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Yamareco

記録ID: 1015079
全員に公開
山滑走
剱・立山

立山BC(真砂岳〜内蔵助カール〜大走り滑走)

2016年11月25日(金) 〜 2016年11月26日(土)
 - 拍手
GPS
21:59
距離
10.5km
登り
917m
下り
912m

コースタイム

1日目
山行
0:05
休憩
0:00
合計
0:05
14:09
5
室堂
14:14
14:14
0
14:14
幕営地
2日目
山行
5:07
休憩
0:55
合計
6:02
6:08
14
幕営地
6:22
6:22
10
6:32
6:34
46
7:20
7:20
106
大走り取付
9:06
9:10
4
9:14
9:20
28
内蔵助カール
9:48
9:48
95
真砂岳
11:23
12:05
0
幕営地(テント撤収)
12:05
12:06
4
12:10
室堂
天候 1日目:雪
2日目:快晴
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・13:00立山駅発のケーブルカーを利用。
・毎年11月は感謝月間となるため通常の2割引で乗車可能。(チケットを事前に印刷する必要あり)
・スキーやストックは荷物代が不要となった代わりにビニールカバーやスキーバッグに収納する必要があるので注意する。
・室堂発の最終高原バスは15:30発なので遅れないように注意する。
コース状況/
危険箇所等
■室堂周辺
・この時期の幕営指定地は雷鳥沢ではなく室堂ターミナル横の慰霊碑周辺となっているため注意する。(トイレや水場は室堂ターミナルを利用する)
・この日の積雪は10cm〜30cm程度でトレースがある場所ならツボ足でも問題ないが、トレースを外れると多少のラッセルは必要になる状態だった。

■室堂〜大走り取付
・滑走には雪は足りないが、ラッセル対策としてのスキーやスノーシューは必須。
・立山室堂山荘裏や雷鳥荘裏など、シュプールはついていたが岩も出ているので板を痛めても良いという覚悟が必要^^;

■大走り(取付〜真砂岳)
・3年前の2013年11月に大規模雪崩が発生したルートだが、今年は雪も少なくハイマツや岩も出ていたためリスク小と判断し選択。
・日陰になりやすい北西面となるため中部〜下部は激パウ状態となっていた。
・上部は氷化しており、スキーの場合はクトーが必須、ツボ足の場合はアイゼンが必須となる。
・下山も同じルートを下ったが激パウで岩もほとんどなく十分楽しめる状態だった。

