奥高尾縦走(陣馬山-景信山-城山-高尾山)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 936m
- 下り
- 1,059m
コースタイム
8:05 陣馬山登山口
8:47 和田峠分岐
8:57-9:21 陣馬山
9:47 奈良子峠
9:54-10:02 明王峠
10:09 底沢峠
11:08-11:37 景信山
11:57 小仏峠
12:22-13:28 城山
13:42-13:46 一丁平
13:59 もみじ台分岐
14:11 もみじ台
14:16 高尾山頂/5号路分岐
14:21-14:45 高尾山
14:57-15:21 薬王院
15:24 権現茶屋
15:29 浄心門
15:40 ケーブルカー高尾山駅
15:43 エコーリフト山上駅
15:53 金比羅台
16:00 布流滝
16:11 ケーブルカー高尾山駅
16:23 京王高尾山口駅
天候 | 晴れ 朝のうちは寒かったですが、11月中旬くらいの陽気で、日中は半袖シャツと長袖シャツの2枚で十分でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
圏央道あきる野ICから高尾駅に向かい、南口のコインパーキングに駐車 高尾駅南口から北口バス停へ(通り抜けには入場券¥130が必要) 高尾駅北口から西東京バスで陣馬高原下へ(7時発の急行に乗れた。所要30分) 帰り: 京王高尾山口駅から高尾駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はない。岩場、鎖場もなし。 ただし、霜が融けてぬかるんでいる場所があるので注意。 関東ふれあいの道、東海自然歩道をたどるコースなのでよく整備されている。 分岐には指導標が整備され、ほぼ1kmおきに距離標識がある。 2万5千分の1の地形図にはないが、和田峠まで登らずに陣馬街道の途中から陣馬山に登る登山道が整備されている。(指導標もあり) コース上の各峠から中央本線沿いの駅もしくはバス停に下山できるので、いざという時にも安心して歩くことができる。 コース中に水場はないが、陣馬山、景信山、城山には売店があり、飲み物、食べ物を入手可能。 陣馬山頂から高尾山までは基本的に尾根を歩くコース。林間を歩くので、木々の間から景色は見えるが、クリアな眺望は得られない。 |
写真
感想
・いよいよ冬らしくなり、近場の群馬、長野はもう雪山。低山でも凍結していてリスクがある。
・白い富士山を見たい。
・寒くないところがいい。
(山ガールに会いたい!)
という理由から、高尾山にトライすることにしました。
ただ、高尾山頂の往復では物足りないので(今思えば決してそんなことはありませんが…)、陣馬山から高尾山までの縦走(王道コース!)にしました。
前日は休みをもらっていたので、山に行く前としては久しぶりに十分睡眠を取ってから出発。
紅葉の季節も過ぎたので、人出は少ないかと思っていましたが、バスの座席はいっぱい。東京近郊の人気のある山はやっぱり違いますね。
天気予報で11月中旬の陽気と言っていたので、フリースしか持っていきませんでしたが、さすがに朝夕は冷えます。陣馬高原下のバス停で準備し、歩き始めて体が温まってくるまでは薄着に後悔していました。
ガイドブックを見ると和田峠まで陣馬街道を登ってから登山道になるコースになっていますが、現在は途中から登っていくコースが整備されており、そちらを使いました。(ヤマレコのみなさんの記録のおかげです)
杉林の急登を登りつめると、和田峠から陣馬山への尾根を見ながらの尾根歩き。しばらくは葉の落ちた広葉樹の林の中を歩くので、澄んだ青空と冬枯れの尾根を見ながら高度を上げていき、和田峠への道との分岐に到着。
ここから陣馬山の山頂を巻くようにつけられた登山道をしばらく登れば、白馬の待つ陣馬山頂です。
目の前には真っ白な富士山と丹沢山系の山影。奥多摩、奥秩父の山々。その奥には八ヶ岳、南アルプスも見えます。東には都心のビル群、そして陽の光を反射する東京湾も見えました。冬晴れの青空と相まって見事な眺望。ただ、やはり風をまともに受ける山頂は冷えます。
