ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1227910
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

燕温泉〜妙高山〜高谷池〜長助池〜燕温泉 長雨による冒険コース

2017年08月15日(火) 〜 2017年08月16日(水)
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
15:49
距離
21.4km
登り
2,137m
下り
2,135m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:30
休憩
1:01
合計
8:31
5:52
12
燕温泉駐車場
6:04
6:04
12
6:37
6:39
21
7:00
7:10
13
称名滝南南西(雨具装着)
7:23
7:23
4
北地獄谷麻平分岐
7:27
7:28
57
8:25
8:32
24
8:56
8:59
29
八合目風穴
9:58
10:17
9
10:26
10:27
6
10:33
10:37
63
11:40
11:43
50
12:33
12:37
27
13:04
13:06
42
13:48
13:48
35
2日目
山行
6:09
休憩
0:43
合計
6:52
6:33
6:33
29
7:02
7:02
25
7:27
7:30
46
8:16
8:18
30
8:48
9:01
50
9:51
9:59
18
10:17
10:22
69
11:31
11:35
15
大倉沢渡渉点(1回目)
11:50
11:50
22
燕新道合流
12:12
12:13
22
12:35
12:37
3
12:40
12:45
6
妙仙橋
12:51
12:51
5
12:56
長雨による悪路アドベンチャーコース
1日目:歩行距離11km、歩行時間7時間30分、歩行数23,200歩
2日目:歩行距離10.5km、歩行時間6時間10分、歩行数19,400歩
天候 曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
【車でのアプローチ】
「燕温泉」バス停前に車が20台程駐車できます。トイレもあります。早い者勝ちなので、登山客や温泉客の多いシーズンや土日祝日などは駐車が難しいかもしれません。
【電車&バスでのアプローチ】
えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン「関山」駅から、7時43分発から17時30分発まで1〜2時間おきに「燕温泉」行きのバスが出ています。乗車時間は約35分間で料金は500円です。自由乗降が可能なようですが、妙高高原観光バスまで運行時の1時間前までに予約がいるようです。
コース状況/
危険箇所等
 7月からの長雨の影響で全体的にぬかるみ、崩れやすくなっていたり、雨にたたかれた植物が道にかぶさってきて少しわかりにくくなっていたりする所があります。とくに、三ツ峰分岐から大倉分岐<写真81>の間はひどいようで通行止めになっています。黒沢池ヒュッテから燕温泉へは、長助池分岐<写真50>を経由し、燕新道に入って大倉沢渡渉点<写真91>を通過するほかありません。ただし、大倉沢渡渉点周辺は増水しており、我々が渡った時は、水に浸からずに渡渉できるギリギリのタイミングだったかもしれません。流れが速く水が濁って水深がわからないため、沢の中を歩くのはお薦めできません。
 土の道はほとんどぬかるみ、たまにひどいぬかるみ(踏むとグチャッと音を立てて沈み込み、水が染み出してくるレベル)や水たまりがあります。また、石が埋まった上を歩く所や、木道もあります。しかし、下りでも意外に滑りにくく、気を付ければ大丈夫です。水が流れている所や急な所にはロープや鎖があり安全に通行できます。
 惣滝分岐<写真93>では、惣滝方面の道が危険なため通行禁止の表示があります。封鎖はされていないようですが、途中には何年か前にできた大きな崩壊地があり、滝の側までは無理なようです。
 今回は下りが苦手で水や滑って転ぶことを極度に怖がる連れが、いい意味でも悪い意味でもブレーキとなり、ゆっくり比較的安全な山行ができたと思います。長雨による悪路でこの状態なので、普段は心配いらないと思います。

 燕温泉駐車場<写真01>から称名滝<写真14>までは舗装道です。傾斜があり、濡れているとなぜか滑りやすいです。赤倉温泉源湯<写真10>から光明滝<写真11>撮影地点までは急なコンクリート道と石段状の道が並行しており、濡れているときは石段状のほうが安全です。

 称名滝<写真14>から天狗堂<写真22>まではところどころ石が埋まった道です。称名滝の前には正面に向かう踏み跡がありましたが、そちらへは行きませんでした。称名滝から最初の1、2m程は、下りは濡れていると歩き難いと思います。
 四合目北地獄谷麻平分岐<写真15>の前後に幅50〜70cm、水深2,3cmの沢をまたぐところがあります。標高1700m地点で石に書かれた黄色いペンキマークに従い沢からそれました。五合目胸突き八丁<写真21>を過ぎ10分程で、乾いたほうが滑りやすそうなザラついた土のロープ場があり、そこを過ぎるとぬかるみ道が始まりました。

 天狗堂<写真22>から妙高山南峰<写真31>までは、丸太と土の階段状の道や石が埋まった粘土道で、大雨の時は道に水が流れそうです。光善寺池<写真23>周辺はぬかるんでいます。
 九合目の鎖場<写真29>は、急な細道ですがゴツゴツした滑りにくい岩場にきれいなステップと数本のロープがあり、すれ違う人がいなければ一度に2,3人ずつ通れます。鎖が終わると、岩の間の砂地をジグザグに通る歩きやすい道です。