■内蔵助カール
・真砂岳の少し北側から内蔵助山荘を横目に見ながら滑走したが、軽いモナカ気味ではあったがパウダー滑走を楽しむことができた。
・稜線上は風が強いが、カール内は穏やかだった。
・稜線上は雪庇が成長しているためドロップポイントは臨機応変に決める必要がある。
その他周辺情報 ・この時期の立山に入山する場合、ビーコンと登山届が必須。
・テン場は室堂ターミナル横に移っている。
年1回のお祭りイベント、11月の立山。
無理やり平日休みをとって立山駅へ来てみたら・・・ガラガラ。
2016年11月25日 12:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
3
11/25 12:47
年1回のお祭りイベント、11月の立山。
無理やり平日休みをとって立山駅へ来てみたら・・・ガラガラ。
初日の天気はこの通り。
よって、今日は遅めの出発でテント張って寝るだけ。
2016年11月25日 14:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
11/25 14:09
初日の天気はこの通り。
よって、今日は遅めの出発でテント張って寝るだけ。
立山玉殿の湧水(たてやまたまどののゆうすい)、まだ出てました。
帰りに3リットルほどいただいて帰る予定(笑)
2016年11月25日 14:10撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
11/25 14:10
立山玉殿の湧水(たてやまたまどののゆうすい)、まだ出てました。
帰りに3リットルほどいただいて帰る予定(笑)
風はそこそこあったけど何とかテント設営。
あとは中でまったり。
2016年11月25日 14:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5
11/25 14:37
風はそこそこあったけど何とかテント設営。
あとは中でまったり。
早めの夕食。
まずはいつものレトルトカレーをいただきます。
2016年11月25日 16:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4
11/25 16:46
早めの夕食。
まずはいつものレトルトカレーをいただきます。
今日の特別メニューはおでん。
冬山テン泊はこれに限る。
2016年11月25日 17:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7
11/25 17:00
今日の特別メニューはおでん。
冬山テン泊はこれに限る。
トイレは室堂ターミナルを利用することになるので、風雪が弱まったタイミングを見計らって外出。
ちなみにテント指定地は室堂からすぐ近くの慰霊碑のところ。
2016年11月25日 20:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
11/25 20:05
トイレは室堂ターミナルを利用することになるので、風雪が弱まったタイミングを見計らって外出。
ちなみにテント指定地は室堂からすぐ近くの慰霊碑のところ。
翌朝、予報どおりのピーカン!
アンカーにしてたスコップと張り綱にえびの尻尾が!
2016年11月26日 06:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
8
11/26 6:02
翌朝、予報どおりのピーカン!
アンカーにしてたスコップと張り綱にえびの尻尾が!
富山平野の夜景と大日岳。
2016年11月26日 06:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
3
11/26 6:08
富山平野の夜景と大日岳。
立山のシルエットが浮かび上がる。
2016年11月26日 06:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
3
11/26 6:24
立山のシルエットが浮かび上がる。
昨日は吹雪でよく見えなかったけど、テン場はこんな感じです。
2016年11月26日 06:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
11
11/26 6:28
昨日は吹雪でよく見えなかったけど、テン場はこんな感じです。
滑走候補としていた雷鳥沢・・・イマイチ雪が少ない。
登りも薮をいくことになりそうなので却下かな。
2016年11月26日 06:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
11/26 6:28
滑走候補としていた雷鳥沢・・・イマイチ雪が少ない。
登りも薮をいくことになりそうなので却下かな。
別山が赤く染まってきた。
2016年11月26日 06:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
11/26 6:38
別山が赤く染まってきた。
浄土山をバックに来た道を振り返る。
2016年11月26日 07:04撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
3
11/26 7:04
浄土山をバックに来た道を振り返る。
内蔵助カールを滑りたいので右側に見えている大走りから直接真砂岳を目指すことにしよう。
2016年11月26日 07:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
11/26 7:19
内蔵助カールを滑りたいので右側に見えている大走りから直接真砂岳を目指すことにしよう。
奥大日岳にも日が当たって白さが際立っていた。
2016年11月26日 07:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
6
11/26 7:28
奥大日岳にも日が当たって白さが際立っていた。
大走りの中腹あたりから氷化斜面が出てきたのでクトーを装着。
2016年11月26日 08:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
11/26 8:00
大走りの中腹あたりから氷化斜面が出てきたのでクトーを装着。
この左側の沢は3年前に大雪崩を起こした場所だ。
雪の量はあの年と比べるとはるかに少ないので大丈夫だと思うが、念のため尾根伝いを忠実に歩く。
2016年11月26日 08:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4
11/26 8:13
この左側の沢は3年前に大雪崩を起こした場所だ。
雪の量はあの年と比べるとはるかに少ないので大丈夫だと思うが、念のため尾根伝いを忠実に歩く。
室堂ターミナルと国見岳の向こうに白山!
テントもちっちゃく見えるね。
2016年11月26日 08:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4
11/26 8:14
室堂ターミナルと国見岳の向こうに白山!
テントもちっちゃく見えるね。
右を見れば雄山神社も凍てついている。
2016年11月26日 08:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
11/26 8:24
右を見れば雄山神社も凍てついている。
真砂岳へとつながる素晴らしい稜線。
2016年11月26日 08:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
3
11/26 8:30
真砂岳へとつながる素晴らしい稜線。
浄土山と龍王岳。
2016年11月26日 08:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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11/26 8:30
浄土山と龍王岳。
富士の折立から御来光。
「ダイアモンド富士・・・の折立」
2016年11月26日 08:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
14
11/26 8:40
富士の折立から御来光。
「ダイアモンド富士・・・の折立」
ハイマツについたえびの尻尾が素晴らしい造形美に。
2016年11月26日 08:41撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
11/26 8:41
ハイマツについたえびの尻尾が素晴らしい造形美に。
最後の登り。
氷化した斜面をクトーを利かせてガシガシ登る。
2016年11月26日 08:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
11/26 8:45
最後の登り。
氷化した斜面をクトーを利かせてガシガシ登る。
夏道に沿ってトラバース。
ここも氷化していた。
2016年11月26日 08:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
11/26 8:58
夏道に沿ってトラバース。
ここも氷化していた。
稜線に到着〜
素晴らしい後立山連峰の絶景!
2016年11月26日 09:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
3
11/26 9:02
稜線に到着〜
素晴らしい後立山連峰の絶景!
鹿島槍と五竜岳。
遠くに見えるのは妙高山かな〜
2016年11月26日 09:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7
