のんびりトムラウシ山(短縮コース)



- GPS
- 30:27
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,713m
- 下り
- 1,698m
コースタイム
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 9:21
天候 | 晴れ、一時ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道は途中からダートになります。 トムラウシ温泉少し手前からさらに10km弱林道をたどると短縮登山口です。 わたしは、トムラウシ温泉近くのトムラウシ自然休養林野営場で前泊しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 ガス等で迷いやすそうな箇所にはロープが張り巡らされていたり、随所にペンキマークがあったりで、さすが100名山だけあって完璧なルート整備です。 「神々の泥遊び場」なんて呼ばれる短縮登山口からコマドリ沢あたりまでの泥濘道は、ここしばらく晴天だったのか、ほとんど乾いていて快適に通過できました。 |
その他周辺情報 | トムラウシ温泉東大雪荘のお風呂は広くてきれいで、あずましいです。 ホントはここに泊まりたかったのですが、いっぱいで予約できませんでした。 |
写真
感想
短縮コースからのトムラウシは10時間以上かけて日帰りで往復されることが多いようですが、この山をそんなに慌ててピストンではもったいない。
なので、登山口近くのキャンプ場で前泊し、南沼でテント泊というぜいたくな日程でゆっくり堪能してきました。
前泊したトムラウシ自然休養林野営場は水場とトイレ1棟ずつのみの簡素なキャンプ場で、ほかに誰もいないとクマちゃんに会いそうでちょっと怖いかもですが、この日はハイシーズンだけあって何パーティかキャンプしていたので心強かったです。
キャンプ場からはダートではあるもののきれいに整備された林道を9kmほどたどり短縮登山口につきます。
短縮登山口には広い駐車場があり、バイオトイレもありました。
駐車場はすでに車がいっぱい駐まっていました。100万台くらいはあったかな。
うそ、でもひょっとして3桁?
短縮登山口からコマドリ沢出合にかけては泥んこ道であることが多いらしいですが、最近は晴天続きだったのか、ほとんど問題なく快適に歩けました。
短縮登山口から、途中トムラウシ温泉からの道と合流して一登りでカムイ天上です。
目の前にいきなりトムラウシ山の威容がそびえます。
谷を隔てた向こう側にみえるので、ホントに今日じゅうにあそこまで行けるんじゃろか?という気持ちになります。
カムイ天上から緩やかな尾根にそって少し登り、その後尾根の北面をトラバース気味に登った後、眼下のカムイサンケナイ川に向かって標高差約100mを一気に下ります。
帰路の登り返しが… いやいや考えないことにしましょう。
カムイサンケナイ川の右岸を少しさかのぼると北からコマドリ沢が合流します。
コマドリ沢出合いに立つと、前トム平への大きな斜面が目の前に立ちはだかります。
この地点でカムイサンケナイ川を渡って、コマドリ沢左岸にそって登っていく道になります。
しばらく沢地形をのぼっていくとやがて岩がゴロゴロした斜面に変わってきます。
迷いやすい地点とされているところですが、ルート沿いにはずっとロープが張ってあって、よほど視界のない時でない限り心配なさそうです。
前トム平から一段のぼってケルンのある小さな尾根を乗越し、少し降りて小さな沢地形を横切り、大きな岩が積み重なった斜面を登り返して細い尾根上に出ます。
ここからさらに北東に少し下った窪地状がトムラウシ公園です。
岩と、清冽な水の流れと、池と、そしてお花畑。
天上の楽園の始まりです。
夢のような光景に歓声をあげながら、トムラウシ山本体の斜面をへつりぎみに斜上していくと、やがて前方にちらほらテントの姿が見えてきます。
南沼キャンプ指定地です。
途中なんどもナッキーの声を耳にしたのですが、とうとう姿を見ることはできませんでした。
南沼キャンプ指定地にテントを張った後、空身でトムラウシ山に向かいます。
岩だらけの山頂への急斜面を一気に登ると、思ったより遠くに旭岳、北鎮岳等の表大雪の山々が見えます。
山頂でしばらく景色を堪能した後は、北沼に降りてみることにします。
こちら側も岩だらけの急斜面です。
トラックログでは、北沼に向かってダイレクトにショートカットしてるように見えますが、意図してこうしたのではなくてルートミスしてしまったのでした。
北沼からはトムラウシ山の西面を巻いてキャンプ地に戻りますが、このルートも、岩、雪、水、お花畑が絶妙に配置された庭園のようです。
テント場に戻ってみると、キャンプ指定地はほぼ全域テントでいっぱいになっていました。100万張くらいはあったかな。
うそ、でもひょっとして3桁?
2日目の朝はご来光狙いでもう一度山頂に行ってみます。
出発がもたついたせいで、山頂直前で日の出時間を迎えてしまいましたが、山頂についてしばらくして、地平線近くの雲を抜けて太陽が顔を出す瞬間は見ることができました。
西側の雲海には、自分の立っているトムラウシ山本体の影が落ちています。
空の色、雲海の色、シルエットになった山並の色が刻一刻と変化していきます。
やばいぞ、わけもなく泣きそうになってきます。
いまさらではありますが、ワタクシ、山登りやめらんないかも。
myuさん、こんにちは。
トムラウシ遠征、お疲れ様でした。
さすが最盛期の百名山、百万人の登山者で賑わっていましたか(笑)。
テン泊でのんびり、いいですねー(^^)
そして山頂での雲海のご来光、素敵すぎます。
私もテン泊装備で出かけたくなりました。その前に道具を揃えなきゃ。30年前の嵩張るシュラフじゃ厳しいかなー・・・
waji-bbさん、こんにちは!
終始好天に恵まれ、感動の山旅になりました。
下山後やってきた台風にぶつからなくてラッキーでした。
満天の星空、そしてご来光… 山中泊でなくては味わえない楽しみですよね。
ちなみに私のシュラフももう30年以上のお付き合いです。
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