には「危」のマーク有ります。
本社ヶ丸から少し下った所の南面はこんな感じで立派な岩峰。
2010年12月11日 11:54撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 11:54
本社ヶ丸から少し下った所の南面はこんな感じで立派な岩峰。
11:57 またまた下った場所。足置くとこ無いじゃんって文句たれつつ笑顔が引き攣る。
2010年12月11日 11:57撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 11:57
11:57 またまた下った場所。足置くとこ無いじゃんって文句たれつつ笑顔が引き攣る。
12:09 清八峠ではお食事中の方が2名程。下るルートの状況を教えて頂き、「注意すれば大丈夫だよっ」と元気を頂き、暫く行ったところ。雪は有りますが比較的なだらかな尾根道が続きます。
2010年12月11日 12:09撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 12:09
12:09 清八峠ではお食事中の方が2名程。下るルートの状況を教えて頂き、「注意すれば大丈夫だよっ」と元気を頂き、暫く行ったところ。雪は有りますが比較的なだらかな尾根道が続きます。
12:51 植林中の尾根道。
2010年12月11日 12:51撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 12:51
12:51 植林中の尾根道。
13:02 清八峠ルートの登山ポストです。
2010年12月11日 13:02撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 13:02
13:02 清八峠ルートの登山ポストです。
13:19 東山梨変電所近くの鉄塔が見えてきました。
調べてみると、UltraHightVoltage(UHV)鉄塔の様で、500KV(ってことは50万ボルトっ)の送電線みたいです。どうりで碍子がトンデモナイ数付いている訳です。写真の左手に変電所がありまして、恐らく右側に向かうのが、新富士変電所向けじゃないかと勝手に思っています。送電線の幹線名まで撮影してくれば良かった・・・。
2010年12月11日 13:19撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 13:19
13:19 東山梨変電所近くの鉄塔が見えてきました。
調べてみると、UltraHightVoltage(UHV)鉄塔の様で、500KV(ってことは50万ボルトっ)の送電線みたいです。どうりで碍子がトンデモナイ数付いている訳です。写真の左手に変電所がありまして、恐らく右側に向かうのが、新富士変電所向けじゃないかと勝手に思っています。送電線の幹線名まで撮影してくれば良かった・・・。
東山梨変電所です。右側に先ほど鉄塔が有ります。西群馬開閉所〜東山梨変電所まで1000KV(100万ボルト)で、〜新富士変電所が500KV区間。その変電所って事の様です。
2010年12月11日 13:19撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 13:19
東山梨変電所です。右側に先ほど鉄塔が有ります。西群馬開閉所〜東山梨変電所まで1000KV(100万ボルト)で、〜新富士変電所が500KV区間。その変電所って事の様です。
更にここから山梨県全域に変圧(154kvになって)して送電をしている様。「24」ならここ狙われるって事かな。
2010年12月11日 13:19撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 13:19
更にここから山梨県全域に変圧(154kvになって)して送電をしている様。「24」ならここ狙われるって事かな。
冷却器っていうのか・・・すごい数。チリチリと音がしているのが高電圧を物語っております。
2010年12月11日 13:20撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 13:20
冷却器っていうのか・・・すごい数。チリチリと音がしているのが高電圧を物語っております。
日立製。
2010年12月11日 13:22撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 13:22
日立製。
13:54 追分トンネル。歩道は有ります。工事ダンプ車両の往来が激しいのでご注意を。
2010年12月11日 13:54撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 13:54
13:54 追分トンネル。歩道は有ります。工事ダンプ車両の往来が激しいのでご注意を。
14:08 20号にあったダミーパトカー?これでスピード落とすドライバーは皆無だと思いますが、フェンダーミラーというのが良い感じ。
2010年12月11日 14:08撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 14:08
14:08 20号にあったダミーパトカー?これでスピード落とすドライバーは皆無だと思いますが、フェンダーミラーというのが良い感じ。
本日歩いた稜線です。一番の盛り上がりは、本社ヶ丸手前の1541m
2010年12月11日 14:13撮影 by  DSC-TX5, SONY
12/11 14:13
本日歩いた稜線です。一番の盛り上がりは、本社ヶ丸手前の1541m