11/26 9:02
鹿島槍と五竜岳。
遠くに見えるのは妙高山かな〜
わかっちゃいたけど雪庇がすごかった。
あまり寄らないようにしないと。
2016年11月26日 09:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7
11/26 9:05
わかっちゃいたけど雪庇がすごかった。
あまり寄らないようにしないと。
白馬鑓と白馬岳。
2016年11月26日 09:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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11/26 9:05
白馬鑓と白馬岳。
別山の向こうに剱岳の頭!
2016年11月26日 09:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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11/26 9:05
別山の向こうに剱岳の頭!
雪庇がないここからなら内蔵助カールにドロップできそう。
2016年11月26日 09:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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11/26 9:13
雪庇がないここからなら内蔵助カールにドロップできそう。
よっしゃ〜楽しんでいこうぜ、相棒!
2016年11月26日 09:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
9
11/26 9:12
よっしゃ〜楽しんでいこうぜ、相棒!
少しモナカ気味だったけど、楽しいパウダー斜面だった。
滑る場所があるのか心配したけど立山に来てよかった。
2016年11月26日 09:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
9
11/26 9:14
少しモナカ気味だったけど、楽しいパウダー斜面だった。
滑る場所があるのか心配したけど立山に来てよかった。
内蔵助山荘を横目に見ながらシール装着。
2016年11月26日 09:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
11/26 9:16
内蔵助山荘を横目に見ながらシール装着。
遠く雲海の向こうには浅間山。
2016年11月26日 09:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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11/26 9:24
遠く雲海の向こうには浅間山。
左には富士の折立。
この広大なカールを登り返す喜び。
2016年11月26日 09:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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11/26 9:24
左には富士の折立。
この広大なカールを登り返す喜び。
再び稜線へ。
別山にも行きたかったけど、もう十分満足です。
大走りの滑走も残ってるし。
2016年11月26日 09:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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11/26 9:40
再び稜線へ。
別山にも行きたかったけど、もう十分満足です。
大走りの滑走も残ってるし。
シュカブラの造形美も素晴らしかった。
2016年11月26日 09:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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11/26 9:43
シュカブラの造形美も素晴らしかった。
遠くには八ヶ岳、富士山、甲斐駒、北岳といった故郷の山々も見てとれた。
2016年11月26日 09:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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11/26 9:44
遠くには八ヶ岳、富士山、甲斐駒、北岳といった故郷の山々も見てとれた。
〆は大走りの滑走。
上部はアイスだったのでだましだまし、中盤以降は激パウダーを楽しむことができた。
2016年11月26日 09:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
6
11/26 9:54
〆は大走りの滑走。
上部はアイスだったのでだましだまし、中盤以降は激パウダーを楽しむことができた。
再び白山と国見岳。
2016年11月26日 09:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
5
11/26 9:56
再び白山と国見岳。
いきなり風が強くなってきた。
雄山方面も風が強そうだ。
2016年11月26日 09:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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11/26 9:56
いきなり風が強くなってきた。
雄山方面も風が強そうだ。
真砂岳をバックにクリーミーなパウダーを堪能。
2016年11月26日 09:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
12
11/26 9:58
真砂岳をバックにクリーミーなパウダーを堪能。
雪庇はそれほど発達していなかった。
(発達してたらやめてたけど)
2016年11月26日 09:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
11/26 9:59
雪庇はそれほど発達していなかった。
(発達してたらやめてたけど)
奥大日を見ながらガンガン滑走。
2016年11月26日 09:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
11/26 9:59
奥大日を見ながらガンガン滑走。
こんな素晴らしい斜面と雪が貸切だなんて・・・日本一幸せ者だと思った。
2016年11月26日 10:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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11/26 10:00
こんな素晴らしい斜面と雪が貸切だなんて・・・日本一幸せ者だと思った。
滑走終了。
自分のトレースに沿って室堂に戻ろう。
2016年11月26日 10:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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11/26 10:05
滑走終了。
自分のトレースに沿って室堂に戻ろう。
室堂山は岩だらけで滑走は厳しい状態だった。
2016年11月26日 11:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
11/26 11:12
室堂山は岩だらけで滑走は厳しい状態だった。
帰ってきたらテントがやたら増えていた。
明日天気悪いけど泊まる人は結構いるんだね。
2016年11月26日 11:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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11/26 11:16
帰ってきたらテントがやたら増えていた。
明日天気悪いけど泊まる人は結構いるんだね。
無事テントまで帰還。
天気が良いので撤収も楽チン。
2016年11月26日 11:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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11/26 11:23
無事テントまで帰還。
天気が良いので撤収も楽チン。
絶好の登山日和で周りの人たちも楽しそうだった。
2016年11月26日 11:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
3
11/26 11:23
絶好の登山日和で周りの人たちも楽しそうだった。
【おまけ】
持って帰った立山玉殿の湧水でご飯を炊いてみた。
心なしかいつもより美味しく炊けたような気がした(笑)
おしまい。
2016年11月26日 17:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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11/26 17:40
【おまけ】
持って帰った立山玉殿の湧水でご飯を炊いてみた。
心なしかいつもより美味しく炊けたような気がした(笑)
おしまい。
撮影機器:

