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Yamareco

記録ID: 997415
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ハイキング
近畿

地蔵谷峰<朽木・能家>

2016年11月03日(木) [日帰り]
 - 拍手
churabana その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:40
距離
5.6km
登り
591m
下り
587m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:27
休憩
0:13
合計
3:40
8:22
106
スタート地点
10:08
10:21
101
12:02
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り一時雨
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
地元の方にひと声かけて、地蔵谷近くの路肩に駐車させてもらいまいした。
神社横のトイレ前にスペースがあります。
コース状況/
危険箇所等
テープはありましたが、踏み跡は薄く、
地形図を読みながら、尾根を歩きました。
落ち葉の下にある枝を踏むと、足が滑りやすいです。トラバースや、下りでは特に気を付けました。
その他周辺情報 山帰来
http://welcome-to-harihata.jimdo.com/
旧朽木村の林野率は、92.4%。今でも手入れの行き届いた美しい植林が見られます。朽木小中学校の体育館は地元の「学校林」の杉400本が利用されています。木を出す際に使ったであろうワイヤー。
旧朽木村の林野率は、92.4%。今でも手入れの行き届いた美しい植林が見られます。朽木小中学校の体育館は地元の「学校林」の杉400本が利用されています。木を出す際に使ったであろうワイヤー。
道標はこれぐらいです。尾根には、テープがありました。ジャンクションピークでは、方向の確認を。
道標はこれぐらいです。尾根には、テープがありました。ジャンクションピークでは、方向の確認を。
枝ぶりの見事なブナ。
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枝ぶりの見事なブナ。
これは何だ?
ツガの根元にありました。
ツガの根元にありました。
ツガの実がばらばらになって散らばっているようです。
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ツガの実がばらばらになって散らばっているようです。
ブナの黄葉。きらびやかに、日が当たるとまぶしいくらいきれいでした。
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ブナの黄葉。きらびやかに、日が当たるとまぶしいくらいきれいでした。
ハウチワカエデは紅葉しています。
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ハウチワカエデは紅葉しています。
尾根では、こんな立派なブナが見られました。
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尾根では、こんな立派なブナが見られました。
樹形が美しい。
誰にも会いませんでしたが、すばらしい道でしたよ。
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誰にも会いませんでしたが、すばらしい道でしたよ。
晴れ間に、黄葉が鮮やかに目の前に広がります。
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晴れ間に、黄葉が鮮やかに目の前に広がります。
黄葉がたまらなく美しいと感じました。
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黄葉がたまらなく美しいと感じました。
ブナ親父ちょっと手前ぐらいかな?
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ブナ親父ちょっと手前ぐらいかな?
どうこうとかわからないけど、かくありたいとおもった銘木でした。
どうこうとかわからないけど、かくありたいとおもった銘木でした。
三等三角点 「地蔵谷」
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三等三角点 「地蔵谷」
地蔵谷峰 791.5m
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地蔵谷峰 791.5m
「南無大師遍照金剛 十方世尊」
「南無大師遍照金剛 十方世尊」
ピークのブナです。
ピークのブナです。
山頂からは展望はないですが、立派なブナを楽しむことができます。
山頂からは展望はないですが、立派なブナを楽しむことができます。
巣穴の玄関かな?
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巣穴の玄関かな?
こちらは勝手口?
こちらは勝手口?
裏口もあり?なかなか素晴らしい設計事務所をご利用のようです。
裏口もあり?なかなか素晴らしい設計事務所をご利用のようです。
コブも目立つが枝ぶりがすごい!
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コブも目立つが枝ぶりがすごい!
芦生杉かな。
藪の中で小象に出会う。
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藪の中で小象に出会う。
ヒラタケにしては、色が???老菌?
ヒラタケにしては、色が???老菌?
しみあり、とすれば、ツキヨタケ?
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しみあり、とすれば、ツキヨタケ?
の 可能性ありなら、やめときます。
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の 可能性ありなら、やめときます。
どのブナも個性的です。
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どのブナも個性的です。
下る尾根に取り付きます。なかなか、急でした。落ち葉の下に隠れている枝を踏むと、滑ってひっくりかえるので、気を付けます。それでも、1本踏んでしまった。ヒヤリ!
下る尾根に取り付きます。なかなか、急でした。落ち葉の下に隠れている枝を踏むと、滑ってひっくりかえるので、気を付けます。それでも、1本踏んでしまった。ヒヤリ!
地蔵谷 
栗ご飯。いただきます。
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栗ご飯。いただきます。
オオウラジロの木
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オオウラジロの木
オオウラジロの実 酸っぱくて、ちょっと渋い。これが良い果実酒になるそうだ。
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オオウラジロの実 酸っぱくて、ちょっと渋い。これが良い果実酒になるそうだ。
早速つけてみました。これは、楽しみだ。
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早速つけてみました。これは、楽しみだ。

