【ただただ修業】八海山

2016年08月18日(木) [日帰り]

• GPS: 10:14
• 距離: 10.6km
• 登り: 1,449m
• 下り: 1,438m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:14
• 休憩: 1:59
• 合計: 10:13

距離 10.6km 登り 1,449m 下り 1,446m

5:22 屏風道、新開道２合目登山口
7:05 7:34 五合目
8:38 8:47 七合目（ノゾキの松）
9:41 10:13 千本檜小屋
10:20 10:27 地蔵岳
11:19 11:44 八海山（大日岳）
11:50 11:51 八ツ峰迂回路分岐
12:07 12:15 八海山
12:30 12:34 八ツ峰迂回路分岐
12:36 12:37 八海山（大日岳）
12:43 千本檜小屋、新道、五竜岳分岐
14:17 稲荷社（稲荷清水）
15:25 15:28 屏風道、新開道２合目登山口
15:35 ゴール地点

天候

くもり時々はれ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

往路：所沢IC〜六日町IC 17号を北上してセブンイレブンのある交差点を右折後ほぼ道なり
駐車場：新開道二合目登山口駐車場
復路：17号南下 石打丸山IC〜所沢IC

コース状況／危険箇所等

登山口までは八海山ロープウェイを目指し、手前の分岐を直進。突き当たりを右折し一応舗装された細い道（行き違い不可）を進むと行き着く。

雨の後で滑りまくり。もう居ないかと思っていたアブがブンブン、数カ所噛まれた。

屏風道、新開道ともに岩場鎖場多数。簡単なトラバースも切り立った崩落脇を抜けたりと、気が抜けない。
このコースで稜線まで取り付けられれば、八峰の岩場歩きは問題ないのではないかと。

その他周辺情報

17号沿い右折箇所にセブンイレブン。
登山口はトイレなし、ポストあり、石碑多数。

17号南下して「湯らりあ」大人400円。小さいながらも湯量豊富。シャンプー等はなし。
六日町駅近くの「あさひ食堂」いわゆる地元の大衆食堂、米はもちろん魚沼産コシヒカリ。

写真

8/18 4:54

暁ける空にギザギザのシルエット。これは晴れちゃうんじゃないの？とか甘い予感。

8/18 5:25

信仰の山らしく登山口には多数の石碑が並ぶ。

8/18 5:26

さすがに平日。車は2台目。

8/18 5:29

いきなり渡渉ポイント。増水時はこの籠を使って渡れと。

8/18 5:30

パッと見存在がわからないほど澄みきった水。

8/18 5:32

整然と植えられた杉が信仰の山の雰囲気を醸し出す。

8/18 5:43

樹齢40年。年下にしては立派な樹々。

8/18 5:43

ポツポツと繭玉のように苔が生えた枝。

8/18 6:01

巨岩の下にはい感じに寂れたお稲荷様。

8/18 6:04

画像だけ見ると秋の気配も感じるがとにかく暑い。

8/18 6:18

樹林の中に一筋の流れ。あれが清滝でしょうか？

8/18 6:21

沢を渡る。男性2名パーティ追い越す。

8/18 6:29

何気なく歩いた個所を振り返るとこんなだったりして気が抜けない。

8/18 6:31

水はたっぷり担いできましたのでスルー。

8/18 6:44

鎖場登場。

8/18 6:56

青いどんぐり。

8/18 7:02

中々味のあるフォントの五合目。

8/18 7:18

森からガスが沸き立ち始めた。

8/18 7:31

美味しいコシヒカリの産地はこちらになります。

8/18 7:31

チラっと巻機山でしょうか？

8/18 7:34

この時はまだ稜線もクッキリと抜けていたのだが。

8/18 7:44

道を遮るスパイダー。

8/18 7:54

次々と鎖。

8/18 7:56

葉に赤玉（毒）。

8/18 8:01

徐々に日が射し始めると気温も上昇。

8/18 8:04

こちらのポイントで一旦Tシャツ脱いで汗を絞る。

8/18 8:07

山のあじさい。いいピンク。

8/18 8:17

苔の感じも明るく独特。

8/18 8:31

のぞきの松とはどれのことを指すのかも解らず。

8/18 8:34

ツリガネニンジンかわゆい。

8/18 8:38

圧縮パックされて出番を待つ実。

8/18 8:44

美味しそうにたわわに実るムシカリ。食べられませんが。

8/18 8:49

横からアザミン。

8/18 9:07

だんだんと岩場もエグい角度になってくる。

8/18 9:17

八合目。空はすっかりマシロケ。

8/18 9:22

珊瑚のような枝ぶりに黒い実ポツポツ。

8/18 9:33

むむう。山頂に怪しい雲の影が。

8/18 9:39

紅白おめでたいロード。

8/18 10:01

千本檜小屋に到着。小屋番さんはお留守のようでした。

8/18 9:47

わかりやすい山頂案内図。

8/18 9:57

完全に飽和した衣類を干す。シャツを着替えていざ岩山巡り。

8/18 10:28

地蔵岳。地蔵界にも格差の波が押し寄せている模様。

8/18 10:28

うずもれ地蔵も。

8/18 10:32

不動岳ということは...

