〈石鎚山〉四国の日本百名山を2日でまわる その2
- GPS
- 05:24
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,037m
- 下り
- 1,027m
コースタイム
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 5:23
登山道の細い箇所では渋滞してますので、大祭の時期でなければもう少し早く歩けそうです。
ログ記録中のスマホを弥山にデポしておいたザックに入れっぱなしで忘れていたため、一部手修正していますので若干不正確です。
ちなみに、試しの鎖以外の鎖は通過した方が距離が短く標高差を一気に稼げるので、コースタイムは速くなると思われます。腕に自信があればチャレンジしてみても。
天候 | 山頂付近は曇り 下山するにつれ晴れてきた |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ロープウェイで下谷駅〜成就駅を往復(1,950円) http://www.ishizuchi.com/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
この日はちょうど「お山開き大祭」の期間中で、氏子の方々が白装束でたくさん登られてました。 一般登山客も成就社の受付で500円を払い、届出をして登らなくてはいけなかったです。 コースは鎖場以外は歩きやすくよく整備されています。木階段が多いです。 小学生やけっこうなお年寄りまで歩いていますので基本的には誰でも山頂(弥山)まで行けるはずです。 危険箇所 各鎖場はもちろん、巻き道も崖にかけられた階段のような場所が多数あり、落ちれば怪我ではすまない場所が多いです。歩きやすいですが、転んだりしないよう注意は必要です。 あと、支柱の締め付けが甘かったり外れたりしているので木階段の手摺チェーンは頼らない方が良いです。 鎖場は一般的な登山道の鎖場とは異なり、鎖に頼って腕の力もしっかり使って登る感じです。足がかりがなく滑りやすい場所もあり、場合によっては鎖の環に足を通して確保しないと行けません。数本の鎖にたくさんの人がとりついて渋滞していますので、自分自身の滑落はもちろんですが、上の人が万一落ちてきたらと思うとけっこうヒヤヒヤです。 弥山から天狗岳は正直鎖場を登ることよりは簡単です。わりと歩きやすいので、見た目よりはずいぶん難易度低いです。エッジまで行くと確かに怖いのですが(^^;) |
その他周辺情報 | 下谷駅の目の前に京屋旅館があり、温泉に500円で日帰り入浴できます。食堂で食事も可能です。 京屋旅館の駐車場は1,000円ですが、ちょっと手前に少し安い駐車場も何件かあります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
友人のお姉さんの知り合いの元気なおじさんのお誘いで行くことになった、四国の日本百名山2座を1泊2日で踏破するツアーの2日目です。
宿泊した西条駅近くのホテルから車でロープウェイ下谷駅までは1時間弱で到着。道も狭い箇所は少なく、剣山に比べてずいぶんアクセスが楽です。
お山開き大祭の期間中と言うことで、駐車場は8割くらい埋まっており、大型バスも多数。全国の氏子の方々が多数登られているようです。
ロープウェイは団体と団体の人数調整の隙間にうまくはまり、1便待っただけですんなり乗れました。臨時便も出ていたので10分間隔くらいです。
標高455mから1300mの成就駅まで数分で一気に登り、耳がツーンとします。これ下から歩いたらかなり大変そうだなぁ。
成就駅からは遊歩道のような道を少し歩き成就社に到着。大祭期間なので一般登山客も受付が必要みたいで、500円の入山料を払い、赤いリボンを体のどこかに付けないといけないのだそう。払っていないと神門と二の鎖小屋でチェックがあるので登れないとのこと。
さて成就社で安全を祈願し、神門をくぐります。白装束の氏子の方々がたくさん登って行かれます。
成就社からはしばらく下りが続きます。
八丁坂のコルまで下りれば、あとは登り一辺倒。
途中の夜明け峠のあたりから山頂を見上げますが、ガスがかかってまったく見えません。下の方はけっこう晴れていたのですが。
