世界遺産☆大峯奥駈道 吉野（柳の宿）〜山上ヶ岳〜洞川温泉

2016年09月19日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 36.0km
• 登り: 2,421m
• 下り: 1,895m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:42
• 休憩: 1:36
• 合計: 14:18

0:30 下千本駐車場
0:51 大峰奥駈道 一之坂登り口
0:53 0:54 柳の宿跡（第75靡）
1:10 吉野神宮
1:33 2:00 下千本駐車場
2:22 2:26 金峯山寺
3:14 吉野水分神社
3:34 金峯神社
4:13 青根ヶ峰
5:39 四寸岩山
5:56 5:57 足摺の宿跡
6:36 7:12 二蔵宿小屋
8:11 8:12 大天井ヶ岳
8:45 8:47 五番関
10:22 10:23 洞辻茶屋
10:32 陀羅尼助茶屋
11:08 11:20 西の覗岩
11:37 11:38 山上ヶ岳
12:05 12:07 レンゲ辻
12:47 12:49 山上辻
13:32 13:33 法力峠
14:18 14:23 ごろごろ茶屋
14:32 稲村ヶ岳登山口
14:48 洞川温泉バス停

天候

曇り　時々晴れ　たまに雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

吉野山の「下千本駐車場（吉野山観光駐車場）」に
無料で駐車可能。トイレあり。自販機あり。

金峯山寺までは主に車道を歩きます。


洞川温泉に下山後、
・登山口→徒歩（20分）→洞川温泉バス停
　⇒洞川温泉バス停→奈良交通バス（75分）→下市口バス停
　⇒下市口駅→近鉄吉野線（23分）→吉野駅
　⇒吉野駅→徒歩（15分）→下千本駐車場

その他周辺情報

洞川温泉に日帰り入浴施設あり。

吉野名物「柿の葉寿司」は美味♪

写真

9/19 2:00

前夜。
無料で駐車できる大駐車場
「下千本駐車場」に到着。
「吉野山観光駐車場」とも言う

9/19 0:17

とっても広い駐車場。
きれいなトイレ有り♪

9/18 23:29

天気予報よりは良さそう。
朧げに月が見えています。

軽装・ジョグシューズで
まずは「柳の宿」目指して
車道を3km下ります！

9/19 0:51

00:51
3km下って、
大峰奥駈道の一般的な始点
「一之坂登り口」に到着。
現在は住宅街の一角です。

写真を撮って、駐車場まで
3km登り返します！

9/20 14:24

この石柱、折れたらしい。
左に根元がありますw

9/18 21:32

ここまでの道順を図説。

近鉄六田駅から歩く場合、
美吉野橋を渡って左折。
しばらく歩いて、写真の
タバコ屋を見つけます。

9/18 21:32

タバコ屋のところで右折。
少し登れば、
左側に石柱があります☆

9/19 0:53

石柱から歩道を登ると、
「柳の宿跡」石碑があります

9/19 0:55

こんな感じの歩道。
長くはありません。

9/19 0:56

県道のショートカット、
という感じ。合流。

9/19 0:57

再建された
75靡：「柳の宿」

大峯奥駈道、ゴールの
熊野本宮大社が「1靡」
現代の大峯修行では、
75靡⇒1靡の順に
南下するルートが
一般的なようです。

9/19 0:57

一応、祠が
再建されています。

9/19 0:59

祠の近くからは
吉野川に架かる
「吉野大橋」が
きれいに見える(´∀｀*)

9/19 1:10

第73靡は
吉野神宮なのですが、
夜間は参拝禁止とのこと。

9/19 1:23

吉野神宮を過ぎて、
駐車場を目指して歩いていたら
暗闇で足元が光っている！
よく見てみたら・・・
なんだこの虫は(゜Д゜；)!?

ネットで調べてみましたが
「マドボタル」の仲間か・・
でも、大きさとか見た目とか
違うんだよなー(´ε｀；)

