初めての富士山

2016年07月06日(水) 〜 2016年07月07日(木)

• GPS: 25:58
• 距離: 15.6km
• 登り: 1,581m
• 下り: 1,593m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:30
• 休憩: 0:59
• 合計: 5:29

13:26 スタート地点
13:41 13:48 泉が滝
14:10 14:19 吉田口六合目・富士山安全指導センター
16:55 17:19 吉田口七合目
17:32 17:51 吉田口八合
18:55 須走口・吉田口登山道 本八合目

2日目

• 山行: 7:10
• 休憩: 3:13
• 合計: 10:23

5:02 須走口・吉田口登山道 本八合目
6:16 6:43 須走口・吉田口登山道 八合五勺
7:08 7:29 須走口・吉田口登山道 九合目
8:14 9:02 久須志岳
9:31 9:43 須走口・吉田口登山道 九合目
10:07 10:41 須走口・吉田口登山道 八合五勺
10:52 11:21 須走口・吉田口登山道 本八合目
11:36 11:36 須走口登山道 八合目
13:27 13:44 獅子岩
14:30 14:35 吉田口六合目・富士山安全指導センター
14:55 14:55 泉が滝
15:25 ゴール地点

天候

両日とも晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

新宿から五合目まで直行バス

コース状況／危険箇所等

良好

写真

7/6 11:58

予報よりずっと良い天気！
五合目直前、バス車窓から山頂が見えた。
テンションかなりアップ。

7/6 11:58

もう一枚

7/6 12:08

五合目の風景

7/6 12:08

その2

7/6 12:13

富士山小卸嶽神社

7/6 12:16

神社から山頂を見る

7/6 12:21

みはらしキッチンで昼食

7/6 12:30

名物という事で、噴火カツカレーを食べた。

7/6 13:23

六合目まで連れてってくれる馬

7/6 13:27

もちろん、そんな事しません！
（出来ません…）

7/6 13:31

富士吉田市街

7/6 13:32

山中湖

7/6 13:35

パノラマで

7/6 14:06

落石よけのシェルター

7/6 14:37

7/6 14:57

七合目の小屋が見えるのに、なかなか近づかない

7/6 15:09

山中湖

7/6 15:09

河口湖も見える

7/6 15:24

七合目到着！
やっと飲み物が買える！

7/6 17:50

ここまでご一緒した方たちと、ここでお別れ。

7/6 18:48

気温は10度、思ったより寒くない。

7/6 18:49

白雲荘
今日はここで泊まります。

7/6 18:51

7/6 19:22

夜景になってきました。

7/7 4:28

翌日、御来光！

7/7 4:28

その2

7/7 4:33

その3

7/7 4:33

完全に出ました

7/7 4:34

振り返って

7/7 4:34

赤い山肌がもっと赤く

7/7 4:44

ちょっと残念な小屋の朝食…

7/7 6:23

さて、最後の小屋ですね！

7/7 6:33

振り返って

7/7 7:09

V字の残雪

7/7 7:11

皆様のレコでおなじみの…

7/7 7:12

九合目の鳥居

7/7 9:39

九合目の神社

7/7 7:17

上から見ちゃいけません（笑）

7/7 8:07

さて、頂上直前

7/7 8:13

鳥居で記念撮影

7/7 8:19

登頂！！！！

7/7 8:26

剣が峰があんな上に…
でもお鉢巡りの道は7/10以降だそうで…

7/7 8:27

火口と剣が峰、迫力あります。

7/7 8:26

火口をパノラマで

7/7 8:45

山頂からパノラマで

7/7 8:46

山頂から山中湖

7/7 8:46

山頂から富士吉田方面

7/7 9:00

山頂の小屋はまだ営業してません

7/7 9:17

ブル道を行くブル

7/7 11:04

下りで富士山ホテルで昼食、親子丼。

7/7 12:20

ぱっと見、アジサイっぽい植物が沢山生えていました。

7/7 12:35

下山道の避難小屋

7/7 13:52

地図と照らし合わせると、これが獅子岩か？

7/7 13:52

シェルターが出てきて、六合目も近い。

7/7 14:19

これから登る人々。
頑張れ！！

7/7 15:40

おまけ、五合目の雲上閣で食べたパンケーキ

撮影機器：

iPhone 6 Apple

装備

個人装備

長袖インナー ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 帽子 靴 ザック 非常食 コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック

