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Yamareco

記録ID: 102255
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳(赤岳)

2011年03月06日(日) [日帰り]
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GPS
08:08
距離
17.3km
登り
1,424m
下り
1,418m

コースタイム

06:25美濃戸口〜07:09美濃戸山荘07:09〜09:00行者小屋09:23〜10:40文三郎尾根分岐10:40〜11:22赤岳山頂11:35〜12:00地蔵の頭12:00〜12:32行者小屋12:43〜13:03赤岳鉱泉13:03〜13:29堰堤広場13:35〜13:56美濃戸山荘13:56〜14:33美濃戸口
天候 午前:晴れ
午後:晴れ時々曇り
稜線付近は強風(15m〜20mくらい)
過去天気図(気象庁) 2011年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口(500円/日)
06:00過ぎに到着した時にはほぼ満車。
美濃戸口までは、雪なし or 除雪済みのためノーマルタイヤでもOK。
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
美濃戸口、美濃戸

【コース状況】
■登りは行者小屋からアイゼン、ピッケルを装着。下りは堰堤広場でアイゼンを外す。

●美濃戸口〜美濃戸
美濃戸口駐車場06:00時点で気温マイナス8度。
午前中は霜が降りてるため、歩きにくいことはないが、
午後は霜が融けて、氷がむき出しになっているところがあり、
単調な道+疲れで集中力が不足しがちなのですっころばないよう注意が必要かも。

●美濃戸〜行者小屋(南沢)
危険箇所、凍結箇所ともになし。トレースあり。アイゼンなし。

●行者小屋〜文三郎尾根分岐
鉄階段は雪に埋没。
3月とはいえ気温はかなり低かったので、アイゼンの効きはよい。
また、前半の行程は雪質もよくピッケルもしっかり刺さり、
急登を登る際のホールドとしてしっかり機能。
ただし、高度が高くなるほど雪質がパウダーとなり、
分岐手前の長いトラバースはトレースがすぐに吹き飛んでしまうため慎重に歩を進める必要あり。
また、この日は風が強く、舞い上がった雪の粉が全身を打ちつける感じ。

●文三郎尾根分岐〜赤岳山頂
雪はさらにパウダー度を増す。
風も強さを増し、舞い上がった雪で一瞬視界が真っ白になることも。
山頂直下の岩場に周り込むところまではトレースも吹き飛んでいる。
岩場の鎖は使用可能。
ただし1箇所だけ岩が突き出て道幅の狭いトラバース箇所があり、
そこを渡るときは怖いと感じました。

●赤岳〜地蔵の頭
11月に登ったときは雪の付き方がまだ中途半端で、滑りやすく難儀したが、
今回は岩が完全に雪に埋まっていたので下りやすかった。

●地蔵の頭〜行者小屋
地蔵の頭直下に谷をトラバースして尾根に乗らなければならない箇所あり。
ハシゴあり。直下からしばらくは集中が必要。

●行者小屋〜赤岳鉱泉
危険箇所なし。のんびり歩けます。

●赤岳鉱泉〜美濃戸
林道の途中のショートカットできる道は凍っていた。





今回は南沢から。
今回は南沢から。
天気もよい。
南沢での見所1
南沢のでの見所2
行者小屋到着。阿弥陀岳。
行者小屋到着。阿弥陀岳。
稜線付近は雪煙が舞っている。風が強そう。
稜線付近は雪煙が舞っている。風が強そう。
気温が下がっていた分、登りやすかった。
気温が下がっていた分、登りやすかった。
途中で見える横岳・硫黄岳。
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途中で見える横岳・硫黄岳。
そして、こちらはめざす赤岳。
そして、こちらはめざす赤岳。
文三郎尾根分岐手前の長いトラバース気味の道。パウダー。
文三郎尾根分岐手前の長いトラバース気味の道。パウダー。
赤岳山頂。風は強いが天気はどんどんよくなる。
赤岳山頂。風は強いが天気はどんどんよくなる。
富士山方面は霞んでいた。
富士山方面は霞んでいた。
阿弥陀岳。
権現岳と南アルプス。
権現岳と南アルプス。
硫黄岳・天狗岳・編笠山。
硫黄岳・天狗岳・編笠山。
ワイドで横岳〜硫黄岳〜天狗岳〜蓼科山。
ワイドで横岳〜硫黄岳〜天狗岳〜蓼科山。
地蔵ノ頭。強風で雪が舞っている。
地蔵ノ頭。強風で雪が舞っている。
この角度からの赤岳が好き。
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この角度からの赤岳が好き。
地蔵尾根を無事に下る。南沢はタルいので、赤岳鉱泉へ向かう。
地蔵尾根を無事に下る。南沢はタルいので、赤岳鉱泉へ向かう。
赤岳鉱泉。つい写真を撮ってしまう。
赤岳鉱泉。つい写真を撮ってしまう。

