暑寒別岳(南暑寒荘から雨竜沼湿原経由)
- GPS
- --:--
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 1,468m
- 下り
- 1,451m
コースタイム
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 11:45
累積標高(上り): 1502m
往路71% 復路93% Total81%
天候 | 曇り後小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
7月の海の日の連休に北海道に行く事は5日前の月曜日に決めた。
週が明けて3連休の関東甲信地方の予報を見てみると、関東どころか本州ほぼ全域で曇りや雨予報。
そこで、ふと北海道の天気を見てみると、なんと北海道ほぼ全域で晴れマークが出ているという事で、思い切って3連休の翌日の19日も有給を取って4日間で北海道に遠征することにした。
自宅で北海道の好天を羨むだけの週末なんて勿体ない。すぐに航空券の手配や登山ルートの計画に取り掛かった。
当初、予定としては、1泊2日のテント泊で十勝岳へ登るつもりでいた。
しかし、北海道に着いた初日の夜に翌日の予報を見てみると、なんと予報が急転!
自分の滞在する期間中は、道内ほぼ全てのエリアで晴れマークが消えてしまっており、なんとか晴れが見られる地域はないかと探していると、唯一留萌辺りで晴れマークが出ているのを見つけることが出来た。
すぐにスマホで山と高原地図のアプリをダウンロードし、計画を立てる。
登山道の途中ではキャンプ指定地はなかったので、北の大地でテント泊という計画はまたの機会に持ち越しとなってしまったが、悪天候の中で無理して十勝岳に登るよりかは晴れの可能性が高い暑寒別岳を日帰りで登る方を選んだ。
十勝岳の天気が良くないことに気が付いたのが、登山口近辺で車中泊をしようと後部座席を倒して寝床を作った後で、もっと早く気が付いていれば、前日のうちに出来るだけ暑寒別岳の方まで移動できたのだがそれが出来ず、今回はやや遅めのスタートとなった。
登山口へ向かう途中、車で移動していてアスファルトの道からダートに入った。そこからが長いのなんのって。
登山口に着いたのが5時半過ぎ。遠くの山肌に当たる太陽の光に期待感を抱きつつ、日帰り登山なのに60リットルのザックに荷物を詰め、準備を整えた。
滝と湿原を越え、曇り空になってテンションが下がり気味になりつつも南暑寒岳までは標準CTよりも早く順調に到達することが出来た。
南暑寒岳に着いた時は既にガスが出ていて、地図の注釈の「快晴時は大雪山も見える」どころか、暑寒別岳や湿原の展望もガスで遮られてしまっていた。
そこから最低コルまで下ると、熊の落とし物がチラホラ。
初めて見る光景にビビりながら、急ぎ気味で暑寒別岳へと登って行った。
暑寒別岳の山頂に着くと、待っていましたと言わんばかりに小雨が降ってきた。
頂上なので上昇気流でガスが上空に溜まっているからだと思い、山頂から離れれば雨は止むだろうという判断でカッパの上着だけを着て下山の途に就いたのだが、これが判断ミスとなった。
結局、雨はずっとしとしとと白竜の滝の辺りまで降り続け、ダラダラと止むのを待ち続けているうちにトレッキングパンツや下着や靴下まで、ほぼ全部を濡らしてしまっていた。
自分の車に戻り、靴を脱いでひっくり返すと水が滴り落ちてくるほどの浸水ぶり。最初からカッパのズボンも履くべきだったと、後悔した。
下山して妹背牛の入浴施設に行って、風呂上りに施設内のレストランで食事をしようとしたが、入口の案内板には22時までと書いてあるにもかかわらず、日曜日だったからかその日は何故か20時で閉店となっており食事にありつけず、店を探す羽目になってしまった。
夜になって再び雨も降ってきたため、テント泊用に持ってきた食材も使うことが出来ず、仕方なく近くの深川市まで車を走らせる。
市街に入った時は夜の9時近くで、食堂やラーメン屋を探すも9時で店じまいする店ばかり。どの店もタッチの差で暖簾を下げられてしまったため、結局コンビニで夕食を済ませる事になってしまった。
翌日も天気が回復する見込みがないため、帰りの航空券の日時を早め、予定よりも1日早い18日に変更し帰京することにした。
この時点で北海道に着いてから買った燃料は結局未開封のまま捨てる事に。
翌日、飛行機の出発時刻に合わせて空港に行き、デカザックを預けて搭乗を待っていると、なんと機体の点検で不具合が見つかり部品が間に合わず、欠航・・・。
怒ってもしょうがないので、急いで隣のジェットスターのカウンターに駆け込み、約4時間後に出発する便を何とか手配することが出来た。
こんな事なら初めから日時を早めたりせず、札幌の市内観光でもしてれば良かったなぁとか、さっき捨ててしまった燃料を使って待ち時間にコーヒーでも飲めれば飲食代の節約になったのになぁとか思いながら搭乗手続きの保安検査に入ると、金属探知機のゲートをくぐる際にセンサーが反応してしまい、登山靴まで脱がされる有様・・・。
初日の予報の急転から始まって、踏んだり蹴ったりの北海道遠征。
久々に飛行機に乗って旅行気分を味わえたのは良かったけども、とにかく不運の連続の山旅であった。(熊に襲われなかっただけマシか?)
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