装備

個人装備
テント シュラフ バラクラバ ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS 携帯 ウィペット スキー板 シール

感想

山スキーヤーにとって年に1度のお祭りと言っても過言ではない11月最終週の立山。
この週末のためにかなり前から前日の金曜日に有給を取っていた。
今年も去年に続き雪が少なく、最後まで滑れるか微妙な状況だったが、室堂周辺はダメでも内蔵助カールや剱沢といった東面ならそこそこ滑れると見込んでいた。
しかも土曜日は晴れということだったので、迷わず前日入りすることに決めた。

久し振りに85リットルザックを引っ張り出して荷造り。
冬山テン泊BC装備は荷物が大きく重いので大変だ。
今回は立山なので仮にテン場が雷鳥沢であったとしても大して苦労はない。

午後発のケーブルカーに乗って室堂まで行き、いつも通り登山届を提出する。
山岳警備隊の方に雪の状況を聞くと、雪はやはり東面が良さそう。
テン場は雷鳥沢ではなく室堂ターミナルの横に移っていた。
その方が移動も楽だしトイレなんかのことを考えても都合が良い。

1日目は天気も悪かったのでテントの中で音楽を聴いたりyoutubeを見たり・・・おかげでパケット制限オーバーになった(笑)
寒かったけど、これも冬山テン泊の醍醐味のひとつ。
温かいおでんを食し、冬用シュラフに包まってぐっすり眠った。

翌朝、テントの外を眺めると期待通り星空が広がっていた。
朝食を採って準備をしたらすぐにスタート!
昨日は吹雪で状況がつかめなかった周囲の山々が徐々に見えてくる。
当初予定していた雷鳥沢は思ったより岩が露出していてダメそう。
ならば、と内蔵助カールに賭けて大走りから直接真砂岳を目指すことにした。

途中自分の前を歩いていた2人のPTに追いついた。
彼らもどうやら行き先を決めかねているらしかったが、どうやら雷鳥沢を目指したようだ。
自分が「真砂岳〜内蔵助を目指します」といったら「頑張りますね〜」と一言いただいたが、まあ一般的にはそんな感覚なのだろう。
せっかく来たからには稜線からの絶景も楽しみたいし、パウダーも滑りたい!
それに普通の山に比べれば標高こそ高いがアプローチで楽させてもらっている分、せめて稜線までは登らないと。

大走りから先は貸し切り状態となった。
それなりにラッセルもあったがスキーを履いていれば大して苦にはならない。
それより大走りの斜面自体も北斜面だけあってかなりのパウダー状態。
途中「内蔵助まで行かずにこのまま滑っちゃいたいな〜」という悪魔のささやきに負けそうになったが強靭な?精神力で真砂岳まで登り詰めた(笑)

