大高山・天覚山・多峯主山・天覧山


- GPS
- 06:14
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,049m
- 下り
- 1,131m
コースタイム
中沢バス停 09:30
前坂 10:20-10:25
大高山 10:55-11:05
天覚山 11:55-12:05
久須美坂 13:05
多峯主山 14:15-14:25
天覧山 14:45-14:55
東飯能駅 15:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
東飯能駅 08:36-(国際興業バス)-09:01 中藤バス停 (帰り) 西武線 東飯能駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
奥武蔵の低山4座を、西武秩父線沿いに縦走してきました。いずれも飯能市内の山です。各ピークの標高は低いものばかりですが、コース上では小刻みなアップダウンが延々と繰り返されて、かなり絞られました。 通過に注意を要する場所としては、東峠があります。長くなるので、下記感想中の【東峠の通過は要注意】をご参照下さい。 また、久須美坂(というか永田台のあたり)から多峯主山までは、宅地開発でズタズタです。無駄に登り下りさせられて体力を消耗する上、登山道のすぐに脇に立入禁止のフェンスが並んだりして景観もよろしくありません。少なくとも私にとっては楽しく歩ける区間ではなく、ハイキングコースとしては「失格」の烙印を押したいです。 |
写真
感想
東飯能駅前で中沢行きのバスを待ちますが、バス停の掲示を見ていて大ポカが発覚。休日ダイヤだと思っていたこの日は、実はまだ平日ダイヤだったのです。昨夜国際興業バスのウェブサイトをわざわざ確認しているのですが、その時に29日から年末ダイヤが始まると勘違いしてしまった模様(正しくは30日からなのでした)。
慌てて平日の時刻表を見て、中沢行きのバスがないと分かった時には、もう帰ろうかと思ってしまいましたが、良く見るとほぼ同じ時刻に中藤行きのバスが来ることになっています。中藤は中沢の少し手前にあって、確か歩ける程度の距離だったはず。そこで、中藤行きのバスに乗って、終点から中沢までは歩くことにしました。
中藤バス停で降りて中沢バス停まで歩きます。前坂や大高山へ直接向かうのならば、中沢バス停など経由しないほうが近道なのですが、栃屋谷集落と飛村集落を結ぶ長久保坂越えの道を歩いてみたかったので、そのために当初のスタートを中沢バス停にしていたのでした(単に前坂や大高山へ向かうだけなら、西武線の吾野駅を起点とするのが普通でしょうね)。
中沢バス停からさらに栃屋谷集落まで車道を歩き、集落を過ぎてすぐに山道に取り付きます。長久保坂越えの道は、細いながらも明瞭で、道標による案内もしっかり出ていましたが、倒木などで少々荒れた感があって、期待していたような趣のある道ではありませんでした。
一旦飛村集落に降りてから、再度登り返して前坂へ向かいます。すぐに登り着いた前坂は、山の中の十字路でした。正面から、良く踏まれた吾野駅からの道が登ってきています。
前坂を右折して大高山に近付いていくと、小さな岩場を2回ほど乗り越えていきますが、どちらも手を使わずに足だけで登れる程度のものでした。大高山の頂上では展望はないものと思っていましたが、南西側が少し開けていました。
天覚山の頂上まで来たところで、ようやく1人の男性ハイカーと会いました。天覚山は南西側に展望があって、幾重にも折り重なる奥秩父の山並みを見ることができます。
【東峠の通過は要注意】
・天覚山から東峠へ向かう場合、直前の送電線鉄塔のところで明瞭な道が右折しますが、恐らくその右折方向が現在の登山道だと思われます。
右折を示す道標がないことから、私は送電線巡視路かと思ってその道を見送り、鉄塔の下をくぐって直進しました。尾根筋にも一応道は付いていましたが、これがヤブっぽい道で、しかも東峠への降下点が崖のようになっていました。高さは3〜4m程度ですが、脆くて崩れやすい上に適当な足場が少なく、滑落の危険がかなりあります。
ここにはかつて木製のハシゴが掛けられていたことが過去の山行記録から分かりましたが、数年前の記録ですでにかなり朽ちていた様子が窺えたので、恐らく朽ち落ちたか取り外されたかされて、それと同時に登山道も付け替えられたのでしょう。
・多峯主山・久須美坂方面から逆方向に歩いてきた場合は、東峠にある標識が、少し車道を歩くことを指示してくれているようなのですが、その文字も消えかかっていてほとんど読めませんでした。何も情報がないと、ここで正面の崖をよじ登るしかないと思っても致し方ないので、東峠にはきちんとした道標が設置されることが望まれます。
・なお地形図の破線路は送電線鉄塔〜東峠の間は明らかに尾根を外して書かれており、その通りに歩くのが正解だと思われます。少し前まではほぼ直線で書かれていた登山地図も、2010年版を見てみると、ここで微妙に尾根を外すように書かれていました(そうと分かった上で見ないと気付かない程度ですが)。
久須美坂まで来て、2人目のハイカーとすれ違いました。久須美坂〜多峯主山の間は、上の「コース状況」に書いた通り。
多峯主山の頂上では、ほぼ全周に近い展望がありましたが、木の枝越しに見る方角も多かったので、冬以外の季節にどうなるかは分かりません。
多峯主山を過ぎるととても穏やかな道に変わりますが、天覧山の直下からは距離は短いものの急登でした。
天覧山には展望図があって、丹沢から奥多摩にかけての山々が示されていて、この日はほぼその通りの展望があり、そのさらに右には奥秩父の山々も見えていました。もちろん眼下の飯能市街の眺めもなかなかで、標高200m足らずの低山ということを忘れる素晴らしい展望だと思います。ただ、唯一展望図の通りに見られなくて残念だったのが、一番見たいと思っていた富士山でした。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2010_10_12/mt2010_10_12.html#20101229
写真主体のブログ版
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2010-12-29
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