陣馬山頂は売店もあり(2件営業していました)、トイレも整備されていて、初めての山登り対象としてもいいと思いました。
ずっと見ていたい景色ですが、陣馬山頂は全行程の1/4に過ぎません。ひとしきり写真を撮ったところで、いよいよ縦走路に入ります。
陣馬山から高尾山までの道は整備されてとても歩きやすい道でした。分岐には指導標も整備されており、やはり登山者の多い山は違うなと感じました。
この縦走路、眺望を期待していたのですが基本的に木に囲まれた尾根道なので、木々の間から楽しむことになります。ずっと右手に富士山を見ながら歩きたかった私としては、ちょっと残念。
明王峠で富士山と再会したあと、トレランの方が前触れもなく通り過ぎて行くのにちょっとビックリしたり、まき道に行くか悩んだりしながら、ひたすら歩いて景信山に到着。山頂は売店のテーブルと椅子、そしておでん、なめこ汁の看板。
これまで東京の山を歩いたことがなかった私にとっては、新鮮な体験でした。
景信山で、今度は埼玉、都心方面の景色を楽しんだ後、次の目的地である城山へ。景信山までの尾根道に比べるとアップダウンがあるように感じましたが、歩きにくいところもなく、ほどよいペースで小仏峠に到着。
あの渋滞で悪名高い小仏トンネルの上を歩いてきたというのも何か不思議な感じです。また、これから行く高尾山の横っ腹に開けられた圏央道のトンネル。群馬住まいとしては、圏央道が東名までつながるととても便利で嬉しいのですが、自然には影響がないように万全の策を施してもらいたいものです。
小仏峠から杉林の中を登り返すと、アンテナのそびえる城山です。ここもたくさんのテーブルと椅子。いい時間になっていたので、陽だまりで昼食。突如近くに現れた1匹のオオスズメバチにびくびくしながらも、ゆったりとした一時を過ごしました。城山には芝生の広場もあり、時間があれば小一時間昼寝をしたらとても気持ちよさそうです。
城山から先は森林公園の中の散策路のような整備された道。高尾山から城山まで歩いてくる方も多いのではないでしょうか。
途中の一丁平で景色を楽しんでから、目指す高尾山へ。もみじ台に続く階段がきつくペースダウンしましたが、ようやく高尾山に到着。
高尾山は山ではなく観光地ですね。人の数が違います。登山の格好の人の方が少ないくらいでした。しばし景色を見ながら休憩し、下山。初めての高尾山なので、薬王院を通る1号路で下山しました。(別の目的があったのですが)
薬王院の周りはまだ紅葉が残っていて、御護摩受付所の脇の紅葉は傾いた陽の光を受けてとても綺麗でした。
ここで「力ソフト」をいただき(また食べたい!)、薄暗くなり始めた1号路をひたすら下りました。コンクリート敷きのうえ結構傾斜がきつく、正直脚にきました。途中で金比羅台に寄り道して最後の眺望を楽しみ(都心方面を一望できるので、おススメです)、清滝駅前にやっと到着。あとはお店をのぞきながら高尾山口駅に向かいました。
これまで高尾山なんて、と思っていたところもありますが、都心の近くにこんなに自然豊かな山があるというのは素晴らしいことだと実感しました。山頂が観光地のようになってしまっているのは少し残念ですが、整備されて行きやすい分、多くの人が山の良さを知るいいきっかけとなるのではないでしょうか。
ケーブルカーやリフトもあるので、気軽に楽しめる山としてずっと豊かな自然が守られてほしいと思います。また、過度に俗化してしまうのはもったいないので、今くらいのバランスを保っていくことが大事だと感じました。
この季節はさすがに人出は少なくなるでしょうか、近頃の登山ブームもあり、桜の季節や紅葉の季節はきっと凄いことになっているのではないかと思います。
人がたくさん入ることは自然に負担をかけることになりますから、いつまでもこの自然を維持し、来た人にゆっくりじっくり自然を楽しんでもらうためにも、場合によっては入山制限をする、といったコントロールも必要ではないかと考えます。
(あくまで一個人の意見です)
私としては、全コースの制覇を目指す所存であります。
新緑の季節や紅葉の時に登ってみたいと思います。
山ガールはたくさん見かけましたが、お話することはできず…
自分の不甲斐なさにガックリです…
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