稜線に出ると後立山連峰の絶景に加えて内蔵助カールの素晴らしい面ツル斜面が広がっていた。
雪庇が発達しているのでドロップできそうな場所を慎重に探す。
内蔵助山荘方面にドロップできそうな箇所があったので満を持してドロップイン!
少しモナカ気味ではあったが素晴らしいパウダーにファーストシュプールを刻むことができた。

最後は来た道を戻る形で大走りを滑走。
上部こそアイスバーンだったが下部は素晴らしいパウダー斜面だ。
期待していなかった浮遊感までタップリ味わうことが出来て大満足の1日となった。

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コメント

あてましたね
ルートもさすがです。早く滑りたいなぁ〜。

ご飯は新米ですか?普通に新米で炊き立てはおいしいですがさらにうまそう!
2016/11/26 21:17
Re: あてましたね
koueiさん、おはようございます。

やはり雪が少ない時ほど東面、北面ですね。
ただこの時期の立山日帰りだと交通手段の関係上行動時間が短くなるのが難点><
今回は前日休みで泊まれたのでラッキーでした。

ご飯は石川県産のミルキークイーンで今年の新米です。
モチモチでふっくらしててめちゃ美味しかった^^
2016/11/27 5:59
ふふん、当てたわよ!
Sあんちゃんさん、こんばんは。
お邪魔しちゃってるけどぉ…、ちょっと寝てんじゃないわよ。

ふふん、まあいいわ。
今日の余韻に浸って良い夢を見てなさい。
さてさて、今日の富山攻勢はモロBINGO!だったと感心していたけど、なになに?
なんとSanchanさん、アナタはお天気の悪い前日から入っていたとな
ムムム、なんつーことを…。
石川では明け方前までシトシトぴっちゃんだったので今日も撃沈か?なんて思って二度寝しちゃったわ。
再び起きたら今度は星空。
それでもレーダーを見ると石川上空には雨雲が点在し富山には数時間後も掛かる気配がないとの事で私もそちらに向かったわ。
今日の剱立山は綺麗だったね〜。
そしてその美しき立山を見ながら、きっとSanchanさんはいるで!と確信していたわ。
(くっそぉー!、私も立山にすれば良かった…)
さぁさぁ、ご褒美に盗んだお水で炊いたご飯に本場のカレーを御馳走してちょうだいな 。
誰かさんの主食のであるレトルトカレーはアカンで。
2016/11/26 22:37
Re: ふふん、当てたわよ!
ふぁ〜あ、もう朝か・・・あ、ミラーさん、おはようございます。

パウダーの余韻に浸ってぐっすりと熟睡させていただきました。
極寒のテント泊に比べれば自宅のベッドは天国ですね。
そういう当たり前のありがたみを再認識できるのも山登りの醍醐味のひとつだと心得ております。

今回の立山は簡単に予測できたでしょ。
特別にSあんちゃん予測確度トップ3を発表しときますよ、どうせ当てられるので。

1位.4月のアルペンルート部分開通日の翌週末の立山
2位.11月最終週の立山
3位.9月最終週の北部白山

この3つは当てても塩ラーメンおごりませんからね。

ミラーさんも富山だったんですか・・・どこかなー、寝坊して行ったとなると牛岳あたり?中山?うーん、全く予想がつかん。
しかも回答は来週以降か><

「立山玉殿の湧水」ですが、アマゾンで6リットル1,620円で販売してますよ。
3リットルいただいてきたっつーことは810円分元取ったってことですよね。
なんか得した気分になりました
2016/11/27 6:10
こちらは浄土山北峰から
Sanchanが滑り降りてるんじゃないかと大走り方面をガン見してましたが、僕らが一の越へ向かう頃には滑走終了だったんですね。時間的に上と下ですれ違ってるんじゃないかな。それよりもパウダーを食されて何よりです。いい山行でしたね。
我らは雪崩るほどの雪量がないとの判断で浄土山北峰から一の越方向に向かう東面の沢筋を滑りました。雪質は薄層のパウダー、ちょっとクラスト、処によりアイスバーンで、技術が足らなくてスキーコントロールがうまくできず不完全燃焼でしたが、チカさんはスイスイと滑っていました。
滑走は満足のいくものではありませんでしたが、一の越までのハイクアップ、浄土山へのシートラ、空荷での龍王岳登頂と色々楽しめました。
今の板はふかふかパウダーにはいいのですが、それ以外だとコントロールしにくいのでもう一本買おうかなぁ。
2016/11/26 23:57
Re: こちらは浄土山北峰から
レッズさん、おはようございます。

もしかしたら雷鳥沢方面に来るかなーと思っていましたが浄土山でしたか。
日帰りなら時間的にもロケーション的にも浄土山あたりがベストだったかもしれませんね。
この雪不足の中、初滑りができただけでもラッキーじゃないですか?
それに何より降りたての雪を踏みしめながらこの天気の下、立山を歩けたことが最高じゃないですか!

