素晴らしき谷川馬蹄形縦走の旅（白毛門から蓬峠テント泊にて）

2016年10月15日(土) 〜 2016年10月16日(日)

• GPS: 17:55
• 距離: 27.8km
• 登り: 2,802m
• 下り: 2,806m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:51
• 休憩: 0:56
• 合計: 9:47

距離 14.3km 登り 1,895m 下り 1,063m

5:37 白毛門登山口駐車場
5:43 5:45 東黒沢
7:45 7:51 松ノ木沢の頭
8:42 8:45 白毛門
9:45 9:49 笠ヶ岳
11:00 11:18 朝日岳
11:37 11:41 ジャンクションピーク
13:09 13:22 清水峠白崩避難小屋
13:26 清水峠
14:34 14:40 七ツ小屋山
15:24 蓬峠

2日目

• 山行: 6:08
• 休憩: 1:53
• 合計: 8:01

距離 13.5km 登り 924m 下り 1,759m

4:42 蓬峠
5:34 5:42 武能岳
6:13 笹平
7:29 7:38 茂倉岳
8:01 8:03 一ノ倉岳
8:13 8:14 ノゾキ
8:52 9:05 谷川岳
9:19 10:22 谷川岳（トマノ耳）
10:25 谷川岳・肩の小屋
10:34 天神ザンゲ岩
10:48 天狗の留まり場
11:08 熊穴沢避難小屋
11:25 天神平・天神峠分岐点
11:31 11:38 天神尾根・田尻尾根分岐点
12:04 12:05 田尻尾根登山口
12:20 12:29 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
12:42 白毛門登山口駐車場
12:43 ゴール地点

天候

10月15日(土)ウルトラ快晴
10月19日(日)晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

《アクセス》
関越自動車道・水上ICより所要時間20分ほど。
※さいたま市自宅よりオール下道で所要時間3:30ほど（自分用）。

《駐車場》
白毛門登山口駐車場（無料）
約50台駐車可能で、当日午前5時半の時点ではまだまだ空きがありました。
尚、場内にトイレはありませんので、車中泊をするならばその手前の道の駅みなかみ水紀行館が良いかと思います。

《コンビニ》
水上温泉にセブンイレブンやファミリーマートあり。

コース状況／危険箇所等

《登山ポスト》
白毛門登山口の右手に設置されております。
筆記具と専用用紙もあり。

《道の状況》
【全体的に・・】
危険箇所は特にありません。
全体を通して分岐が随所に現れますが、指導標の方がバッチリ整備されておりますので道迷いの心配はありません。
ただこれからの時期、早朝は土が凍っておりとてもスリッピーな場所も多々ありますので、足元には十分注意しましょう。

【土合橋〜白毛門〜笠ヶ岳〜朝日岳】
スタートから白毛門までは本ルート中一番しんどい区間で、途中の松ノ木沢の頭までは樹林帯の急登が終始続きます。
笠ヶ岳から朝日岳まではニセピークも多く精神的に疲れますが、森林限界の開放的な稜線が続きます。
尚、白毛門〜笠ヶ岳の区間の紅葉はギリギリ見頃でした。

【朝日岳〜清水峠〜七ツ小屋岳〜蓬峠】
朝日岳〜ジャンクションピークの区間は、池塘も点在し雰囲気の良い場所です。
清水峠までは400m以上下りますが、地図では分からないような地味なアップダウンもあり。
七ツ小屋岳までは笹原の急登、そこから蓬峠までは笹原のゆるやかなアップダウンとなります。
尚、ジャンクションピーク〜清水峠の紅葉は見頃を迎えておりました。

【蓬峠〜武能岳〜茂倉岳〜谷川岳】
武能岳はまで本ルート最後の厳しい登り、その後も地味なアップダウンが続きます。
また谷川岳に近づくほど岩場も多くなりますので足元には十分注意しましょう。
尚、この区間を早朝に歩かれる場合は足元がかなり滑りやすいので要注意。

【天神尾根〜田尻尾根〜土合橋】
天神尾根はステップや木道がしっかり整備されておりますので全く問題ありません。
ルート自体は問題ないのですが、タイミングによっては天神平から上がってくる登山者が尋常じゃないので、こだわりがなければ西黒尾根から下山した方が良いかもしれません。
田尻尾根はバッチリ整備されている上に、途中から林道になるので天神尾根と同じくらい問題ありません。

《キャンプ地》
○蓬峠
蓬ヒュッテにて受付をする必要はありますが、こちらはキャンプ指定地ではなく形式的にはビバークとなりますので無料で利用可能。
約15張ほど幕営可能ですが、この日はほとんどいっぱいの状況でした。
ご来光も夕陽もばっちりのスーパーロケーションで、個人的には絶対またお邪魔したい。
水場：蓬新道を10分ほど下ったところにあり、水量も十分な美味しい水。
トイレ：小屋にて携帯トイレ(一回分500円)で利用するシステムです。

《参考記録》
moglessさんのヤマレコ
※我が家の谷川岳行きを強力に後押しして頂きましたm(_ _)m
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-976713.html