9/19 1:33

虫のこと（雑念）で
頭がいっぱいになりながら
3km登って駐車場に
戻ってきました。

ここで登山靴に履き替え、
準備を整えて、いざ。
山上ヶ岳に向けて出発！

9/20 14:24

奥千本までは
温泉街のような雰囲気。

9/19 2:14

売り物の お土産を
夜も片付けない店（笑）

9/20 14:25

02:26
金峯山寺に到着。

9/19 2:25

ここの本堂は、吉野山の
シンボルなのだそうです。

9/20 14:25

途中、いくつか分岐あり。
僕は間違えたので、
写真のような細い道を歩いて
ルートに復帰しました。
オレンジの街灯が無くなったら
道間違いを疑ってください。

この辺りであれば、
googlemapなど有効です。

9/19 2:59

ここでルートに復帰。
下から来るはずが
右から来てしましました。

9/20 14:25

第72靡
水分（みくまり）神社

9/20 14:25

第71靡
金峯（きんぷ）神社

舗装路はここで終わりです。

9/19 3:47

休憩舎に登山ポストあり

9/19 4:02

シャッター8秒開けましたが
重い雰囲気は払拭できず・・

9/20 14:25

ルートから
少し外れる「青根ヶ峰」

いつの間にか分岐を見逃し
下りルートの石柱で気づき
逆方向に登る。

9/19 4:13

04:13
青根ヶ峰を踏む

9/19 4:18

ここからは
「四寸岩山」を目指します

9/20 14:25

道は明瞭。暗いケド。

9/19 4:47

途中、車道に出たり
山道に戻ったりしますが
夜間は分岐を見落とす危険あり

9/19 4:48

「Kobo Trail」
この標識があれば安心です。

9/19 5:36

いつの間にか
明るくなっている。

9/19 5:39

05:39
「四寸岩山」に到着

9/19 5:46

西側の視界が開ける。
「もののけ姫」のテーマが
頭の中に・・（笑）

9/19 5:56

05:56
「足摺宿」を通過

9/19 5:57

中を覗いてみましたが、
まるで祭壇のようで
泊まるのは憚られました。

9/20 14:25

雨予報も
なんのその♪

9/19 6:20

大峯に生きる木々
その全てが神々しく、
後光が射しているよう・・・

9/19 6:23

にほん昔ばなしかっ

9/19 6:24

どこから始まったのか
分からない「九十丁」

9/19 6:36

06:36
二蔵宿小屋に到着

9/19 6:37

中はとてもきれいで
ストーブまでありました。
ここで30分仮眠 (´ー｀)ノ

起きたら、
体が冷えていましたw

9/19 7:12

気を取り直して
二蔵宿を出発・
いきなり分岐がありますが
大天井ヶ岳を踏むために
右のルートを選択。

9/19 7:45

神の化身でしょうか・・・
体長50cm以上ある
大きなミミズ様(゜д゜lll)

9/20 14:26

ミミズ様の次は
急登が待っていました・・

9/19 8:07

眠い足にムチ打って
セルフタイマー撮り。

9/19 8:11

08:11
「大天井ヶ岳」に到着！

ここから五番関のコルまで
標高差200m以上を
下ります( TДT)

9/20 14:26

痩せ尾根があるかと思えば・・

9/19 8:37

崩壊地もあり・・・

9/19 8:45

08:45
「五番関」に到着！

9/20 14:26

ここで、山上ヶ岳への道が
左右2つに分かれていますが
今回は左を選択。
山と高原地図には
分岐は書いてありません。

9/20 14:27

下りで歩く場合は要注意！
トラロープに従って下ると
道迷い必至です！

9/19 9:15

倒木が道を塞ぐ！

上を跨ぐか、下をくぐるか、

9/19 9:16

ここは
くぐるが正解(　・∀・)

9/19 9:31

とっても
歩きやすい♪

9/19 9:35

苔にもなんだか
余裕が感じられる(笑)

9/19 9:42

どもまで続くか分からない
百六十五丁

9/20 14:27

クサリが出てきて・・

9/19 10:22

少し行くと、「洞辻茶屋」
今まで他の登山者に
全く会わなかったのに
ここで10人近くと会う。

9/20 14:27

山頂まであと2km
ゴールまであと8km

9/20 14:27

茶屋の中はこんな感じ。
ここの登山道では、ルートは
必ず敷地の中を通る。

ちなみにココは無人。

9/20 14:27

せっかく「寄贈」して
いただいたのに、
加筆が多すぎる(笑)

9/19 10:38

ま、僕も
左を選びましたが。

9/20 14:27

ここが「鐘掛岩」

9/20 14:27

僕も知りませんでしたが、
ここを登っていくと
上部に鎖があります。

9/20 14:28

上から見た写真。
他の人が登っているのを見て
僕も一度下って
岩登りしました。

ちょっと怖かったw

9/19 10:46

遠くに
洞川温泉の集落。

9/19 11:08

山上ヶ岳名物「西の覗」
ルートからはほんの少し
寄り道です。

9/19 11:11

西の覗に行ってみると・・
なんと！修験者の方が
修行をするタイミングに
鉢合わせました(゜Д゜;)!!