あ、コントロールしにくいのを板のせいにしてる〜
どんな板でもどこでもどんなコンディションでも滑れるようにならないと。(自分にも言い聞かせてます)
2016/11/27 6:16
Re[2]: こちらは浄土山北峰から
Sanchan、技術と体力の不足は道具で補うのよ(笑)
3ターンくらいで腿の前(大腿四頭筋?)がやたら痛くなるんだよねぇ。BC1年目がやはり同じ感じで、2年目の昨シーズンはもうちょっとましだったんだけど滑り方が悪いのかなぁ。
2016/11/27 9:16
Re[3]: こちらは浄土山北峰から
レッズさん、クマさんを見習って基礎スキーやってみませんか。
今更・・・って思うかもしれませんが、スキースクールとか入ってみれば意外と目からウロコ的な発見はあると思いますよ。
2016/11/27 16:13
Re[4]: こちらは浄土山北峰から
そうなのよ、Sanchan。スキースクール、考えていたところです。
御前谷の映像を見ると膝が使えてない。スキー場がオープンしたらとりあえず今の板で行ってみようかと思ってます。
2016/11/28 9:59
Re[5]: こちらは浄土山北峰から
レッズさん、
僕もそうですが、この歳になると癖はなかなか直りません。
1シーズンでひとつ直ればいい方・・・ということで、1回スクール入って指摘されたことを反復練習することをお薦めします。
多分シーズンに回数入っても効果は薄いと思うので。
では、頑張ってください。
2016/11/28 20:43
一緒に滑れなくて残念
さんちゃん、グッドでしたね。
さすがにこの積雪では、関西から行くのは無理でした。
また、簡単そうに書かれてますが、滑降技術、ルート選択ともに、いまのボクの技術では大変難しい状況だったと読みました。スキー板が岩に乗り上げて大転倒している姿が浮かびます  今回、最終立山は残念でしたが、これから雪の条件の良くなっていくなかで、また、プラン、よろしくです
クマ
2016/11/27 10:17
Re: 一緒に滑れなくて残念
クマさん、今回の立山見送りは残念でした。

確かに土曜日日帰りだと室堂周辺のみの滑走となるのでわざわざ関西から遠征してまで・・・って感じになりますね。

今回のルートは確かに簡単だったとは言いませんが、クマさんならいけると思いますよ。
大走り取付の急斜面の登り、大走り上部の氷化斜面の登りがポイントですね。
滑走に関しては普通にアイスバーンの滑走が問題なければ全然いけると思います。(パウダーは大丈夫ですよね?)

雪が少ないとはいえ、せめて去年程度には降ってくれるでしょう。
またタイミングが会えばご一緒しましょう
2016/11/27 16:16
ゲスト
素晴らしい
Sanちゃん、こんにちは。

また素晴らしい写真の数々。特に43枚目がお気に入りです。
土曜はほんと良い天気で、中部山岳の大半が見えましたね。

真砂を頑張って登ってこその日本一幸せ者ですね
2016/11/27 13:27
Re: 素晴らしい
マルイさん、コメントありがとうございます。

いや〜、ほんとに素晴らしい景色でした。
やっぱり雪山の景色は現実離れしていて幻想的ですよね。
当たり前ですが、この目に焼け付けた景色はこれらの写真の数倍も素晴らしいものでした。

ノートレースの大走りの登りはそこそこ厳しいものでしたが、頑張った甲斐がありました^^
これがあるから登山はやめられませんね
2016/11/27 16:20
新雪もふもふ
前日の天気から一変して、青空と新雪そして貸し切りといい条件がそろいましたね
写真見てるとスノーシューでふかふかの雪踏みたくなりました。
11月末の立山はあまり考えてなかったけど、来年から候補に入れようかな
(昨日出番で今日休みだったので逆なら行ってたなぁ・・・)
2016/11/27 13:59
Re: 新雪もふもふ
souさん、こんにちは。

