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Yamareco

記録ID: 928337
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

ハイパーヘロヘロ鎖場連続ノック 〜両神山八丁尾根ルート

2016年07月30日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 埼玉県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:54
距離
6.3km
登り
866m
下り
866m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:34
休憩
2:15
合計
8:49
距離 6.3km 登り 866m 下り 871m
9:04
9:15
39
9:54
10:03
5
10:08
10:18
9
10:27
10:37
44
11:21
11:37
16
11:53
13
12:06
12:26
20
12:46
12:47
38
13:25
13:34
29
14:03
14:08
22
14:30
14:44
9
14:53
14:58
45
15:43
15:54
42
16:36
16:50
9
16:59
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
コース状況/
危険箇所等
ウワサに違わぬ鎖場王国
八丁トンネル登山口の駐車場に到着。ガラガラでした
八丁トンネル登山口の駐車場に到着。ガラガラでした
駐車場前からの奥武蔵の再奥部の眺め
駐車場前からの奥武蔵の再奥部の眺め
さて、スタートです
さて、スタートです
のっけから鎖場Σ(°д°lll)
1
のっけから鎖場Σ(°д°lll)
結構けわしく、しかも急坂。暑さもあってコタエマス
結構けわしく、しかも急坂。暑さもあってコタエマス
こんなほっそいトラバース路もあります。鎖もあり
こんなほっそいトラバース路もあります。鎖もあり
ヒーヒーいいながら八丁峠に到着
ヒーヒーいいながら八丁峠に到着
ちょっとガスってきまして…そのせいじゃないですが、一瞬赤岩尾根方面に進んでしまいます。標識あんじゃん…見逃してたorz
ちょっとガスってきまして…そのせいじゃないですが、一瞬赤岩尾根方面に進んでしまいます。標識あんじゃん…見逃してたorz
再度八丁峠に戻って、あらためて八丁尾根に進みます
再度八丁峠に戻って、あらためて八丁尾根に進みます
ガツン! とした上りが行く手に立ちはだかります
ガツン! とした上りが行く手に立ちはだかります
そしてついに始まった鎖場の連続ノック(´・ω・`)
そしてついに始まった鎖場の連続ノック(´・ω・`)
たまに視界が開けた場所もありますが、ガスってる
たまに視界が開けた場所もありますが、ガスってる
尾根上なんで道は難しくないと思ってましたが、何カ所かわかりづらいトコも。ここは帰りに迷いそうと思ったトコ
尾根上なんで道は難しくないと思ってましたが、何カ所かわかりづらいトコも。ここは帰りに迷いそうと思ったトコ
ピークをひとつ越えると、すぐに目の前に次のピークが迫ってきます
ピークをひとつ越えると、すぐに目の前に次のピークが迫ってきます
しかも下りますので、再び見上げるような斜面を登ります…いやいやへたれハイカーのアタシにとってはもはや壁( ゜д゜)
しかも下りますので、再び見上げるような斜面を登ります…いやいやへたれハイカーのアタシにとってはもはや壁( ゜д゜)
それでも行蔵峠着。まだ西岳まで半分といったトコorz
それでも行蔵峠着。まだ西岳まで半分といったトコorz
ガスが晴れて眺望が広がりましたが、見ている余裕はありません
ガスが晴れて眺望が広がりましたが、見ている余裕はありません
西岳直下は気が遠くなるような長大な上りの鎖場でした
西岳直下は気が遠くなるような長大な上りの鎖場でした
息も絶え絶えになって西岳到着。ここで帰ろうかと思ったくらい
息も絶え絶えになって西岳到着。ここで帰ろうかと思ったくらい
振り返ると行蔵峠。オレよくあそこから下って登ってきたなぁ〜と自分で感心します
振り返ると行蔵峠。オレよくあそこから下って登ってきたなぁ〜と自分で感心します
この先向かう東岳方面
この先向かう東岳方面
さらに先に延びる尾根道…そのデコボコっぷりに気が遠くなります
