本仁田山〜川苔山〜蕎麦粒山〜一杯水縦走(ゴンザス尾根)
- GPS
- 08:46
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 2,161m
- 下り
- 1,866m
コースタイム
- 山行
- 8:02
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 8:31
天候 | 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
下り 東日原 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ゴンザス尾根の中盤のススキの原は踏み跡を外さないように。背が低い人はプチ遭難します。また一部崩壊箇所があるので転落注意。 分岐点が多いので道迷い注意。 |
その他周辺情報 | 奥多摩駅に山バッチ販売あり。 川苔山、大岳山、御岳山 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ 1
Tシャツ 1
タイツ 1
ズボン 1
靴下 1
グローブ 1
防寒着 1 フリース
雨具 1
ゲイター 1
日よけ帽子 1
靴 1
予備靴ひも 1
ザック 1
ザックカバー 1
昼ご飯
行動食 2 ポッキー
非常食 1 カロリーメイト
飲料 スポ1L 水750mL
地図(地形図) 1
コンパス 1
笛 1
ヘッドランプ 1
予備電池 10
GPS 1
筆記用具 1
ファーストエイドキット 1
携帯 1
時計 1
タオル 2
ストック 1
ナイフ 1
カメラ 1 一眼
熊鈴 1
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感想
今週は川苔山経由で、蕎麦粒山までの縦走ルートにチャレンジしてきました。先週計画していたルートは高尾山から三頭山まで夜通し歩くというものでしたが、急に仕事が土曜日に入ってしまい、断念することに・・・。そこで前回棒ノ折山縦走を行ったときに訪れた、日向沢ノ峰を経由する形で蕎麦粒山、天目山(三ドッケ)方向にも足を伸ばしてみることにしました。
ゴンザス尾根
これまで一般道ばかり歩いてきたので久しぶりにバリエーションに挑戦してきました。ゴンザス尾根への取り付きは奥多摩駅から少し歩いたところにあり、団地のど真ん中なので少々わかりにくいかもしれないです。私自身も若干迷ってしまい、予定の到着時間よりも15分ほど遅刻してしました。ゴンザス尾根は最初は急な斜面をジグザグにのぼる道、中盤以降はやや急な坂を含む尾根道でスタンダードな尾根ルートです。ただ、本仁田山への登山道は大休場ルートが有名なため人通りは少なく(誰にも会わず)ルート自体が不鮮明な部分があります。尾根道に載った後ススキの繁茂地を突っ切ることになりますが、私はここでルートを外れ藪漕ぎをしながら必死に正規ルートに合流しました。同じ思いをした人が多いらしく薄いルートがたくさんあるため、誤ルートに誘導されやすいです。尾根道自体は非常に奥多摩らしい苔のみちで広葉樹が紅葉しかけていたので都会住みの私には初めて秋を感じることができました。
チクマ山
特に何もなし。気を付けないと見逃す可能性もあります。
本仁田山
本日第一目標地点。山頂は一方だけですが展望も開けており、ベンチの備え付けもあるため、ゆっくり休憩することができます。しかしゴンザス尾根で予想以上に時間をとられたため、休憩することなく川苔山に向かうことに。
瘤高山
こぢんまりとしたピーク。休憩箇所もないためスルー。
川苔山
川苔山へのルートはノコギリ尾根コースを選びました。このルートは名前の通り岩場をアップダウンするため、予想以上に体力を消耗しました。落ちたらただじゃ済まないような岩の頂上まで行けるので転落注意です。ノコギリ尾根を越えるとトラバースする形で尾根へ向かうトレイルが続きます。
川苔山山頂は正午前だというのに多くの登山客で賑わっていました。ここまで一人としか会わなかったことから、本仁田山から来られる方は少ないようで。みなさん川苔橋ルートから上がってきていました。本来ここで昼食をとろうと思っていたのですが、場所がなかったため撤収。日向沢ノ峰へ向かいます。