その他周辺情報

《温泉》
谷川温泉 湯テルメ谷川
日帰り入浴 550円
営業時間 10:00〜20:30
アルカリ性単純温泉他 一部源泉掛け流し
下山地から最寄りの温泉施設。
http://www9.wind.ne.jp/mizukikou/sub35.htm

写真

10/15 5:44

《1日目》午前6時前、白毛門登山口。今年最後の北アへ行こうか最後まで迷いました。

10/15 5:52

む〜う〜序盤にして最大のヤマ場、樹林帯の急登(> <)

10/15 7:54

ここまでが一番しんどかった松ノ木沢の頭。

10/15 6:17

いや〜スゴい照らされてますな、今日は天気予報大当たりの予感♪

10/15 6:55

え！？マジで？？
夏の縦走以来、kengamineさんとまさかの再会( ゜Д゜)

10/15 7:53

当初は清水峠泊の予定でしたが、kengamineさんが待っている蓬峠まで頑張ることしました(^-^;

10/15 7:55

松ノ木沢の頭から先は一転して、THE 森林限界♪

10/15 8:09

紅葉もまずまず♪

10/15 8:31

この旅のゴール、強面な谷川岳&一ノ倉岳。

10/15 8:46

白毛門より、バックに控えるは笠ヶ岳&朝日岳。

10/15 8:51

ここからの稜線は開けていて気持ち良かったです。

10/15 9:06

めちゃくちゃカラフル♪

10/15 9:15

イイ感じ(^^♪

10/15 9:38

振り返っても稜線は秋色。

10/15 9:52

燧ケ岳、至仏山、笠ヶ岳。ただいま尾瀬に行きたい病発症中(^-^;

10/15 9:52

笠ヶ岳山頂にて。やはりこちらから望む谷川岳はカッコイイね！

10/15 9:54

笠ヶ岳のすぐ下には例のカマボコ型があります。

10/15 10:10

笠ヶ岳を振り返り〜

10/15 10:19

地味なアップダウンがボディブローのように効いてきた筆者(^-^;

10/15 10:30

この稜線の一番の醍醐味は、上信越や越後の山々を眺めながら歩けることです♪

10/15 10:33

吸い込まれそうな谷の奥には上州武尊山。今年の冬こそ歩こう♪

10/15 10:49

下の紅葉をアップで。

10/15 10:58

ようやく朝日岳をロックオン！

10/15 11:12

今、朝日岳にゴ〜ル〜(^^)/

10/15 11:24

朝日岳からジャンクションピークまでは天国モード♪

10/15 11:28

地塘越しに尾瀬の山々を望む。

10/15 11:29

イイ感じ♪

10/15 11:32

旅の間ずっと、前日にMステで聞いた星野源の新曲が頭から離れない(^-^;

10/15 11:37

うっ！これがウワサの上信越のマッターホルン( ゜Д゜)

10/15 11:45

残雪期に歩いてみたい巻機山（左奥）に続く稜線。

10/15 11:51

美しい谷や・・

10/15 11:53

荒々しい谷。

10/15 12:04

そして大好きな中ノ岳（右）と越後駒ケ岳。

10/15 12:14

ワタシ的にこのあたりがドストライクでした(^^♪

10/15 12:24

ジャンクションピークを振り返り〜

10/15 12:27

美しい景色についつい足も止まります(^^)

10/15 12:48

今回はこちらにしてホントに良かった♪

10/15 13:11

当初は宿泊する予定だった清水峠が見えてきました。

10/15 13:17

山なのにJRが関係しているという謎。

10/15 13:43

清水峠を振り返る。避難小屋よりも管理小屋の方が全然立派なんだよね(^-^;

10/15 14:04

本日最後のピーク・七ツ小屋岳を目指します。

10/15 14:23

歩いてきた稜線を振り返り〜

10/15 14:42

この辺りから一転して笹山になり・・

10/15 14:51

途中には楽園モードも♪

10/15 15:26

何とか本日のお宿・蓬峠に到着(><)

10/15 16:23

大盛況の蓬峠のテン場。管理者さんには感謝の言葉しかありません。

10/15 16:56

kengamineさんとトゥギャザー(^^)v
テント泊がお盆以来なのにここで再びご一緒するとは、まさに神ってますね。ナウく言っちゃうと。

10/15 16:07

とても美味しい水場ですが、小屋から何しろ遠いので要注意。

10/15 17:02

そして一日の終わりが・・

10/15 17:09

苗場山塊に沈みます。

10/15 17:16

こんなの初めてだわ。まるで太陽と交代するかのごとく、反対側から丸〜いお月様が登場( ゜Д゜)

10/15 17:40

大きな月が一日の終わりを見届けます。

10/16 5:20

《2日目》午前4時半、蓬峠を出発！今日も天気が良さそう♪

10/16 5:30

moonsetさん、リアル・ムーンセットをゲットしましたぜよ〜(^-^;