さらに先に延びる尾根道…そのデコボコっぷりに気が遠くなります
東岳に向かうには…恐ろしいばかりの下りの鎖場。オレにいったいどうせいっちゅうんじゃ!
東岳に向かうには…恐ろしいばかりの下りの鎖場。オレにいったいどうせいっちゅうんじゃ!
さらにまた壁のような鎖場を登っていくと、龍頭神社奥社の祠があります
さらにまた壁のような鎖場を登っていくと、龍頭神社奥社の祠があります
そして進んだ先は最難関の呼び声も高いナイフリッジ。「ここが…」と思わず立ち尽くしましたが、手をつきつつジリジリとクリアすればいいだけで、意外に平気でした
そして進んだ先は最難関の呼び声も高いナイフリッジ。「ここが…」と思わず立ち尽くしましたが、手をつきつつジリジリとクリアすればいいだけで、意外に平気でした
そして、またも目の前が真っ暗になるような長い鎖場を登った先がようやく東岳
そして、またも目の前が真っ暗になるような長い鎖場を登った先がようやく東岳
精神的にはいっぱいいっぱいでしたが、眺望はよろしいです。武甲山も見えてます
精神的にはいっぱいいっぱいでしたが、眺望はよろしいです。武甲山も見えてます
東岳から先は、ようやく奥秩父らしい原生林の中を進む尾根道となりました
東岳から先は、ようやく奥秩父らしい原生林の中を進む尾根道となりました
ほっとして進むこと30分くらいで、またも鎖場。しかも岩が湿ってる(||゜Д゜)ヒィィィ
ほっとして進むこと30分くらいで、またも鎖場。しかも岩が湿ってる(||゜Д゜)ヒィィィ
そしてついに両神山の山頂にたどり着いたとさ
そしてついに両神山の山頂にたどり着いたとさ
やはり気持ちがいっぱいいっぱいで景色を堪能する余裕はありませんでしたが…これは北西の眺め。西岳…トンガってますね( ゜д゜)
やはり気持ちがいっぱいいっぱいで景色を堪能する余裕はありませんでしたが…これは北西の眺め。西岳…トンガってますね( ゜д゜)
手前に見えるは赤岩尾根ですかね。これまた凶悪なデコボコっぷりですね
手前に見えるは赤岩尾根ですかね。これまた凶悪なデコボコっぷりですね
奥の方には八ヶ岳が見えます
奥の方には八ヶ岳が見えます
奥秩父主脈縦走路方面は雲がかかって見えにくかったですね
奥秩父主脈縦走路方面は雲がかかって見えにくかったですね
奥多摩方面は雲取山がなんとなく見えるような見えないような…
奥多摩方面は雲取山がなんとなく見えるような見えないような…
八丁尾根を戻るのはイヤでしたが、クルマで来ているのでピストンするしかありません(´・ω・`) 山頂を後にします
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八丁尾根を戻るのはイヤでしたが、クルマで来ているのでピストンするしかありません(´・ω・`) 山頂を後にします
帰路はカメラが邪魔にならないようザックにしまったのでほとんど写真を撮ってませんorz 東岳までは比較的スムーズでしたが山と高原地図のCTはオーバーしてます
帰路はカメラが邪魔にならないようザックにしまったのでほとんど写真を撮ってませんorz 東岳までは比較的スムーズでしたが山と高原地図のCTはオーバーしてます
先を見ますと…やはり凶悪なノコギリ形状の尾根(T_T) 何であんなとこ登ってきたんだろ
先を見ますと…やはり凶悪なノコギリ形状の尾根(T_T) 何であんなとこ登ってきたんだろ
最もツライ東岳→西岳間は帰路の写真が一枚もなし。いかにいっぱいいっぱいだったのかがわかります(^^;)
最もツライ東岳→西岳間は帰路の写真が一枚もなし。いかにいっぱいいっぱいだったのかがわかります(^^;)
再び行蔵峠着。だいぶ先が見えてきた?
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再び行蔵峠着。だいぶ先が見えてきた?
やでうでしやようやく鎖場から脱出したもよう
やでうでしやようやく鎖場から脱出したもよう
八丁峠。ここまでくればもうひとふんばりだ〜
八丁峠。ここまでくればもうひとふんばりだ〜
往路ではかなりキツイと思った道も、あの凶悪な鎖場を越えてきた後ではなんともありまへん
往路ではかなりキツイと思った道も、あの凶悪な鎖場を越えてきた後ではなんともありまへん
駐車場に着く前の最後の鎖場
駐車場に着く前の最後の鎖場
ようやくようやく駐車場に到着。心の底からほっとしました
ようやくようやく駐車場に到着。心の底からほっとしました

