丹沢・塔ノ岳から鍋割山へ 〜ヒルがいっぱいお腹もいっぱい〜



- GPS
- --:--
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,153m
- 下り
- 1,158m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
二俣から小草平への登山道の下の方(広葉樹林帯)にはヒルが沢山いました。ヒル対策が必要です。 |
写真
感想
来週の穂高行きに備えて丹沢へ足慣らしに出かけた。一緒に穂高へ行く予定だが、最近、運動不足で体力に自信がなくなったというMさんを誘った。家が平塚なので行く登山口へ行く途中に拾えばいいのでちょうどいい。
土曜日なので混雑を避けて午前5時に迎えに行った。早朝の湘南海岸は空いていて快適だ。わずか50分で武藤さんの家に着いた。(ちなみに帰りは2時間以上かかった)さらに50分で登山口の表丹沢県民の森の駐車場に着いた。先行車両は2台。どちらも運転手が乗っているが仲間を待っているのか、二人とも車の中で休んでいた。
手早く準備をすませて林道を歩き始めた。今朝方まで雨が降っていたらしく木々がしっかり濡れていた。土手から湧き出た水が林道上を流れている。ここしばらく雨模様の日々が続いていたが今日は何とか雨衣を出さなくてもすみそうだ。
今日のコースは、まずは二俣から小草平に出て大倉尾根を登って塔ノ岳に登る。その後、鍋割山稜を歩いて鍋割山で名物の鍋焼きうどんの昼食をとる。そして後山乗越から二俣を経て車に戻るという約6時間の初級コースだ。
二俣から小草平のコースは道が不明瞭なので最新の地図では破線になっているが、今年の春先に下ったばかりなので心配はなかった。
長雨ですっかりジトッとした登山道を快調に登っていたら何か足首の辺りがチクッとした。靴下をめくって見ると何か小さな小枝のようなものが入っていた。取り除こうとしたらモゾモゾ動くではないか。それにくるぶしの辺りがポツンと赤く出血していた。「ワッ、これはヒルだ」と思って靴下の中をよく見ると2,3匹のヒルが靴下の編み目の中に潜っていた。ヒルは靴下の中だけでなく靴の周りにも沢山付いていた。
いままでヒルというと気がつかないうちに靴下の中に潜り込み、すっかり血を吸って大きく膨らんだものしか見たことがなかった。どうしてこんなに太いヒルが靴下の中に入ってくるのかと不思議に思っていたが、血を吸う前のヒルは針のように細くて小さかったのだ。
後続のMさんにそのことを告げると「ひゃあ、なんだこれは」と悲鳴に似た声を上げたMさんの靴にも沢山のヒルが付いていた。気持ち悪いが丁寧に一匹づつ剥がして潰した。どうやら登山道に積もった湿気った落ち葉の中で登山者が来るのを待ち構えていたようだ。
その後、5分に1回は靴を確認しながら歩いたが、広葉樹林が終わって杉の植林地に入ったらヒルはいなくなった。
コースタイムよりか若干早いペースで堀山ノ家に着いた。木の間から真っ黒な富士山が顔を出していた。大倉尾根を歩いているうちに青空も見えるようになり、汗の出も一段と多くなり、あっという間にタオルが湿気っぽくなった。
花立小屋のかき氷の旗に引きつけられたがここはぐっと我慢して山頂へ向かった。連れがいると時間が経つのが早い。息が上がることなく塔ノ岳山頂に着いた。
休日はあふれんばかり人出になるというが、それを見越して早めにスタートしたので山頂には10人ほどしかいなかった。隠れていた富士山も再び顔を出したし、蛭ヶ岳から桧洞丸あたりの稜線も見えている。この時期、これだけの天気に恵まれれば上等である。
平穏な天気になったので山頂でのんびりしていたが、大倉への一番バスで来た登山者がぽつぽつ到着し始めたので重い腰を上げて鍋割山へと向かった。
鍋割山への稜線はなだらかで気持ちが良いので気が楽だ。時折すれ違うトレイランの人たちを脇目にぶらぶらのんびり歩いた。
さすがに土曜日だけあって鍋割山には沢山の登山者がいた。そのほとんどの人が鍋焼きうどんを食べていた。私たちはあとは下りるだけなのでまずはかき氷で喉を潤し、そのあと熱々の鍋焼きうどんを注文した。ふだんは親父さんが一人でポツポツ作っているが今日は応援の若者が3人ほど厨房に立っていた。大忙しのようだ。
ここの鍋焼きうどんは具が沢山入っているし味もまんざら捨てたものではない。山の上で作ってこれで千円なのだから安い。汁までしっかり飲んでお腹いっぱいになった。ちょっとひと寝入りしたいところだが、ここも登山者が続々と登ってくるのであまりのんびり出来る雰囲気ではない。しかたがない。山を下りるとしよう。
大倉尾根ほどではないが後山乗越コースも結構登ってくる人がいる。私たちは県民の森まで車で入ったので林道歩きはさほど長くはないが、多くの登山者は大倉までバスで来て西山林道を歩いてくるらしい。
日本の山はどこへ行っても林道歩きが長い。やっぱり電動マウンテンバイクが必要かな、と思う今日この頃である。
私が通ったルートだと全くヒルは見ませんでした。
場所によっては沢山いるんですね。ひえー
はじめまして。
コメントありがとうございます。
丹沢は、昔はヒルなんて滅多にお目にかかれませんでしたが
最近は、標高の低い、じとっとした落ち葉のある樹林帯に多くいるようです。
尊仏山荘のご主人も「二俣から小草平への道は沢山いるんだよね」と言っていました。大山方面も沢山いるようです。
登山口に塩が置いてある場所は要注意のようです。
沢登りでも休憩中に取り付かれることがあります。
丹沢の沢は楽しいのですが、ヒルが多くなったのでいまは行く気になれません。
同じ日に随分長いルートを歩いたのですね。
ユーシンは車が入れた頃には年何回も行きましたが最近はご無沙汰です。
今年の夏前、30年ぶりに熊木沢南稜から蛭ヶ岳に登りましたが・・。
元気に山を楽しんでください。
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