また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 924359 全員に公開 沢登り 丹沢

神ノ川水系 伊勢沢

情報量の目安: A
-拍手
日程 2016年07月24日(日) [日帰り]
メンバー
 kamog(CL)
, その他メンバー1人
天候晴れ一時曇り
アクセス
利用交通機関
車・バイク
神ノ川林道
経路を調べる(Google Transit)

地図/標高グラフ


標高グラフを読み込み中です...
コース状況/
危険箇所等
■伊勢沢
  北丹沢神ノ川の秀渓。稜線直下まである水は湧き水で最後まで滝登りが
  楽しめる。
  特に伊勢沢大滝は落差50mの直瀑で素晴らしい存在だが、非常に残念なことに
  左凹角ルートの中間テラスに残置ロープが張られてしまった。
  今の登山界の流れでこのような残置をすることは逆に遭難リスクも高めて
  しまうので生死に関わる非常時を除き止めていただきたいものだ。
  クライマーなら残置がなくとも充分登れるし、またそのレベルに達しない人は
  登れるよう技量アップすべきと思う。
  これはバリエーションルートの尾根のテープ張りも同じである。

/瀬寮醂啼擦東南東から南西に方向を変える先端から尾根の踏み跡を追って
 神ノ川本流に下りたつ。対岸で水量比2:1で合わさるのが伊勢沢だ。

標高660mで釜を持つ2段6m滝。下段は左から登り、上段も流芯左側にトラ
 ロープがある。(卦蕁檗

I弦710mで12m滝。左壁に昔からあるロープ沿いに登る。(卦蕁次
 しばらくの間、沢は概ね北東向きである。

ど弦790mで左(北)から水流のある支流が合わさってくる。高い滝が架かって
 いるのが見える。三ノ沢である。
 すぐ東北東からも支流が合わさっている。こちらは四ノ沢だ。
 本流は北東から南南西に大きく向きを変え右手がスラブ壁のトイ状の流れに
 なっている。ここは極力水流沿いに行く。

ズ討啾瑤賄賈姪譴妨きを変えしばらく行けば2段15m滝が現れる。
 下段は左からフリーで登り、上段は流芯右側を少しシャワーを浴びながら登り
 トラバースするよう張られている古い鎖沿いに上がる。(卦蕁

Δ垢襪醗豢擇竜霏腓蔑れが正面に現れる。伊勢沢大滝で落差は50m近くある
 一条の直瀑だ。垂直に近い壁を落ちている本当に滝らしい滝の形は非常に優美。
 直登するならば左壁の凹角ルートが今は登られているが、水量多いときは
 ここにも滝となるため難しくなる。
 このルートは35m上がった斜度の緩む小テラス状まで支点はない。
 前述したとおりこの中間テラスから先に左の急な樹林に入る方向に残置ロープ
 ができてしまったことは非常に残念だ。
 小テラス状に以前は古いリングボルトが1、2個しかなく、回収前提でハーケン
 とカムやナッツで終了点も作れたはずなのに。
 また60mロープなら1ピッチで樹林内の木で終了点も作れる。
 卦蕁椶らいだが、高度感もあるフリーを余裕持って登れる人でないと登るべき
 ではない。一歩でもしくじればあの世行きは必至。
 高巻きは右側の出合はガレているほぼ涸れた支沢に入る。
 少々細かいフェイス状4m棚を登り(卦蕁法▲乾襯献紊砲覆觴蠢阿悩犬砲△
 土バンド状の薄っすら付いた踏み跡に取り付く。
 土ザレを少し登れば残置トラロープが垂れているのでこれを登って左にトラバース
 して尾根状を20mほど登る。
 左側を意識しながら尾根を登ると、狭いバンドの先に古い太い鎖が架かっている。
 これに向かい慎重にトラバースして尾根状を乗越すと、下に沢床が見えるので
 ジグザグ下りれば懸垂下降なしで大滝落ち口のすぐ上で沢に戻れる。

