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2016年01月05日 19:24雑記全体に公開

単独行という登山の楽しみ方

新年あけましておめでとうございます。
今年も安全を心がけつつ登山を楽しんでいこうと思います。

現在、私は週1〜2ペースで山行を続けています。
登山暦僅か2ヶ月の自分ですが、今まで全て1人での単独行。
今後も間違いなく単独行を続けることでしょう。
理由は、「1人で山に登るのが限りなく面白い」からです!

ヤマレコの記録や登山雑誌を読んでも
「ぼっち登山」「1人でも負け犬じゃない」「孤独で飽きる」
とか、単独行はネガティブに書かれていることがほとんどです。

単独行だからこそ登山を始め、単独行を満喫している
私には、全くその意味が分かりません!
気心知れた友人や家族、グループでワイワイ騒ぐのも楽しみ方の1つでしょうが、
1人で山に登りながら「こんなに面白いことは他にないな」といつも思っています。

メリットをざっと書き連ねると…

1.自分の好きなときに好きな山へ行ける。
グループだと、当然スケジュール調整が難しくなり
体調や天候が良くなくても決行したりする羽目になりがちですが
単独行なら変更や中止も何も問題ありません。

2.自分のペースで登れる。
私は自分のペースで登りたいので、単独行だけじゃなくて
他の登山者もできるだけ居ない山・ルートを選択しています。
私はカメラも趣味なので、風景や花などを満足いくまで撮りたいんですよね。
誰かと一緒だと、お互いに気を使ってしまって十分な撮影ができません。
また、何も考えずに前の人の後に続いて登っているだけでは、
行程のほとんどが単調な単純作業になってしまいます。
自分1人だと、常にルートを確認したり安全に気を配ったりしているので
やること・考えることがたくさんあって退屈だと感じることはほとんどありません。
「まだ着かないのかな」「疲れたから早く帰りたい」「どうして来ちゃったのかな」
こんな愚痴ばかりの人は、自分で何も決めないで
前の人のお尻ばかり見ながら登っているのではないのかな?と思ってしまいます。

3.非日常感、山や自然との一体感
他人が居ない山やルートを選ぶもう1つの理由は、
雑多な都会の喧騒から離れて、自然の中にいることで癒しや安らぎを感じます。
小川のせせらぎ、鳥の囀り、風で揺れる木々、澄んだ空気、目も醒める絶景。
時間に追われて堰き立てられるように仕事をする日常を忘れさせてくれます。
人が多い山だと、大声で騒ぐグループや親子連れがたくさん居て、
日常から離れることができないのです。だから、私は誰も居ない山へ行きます。

4.自分で全てを決定・完結することのやりがいと満足感
この喜びと面白さが一番大きいと思います。
登山のプロセスである
情報収集→計画→準備→行動→記録
これら全てを自分の責任でやり遂げていく訳です。
天候は大丈夫なのか。ルートはどうするのか。
交通手段と時間はどうするか。技術や体力は自分に見合っているのか。
装備はいつどこで購入するか。エスケープルートはどうするか。
1つ1つを判断するのは自分であって、それ以外ではないのです。
1人だからこその「究極の自由」だと思います。
この自由を満喫したくて、私は何度でも山に通ってしまいます。

5.無我夢中の努力、困難の克服による自信
1人登山だから、全部自分で考えて決めなければいけません。
道に迷った時。天候が急変したとき。時間が足りなかった時。
進むのか、引き返すのか。相談相手も助けてくれる人も存在しません。
肉体的にも体力的にも限界に近づくようないわゆる「クライマーズ・ハイ」状態。
頭カラッポにして無我夢中に取り組むことは、
仕事や人間関係のストレス・しがらみ・煩わしさを一切忘れ去らせてくれます。
そしてその結果、他人に頼らず、自分自身の力で登山という目的を達成する。
その快感は、計り知れないものがあります。

どうでしょうか?
私が夢中になっている単独行の面白さが少しは伝わりましたでしょうか?

