ザイテングラード初冬 美しく厳しい雪山初め


- GPS
- 08:12
- 距離
- 35.6km
- 登り
- 1,742m
- 下り
- 1,747m
コースタイム
- 山行
- 5:01
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:16
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 11:21
天候 | 11/3 上高地〜涸沢 小雪 11/4 晴れ ザイテンから上は風強し 稜線は時々地吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
11/4より上高地→島々 17:25 最終 |
コース状況/ 危険箇所等 |
11/4 8:30頃ザイテン途中でGPS電池切れのため、ルートは途中までです。 この時期のザイテンはルートファインディング必須です。 涸沢〜ザイテングラード取付き 積雪20−30cm 吹き溜まり、登山道山側はひざ上 隠れた岩を踏む、ハマる地雷原状態。 ザイテングラード 夏道は薄っすらと分かるが、ひざくらいのラッセルになる 避けて尾根上の露出している岩を半分くらい使う 夏道沿いに微妙なトラバースが数箇所あり注意 薄い雪のミックスな岩稜は、アイゼン、ピッケルは、ほぼ利きません。 穂高岳山荘手前 広い階段状の夏道はすっかり埋まり、もも〜腰まで。 上りは避けて、Docomoのレピーター櫓まで尾根沿いに上がる。 下りははまりながらトラバースするも 尾根沿いが正解だったように思う。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
穂高周辺の小屋閉めに合わせ、今シーズンの雪山初めに行ってきました。
目指したのは奥穂高岳でしたが、穂高岳山荘までの敗退となりました。
昨年は記録的な暖冬小雪で、10月末の初冬の山頂に立つ事ができましたが
通常の年の状況に近くなると、ヒュッテから上は、やはり厳しかったです。
ただ、青空の下、薄く雪をまとった、この時期だけ見える穂高の岩稜を
眺めていた6時間は、上々のシーズン初めだったと思います。
夜間の降雪の状況が分からない、と、言い訳に、モルゲンロートの時間にスタート。
先行のヘッドランプも涸沢ヒュッテ、小屋からも向かう人が他に無し。
この時間には、ザイテン取付き辺りに数組のヘッドランプが見えていた以前の記憶があり、アレ?な感じです。
濃紫から青に変っていく穂高の山稜を眺めながら、気持ちは高まっていきます。
降ったばかりの柔らかい雪は、うすく岩の上に載っているため、歩きやすい雪原とは違い、足元は置いてみないと分からない事多く、ひざ上まで嵌ることもあれば、直ぐに岩を踏むこともあり、露出している岩を出来るだけ伝います。
ザイテン取付きで、追いついてこられた方に、先行していただきました。(内心、ラッセルしないで済むなと)
遠くからは雪が少ないと見えたザイテンも、尾根上からはずれた夏道は、ひざ上まで沈むので、尾根上の岩稜をできるだけ伝って上がります。
先行の方のルートを見て、同じく行ったり、自分はこっちと、随分と楽をさせていただいたと思いますが、シーズン初めにはかなりきつかった。
夏道の岩稜帯が終わり、少々いやらしいトラバースを越えると、穂高岳山荘が見えます。広い階段状のルートが、すっかり埋まってます。
10歩ほど進むと、もも辺りまで沈みます。長いトラバースになるので、Docomoの中継器の櫓のある尾根上に方向変え斜面を上がります。
風が強くなり、地吹雪状に吹き付けます。無雪期、5分もかからないが距離を20分以上かかりました。
ここで、体力、気力もすっかり無くなって、穂高岳山荘に着いた時は、さて下りようと、躊躇わずでした。。。
11/3の天候がよろしくない、冬型の気圧配置、寒気の南下でまとまった降雪と強風の予報。このため、3日は涸沢泊まりにして4日に目指す計画でしたが、この時点で、降雪がそれなりにあったら、1泊では山頂は無理だろうと気持ちが負けていました。
各山系の冠雪も伝わり、晩秋から初冬へと変貌する季節。
11月末には、立山からB.C.シーズンへ
昨期のような小雪でなく、普通の降雪であることを願っています。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する