感想

両神山に行ってきました。
それも八丁尾根です。
両神山の八丁尾根では言わずと知れた“鎖場連続ノック”の本場です。へたれハイカーのアタイが行くことなどとうていなかろうと思っていたコースです。
当初は一度登ったことのある日向大谷コースで、と思っていたんですが今夏知人と行こうとしている山域がかなりハードなトコらしく…それを考えると、ここはひとつトレーニングと度胸づけをしておかねばと思いまして、ついに禁断(!?)の尾根へと足を踏み入れてしまったのでした。

<八丁トンネル登山口〜八丁峠>
百名山とはいえ、2000mを越えない標高はさすがに暑いためか、それとも難度の高いコースだからか、そんなに早い時間でもないのに八丁トンネル登山口の駐車場はガラガラでした。

登山口からすぐは樹林帯を進みます。
のっけからかなり傾斜、しかも結構険しい道で、ちょっとした鎖場や、細いトラバース路なんかもあります。まだまだ序盤だというのに、へたれハイカーには結構シンドイ感じで、早くも息が絶え絶え。八丁峠に着くと、そこにあったベンチにへたりこんでしまいましたwww

<八丁峠〜西岳〜東岳>
八丁峠は少しガスってました。だからってわけではないですが、ちょっと赤岩尾根方面へと進んでしまいます。少し進んだトコに祠があり、そこでGPSで現在地を確認したところ道間違えに気がつき慌てて戻った次第…。

気を取り直して八丁尾根に向かいます。
すぐに岩が連なる険しい斜面となり、それを過ぎると…うわさに違わぬ“鎖場の連続ノック”がはじまりました。
遠くから両神山を見ますと、よくアタシは“巨神兵がうずくまったような”という表現を使いますが、なんつーか、ノコギリの歯のような峨々たる形状になっていますよね。
そこを越えていくってわけですから、そりゃあ急斜面の連続になるわけだわな…当初こそ、そんなふうにレーセーに分析していたわけですが、実際その斜面を下から見上げ、上から見下ろすと、へたれハイカーにとってはまさに壁(||゜Д゜) 
逆に鎖がなければとうてい進めるもんではありません。涙目で上り、そして下ります…。

そんなへたれハイカーのアタシに容赦ない鎖場の連続ノックが浴びせかけられます。
八丁峠から行蔵峠までおよそ40分。西岳にはおよそ50分強で到着。時間では山と高原地図のCTとほぼ同じですが、かなりヘロヘロです。もう帰りたくなったくらい。

しかしまぁ一度乗りかかった船ですから、もう少し頑張ろうと先に進みますと、またもや気の遠くなるような下り…思わず「オレにどうせいっちゅうんじゃ」と誰にともなく文句が出ます。
そして下ったからにはまた上り(T_T) 何度目かの壁のような斜面を登って、龍頭神社奥社の祠のピークを過ぎますと…出ました、最難関の呼び声も高い“ナイフリッジ”
ですが、恥も外聞もないへたれハイカーは、ここは手をついてニジニジと進んで行きましたので、さほどでありませんでしたwwww

それよりも問題だったのは、鎖場の連続ノックというほぼ経験したことのないコースに脚の筋肉が悲鳴を上げたことです。ようやくたどり着いた東岳では両脚がパンパンに張ってしまい、半ばつったような状態。しばしの休憩を余儀なくさせられました。

<東岳〜両神山頂>
東岳から先は、原生林の中を進む、奥秩父の尾根らしい道になりました。多少のアップダウンはありますが、鎖場に比べると穏やかといっていいでしょう。「そうなんだよ。オレが好きなのはこういう道なんだよ!」と、またも誰にともなく訴えながら進みます。

山頂近くにもう一回キッツい鎖場がありましたが、それを越えるとようやく山頂へと到着。
登山口から山頂まで4時間かかりましたが、時間以上にヘトヘトかつヘロヘロ。なによりも精神的にまいってしまいました。
昼食のラーメンを作る気力も起きずに、持って来たパンだのスポーツゼリーなどカンタンに口に入れられるものしか摂れませんでしたorz

<帰路>
もうシンソコ八丁尾根はこりごりでしたが、登山口にクルマがあるのでピストンで戻らねばなりません。ですので、もはやココロがポッキリと折れてたものの再び八丁尾根を進みます。

ふつー下山というと、多少の上り返しとかあっても、キホンは“下り”じゃないですか。しかし八丁尾根の場合、ノコギリの歯のようなピークの連続ですから、下っても次のピークで同じように登るというパターンの連続で、使うチカラは往路とほぼ同じとなっております(T_T)
これはもうなんの試練かと思うくらい……涙目どころか半泣きで進みます。
ナリフリ構ってられませんので、邪魔にならないようにカメラはザックにしまい。汗のせいでくもりがちなサングラスも外します。

とにかく体力的には限界でしたから、半泣きではあったもののピリッピリに気を引き締めてましたね。それでもある鎖場で一回脚を踏み外して宙ぶらりんになりかけたこともありました。そのときは足がつくとこまで30センチもなかったのでレーセーに対応できましたが…

……で、なんとか下山して、今こうしてレコをアップできた次第ですが、今回はホントーにキツカッタ。アタシのへたれな山行歴の中でも間違いなく最もシンドカッタですね。

遅筆につき詳細レポートはブログにて
http://awaya-daizen.cocolog-nifty.com/zatsubun/

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