日向沢ノ峰
記憶にも新しい日向沢ノ峰へのルートは防火帯として設けられた樹木のない尾根道を歩くため広く明るい道です。特に危険な部分もなく日向沢ノ峰まで向かうことができたのですが、天候が崩れ始めており、全面曇天、風が吹くように。こうなると遮蔽物がないこのトレイルは寒く、秋だというのにハードシェルのお世話になることになりました。また樹木がない分草本が多く生えており、その多くはトゲ持ちだったため、半ズボンでは近づきたくない部分もありました。日向沢ノ峰で昼食をとり、有間山稜入口をスルーし蕎麦粒山へ向かいます。
蕎麦粒山
ここの山頂まで防火帯は続いているため、非常に歩きやすい。「山と高原地図」には迷マークが付いていましたが、そんなことは全くありません。あれを遭難したら逆にすごいです。蕎麦粒山山頂で川苔山以降久しぶりに人に会いました。そこであったおじさんとしばらく世間話をしているとき、大人数のチームが登ってきたため撤収して天目山を目指します。
一杯水
蕎麦粒山から一杯水避難小屋までのルートは非常に歩きやすく、今日の山行のなかで一番楽しかったトレイルでした。尾根のピークを巻いていく形で道が設置されているため、アップダウンがほとんどなく且つ木が生えているため風も防いでくれます。ただ2時だというのに暗かったので4時、5時になるとヘッデンがいるくらい真っ暗になるでしょう。途中棒杭尾根への下山ルートがあり、少々迷ったのですがやはり一杯水までは行こうと決心して進みます。
一杯水水場は正直期待できない水量でした。2Lためるのに15分はかかりそうです。水質検査のため水を持って帰ってきて本日ラボで微生物検査しましたが・・・お察しでした。煮沸して自己責任です。
一杯水避難小屋
一杯水水場が残念だったのと対照に立派な避難小屋です。電気はもちろんありませんが、よく掃除されており綺麗で10人以上はゆうに泊まれそうな広さです。私が来たときは誰もいませんでしたが、日曜日だからでしょうか。
東日原下山
一杯水についたのが2時ほどだったため、天目山山頂まで行っていると平均タイムで45分のようなので日没に間に合わない可能性が出てくると言うことで、本日は素直に下山することにしました。(天覚山の悲劇の再来防止)下山途中、登ってくる人とすれ違いましたが一杯水小屋宿泊者でしょうか。やけに軽装だったので心配です。
このヨコスズ尾根下山道は最初はほぼ平坦で高度をほとんど下げません。その代わり最後はだいぶ急な坂をジグザクに降りることになります。私は下山の方が苦手なんですよね・・・左膝がアレなので。
東日原バス停
今の時季は増発しているみたいです。2台同時に来ました。川苔橋で大勢乗ってくるので座席は詰めて座ります。奥多摩駅にはなんとか日没前に付くことができました。ちょっと余裕があったので天目山までいかなかったことを後悔・・・は一切していません(笑)
【コース総評】
全てのピークが1000m以上の今回のルート、登ってからも300m、400mのアップダウンはあるのでやや健脚者むけでしょう。エスケープルートもバリエーションが殆どなため、逆に遭難しそうです(当社比)。滑落、転落、墜落危険箇所もないので道の難易度は低く時間に余裕を持てば事故も起きなさそうです。体力に自信があって秋の到来を楽しみたい方、オススメします。
【反省】
バリエーションルートにはコースタイムがないので甘く見ないで計画を立てた方がいいかも。
なかなか健脚向きのルートですね
私ではヘッ電装備になりそうですw
一昨年、一杯水ガブ飲みしてから数週間後、苦しさを感じるようになり検査の結果、ピロリ菌が出ました
因果関係があるかは分かりませんけどね(笑)
コメントありがとうございます。
最近は日没早くなって、20km程度までしか歩けないですね。
ヘッデンあっても一人で初めての人気のない道を進むのは怖いです。
ピロリ菌は災難でしたね。
今回の検査では培養時間が短かったので詳しくは見ていませんが、
アスペルギルス(カビ)の類いと枯草菌のと思われる小さなコロニーが大量発生しました。
これ自体には病原性はほとんどないのですが、大量摂取でおなか壊すことがあります。
この時期は煮沸安定かもしれませんね。
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