標高920mで左2m、右3m滝のジャンクションフォール。
 左は五ノ沢で、この沢は出合からでも見える4m滝(掘棔法7m滝(右巻く)
 が核心といえば核心で1120m二俣状から左の尾根を詰めれば風巻尾根1289m
 にエスケープも可能だ。
 少し遡って出てくる3m滝は右壁が卦蕕曚鼻∀続して出てくる4m滝は直登
 なら流芯左を卦蕁椶らいで登れるが、落ち口上が釜になっており、ビレイする
 なら振られ止め用ハーケンを1枚打ち、釜の左岸側での確保となる。
 今回は面倒くさいので左から少し高く巻けば割と明瞭な踏み跡が出てくるので
 それを使った。

標高970mで水量比2:1の二俣。本流の左沢に進む。
 150mほど遡れば標高995m二俣。水量比は1:1でここを右俣に進むと
 小滝が適度に現れ楽しめる。こちらは昔山小屋があった原小屋平に詰められる。
 今日は左俣に進む。
 左俣は単調なゴーロとなり一旦水は伏流してしまう。

しばらく進めば再び水は復流してきて、標高1160m二俣状となる。
 水は右沢から流れており、姫次に詰める左沢は平水なら涸れている。
 右沢には早速5m滝が架かっている。
 左手の浅い土ルンゼも登れるが、一般的には右側にあるワイヤーに沿って巻く。
 さらに斜度の緩い小滝が連続し、8m滝が行く手を遮っている。
 流芯左をクライミングする。(卦蕁砲泙燭郎限Δ鮃盍くこともできる。
 小滝をフリーで登っていくと2段7m滝。流芯を登る。(卦蕁次
 ラストは1280m小二俣状で、左4m、右2mのジャンクションフォール。
 どちらの滝も登れるが左沢を進む。
 上流に行けば行くほど水が冷たくなってくるのが体感できるが、これは湧き水に
 なっているからだ。
 最後は左の尾根に上がれば東海自然歩道に出て遡行終了。
 残念なことにこの詰め辺りで小さいがヤマビルがいた。
 とうとう神ノ川にも侵入してきたか・・・。

■丹沢限定沢登り記録集(All by kamog)
 http://mt-farm.info/tanzawakiroku.html

過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図 [pdf]

写真

感想/記録
by kamog

今日は神ノ川の秀渓、伊勢沢で沢登り講習でした。
お気に入り登録-
拍手した人-
訪問者数:4149人

コメント

残置ロープについて
本日、大滝にロープを残置された方から丁寧なメールをいただきました。
カラビナも残置されていたので「もしや」とも思ったのですが、
上部で滑落骨折された方をレスキューしたときのものであったようです。
後日回収いたしますとのことでした。
2016/7/28 21:18
この上で遭難した方がいらっしゃいました(2018/4/22-2018/4/28)
蛭ヶ岳の下山時に迷い込み、ここで遭難した方のルートにこの滝の名前があったのでたどり着きました。地蔵平から神ノ川へ下る際に右手へ迷い込み、沢伝いに降りてしまったところ、伊勢沢の大滝上部へ出てしまい、下る途中で滑落(3メートルほどだったようです)して骨折し、1週間耐えていたところ沢登りに来られた方に発見されたとか。写真を見て思いましたが、これはロープもなしに降りられるところではないですね。私も姫次から蛭ヶ岳へ登ったことはありましたが、裏にこんな大きな滝があるとは知りませんでした。遭難したら戻れ、登れ、沢を下ってはならない。改めて心に留めなくてはと思いました。
2018/7/24 9:20
Re: この上で遭難した方がいらっしゃいました(2018/4/22-201...
今年の5月の遭難事故ですね。
どうやら下降に地蔵尾根を使う予定だったのらしいですが
地蔵平から下りてすぐに左手に下りなければならないところを
絵瀬尾根に入られたようです。
地蔵も絵瀬も丹沢の尾根では悪く迷いやすい尾根で
この方のような登山2、3年生が行く場所ではないです。
たぶん絵瀬尾根を登り返しても右往左往を繰り返されるばかりで
もっと悪い上部崖場などに滑落されていたでしょう。
逆に沢登りでは準メジャーな伊勢沢にいたことの方がよかったかもしれませんね。
2018/7/24 22:02
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する本

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートはまだ登録されていません。

この記録で登った山/行った場所

登山 登山用品 山ごはん ウェア トレイルラン
トレッキング クライミング 富士山 高尾山 日本百名山
この記録は登山者向けのシステムヤマレコの記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら
ページの先頭へ