もちろん、1人だからこそのデメリットやリスクも付き纏います。
捻挫1発で歩けなくなり、とんでもない苦痛に満ちた状況に陥って
1人で帰ることすら困難になります。
滑落、道迷い、怪我。
トラブルが発生すると即遭難に繋がり、悪くすれば命を失います。
だから軽々しくは単独行をお勧めできません。
諸々のリスクを全て自分で背負う自覚と覚悟とが必要だと思っています。
疲れたときも「気をつけろ、捻挫したらビバークだぞ」と自分に注意を促しながら
ゆっくりでいいから安全・確実に1歩1歩進むように心がけています。

現在は装備の充実とネットやツールを最大限に活用することで
リスクを最小限にできるのではないかと考えています。
私は初心者ですが、雨具・地図・コンパス・非常食は当然として
ヘッドランプ・ツェルト・ファーストエイドキット・予備バッテリーなど
出来る限り自分の力で切り抜けられるように準備しているつもりです。
スマホとGPSの活用については次の機会に書くとして、
十分な情報と装備で、今後も単独登山という楽しみ方を満喫していきたいです。
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コメント

RE: 単独行という登山の楽しみ方
こんばんは。
自分も90%近く単独行で行ってますので、その過程で得られるもの、充実感、パーティーの難しさなど同意する部分です。
以下、お気に障るとも思いますので、お聞き流しください。

自分もある時期からの成長具合など、明らかに欠如していて、偏っていることも認識しています。
だんだんと行きたい場所がレベルアップして行った時
自分のよう凡人には、一人では超えられない壁もはっきりと見えてきます。
何か不測の事態に備える、ルートファインディング、ビバーク、ロープワーク、雪山技術、アバランチ対策等。
また、周囲の心配など考えると信頼できるパートナーがいる事が一番の幸せだろうと、一人で行き続けながら常に感じています。
2016/1/5 20:02
RE: 単独行という登山の楽しみ方
コメントありがとうございます。
気に障るどころか、先駆者からの助言、恐れ入ります。
どうしても1人では越えられなかったり
時間がかかったりすることも心得ておりますので、
クライミングや雪山技術は、講習会に行こうかと思っています。
また何か気付いた点や助言がございましたら、よろしくお願いします。
2016/1/5 20:19
RE: 単独行という登山の楽しみ方
こんばんは。そもそも、みんなで楽しく歩くのと、自然を楽しむのでは、まったく別の趣味なので、価値観が合わないと理解はできないものです。

最近では、山岳会でも一般参加できる講習会もあります。私の日記にも書いてありますので、参考まで。

単独行は、1ランク上の技術を持って臨むのが、基本だと思います。
2016/1/5 22:52
RE: 単独行という登山の楽しみ方
そうですね。「登山」と一括りにするには、価値観が違うのでしょうね。
情報ありがとうございます。山岳会の講習会も調べてみようと思います。
2016/1/5 23:35
同感♪
pinojp さん
はじめまして。(^-^)/

全ての項目に同意です。
人の多い山にも行ってますが。。。
道中は、前後に誰もいないのが好き(笑)

いつも「来てよかった!」と思い
天や諸々に感謝しながら下山しています。
\(^-^)/
2016/1/6 0:39
Re: 同感♪
ヤマレコ記録、拝見しました!
避難小屋LOVE、いいですねー。
私もシュラフ購入して、もっと1人登山を楽しみたいですね!
2016/1/6 1:05
RE: 単独行という登山の楽しみ方
こんにちは。

単独行というとかっこいいのですが、私の場合は相手がいない単独行です。
しかし、若い時から写真を趣味に一人歩きをしてたので、山登りを始めた時も、何の疑問も持たずにすんなりと一人で歩き始めたのです。

リスクは付き物ですが、車の事故と同じで複数で乗り合わせてた時のほうが事故は多いのです。
臆病な私は危険と感じたら無理せずに回避します。なので私の場合は、一人の時が安全なような気がしてます。

GPSが道先案内になってるので、初めての山でも迷う心配はありません。

お互いに今年も単独行を楽しみましょう。
2016/1/7 14:04
RE: 単独行という登山の楽しみ方
>一人の時が安全なような気がしてます。
それはありますよね。
他人に頼りきりだと、どうしても危機管理がおざなりになってしまいます。
安全に気をつけて、お互いに楽しみましょう!
2016/1/7 21:05
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