鎌ケ岳(三ッ口谷〜長石谷)
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 648m
- 下り
- 658m
コースタイム
〜長石谷左岸より谷合流(11:40)〜犬星の大滝出会い(12:35)〜長石谷登山口(13:30)
天候 | 曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(7時半頃にはすでに一杯です。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
鎌ヶ岳へのルートで滝あり、ザレありの谷を遡行する楽しいコースだ。 上流で尾根に上がっても良いが、詰めて大崩のガレを攀じるのも興味深い。 長石谷は何度も徒渉を繰り返すため、雨の日は避けたほうが賢明だ。 |
写真
感想
三滝川本流左岸の小さなテントサイトを見送りしばらくして、立派な道で三ツ口谷堰堤を右から回り込むと、
スカイラインに出会い、指標が三ツ口谷の入口を。指標に従い樹林と岩壁でうす暗い三ツ口谷へ下りていく。
堰堤上部は東多古知谷・三滝川本流・三ツ口谷の三本の谷が合流している。
二本の流れを徒渉し、一番奥の樹林と岩壁でうす暗い三ツ口谷へ入り谷を遡行する。
しばらく谷底を沿って進むと約3mほどのF1が現れる。手前右山腹に懸かるナメとの間の山道を使って捲く。
何本もの滝を見下ろしながら左岸をからんで行くと堰堤に出る。流れを渡り右岸から堰堤を越えるとすっかり
整備された谷底へ出てしばらくするとゴーロの河原になる。しばらく左岸にからんで行くと大きな二俣になる。
指標に従いナメ状の右俣に入って行く。しばらく進んで左山腹(右岸)へ戻るようにからんで尾根を乗越し
左俣・本流の谷へ出る。
(どうやら二俣が山道と谷道の分岐になっているようで左俣本流の「三ツ口谷大滝」を高捲きしてしまったかも?
次回再度歩いて確認しよう)
左岸の高みから谷底へ下りてしばらく沿うと流れが右曲する。(時々左へ尾根から鎌ヶ岳への踏み跡が見える)
すると正面には約5mの滝、右手左岸は絶壁で行き詰まる。少し戻り左岸岩壁の手前から高捲きする。
(滝の左へりの岩溝が攀じれそうな気はするが?)
捲き終えたらトラバース気味となり、流れの左岸へ降りる。岩を飛びながらつめて行くと流れが少し心細くなる。
やがて左手にザレが見え、長石尾根への分岐となる。そろそろ流れが心細いのでここで水を補給していく。
分岐を左に見送り更に谷に沿うと一旦落ち着いたと感じた谷も再び傾斜を増す。
複雑に枝谷が入り込んで来るが流れを忠実につめる。谷は徐々に右曲し伏流となり、
足元にシダが現れ次第に谷底が広がると突然に頭上の空が開ける。
目を上げると、急峻な鎌ヶ岳山頂部から荒れた大崩れのガレと右手の谷が見られる。
大崩れのガレを浮石に注意して、おおよそ右寄りで電光形に登り、武平峠からの縦走路へ出る。
ここで左に見える長石尾根の岩場を見るとカモシカの姿を発見!
ここから山頂までは花崗岩のザレを急登する。先行者の靴底を見るような岩場の急登が尽きると鎌ヶ岳山頂だ。
2008年夏の集中豪雨のため、鈴鹿一帯のかなりの場所で土砂崩れが発生したらしい。
そのため三ツ口谷の様子もコースも以前と変わったように感じた。リニュウアルされた感じだ!
山頂で昼食の途中、ポツリポツリと雨が降り出したので腰を上げ岳峠へ向かう。
直下の岩場を急降下し、峠の手前を左曲して長石谷へ入る。
天気のせいかうす暗く、荒れた最上流部の谷底をどんどん下る。やがて左からナメ滝を併せると谷に流れが戻り、以降常に流れに沿って
右岸・左岸と徒渉を繰り返す。途中の小台地で小休止していると、雨が激しくなり周囲から明るさが消えた。
急いで雨具を着け先を急ぐ。雨のため水量を増した谷の徒渉には苦労する。
飛び石はすべて水面に没しているため、靴が濡れるのを気にしてはいられない状況になってきた。
しばらくすると長石谷本流以上の水量の谷が左から流れ込んでくると谷のほぼ中間部となり、犬星の大滝に出会う。
しかし今日は滝を眺める余裕も無く追われるな気持ちで下る。
今日のような雨の日は、距離も長く何度も徒渉を繰り返す長石谷はルートに選択しない方が賢明だ。 反省!!
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