感想

br_kurisan

日本人に生まれて、一生のうちに一度くらい富士山に登ってみたいとは思っていたが、18歳の時に大きな怪我をして以来、自分には縁の無い話になっていた。
その大怪我から30年近く経って去年の4月頃、もう今を逃したら死ぬまで富士山に登るなんて無理だと思って、高尾山から始めた登山でしたが、ついに達成しました。
しかもイヤラシく、剣が峰には上らずに次にまた登る理由を残して帰ってきました。

去年の春、初めて高尾山に行ったときの体重は93キロでしたが、ダイエットをして現在は74キロです。
そこまでして富士山に登りたかったのかというと、実はそうでもなく…
東京で生まれ育った自分としては、高尾山の自然の美しさに魅せられて山が好きになった訳で、写真などで観る富士山には高度以外にはあまり魅力を感じなくなっていた。
しかし最初に立てた目標だし、やはり日本人なら一度は登るべきだと（誰に言われたんだ？）思っていたし、一年ちょっとの修行を経て、満を持して富士登山に挑んだ。

克服すべきはやはり高山病でしょう、それまでの最高地点だと金峰山で約2600メートル、しかしこの時に高山病らしき症状が出てしまったので、特に高山病の克服に重点を置いた。
とにかく息切れをしないように牛歩ならぬ亀歩で進んだ。
荷物もこれ以上軽く出来ないというところまで減らし、水も持たずに小屋で補給する作戦にした。
泊まる小屋も予約せず行ける所まで行って泊まろうと思っていたが、五合目の係りの人に聞いたら今日は空いているので、どの小屋でも予約無しで泊まれるだろうという事なので、安心して登山開始した。

しかしいきなり痛恨のミス！

そっちの話に気を取られて、五合目でペットボトル2本買って進もうと思っていたのに、六合目手前で買い忘れたことに気付く！
さてどうするか、六合目で係りの人に相談した、五合目まで引き返して飲み物を買うか、七合目の小屋まで進むか否か？　七合目まで進んだほうが時間的にも体力的にも良いのではないかという助言を頂き、先に進む判断をした。
七合目の小屋は見えているのになかなか近づかない、息が上がって口で呼吸すると水分を失いやすい、序盤からいきなり高山病対策と反対の事をしてしまったが、何とか七合目の小屋に着いて難を逃れた。

しっかり休憩＆水分補給をして先に進むと、ご年配の女性4人組の方とご一緒になった、この方達はちょうど私と同じくらいのペースのようなので、ペースメーカーとして引っ張ってもらった、鹿児島から来た人で富士山は4回目だという、私と違って登山経験は豊富だ。
3000メートルを超えたあたりの小屋で4人組の方達は小屋に入ったが、私は天気のいい内に歩いておきたいと思ってもう少し進んだが、白雲荘のあたりで風が強まったのでここで泊まる事にした。

翌朝、小屋の前でご来光を迎え、朝食を済ませて出発した。
御来光館で偶然にまた、四人組の方たちと一緒になった、そしてまたペースメイクして頂きました。
そして、ついに登頂！

下りは日が暮れないうちに五合目まで下りればいいやくらいの気持ちでゆっくり進んだ。
下山道は八合目より下しか使えないので、八合目までは登山道で降りる。
ザレた下山道を一歩一歩滑らないように歩いていると、後から近づいてきた年配の男性がわざわざ歩き方を教えてくれた。
「ここは一歩一歩進むより、かかとから踏み出して後ろ足で蹴ってわざと滑れらせるくらいで歩けば、一歩で二歩分くらい進めるから、そっちの方が早いし楽だ」と。
きっと大砂走りの歩き方かなと思ったが、この歩きかた少し難しいがやってみると確かに楽だった。
調子に乗って練習しながら歩いたが、やはり膝が笑い出した、でも早いし楽しいかった。
下山道七合目トイレ辺りからは、もう足がガクガクだったが、何とか一度も転ぶこともなく下山できた。

本当に今回はソロ登山なのに、いろいろな方にお世話になれて、とてもいい山行になりました。