感想

今回は、久々にIppoを引きずり出す事に成功。無理するのも良くないので、
最近のお気に入りである大菩薩から南のルートでどこか程よいコースは無い
かと探しておりましたところ、本社ヶ丸という響きが良い場所を発見し、
入山させていただく事に決定しました。

<笹子駅着>
無人駅。出て直ぐ右側に笹子隧道記念碑が目につきます。
言わずと知れた笹子トンネルでしょう。一時は渋滞の名所だった記憶があります。
(なーんかクラッチ焼ける匂いしない?みたいな・・・)
後は観光地図版が目立つ位で、直ぐ近くに甲州街道が走っています。
今回は、右手にどんどん進み、山道指導標のある船橋沢から入ります。

<船橋沢〜>
暫くは林道です。そのまま進むと廃屋と化した作業小屋がありました。
材木運搬用のケーブルクレーンが有りましたが、ケーブルは既に杉の木で
まともに使えるルートがひらけていませんでした。
廃屋の当たりで車道は終わり。直ぐに沢沿いの山道となります。

山道自体は足元も悪く有りませんし、踏み跡もしっかりしていました。
ただ、写真にあるとおり、渡渉ポイントが5箇所程。同じ沢を行ったり来たり
している様でした。別の沢からの合流もあるので一応方向だけは気をつけて
上がるようにしました。渡渉は、橋のような人工物は無い為、気を付けないと
すっ転びます。冬場なの靴の中濡らすと辛いですから、靴下の替えは是非。

<舟橋沢とおわかれ・・・尾根へ>
舟橋沢から尾根へ向かう山道には、指導標が立っていました。
国土地理院の地図ですと、指導標の位置より150m程手前に尾根への道が
有るようですが、その踏み跡には気が付きませんでした。
指導標から先の踏み跡は、沢沿いに行くものもありました。そちらの踏み跡の方が明瞭。
尾根向きのルートはここから急登になります。

<沢から林道交点まで>
尾根筋直線で約600mの距離に対して、300mの標高を上げます。
そこそこな傾斜です。ルート上はジグザク。所々に木の根っ子が貼り出しており、
ステップが取りづらい部分があります。滑る様な泥濘もなく、幸いにしてこの標高での
積雪はまだ有りません。まだまだ余裕は有ります。

途中の鉄塔は圧巻。大体進入禁止なので、真下から見る鉄塔はイイもんです。
この辺りから雪が出てきますが、問題は有りません。


<林道交点に出ると、真っ白!? 稜線までは雪>
アスファルトの林道。日陰部分は真っ白で一部黒光りのブラックアイス状態。
トットゥルーと滑ることが可能なくらい、ツルッツル。

此処から先の山道は、雪。そんなに深くはありません。土の威力は偉大で、凍結するところまでは
至っておらず、幸いにして尾根筋も少々広めでしたのでゆっくり慎重に歩けば問題は有りませんでした。
とは言っても、2人とも雪が有る山道を歩くのは初めての為、一歩一歩は真剣に歩きました。

<稜線に出ると・・・>
お日様は本当に有り難い存在であり、神話に出てくるような太陽神の存在を認めたくなります。
この高さの山で神を見る様な気持ちになるのですから、アルプスで見る太陽は正しく神でしょう。
南側斜面は雪が全くなくなり、北側は雪が有ります。
足を進めると、直ぐにヤグラ後が有り、その先の踏み跡が不明瞭になります。
巻いている様な踏み跡もありましたが、そこを進むと、片足の幅くらいしか無い様な道になります。
そこに落ち葉が溜まっているので、踏み外しそうな危険箇所です。引き返すにも怯えた犬の様に
震えながらUターンする始末。お粗末様でした。
ヤグラ跡までもどって、結局目の前のピークを直登するのが正解でした。踏み跡は僅かにあるようですが。。。。
この稜線は、ピークを確実に通るのが正解な様で、岩稜が多くなってきても基本的には直登なようです。
となると、ピーク通る都度そこそこの眺望が有り「この稜線いいなぁ」とニコニコしてくることになります。
いやぁ本当に素敵な稜線だと思います。