装備

個人装備
ザック28L 登山靴 スパッツ 雨具上下 ヘッデン 救急セット エマージェンシーシート 毛糸帽子 サングラス 手ぬぐい 軍手 コンパス 地形図 登山地図 スマホ バリゴ時計 水筒 500×2 ライター シート クッション いす 財布 保険証 免許証 非常食 行動食 ビニル袋 ティッシュ ツェルト 細引き 昼飯 嗜好品 安全環付カラビナ シュリンゲ ストック ネックウォーマー 手袋 ダウンジャケット ソフトシェル 予備バッテリー一式

感想

地蔵谷峰へのお誘いをいただき、歩いてきました。
どちらかというとマイナーなルート。しかし、朽木の山は、林業が盛んだったので、必ず仕事道があり、人の手が入っています。だから、道が見えてくると歩いていて楽しいですね。(地形図、コンパス、読図、山勘とGPSは必携ですよ。そして、余裕のある行動計画)

旧朽木村は、林野率92.4%。木材の産地「朽木杣」として、森とともに生活をされてきました。木地山は、木地師の村で轆轤村(ろくろむら)ともいい、膳や盆、銚子、木鉢などが生産されていました。木地師は、惟喬親王を祖と仰ぎ、近江国愛知郡小椋庄に住む木地師一門を本家とし、地方に散在する木地師すべてを分家とみるようです。近江の本元小椋からは地方へ勧進に出る巡国、巡回りが行われ、木地山(轆轤村)はその、筆頭にあたる村でした。朽木盆は十六弁菊が描かれ、江戸時代に参勤交代の折に名産として持ち込まれたものが、全国に広まったようです。名物茶器収集家として知られた松江藩主・松平治郷が1枚1650両で購入したとの記録もあるとか。松尾芭蕉は、「盃の下ゆく菊や朽木盆」と詠んでいます。芭蕉さんが詠んだ菊の美しさを感じる前に、お酒をすすってしまう姿を思い浮かべてしまったchuraは、あなはずかしや。
青木先生と三国岳を歩いたとき、朽木には、手入れが行き届いていてほんとに美しい森が保たれているところが多いと教えてくださいました。
朽木東小・中学校の体育館は木造で、学校林の杉400本を利用して建築されました。一度中から構造を見たことがありますが、梁の組み合わせが大変立派なものでした。
尾根道に残されたワイヤーをみると、少し寂しい気分になりますが、一服されたであろう木場の一升瓶をみると、かつての林業の賑わいをうかがい知ることもできます。

朽木村にはたくさんの分校がありました。
柏分校(1955年)・荒川分校(1960年)・麻生分校(1960年)・地子原分校(1960年)・村井分校(1960年)・栃生分校(1960年)・雲洞谷分校(1967年)・ろくろ分校(1975年休校、1978年廃校)
能家分校(1994年)・平良分校(1997年休校、2012年廃校)
能家分校は、22年前までは開設されていたようです。跡地は、グランドゴルフか何かの広場になっているようです。

歩き始めの植林の森は急登ですが、そこを抜けると、ところどころにツガやブナが残されています。黄葉とその立派な枝ぶりを楽しむことができました。ダイレクトに尾根を登ると、少しテーブル状のなだらかな道がくりかえされ、いい按配の登りルートでした。
ピークは、地蔵谷峰、三等三角点「地蔵谷」が設置されています。
少し雨がぱらついたので、立ったまま簡単に行動食を腹に納めて、下山にかかります。下山は、高島トレイル地図の破線ルートを外れ、p613、p605と下りました。ご一緒していただいた方の山勘がするどく、安全に駐車地近くへ降りました。地蔵谷をぐるりと一周するように尾根をまわってきました。

本日のミッション、果実酒つくり。
オオウラジロの実は、二人で1.2kgほど収穫できました。帰りにホワイトリカーと氷砂糖を入手し、さっそく果実酒を漬け込んでみました。氷砂糖350:オオウラジロの実700:ホワイトリカー1200で、1:2:3として、少しお酒を多めにして保存しやすいようにしてみました。よい果実酒になるそうで楽しみです。

帰りに寄り道しておじゃまさせていただいたMさん、栗ご飯ご馳走様でした。とってもおいしかったですよ。こだわりのお米はほんとにおいしいです。お米は食味値で検証されているんですね。

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コメント

また近くにいました
この日は久多から峰床山、八丁平歩いてました。
月曜から1泊で八ヶ岳行ってきます。
2016/11/5 20:52
Re: また近くにいました
ここも鯖街道なんですね。
久多のキャンプ場を通り、針畑、能家と向かいました
八ヶ岳では、三段紅葉が楽しめそうですね
レコアップ楽しみにしています。
2016/11/6 4:28
プロフィール画像
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