動画を撮らせていただいて
下に上げておきました。

この後、イレギュラーで
僕も吊るされることに！
怖かった・・・＿|￣|○

9/19 11:24

山頂直下には
宿坊が5軒。

9/19 11:27

のほほん♪と歩いていたら、
道を間違えて「裏行場」の
入り口に来てしまいました。
ここは勝手に入れないらしい

9/19 11:31

11:31　
「大峯山寺」に到着！

9/19 11:37

11:37
山上ヶ岳の山頂に到着！

9/19 11:39

笹の台地になっていました。

9/19 11:38

最高点はここかな？
写真奥の岩には
触ることができません。

9/19 11:38

一等三角点。

9/19 11:44

では、下山します！
この分岐は
「レンゲ辻」方面に。

9/19 11:52

なんだか道が薄いけど
気にせず行きましょう。

9/19 12:05

12:05
「レンゲ辻」に到着。

ここから少し登りです。

9/19 12:10

アサリかと思った(笑)

9/19 12:22

水が流れていました。

9/19 12:22

汲めないことはないけど、
小さなゴミが入ります。
飲む場合は自己責任で。

9/19 12:47

12:47
「稲村小屋」に到着。
ここも無人でした。

9/19 12:47

ここは「山上辻」とも。
稲村小屋のすぐ横に
洞川方面への標識あり

9/19 12:52

豪快に壊れた通路。
「通行注意」と書いてあるw

右側を巻けます♪

9/20 16:51

この橋は巻き道なし。

稲村小屋から下は、
整備が行き届いていました

9/19 12:56

トリス　ハイボール(笑)

9/19 13:13

ここは
しっかりした水場。

9/19 13:33

13:33
「法力峠」に到着。
ここで観音峰地に
向かうこともできますが、
観音峰から下山すると
洞川温泉の遥か下流に
下りることになります。

9/19 14:02

ここの分岐は
「稲村ヶ岳登山口」を選択。
アスファルトは
歩きたくない。

この後、まさかの鍾乳洞と
一般観光客の洗礼。

9/19 14:12

この分岐は地図に無かった。
洞川方面は
踏み跡が薄かったので、
ごろごろ茶屋方面に向かう。

9/19 14:17

ごろごろ茶屋と
駐車場が見えた。

9/19 14:17

鍾乳洞に向かうための
モノレール。

9/19 14:19

これ(笑)

9/20 16:52

名水なのだそうです。

麓の洞川地区でも、
「名水豆腐」なるものが
販売されていました。

9/20 16:52

ごろごろ茶屋からは
車道を歩きます。

9/19 14:32

しばらく行くと
「稲村がヶ岳 登山口」。

さっきの薄い踏み跡は
ここに繋がるらしい。

9/20 16:53

こんな感じのアスファルトが
ずっと続きます。

9/19 14:38

山の上からも見えた
吊橋「かりがね橋」。

9/19 14:41

宿が立ち並ぶ。

9/19 14:42

縁側をすべて開放するのが
ここの文化なのか・・？

9/20 16:53

14:48
バス停に到着。
長かった―！

でも、来て良かった☆

撮影機器：

DMC-GF2 Panasonic

感想

tonitta

行場『西の覗』で吊るされる修験者さん。



この後、「せっかくやから やってみる？」と言われ、
僕も急遽、吊るされることに。
自分が吊るされていたので写真などはありませんが、
めっちゃ怖かった(;゜д゜)！！
でも貴重な体験ができてヨカッタ☆


−−−−−−−−−−−−−−−−−−
計画していた北アルプスが、台風と道の未整備で延期となり。
なるべく天気の良い山域を・・・と探してみると、
どうも紀伊半島であれば比較的天気がもつらしい。
ならば、心に引っかかっていた「山上ヶ岳」に行こう、
ということになりました。

大峰山脈の最高峰、八経ヶ岳には以前に登っていました。
でも、宗教上の最高峰はやっぱり山上ヶ岳なわけで。
「いつか行きたい」と思いながらも行けずにいたココ。
天気などの巡り合わせもあり、今回登ることになったのは
何か見えない力に引き寄せられたのでは、とつい考えてしまう。

山域全体が霊山であり、世界遺産でもある大峰奥駈け道。
今回歩いたのは、距離にしてその4分の1。
全部で75ある修行場（靡）でいえば10分の1。
まだまだ先は長く、修行も足りません。
最終地点の熊野本宮大社まで、
いつか歩く日が来るのでしょうか・・・

コメント

norio

見たかったなーー♪(´ε｀ )
tonittaさんが吊るされてるのー
その修行後は なにか変化はありましたか😃？

tonitta

Re: 見たかったなーー♪(´ε｀ )
人生観が180°変わりました！

・・・というのはウソ
2°くらい変わったかなー(゜-゜)

ここも、石鎚山や飯福田寺と同じ
役小角の関わりがあるのだそうです。

麓の天川村のキャラクターは「OZU-kun」といいます。
https://twitter.com/dorogawaonsen/status/622336095385026560

役小角、やっぱりクライマーです(笑)