赤富士を見に越前岳へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 627m
- 下り
- 1,358m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・国道469号線は路肩に雪が見られるもののノーマルタイヤでOK。 ・十里木駐車場は30台前後可。トイレあり、下山後の靴洗い場もある。 ・頂上までほとんどが雪の道であったが雪は少なく、一部は凍り付いているがアイゼンは無くても大丈夫と思う。(私は準備はしたが登り下りとも着けなかった。) ・勢子辻への道は登山者が少なく、上部はかなり道が荒れている。また雪でトレースが無いためルートファンディングが必要なため一般の登山者は雪の時期、入り込まないほうが無難である。 |
写真
感想
家からは天気が良ければ朝焼け、夕焼けの富士山を見ることが出来るが山の上から朝焼けの赤富士を見たくなった。そこで富士山の東側にある愛鷹山の越前岳に狙いを定め、今朝方、出かけてきた。
十里木に着いたときは6時前でまだ暗かったのでヘッドランプを点けて、登山口の階段を展望台まで登る。大寒波の襲来で車の外に出ると、手袋をしていてもすぐストックを持っている手は感覚がなくなってくる。雪の凍りついた階段を展望台へ。展望台からは雪道であるが雪は少なくスパッツもアイゼンも不要で予想したよりも歩きやすかった。
周りの山は雪があるのに富士山はまだ雪が少ない。宝永山などはほとんど雪がついていない。やはり富士山は2月、3月に太平洋側を低気圧が通るようにならないと雪は多くはならない。南アルプスもいつもより雪が少ないように見えた。
予定通り、馬ノ背に日の出前に到着する。朝食のサンドイッチを熱いコーヒと共に食べながら日の出で富士山が赤く染まるのを待つ。6:50頃から富士山が赤く染まり始める。それを一人で静かに眺めていると、心の底からジワーッと感動が湧き出し涙が出そうになる。
ジーッとしていると足の爪先が痛くなってきたこともあり、十分に満足したので7:00に出発。山頂には7:50に着く。朝早いので駿河湾もいつになくはっきりと輪郭を現している。
すぐに下山。今回は朝焼けの富士を見ることと、もう1ツの目的がある。それは富士山の回りを少しでも長く歩き、赤線を伸ばすためにここから家まで歩いて帰ることである。そのため十里木でなく勢子辻に下山する計画をした。勢子辻への道は最近、登山者がほとんど入っておらず私も始めての道である。
分岐まで戻ったとき、雪もあり始めての道なため、躊躇したが道は相当に荒れてはいるもののルートはしっかりしていそうなので下山することにした。上部は荒れがヒドク、急な下り、しかも雪が残っているので注意が必要である。古い、切れた細いロープが所々にあるのでルートは判り易い。中腹から下は危険な箇所は無いが、林の中の雪道はトレースもなく、ルートが判り難く神経を使う。それでもルートを失うこと無く、勢子辻に到着。
登山靴で舗装した道を歩くのは嫌なのでトレッキングシューズに履き替えて、家まで最初は国道469号線を、途中から近道の県道158号線に入り、ひたすら歩く。なんとか勢子辻から3時間前後で家に着くことができた。一服後、娘に頼み、十里木まで車に乗せてもらい駐車場の車を回収する。
コメント
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赤富士が良い感じです。
思い立っての登山から帰路の歩きまで、地元ならではの山行ですね。
記録から凛とした空気が伝わってきます。
MATSUさん、今年も宜しくお願いします。
MATSUさんに勧められた富士山1周の赤線、着々と伸ばしています。
富士山を巡る山々から赤富士や夕焼け富士を気軽に眺めることが出来るのはまさに地の利で贅沢な気分になれます。
赤富士、良いですねぇ。
こちらからもたまに夕方の赤富士を観る機会がありますが、これほど近くからの赤富士ではありませんので迫力が違います。
車で出掛けたのに歩いての帰宅、どうしたのかと思ったら回収に行かれたのですね。
賢パパさん、こんばんは。
越前岳からですと宝永噴火口が正面近くになり、アバタのようで嫌う人もいますが、朝陽に輝く越前岳からの富士は宝永山の陰影がはっきりしていて迫力が出ますので私は好きですネ。
裾野から全て赤く染まる富士はやはり近くでないと見れませんから麓に住む者の幸せを感じます。
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