そうそう、そう言えば靴に雪が侵入するくらいの深さは有りました。ミドルカットの靴だとダメ。
スパッツあれば早々に装着しましょう。気温もそこそこ高く、踏まれている雪でも無かったので、アイゼン不要です。

<本社ヶ丸>
富嶽12景で、しかも岩稜の山頂ですから視界を遮るものが有りません。
最初は我々2名だけでしたが、直ぐに3名追加。写真撮影のお手伝いをして、コーヒー煎れていたら、
あっという間に10名程の団体様到着。溢れて山頂からこぼれ落ちそうになる前に、片付けを初めて撤退しました。
風も思ったよりは無い状態で、モーっとゆっくりしたい場所でした。団体さん恨めしやぁです。

<清八峠までは結構怖い>
岩場を降りる事になります。注意一秒怪我一生。元々下りが極端にペースダウンする私ですが、
更に遅くなりました。ストック邪魔。とっとと仕舞いましょう。一応片手で持っても行けましたが、
めんどくさがらずに仕舞うべきでした。

<清八峠〜奥之沢方面 笹子駅へ>
下山します。
清八峠通過予定時間より1時間以上の遅れ。まぁちょっと計画に無理もありました。
此処から先の三ツ峠(御巣鷹山、開運山、木無山)に行きたかったのですが、
どう考えても日が暮れると思い、ここから撤退に入りました。

思いの外なだらかな尾根道で、踏まれている割には雪も調度良い締まり具合でした。良かった。
途中からアスファルト道に出ますが、変電所やJRの工事中現場(リニア実験線の丁度末端部分当たり)
等見ながらノンビリ散歩しました。5.5kmも歩くことになるのでやっぱり長すぎですが、次のルート考えながら
歩くとあっという間でした。本日も無事でなにより(^^♪

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コメント

同じ電車でした
Orangenaさん、 IppoIppoさん、こんばんは。
初めまして、kurikuri8と申します。
編集中に失礼します。

笹子駅に同じ電車で着きました。
駅前の地図を見られていたお二人だと思います。
本社ヶ丸山や稜線も結構雪があったんですね。

我々は清八山から三ツ峠に抜けたのですが、やはり
雪の登りと強風に難儀しました。

よく考えたら、帰りの東京行きも同じ電車でした。
登山帰りの乗客がとても多くてびっくり。

同じ地域を歩かれているので、お会いしましたら
よろしくお願いします。
2010/12/11 23:08
Re:同じ電車でした
kurikuri8さん こんばんわ。
いつもお世話になっています。
また、早速のコメント有難うございます。

そうだったんですか
私どもは、確かに地図を見ており、その後JRの「笹子設備トレーニングセンター」の
模擬駅に食いついておりました。なんだぁコレは・・・の状態。

本日の予定は、「出来れば」三ツ峠を抜けたかったのですが、
思いの他登りの雪で苦戦してしまい、清八峠から下山した次第です。
目の前の三ツ峠を見て下山するのは少々残念ではありましたが、
誰も歩いていなかった稜線上の雪の上を歩く事が楽しかった事も幸いしまして、
満足できる山行となりました^^;

ただ・・・我々二人とも、雪慣れていない事もあり、
至る箇所で怖かったというのが本当の所です
怖い思いは少しずつねぇ・・・ということで、本日は早々に退〜散させて頂いた次第です。

>同じ地域を歩かれているので、お会いしましたら
>よろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
稜線から見ていた笹子雁ヶ腹摺山、滝子山がとても綺麗な山容だったので、
できるだけ近い内に計画したいと思っております。
その時はまたまた笹子駅にお世話になることになりそうです
それでわ。
kurikuri8さんの記録楽しみにしています(^^ゞ
2010/12/12 0:02
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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 富士・御坂 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
ハイキング 富士・御坂 [日帰り]
本社ヶ丸 - 笹子川右岸の静かな稜線を歩く
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 甲信越 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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