マイモーズの悪場 (倉沢谷下部)

コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
途中、日原川方面に向かい、倉沢谷本橋?を渡って、右側の林道入る前が駐車スペース、左側のコンクリ道路の途中から土付を下り、倉沢谷出合へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
入渓は踏み跡複数有、下部はトラロープだったものや、鎖が有る。出合から100mぐらい歩くとF1。残置はほぼ無いので要工作、釜は飲みこまれるので注意。上部はラインが2つあるっぽいが、滝を股下にステミングで突破。F3はちょっと悪いがフリー、F4は5〜6mだが、ランナー取れないのでリード注意。スタンスが細かい or 無いので、F1からクライミングシューズで臨みました。(沢靴だと立ち込めない、スメア/スメッジングの出番が多い) 同ルート下降は可能。(アンカーは整備されている) |
その他周辺情報 | 河辺温泉 梅の湯 http://www.kabeonsen-umenoyu.com/ 綺麗、安い! 煉火亭 青梅河辺店 http://www.bashamichi.co.jp/renkatei/re1219/ 安い系焼肉! たらふく食べました。 |
感想
かねてから計画はしていたものの行く機会のなかったマイモーズ。
計画が消えてぽっかり空いた一日にtaka10さんが付き合ってくれるとの事で
いざチャレンジ。
当日は朝方まで雨予報&夕方から雨予報。日中もにわか雨注意の天気予報。
ところが出発時点の24時間降水量は2mm、48時間でも5mmとの事。
事前情報で各滝には懸垂用の支点があることは分かっていたので、
雨が降ったら撤退&濁流だったら帰ってこようと、とりあえず出発。
これが正解だった。
進むにつれ天候が回復し、青空も見え始めた。
さて、目印の倉沢橋に到着。
右折したスペースに停め、うろうろとアプローチを探る。
その先の林道を少し進むと踏み後が2つほど目に付いた。
おそらく、倉沢谷のアプローチだと思う。
日原鍾乳洞方面に道路を少し進むといくつかアプローチがとれそうだった。
ゆっくりと準備をして出発。
事前情報だと急斜面を降りるような記録が多かったが、
ジグザグに踏み後がついていて普通に降りられた。
沢に近づくと踏み後は細くなるが、大ダワ林道よりはマシな道だし鎖もあった。
倉沢谷の出会いからF1が見える。50mくらいだろうか。F1まで障害はない。
増水もしておらず、通常の水位の模様。
とりあえず、深さを測る為に滝の右側を壁に沿って歩いてみる。
足が着かなくなるまで入ったが、ホールドは無い。
3回ほど行ったり来たりして、水から上がれるところまでルート工作をする。
その後、トライするも手がかりは無く、ハーケンの効きも甘い。
ハーケン2枚に体重を預けて次のハーケンを打ってると、全てのハーケンが抜ける。。。
何回か同じことを繰り返して諦めて戻った。
空は青くゴルジュの外は日差しが降り注いでいる。
一旦、出会いまで戻って休憩。日差しが暖かい。
体は温まったのでウズウズしてくる。
しかし、あまりの気持ちよさにtaka10さんは寝てしまっている。
最初の方にムダに打ったハーケンでも回収しておこう。
しばしルートを探っているとtaka10さんが起きてきたので、
クライミングシューズに履き替えて本気トライ。
シューズを履き替えたところで、下部はフリクションも効かない。
恐怖心と戦いながらヘタなエイドで突破。
ミシンを踏みながらカンテ上部まで辿り着く。
だが、ルートが分からない。ルーファイが定まらず、行ったり来たり。
ガチャ類も下部で使いきり、使える装備はほとんど残っていなかった。
詳細は伏せるが、なんとかトップアウト。(行かれる方は楽しんでください)
ランニングは0だった。(落ちてもドボン)
登攀時間はtaka10さんいわく1時間半ちょっと?
残置も取り付き付近にあったハーケン一つしか使えなかった。(なくても大丈夫)
落ち口には、場所に似つかわしくないラッペルステーション。
事前情報にあった巨木?倒木?はどこにも無かった。
空身で登ったので、荷上げを行ったが水圧が激しくとんでもなく重かった。
登攀でガチャが足りなくなり、ビナとセットでタイブロックを置いてきてしまった事を後悔。
荷上げに使えるアッセンダーもザックの中・・・。
あまりの水圧でザックが開いたらしく、taka10さんのスマホと沢靴の片方はマイモーズに飲み込まれました。
ラッペルステーションの場所があまり良くなく(あるだけありがたいが)、
フォローも大変そうだった。
いくつかは残置も覚悟したがtaka10さんは全て回収してきてくれた!すごい!!
めんどくさいので、クライミングシューズのまま遡行を続けた。
F2はちょっとした段差。
F3は右側から登ってトラバース。
共に大して難しい所はない。
F4はtaka10さんリード。
右側から釜付近で取り付き、危なげなく突っ張りで登っていきました。さすが!
フォローで登りましたが、落ち口付近で足を滑らしました。
気が抜けていたようで・・・フォローでよかった!
ゴルジュを抜けた所まで見学して、沢靴探しに同ルート下降。
F4は懸垂。ここもペツルの支点&残置ビナあり。
F3はウォータースライダー。(案外浅いので気をつけて!)
F2は歩いて通過。
F1も懸垂。30mロープで十分。
釜部分で水に浮きながら解除して、へつり気味に泳いで脱出・・・のはずが、
泳いでる最中にロープが足に絡んで軽くパニック。
ロープは開放しないでコントロールし続けないと危ないですね。
同ルート下降したものの、沢靴とスマホは見つからず。
流されたなら引っかかりそうなので、釜の底に押し付けられているのか・・・。
恐るべし、釜の渦。
今回は突破できて良かった。
マイモーズは初めてだったが、宿題が一つ終わった気分。
メンタルが強ければ、もう少し早く登れたはず。
taka10さん、付き合ってくれてありがとうございました。
ハードな初ゴルジュで失った物は(金銭的に)大きかったと思いますが、
こりずに付き合ってくれると嬉しいです。
F1で使った装備。
ハーケン(ナイフブレード)数枚
クリフハンガー(小)一個
小さいトライカム(すごい助かった!)一個
小さいナッツ数個
その他、カラビナやスリング類たくさん
以前計画に入ってた自分が恐ろしく感じる記録です(笑)
(行かなくてよかった←ww)
おふたりさん、突破おめでとうございます!
taka10さん、マイモーズに消えた沢靴&携帯…
ご、ご愁傷さまです。
ほり氏に靴くらい請求してもいいと思うよ
請求なんて滅相もない、視界が広がった素敵な山行でした!
docomoのケータイ補償サービス(380円/月)に加入していたので、
翌日、同機種同色が家に届きました!!(実機代7,500円 + SIM再発行手数料2,000円)
https://www.nttdocomo.co.jp/support/trouble/delivery/hoshyo_02/
補償サービスを利用する前提として、警察署に遺失物届けを出して
その際に採番される遺失物の受付番号をdocomoに報告する必要があります。
(この情報共有は誰かの役に立つのだろうか…)
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