この辺りから一緒に行ったおじさんはどんどん先行して見えなくなってしまいました。
前夜お酒もともにし、元気なおじさんともだいぶ仲良くなりました。
この方55歳から山登りに目覚め、現在62歳だそう。いわゆるライト&ファストなスタイルでとにかく健脚。登山靴も持っているけどスニーカーで今日も歩かれます。あっという間に先に行ってしまいました。
元気なおじさんは私より30分ほど早く弥山に到着し、かつ鎖は全て制覇したそう・・・(^^;)
私は他の同行者を待ちながら休憩しながら歩きましたが、試しの鎖で体力を使い果たし、一の鎖までで残りは早々にあきらめました。安全第一です(^^;)
前半からバテバテです(TT)
私はというと、試しの鎖は一番きついとほとんどの方が言われるので、ここに挑戦して大丈夫なら全部行けるだろうと思い挑戦することに。
しかし思ったよりキツい(>_<)
なんというか足がかりがない箇所がけっこうあって、鎖を頼り切って腕で登らないといけない場所が多く、腕力のない自分にはなかなか辛いのです。他の方が言われるほど下りは怖くなかったです。
ここからの景色もガスの中で今回は残念でした。
パンフレットによると試しの鎖は上り下り合わせて74m、一の鎖33m、二の鎖65m、三の鎖68mとのこと。
一の鎖は試しの鎖の登りと同じくらいだろうとチャレンジしなんとか登りましたが、私の細腕ではこれ以上無理はすまいと思い、今回は残りの二と三はパスし、同行する女子と一緒に巻き道を歩くことに。技術的には行けそうですが、体力的に、特に腕力に自信が持てない私(..;)
あとは、氏子さん達でごった返す二の鎖小屋で軽くトイレ休憩し、ガスの中をあとはひたすら階段歩きです。所々渋滞でなかなか進みませんが、道は歩きやすいので問題ありません。
登っている氏子さんには、小学生低学年から腰の曲がったお年寄りまで千差万別。前日まで女人禁制だったとのことで女性が多いような気がしました。
蒸し暑くて景色も晴れない中なんとか頂上社まで到着!!
少し風があって気持ちいい!!
頂上社でお参りをして、念願の天狗岳へ向かいます。
おじさんは脚がつかれて天狗岳には行かないと言われたのでザックをデポして見ていていただく事に。女子二人は行けるところまで行ってみたいとのことで、途中までついてきましたが、岩場が怖くなり途中で引き返しました。
しかし思ったより歩きやすく、ナイフリッジのエッジまで行かなければそれほど高度感はなく、巻き道もあったりですんなり天狗岳頂上まで往復できました。
正直鎖場のことを考えたらこっちの方が安全です(笑)
エッジまで行って下をのぞくとものすごい高度感。オーバーハングしている部分もあって、こんなとこ登るクライマー達がいるのはほんと驚きです。
下りはしだいにガスが晴れてきて、まわりの森がキレイに見えるように。
頂上も見えるようになってきて天狗岳から覗いた岩壁の迫力も拝めました。
なんていうか、鎖場など行場としての荒々しい石鎚山というイメージが強いですが、ガスがかかることが多く、水が豊富で非常に豊かな森が広がっていることも感じられ、豊富な恵みを与えてくれる神聖な山なのだと、なるほどなぁ〜と納得。
私たちが下山する間もまだまだ登ってこられる方が多く、振り返ってみた二の鎖の崖に白装束の方々が数珠つなぎに遠くからも見えます。修験道の山だと強く感じられる時期に登れて非常に満足できました。
個人的に石鎚山は鎖場オールクリア&天狗岳登頂を目標にしていたので、いつか残りの鎖はリベンジするとして、半分クリアって感じです。
今回はガスであまり眺望が臨めませんでしたが、満足感のある山行になりました。
リベンジはぜひ晴れた紅葉シーズンに改めたいなと思いました。
下山後は京屋旅館で温泉につかり、汗を流して帰路へ。
広島市内へは美しい島々がうかぶ瀬戸内の景色を眺めながら、しまなみ海道を通り、約3時間。途中豪雨に遭いましたが無事何事もなく帰り、ビールを飲んで爆睡しました。
縁あって今回同行させていただき四国の日本百名山2座を一気にまわる機会ができてとてもありがたいことでした。
元気なおじさんに負けない体力をつけて、また一緒にどこかを歩けるといいなぁ。
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