感想

●移動性高気圧がなんとか保つかどうかという日曜日。
●厳冬期に日帰りできて、登り甲斐がある山となるとどうしても八ヶ岳方面に足が向いてしまう。この冬は7回目。ホントは先週登る予定だったけど、仕事が終わらず断念。赤岳は11月下旬以来。
●06:00過ぎに美濃戸口に到着。駐車場はほぼ満車。こんなに人が入っているのは初めて。
●行きは南沢から。南沢は何か無駄にダラダラ長くて辛気くさくなってしまう。コース後半の平地で景色が開けるところ以外は見所もないし。あまり相性がよくないのかなぁ。
●行者小屋からは、雪煙舞う稜線が見える。風はかなり強そう。しかし、稜線を歩く人の姿も見えるから大丈夫か。
●たまに耐風姿勢をとる必要があるくらいの風の強さだったけど、高度を上げれば上げるほど雪質がサラサラになっていったので、行者小屋からは、見た目以上に派手に舞い上がっていたのだと思う。
●文三郎尾根分岐から赤岳山頂までは、さらに強さを増すが、吹き上げる風だったので岩場まではラクさせてもらいました。が、山頂直下の岩場で1箇所危険なトラバースがあり、そこは強風も相まって怖かった。
●文三郎尾根を登っている時間は雲がたまに通り過ぎていたが、次第に雲もなくなっていき、山頂で天気のピークも迎えることができた。赤岳鉱泉からの帰り道の林道に入った頃から天気が傾きかけてきたので、良いタイミングだったなぁと。

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コメント

やっぱり赤岳はいいですねえ
danyamaさん、こんばんは。

先週仕事で登れなかった鬱憤をしっかり晴らしたという
感じですね 
やっぱり、赤岳に登ると充実感が違いますよね

文三郎分岐からは26日の土曜日と同じような風の状態
だったのかな?と思いました。吹き上げる風で私も
少し楽したので  氷が沢山飛んできて顔が痛くなかった
ですか?

私も景観は北沢の方が好みです。しかし、順調に高度
を上げて行って、行者小屋に到着し、すぐに尾根に
取り付けるので、赤岳に登るときは南沢からかなあ
とも思ったりします。
2011/3/8 23:03
Re:やっぱり赤岳はいいですねえ
youtaroさん


こんばんは!

赤岳、鬱憤は晴らせたのですが、
ここのところ仕事が忙しくて毎週末山ペースが崩れ、
久々のカッツリで筋肉痛が…(笑)

横岳〜硫黄岳も視野に入れてたのですが、
強風とこの日も夜から仕事のため、あっさり断念してきました(泣)

文三郎分岐からはおっしゃる通りそっくりな状況だったと思います。
「youtaroさんが書かれていたのはこのことか」なんて
吹き上がる風に体を運んでもらいながら考えてました。
飛んでくる雪が痛いのも同じでしたね〜。
ただ若干雪質は違ったかもしれません。
今回はかなりパウダーだったのでyoutaroさんの時よりもマシだったかもです。

3月いっぱいはまだまだ仕事が忙しく、
あと1日行けるかどうかという感じなので、
youtaroさんの記録拝見して楽しませていただきます!
2011/3/9 22:07
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