皇海山・鋸山 (皇海橋から往復)
- GPS
- 04:32
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 1,006m
- 下り
- 997m
コースタイム
天候 | 曇り、微風 気温低く寒い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・皇海橋への林道は追貝側を往復利用したが、大変な悪路。途中所々舗装路もあったが7-8割以上は未舗装路で路面はデコボコ多く、落石多く、幅員も狭い。正直なところ、二度とこの道は利用したくない。今日の時点では余程車高の低いクルマでなければ通行は可能だった。また、今日の時点では凍結なし。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
皇海橋から始めは渡渉を繰り返しながら標高を上げる。渡渉は今日は水量も少なく楽勝だったが、これからの時期は凍結するはずなので要注意。途中から枯れた沢のような登山道を詰めて不動沢のコルに至る。コルの直下は急登区間。コルから皇海山山頂までは比較的なだらか。皇海橋から皇海山山頂までほぼずっと樹林帯のなかで展望はほとんど得られない。コルから鋸山は途中ロープのかかる岩場があるが、ロープが傷みが進行していて使用に耐えないように見られた。ロープを使わなくても上り下りは十分可能。鋸山からの展望は良い。 |
写真
感想
自宅から近い百名山であることは知っていたが、悪路の林道の噂を聞くにつけ、後回しにしてきた皇海山をようやく訪問することができた。本当は、足尾側からのクラシックルートを利用する予定だったが、時期的に日が短く距離の長い足尾側からのルートではこの時期は難しそうと思い直し、栗原川林道を利用しての最短ルートでの訪問となった。
通い慣れた関越道沼田ICを降り、吹割の滝の手前当たりで国道を離れ、しばらくして悪名高い栗原川林道に入る。事前に調べたところ、追貝側と根利側の両側から皇海橋を目指せるようで、追貝側は最近になって整備が入ったらしい。多少でも状態が良いのではないかと想像し、まだ暗い時間帯にこちら側から入る。林道に入り始めのうちは楽勝の舗装路が続いたが、すぐに顔をしかめたくなるくらいのデコボコの悪路が現れる。時速20km程度で走るのがやっと。それ以下になるところも多数。えらいところにきてしまったとかなり後悔。初志貫徹して足尾側から足を棒にしてでもロングコースを歩くべきだったと思う。しかし途中まで来てしまってそこから引き返そうものなら、これから登山口へ向かう多数のクルマとすれ違う筈だし、その場合、非常に狭いデコボコの悪路ですれ違いをするなどという気の遠くなるようなことを何度も強いられるので、我慢して先へ進む。林道区間に入り1時間ほどしてようやく登山口付近の皇海橋に到着。長かった。休憩、食事、トイレを済ませて歩き始める。ここからの皇海山往復は7km程度なのではっきり言って楽勝である。やはりこの山をこのルートから登ろうとすると林道をいかに安全に走るかが重要と思った。登山道は始めのうちは緩やかに標高を上げ、渡渉を繰り返す。今日は水量も少なく渡渉で苦労することもなかった。気温が低く沢沿いの道の凍結を危惧したが、今日の時点では全くなく楽々先へ急ぐことができた。途中で水がなくなり涸れ沢のような登山道に入ると傾斜もきつくなる。だがそれも長くは続かずに不動沢のコルに到着。ここまで特に休憩せずに歩いてきたのでここで座って栄養補給。が、風の通り道らしく寒い。途中で暑くて脱いだウィンドブレーカーを再度羽織る。ここまでほぼずっと樹林帯で、一体どこで樹林帯から抜けられ展望が得られるのだろうと思ったが、結局山頂までそれは変わらず。駐車場から2時間かからず呆気なく皇海山山頂に到着。先客が誰かいるかと思ったが誰もいなくて貸し切りだった。シーズンオフに近いとは言え、関東近郊の百名山なのに、である。座ってゆっくり休憩でもしようかと思ったが、何せ樹林帯の中で何も見えず、風も吹いていて寒いからさっさと下山することに。山頂滞在10分。下って不動沢のコルのコルに着くまでにこれから山頂を目指す登山者と多数すれ違う。良い時間に山頂訪問ができたようだ。コルから下ればあっと言う間に駐車場に戻れそうだが、それでは時間が早すぎて、ひょっとしたら、帰りの林道でこれから登ろうとする登山者の車に出会すかもしれない。すれ違いは嫌なので、時間を稼ぐためにコルから先にある鋸山を目指す。遠くから見ると「あれを登るのか?」と思えた鋸山だが意外に楽に登れた。途中ロープが掛かっているが頼りにするには古すぎて、結局自分で木の根などを掴んで登り降りしたほうが安全だった。山中で見た看板にも鋸山直下のロープは使用しないこと、という内容の注意書きがあった。だったら撤去すれば良いのでは?とも思うがそうもいかないのだろうか。皇海山への登りでは全く何も展望はなかったが、鋸山の直下付近からは周囲の山々と、特に皇海山がよく見えるようになった。皇海山の山頂往復だけで帰らなくてよかった。鋸山山頂では登山者が休憩していた。足尾側からのルートで来たという。距離が長くてもやはりこちらのルートを選ぶ人はいるようだ。山頂でしばらく眺めを楽しんで下山に取り掛かる。皇海山にはぱっとしない今日の天気でも相当数の登山者がいたが、ひとつ隣のピークである鋸山まで訪れる登山者はあまりいないようだった。コルまで戻り水を一口飲んで下りに取り掛かる。まだまだ登りの登山者が多い時間帯で、あちこちですれ違う。下りは登りの道を忠実にたどるだけなので面白味に欠ける。登山口に着いた時に、ひょっとするとこれから行動開始の登山者がいるかとも思ったが、さすがにいなかった。
帰りに林道もやはり大いに難儀だったが、幸いなことにすれ違いは1回しかなく、しかも道幅の比較的広いところだったので無事にクリアすることができた。もうこのルートは絶対に使わない。
数年前に行きました。
台風が通過した二週間後くらいでしたが、
予定の林道が通れず、大分遠回りで皇海橋へ、
多分hidekazuさんと同じ林道だと思います。
途中何度か大きな石を移動しながら、、、
何度も断念の気持ちが、、、。
遠くから見ると立派な山容ですが、実際登ってみると
眺望ゼロで、、
私の中でも2度目はありません。
teheさん、こんにちは。
この林道は、過去に自分がクルマを運転して通った数々の林道の中では最も荒れていたと思います。一度で十分ですね。
hidekazuさん
こんばんわ。
鋸山の山頂でお話させていただいた者です。
日曜日は悪路の運転お疲れさまでした(笑)
やはり足尾からのクラシックルートが大正解だったようです。
またどこかでお会いしそうですね。
(8月の南アルプスではひと山違いだったようです)
これからも安全登山で楽しみましょう!
AndyRoddickさん、こんにちは。
無事ロングルートを歩かれたようですね。お疲れ様でした。皇海山は栗原川林道利用の登山者が99%と思いますが、このルートはあまり面白くありませんでした。足尾側から、何年かしたら秋に日帰りで狙ってみたいと考えています。
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