8/18 10:33

やっぱりいらっしゃいますよねえ。キリリ。

8/18 10:34

次の山頂とか一切見えず。五里どころか一里霧中。

8/18 10:44

コゴメ。

8/18 10:48

たまに眼下が見えるも高度感はさほど楽しめず。

8/18 10:51

七曜？

8/18 10:58

何座か見落としている気がするのだがもうどうでもよくなってきている。

8/18 11:00

いきなり岩峰。

8/18 11:03

一旦下って分岐。この鐘を鳴らすのはぼく。

8/18 11:05

取り付き部分でワンチャンス！

8/18 11:05

そのまま晴れていてくれと願うも。

8/18 11:09

すぐにマシロケ。

8/18 11:18

イワショウブ。岩勝負。いや性分。ヨー。

8/18 11:23

大日岳。この髭神さま盗難防止でつけられてるワイヤーが囚われ感出しちゃってる件...

8/18 11:37

「囚われてなぞおらんわい！」失礼いたしました。

8/18 11:39

一瞬だけ下界が見えた。

8/18 11:39

帰り道はあそこね。

8/18 11:54

北側の崖下。

8/18 11:54

振り返り大日。髭神さまちっちぇー。

8/18 11:56

たぶん中ノ岳とかその辺りだと思うのだがうーむ。

8/18 12:14

丸ヶ岳。

8/18 12:14

正式名称入道岳。本日の最高地点はトンボとガスまみれ。

8/18 12:37

眺望もないし下山開始。

8/18 12:38

分岐まで戻り下る。

8/18 12:42

いきなりのハシゴラッシュ。登って来た方は息も切れ切れ。

8/18 12:48

ここから本当の下山路へ。

8/18 12:48

藪のトラバース路を渡り。

8/18 12:56

ズルズルと岩場を下る。

8/18 13:16

ムシカリの赤い実がたわわ。

8/18 13:26

アルクマカラーのナナカマド。

8/18 13:30

下るにつれて太陽がジリジリと容赦なく照りつける。

8/18 13:36

日向ぼっこのバルコニー。ヘイイッツアビューティフルデイ。

8/18 13:39

カッパン倉から振り返ると八峰だけスッポリガス。カッパンてなんだ？

8/18 13:41

ブツブツに侵食される葉。ゾワゾワする。

8/18 14:01

ゲレンデの高さまで下りてきた。今シーズンは雪降るかしら？

8/18 14:30

荒れ放題な稲荷。水もギリギリ足りそうだったので汗だけ拭って通過。

8/18 14:45

ブナの森。雪が少なかったとはいえ倒木もチラホラ。

8/18 14:48

きのこも沢山あったが、あまりキレイなフォルムのものはなかった。

8/18 15:08

3合目以降は歩きやすい道。ゴール目前でヒジに鋭い痛み。アブにヤられました。きー！

8/18 15:31

慌てて血を絞り出しながら歩いていたらゴール。

8/18 15:31

やはり早朝のワンチャンスのみだった模様。

8/18 15:31

駐車場奥の社にて無事下山の御礼。

8/18 17:26

六日町駅近くの大衆食堂「あさひ食堂」。この町の一番のごちそうは、何と言っても米だ。

撮影機器：

iPhone 6 Apple

PENTAX K-50 PENTAX

装備

備考

水は2.5リットルで足りた。
ゲイターとポールを車に置いてきてしまったが、持って行けばよかった。

感想

otkme

修験道というのは、自分を追い詰めることにより感覚を研ぎ澄まし、自然からのエナジーをより多く感じとる事を突き詰めるという道らしい（曖昧）。
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細切れに分断された夏休みの残りの1日。台風の影響で何処も大気が不安定な中、新潟付近がわりと落ち着いていそうな雰囲気。

久しぶりに関越トンネルをくぐり上越入り。大好きなお酒の名前を冠したあの山へ。修験道の祖たる山、山麓にも道祖神やら、石碑やらが多々見受けられる。

2人組の男性を追い抜いてしまうと後は誰とも会わない静かな森。藪の中からはカサカサと、虫やら小動物の営みが聞こえる。

やはり標高が低すぎたのか、台風の影響か、グングン上がる気温。止め処なく流れる汗と戦いながらの岩場登りは、ただただ修業。ご褒美の眺望も、青空稜線歩きもないまま、あきらめて下山。
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古えの修験者達は、五穀を断ち、滝に打たれ感覚を磨いたという。腹ぺこで登山、一番辛いやつじゃあないか。

南魚沼産コシヒカリを口いっぱいにほおばり、鈍いながらも自分なりの感覚で自然と対峙できた幸せを噛み締めた。