ハイパーヘロヘロ鎖場連続ノック 〜両神山八丁尾根ルート


- GPS
- 08:54
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 866m
- 下り
- 866m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 8:49
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ウワサに違わぬ鎖場王国 |
写真
感想
両神山に行ってきました。
それも八丁尾根です。
両神山の八丁尾根では言わずと知れた“鎖場連続ノック”の本場です。へたれハイカーのアタイが行くことなどとうていなかろうと思っていたコースです。
当初は一度登ったことのある日向大谷コースで、と思っていたんですが今夏知人と行こうとしている山域がかなりハードなトコらしく…それを考えると、ここはひとつトレーニングと度胸づけをしておかねばと思いまして、ついに禁断(!?)の尾根へと足を踏み入れてしまったのでした。
<八丁トンネル登山口〜八丁峠>
百名山とはいえ、2000mを越えない標高はさすがに暑いためか、それとも難度の高いコースだからか、そんなに早い時間でもないのに八丁トンネル登山口の駐車場はガラガラでした。
登山口からすぐは樹林帯を進みます。
のっけからかなり傾斜、しかも結構険しい道で、ちょっとした鎖場や、細いトラバース路なんかもあります。まだまだ序盤だというのに、へたれハイカーには結構シンドイ感じで、早くも息が絶え絶え。八丁峠に着くと、そこにあったベンチにへたりこんでしまいましたwww
<八丁峠〜西岳〜東岳>
八丁峠は少しガスってました。だからってわけではないですが、ちょっと赤岩尾根方面へと進んでしまいます。少し進んだトコに祠があり、そこでGPSで現在地を確認したところ道間違えに気がつき慌てて戻った次第…。
気を取り直して八丁尾根に向かいます。
すぐに岩が連なる険しい斜面となり、それを過ぎると…うわさに違わぬ“鎖場の連続ノック”がはじまりました。
遠くから両神山を見ますと、よくアタシは“巨神兵がうずくまったような”という表現を使いますが、なんつーか、ノコギリの歯のような峨々たる形状になっていますよね。
そこを越えていくってわけですから、そりゃあ急斜面の連続になるわけだわな…当初こそ、そんなふうにレーセーに分析していたわけですが、実際その斜面を下から見上げ、上から見下ろすと、へたれハイカーにとってはまさに壁(||゜Д゜)
逆に鎖がなければとうてい進めるもんではありません。涙目で上り、そして下ります…。
そんなへたれハイカーのアタシに容赦ない鎖場の連続ノックが浴びせかけられます。
八丁峠から行蔵峠までおよそ40分。西岳にはおよそ50分強で到着。時間では山と高原地図のCTとほぼ同じですが、かなりヘロヘロです。もう帰りたくなったくらい。
しかしまぁ一度乗りかかった船ですから、もう少し頑張ろうと先に進みますと、またもや気の遠くなるような下り…思わず「オレにどうせいっちゅうんじゃ」と誰にともなく文句が出ます。
そして下ったからにはまた上り(T_T) 何度目かの壁のような斜面を登って、龍頭神社奥社の祠のピークを過ぎますと…出ました、最難関の呼び声も高い“ナイフリッジ”
ですが、恥も外聞もないへたれハイカーは、ここは手をついてニジニジと進んで行きましたので、さほどでありませんでしたwwww
それよりも問題だったのは、鎖場の連続ノックというほぼ経験したことのないコースに脚の筋肉が悲鳴を上げたことです。ようやくたどり着いた東岳では両脚がパンパンに張ってしまい、半ばつったような状態。しばしの休憩を余儀なくさせられました。
<東岳〜両神山頂>
東岳から先は、原生林の中を進む、奥秩父の尾根らしい道になりました。多少のアップダウンはありますが、鎖場に比べると穏やかといっていいでしょう。「そうなんだよ。オレが好きなのはこういう道なんだよ!」と、またも誰にともなく訴えながら進みます。
山頂近くにもう一回キッツい鎖場がありましたが、それを越えるとようやく山頂へと到着。
登山口から山頂まで4時間かかりましたが、時間以上にヘトヘトかつヘロヘロ。なによりも精神的にまいってしまいました。
昼食のラーメンを作る気力も起きずに、持って来たパンだのスポーツゼリーなどカンタンに口に入れられるものしか摂れませんでしたorz
<帰路>
もうシンソコ八丁尾根はこりごりでしたが、登山口にクルマがあるのでピストンで戻らねばなりません。ですので、もはやココロがポッキリと折れてたものの再び八丁尾根を進みます。
ふつー下山というと、多少の上り返しとかあっても、キホンは“下り”じゃないですか。しかし八丁尾根の場合、ノコギリの歯のようなピークの連続ですから、下っても次のピークで同じように登るというパターンの連続で、使うチカラは往路とほぼ同じとなっております(T_T)
これはもうなんの試練かと思うくらい……涙目どころか半泣きで進みます。
ナリフリ構ってられませんので、邪魔にならないようにカメラはザックにしまい。汗のせいでくもりがちなサングラスも外します。
とにかく体力的には限界でしたから、半泣きではあったもののピリッピリに気を引き締めてましたね。それでもある鎖場で一回脚を踏み外して宙ぶらりんになりかけたこともありました。そのときは足がつくとこまで30センチもなかったのでレーセーに対応できましたが…
……で、なんとか下山して、今こうしてレコをアップできた次第ですが、今回はホントーにキツカッタ。アタシのへたれな山行歴の中でも間違いなく最もシンドカッタですね。
遅筆につき詳細レポートはブログにて
http://awaya-daizen.cocolog-nifty.com/zatsubun/
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