10/16 5:42

反対側を見ると、恐ろしいくらい真っ赤でした。

10/16 5:44

昨日とは真逆ですね、お月様と交代するかのごとく・・

10/16 6:02

ダイヤモンド日光白根 with ひこうき雲、見参！

10/16 6:06

朝日やら紅葉やら、いろいろとデコられた茂倉岳。

10/16 6:06

水平線昇る太陽の中、突き抜けたい。

10/16 6:08

最近のカラオケの十八番は浜田省吾「夏の終わり」です。

10/16 6:10

モルゲンロートに染まる武能岳。

10/16 6:16

茂倉岳山頂はまだまだ遠いのね〜

10/16 6:46

振り返って、北アの五竜岳を彷彿させる男前な武能岳。

10/16 6:47

今週のPEAKS感。

10/16 7:28

歩いてきた稜線と越後の山々を望む。

10/16 7:31

こちらは谷川主脈ですね、去年の思い出が懐かしい。

10/16 7:33

茂倉岳山頂に到着(^^)/

10/16 7:41

茂倉新道。まさに天空の稜線って感じ

10/16 7:41

雲がまたイイよね〜

10/16 8:09

ではでは・・この旅のターミナルピーク・谷川岳へ、いざ！

10/16 8:33

途中、ノゾキより。一ノ倉沢越しに朝日岳と愉快な仲間たち。

10/16 8:57

あはは。先行してスタートしたのに、あっちゅーまに追いつかれてもうた(^-^;

10/16 9:01

オキの耳にて。kengamineさんと山座同定タイム♪

10/16 9:04

前日歩いた白毛門〜朝日岳を望む。というか、もはや懐かしいわい(^-^;

10/16 9:14

吸い込まれそうな谷 with 谷川主脈オールスターズ。

10/16 9:25

トマの耳にて。
kengamineさん、今後もヨロシクです(^^)/

10/16 10:13

毎度見ているだけでゲッソリする西黒尾根。

10/16 10:13

谷川馬蹄形も主脈と甲乙つけがたいほど良かったですねぇ。

10/16 10:23

登りの登山者が続々と。これほど面倒くさい下りは初めてだわ(^-^;

10/16 10:51

振り返って、青空に映える谷川岳。

10/16 10:52

いつも気になるカックイイピークも撮っておこう♪

10/16 11:22

天神尾根の紅葉は見頃でございました。

10/16 11:32

両耳が愛らしい谷川岳。なんだかんだやっぱりステキなお山だわなあ。

10/16 11:42

体調が悪いから相方だけロープウェイ・・だとさ〜( ゜Д゜)

10/16 11:57

歩いてみて・・おそらく日帰りでも歩けそうだけど、私が日帰りで歩くことは絶対にないと思います。

10/16 12:09

ずっと頭上に付きまとうロープウェイがただただ恨めしい(^-^;

10/16 12:46

今回もお疲れちゃん(^^♪

撮影機器：

Canon PowerShot S120 Canon

COOLPIX AW100 NIKON

感想

kamasennin

皆様も忸怩たる想いでしょうけど、今年の秋は泣きたくなるくらい天気に恵まれず、自分が計画していた山行のほとんどが来年以降に持ち越し。
そんな中、ついに千載一遇のチャンスが到来しましたねぇ。
恐ろしいことに6週間ぶりなんですね、先週末は土日ともに晴天が予想されるということで、満を持して谷川エリアにお邪魔して来ました。

実は最後の最後まで北アルプスの笠ヶ岳（クリヤ谷）と迷っていたのですが、結果的にはホントにこちらにお邪魔して良かった♪
というか、アルプスにお邪魔するにはタイミング的にも気持ち的にももはや遅い感じがしますしね(^-^;
紅葉のピークは若干過ぎていたかもしれませが、秋の風情を存分に纏った谷川の山々はホントに美しかったです。
そして何よりも、周りを取り囲む越後の山々が織りなす山深い感じがたまらなかったですね。

去年の初夏に谷川主脈の稜線を初めて歩きましたが、ワタシ的には今回歩いた馬蹄形の方が好きかもしれません。・・なぜならば、行程中にとても素敵なテン場があるから。
正式なキャンプ指定地ではないということですが、我々が快適にテント泊出来るのもひとえに管理者さんのおかげでして、もう感謝の言葉しかありません。
まさか蓬峠がこんな素晴らしいとは思いませんでしたね、この先絶対にまたお邪魔することでしょう。

そしてこの旅では驚きの出会いも！！
お盆の大縦走の際にご一緒したkengamineさんとまさかの再会(゜ロ゜)
というかテント泊が夏以来なのにまたここで出会うって、実は今回の旅は最初からコラボだったんじゃないか疑惑すらあるような(^-^;
でもこんな登山日和に数あるお山の中からこのコースを選択するということは、おそらく山の好みや感性が似た者同士ということですよね。
kengamineさん、今後もどうぞヨロシクです(^^♪

そのようなワケで、初めての谷川馬蹄形山行は天気や素敵な出会いにも恵まれとても思い出深い山旅となりました。
最後までお付き合い頂きありがとうございますm(_ _)m