赤岳



- GPS
- 08:15
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,031m
- 下り
- 1,031m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
第一花園雪渓は道路まで雪繋がっていました。下から見る限りでは、途中で雪が途切れていそうでしたが、下山後、駐車スペースに止めてる車もあったので、登れたのかもしれないです。 赤岳登山口看板までの広い登山道に所々残雪あり。 第一花園雪渓のトラバース部分はトレースが既に出来ており、ピンクテープの誘導もありました。登山靴のみで登っている人が大多数でしたが、早朝の雪が硬いときなどは軽アイゼンなどあったほうがいいと思います。 第一花園雪渓上の休憩スペースから第2花園雪渓までにも残雪あり。水も流れていました。 第2花園雪渓の下側はピンクテープによる誘導あり。 雪渓は第3第4含めてどこもトレース明瞭です。 ※写真の地図配置は誤差大きい所があるので参考程度にしてください。 |
その他周辺情報 | 下山後は黒岳の湯へ。 通常600円ですが、近くにコンビニに100円引きの券が置いてあります。 黒岳の湯からコンビニまで歩くのはしんどいので車で取りに行きましょう。 |
写真
感想
●はじめに
雪渓スキーをしてみたく、候補地を探したらこの山を見つけました。
6月末の山開きより前くらいの方が雪質も良いのでしょうが、時間の都合で
この日に行くことになりました。
大雪山系でも雪渓スキーを規制してる場所もありますが、この赤岳は登山道上に雪渓が残り、植生を傷つけないので雪渓スキーが規制されていません。
去年以前の記録で、第一花園雪渓や第二花園雪渓のスキーを残雪が少なくなる6月末などに規制しているのを多数見つけましたが、管理元に問い合わせたところ、
今年からはその規制を無くすそうです。しかし、規制が無くても植生を守る、他の登山者に迷惑をかけないようにする心がけはすべきでしょう。
登山道を外れて藪漕ぎなどはNGです。
●行動詳細
銀泉台〜第一花園雪渓上
銀泉台には行かず、第一花園雪渓を道路から登る計画にしていましたが、
残雪量が微妙で雪が繋がっていなさそうに見えたので銀泉台から入山しました。
銀泉台には大きい駐車場、水場(飲めるらしい?)、事務所があります。
事務所の中で入山を記帳してから登りましょう。今回は朝4時に出発しましたが、
管理人は不在でした。下山した昼の12時には管理人がいました。
最初、登山道はとても広いです。車も通れそう。残雪も所々残っていますが、
道が分からなくなるということが全くなし。
赤岳登山口看板から登山道っぽくなります。道には木の怪談やロープ、ペンキマーク
ピンクテープなどがあります。
第一雪渓のトラバースは既にトレースが明瞭についていました。
ピンクテープもあります。
他の登山者は登山靴の方が多かったですが、朝早い時間帯に登る時は
硬いので注意が必要です。行けないことがなさそうでしたが。
自分たちはスキーブーツに履き替え、通過しました。
第一花園雪渓の看板が埋もれているのか見つけることはできませんでした。
トラバースが終わって平らな所に入るとすぐに休憩スペースがあります。
ベンチがたくさんあります。
第一花園雪渓上〜第三花園雪渓下
第二花園雪渓までは登山道に残雪あり。踏み抜きに注意です。
水も流れていて木道もあります。避けて歩けばそんなに濡れることは無いです。
第二花園雪渓は例年通り上下に分かれていました。下側にはササにピンクテープの
目印あり。雪渓から登山道の境目にはピンクテープがあるところもあるので
わかりやすいです。
コマクサ平はロープが張ってあり、整備されています。
岩もあるので多少歩きにくいです。
第3雪渓下の登山道にもピンクテープがあります。
第3雪渓下〜peak
第3雪渓は例年通り右岸側にトレースあります。
第3雪渓と第4雪渓の間の平らなところが登山道がでています。
第3雪渓第4雪渓ともに雪渓と登山道の境にはピンクテープやペンキがあるところもあるのでわかりやすいです。
第4雪渓上の平らなところは黄色のペンキマークが誘導されています。
スキー情報
第4雪渓:標高差はあまりないのですが、滑りやすい雪質で楽しめました。
ほとんどザラメ感覚で滑れました。南北に長い雪渓ですが、
登山道近くの北側の方が斜度がありgoodです。
第3雪渓:登って最初に滑った時は硬いところもあり、スピードを出し過ぎると
エッジが外れます。黒っぽい所は凍っているので注意です。
下の方の沢中に岩がでていましたが、一か所にまとまってでている
だけなので避けて滑れば問題ないです。
多少ボコボコしていますが、えぐいスプーンカット
という感じでは全くなく、普通に快適で楽しめました。
peakに行って戻って滑った時は気温も高くなったおかげで雪も緩み
さらに滑りやすくなっていました。
第2花園雪渓:一応回収しました。滑ったのは下側です。
雪渓を少し登り滑りました。
標高差は70mくらい。滑りやすかったです。
はじめまして。
平成26年に第一花園雪渓下部の道道に「スキー禁止。融雪が進み植物が出てきましたので植生保護のためスキーでの滑走を禁止します。上川中部森林管理署」との看板がありました。この看板について、北海道森林管理局に問い合わせしました。
また、大雪山国立公園管理計画書に記載してある夏スキー規制は法的根拠があるのか、環境省北海道地方環境事務所国立公園・保全整備課に確認しましたところ、法的根拠はないとのことでした。
翌年からこの看板は立てられていません。
但し、赤岳第一花園雪渓中間部より上は自然公園法の特別保護地区であり、地区内では同法で植物の損傷を禁止しています。
自然公園法21条3項2、7号の損傷について、環境省自然公園局国立公園課保護係に問い合わせしましたところ、基幹、根幹部の損傷でその植物を枯れさせるような損傷とのことでした。
赤岳や旭岳では雪渓が後退するとその後にお花畑が出現します。チングルマやサクラソウは踏まれると枯れてしますので任意規制で登山道から接しなくなった雪渓はスキーを禁止しているもので理解はできます。
同地区内の登山道上に生えているサクラソウを踏みつけ枯らしてしまえば同法違反になります。
ハイマツや笹、灌木など踏んでも損傷すら与えないんじゃないですか。
ハイマツや灌木の藪漕ぎで有名なカムエクを中心とする日高山脈主稜線も同法の特別保護地区ですが多くの登山者が挑戦しています。
同法の目的1条には「その利用の増進を図ることにより、国民の保健、休養及び教化に資する」と記載してます。
旭岳ロープウエーが滑走用具の持ち込みを禁止してます。その利用の増進との観点から環境省北海道地方環境事務所国立公園・保全整備課に問い合わせたところ民間企業がしていることで当所は関知しないとのことでした。
せめて、5月末までは持ち込みOKにして貰いたいと思いますがどうですか?
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