土曜日の天気がこうなることは予想できていましたが、ここまでのパウダーを楽しめるとは想定外でした。
souさん、スノーシューでも全然楽しめますよ!
むしろ雄山へ向かうルート以外はツボ足では厳しい可能性が高いのでスノーシュー向けだと思います。

夏の立山はゴミゴミしたイメージがあってあまり足が向きませんが、積雪期はやっぱりいいですね。
2016/11/27 16:23
やっぱり立山 いい雪だこと
今年の初冬はどこも雪が少なめですが、
立山は場所とタイミングを外さなければいいパウダーがゲット出来ますね。
この日は全国的にいい天気だったようで、どの絵も素晴らしい〜
遠く福島からも立山まで行こうかと考えてましたよ
シーズンも始まりましたね。
今年もいい雪が降りますように〜
2016/11/27 20:12
Re: やっぱり立山 いい雪だこと
tekapoさん、月山初滑りお疲れ様でした。

雪は少ないながらもほぼ貸切状態の月山、さぞかし素晴らしかったことでしょう。
こちら立山も室堂周辺こそ賑わっていましたが、一歩外へ足を踏み出せば静かで雄大な冬のアルプスの世界が広がっていました。
おまけにパウダースノーまでご褒美として付いてくれば言うことなしです。
いきなりのBigdayになりましたね。

今年はしっかり雪が降って欲しいものですね。
2016/11/27 21:25
うわっ('_')
さんちゃん こんばんは

昨日はこんなにもスバラな一日だったなんて・・・
美しすぎて絶句
いやいや本当にキレイな景色
あ〜羨ましいshine
やっぱり冬山はいいな〜
拍手してる方のプロフ写真、雪山続いてますね

来週はどこかな??
気を付けてね
2016/11/27 21:40
Re: うわっ('_')
ぽんちゃん、おはようございます。

初冬の赤岳、おつかれさまでした。
登頂できなく残念だったけど、フカフカパウダーとラッセルの感触を思い出させてもらっただけでよかったのでは?と思ってます。
ほら、八ヶ岳はこれからいつでもいけるしね

それに引きかえ立山は11/30で終了・・・サラリーマンにとっては実質的には昨日が最終日。
そんな中、今年もいい形で締めくくれてよかったと思っています。
もちろんスキーシーズン自体はこれからが本番、出だしは順調といった感じです。

プロフ写真、気付かなかったけど・・・ほんとだ!みんな雪山だらけ。
某ミラー氏を除いては(笑)
それだけみんな雪山が好きだってことだよね^^
ぽんちゃんも阿弥陀南陵とかサクッとやっちゃってるけど雪崩れ事故もあった場所なので気をつけて楽しんでいきましょう!^^
2016/11/28 5:15
快晴の立山
Sanchanさん、こんにちは。
年に1度のお祭り、予感していました(笑)
遅くなりましたが、今回もしっかりとチェックさせてもらいました。
写真を見る限り、まだまだ雪は少なめの感じですが、
いい斜面を当てたんですね。さすがです。
誰もいない斜面、快晴の立山。まったく目に毒です(笑)
ちょっと自分には冬山テン泊BCは無理ですが、
ますます立山へ想いが募ります。
次回、春のレコも楽しみにしています。
お疲れ様でした。
追記:お互い事故怪我には十分気を付けてやっていきましょうね。
2016/11/29 17:37
Re: 快晴の立山
nishiyanさん、こんばんは。

お察しの通り、立山へ行ってまいりました(笑)
そうですね、例年に比べると雪は少ないのですが、ちゃんとルートを選べばガッツリ滑ることも十分可能だということがよくわかりました。
今のところ昨年と同レベルといった感じでしょうか。

nishiyanさんが立山に想いを馳せていただいているように、僕も大雪や十勝といった北海道の山々に憧れを持ち続けています。
機会があればぜひまた訪れたいです。

今日不幸にも立山で雪崩が発生し、一人の方が亡くなられました><
丁度去年nishiyanさんが来られた時に登ったルートの近くです。(一ノ越手前)
明日はわが身ということを十分意識しながら楽しみたいものですね^^
2016/11/29 21:32
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