 妙高山南峰<写真31>から黒沢池ヒュッテまでは、ぬかるみがひどくなります。妙高山南峰<写真31>から北峰<写真44>まではあまり濡れていない岩の間の土道です。
 北峰<写真44>を過ぎると石が埋まったぬかるみ道が始まり、石が次第に小さくなると長助池分岐<写真50>です。分岐近くの雪渓<写真52>は小さく、すぐ下を雪解け水?が流れています。幅30cmなので楽にまたげます。ここから一部、ひどいぬかるみや石埋まりがあります。翌日は水たまりもできていました。
 ミヤマダイモンジソウ<写真54>撮影地点周辺は少し崩れかけています。エゾシオガマ<写真56>とオオバミゾホオズキ<写真57>撮影地点の間には、割れた石が上から崩れ落ちてきたようなガレ場があります。細道はしっかりしており、歩くのに支障はありません。石が埋まったロープ場を5か所上ると大倉乗越<写真59>で、ここから黒沢池ヒュッテまでは、たまにステップが切ってあり滑らないものの、ひどいぬかるみが続きます。翌日は水たまりもできていましたが、ステップは健在でした。
 黒沢池ヒュッテ手前の分岐では、三ツ峰方面へ向かう道は封鎖されていなかったように思います。ただし、三ツ峰分岐と大倉分岐<写真81>の間が通行止めなので、燕温泉へ下山する場合は侵入しないよう気を付けなければなりません。

 黒沢池ヒュッテから高谷池ヒュッテまでは、たまに木道や石埋まり、ひどいぬかるみや水たまりがあります。ぬかるみにはステップが切ってある所もあり、下りも滑らずに歩けました。石埋まりの間に水がたまった道を抜け、木道に出ると高谷池ヒュッテです。
 夜の間にかなり雨が降ったのか、翌朝は水たまりやぬかるみがひどくなっていました。水たまりは高谷池ヒュッテすぐの石埋まり道を過ぎても続き、茶臼山から黒沢池ヒュッテの間は、ひどいぬかるみや水たまりでステップも意味がないほどぐちゃぐちゃでした。ただし、緩やかな道でゴツゴツした石なので滑らずにすみ、水たまりもよけて通れました。

 長助池分岐<写真50>から大倉分岐<写真81>までは、石が埋まった所が多めで、沢沿いの崩壊地を迂回する所があります。
 最初は小さめの石が埋まった下り道、途中から沢沿いで幅30〜100cm、水深2cm以下の所を何回かまたぎます。
 標高1970m辺り?で前方がピンク色のテープで通行止めになっており、左折しました。植物が茂っていましたが、少しかき分けてデコボコの砂地を直進し、標高1955m辺りで根曲がり竹(チシマザサ)につかまって崩れやすい斜面を下りました。そこからはたまに石が埋まった道で、ひどいぬかるみと水たまりを過ぎ木道に入るとすぐ長助池<写真58>でした。
 長助池<写真58>を過ぎると、たまに石埋まり、ひどいぬかるみ、水たまり、木道があります。

 大倉分岐<写真81>から大倉沢渡渉点<写真91>までは、石埋まり、ひどいぬかるみ、水たまりに加え、水がちょろちょろ流れている道があります。なぜかこの道の石のみ、凹凸が少なく滑りやすいのですが、気を付ければ大丈夫です。大倉分岐<写真81>では、三ツ峰方面がトラロープで封鎖されていました。
 水たまりのある石埋まり道は、途中からちょろちょろと水が流れており、黄金清水の標識<写真83>を過ぎると石埋まりのぬかるみ道になりました。この道の石は凹凸が少なく、連れが1回滑って転びました。
 標高1500mを過ぎた辺り?から、ザラついた土道のロープ場に水がちょろちょろ流れている所が数か所ありました。この下りはロープを使いました。

 大倉沢渡渉点<写真91>では、増水した流れの速い茶色い沢を3回渡りました。沢に出た所は渡れそうになかったので、右(西)に見えたピンク色のテープのほうへ進みました。木が渡してあるのを見たとたん、普段からは想像できないほど楽天的だった連れがかたまってしまいました。幅は2m、ザックを背負って立ち幅跳びするには微妙な距離でした。幸い、木は平らで全く動かなかったので、ゆっくり歩いて先に対岸に渡り、真ん中で立ち止った連れの手を引っ張って渡らせました。
 沢沿いに転がった岩には所々赤いペンキマークがあり、岩沿いに歩いて植物をかき分けると、道がありました。沢からそれるのかと思いきや、すぐにまた沢に出てしまいました。前方は水深3,4cm程でしたが、対岸のほうが安全と判断し、2回目の渡渉をしました。対岸にはトラロープがぶら下がっていたように思います。今度は幅1.5mで、水面から5cm程出た石の上に足を乗せ、渡りました。
 少し経つと沢沿いはまた進めなくなり、3回目の渡渉となりました。今度も幅1.5m、やはり水面から5cm程の高さの石の上を渡りました。そろそろ沢からそれなければと思い、渡渉前に見えていたピンク色のテープを探して右(西)に行こうとしましたが、そこまで歩けそうにありませんでした。引き返し、3回目の渡渉点の目の前の植物をかき分けてみると、踏み跡があったので、木の根をつかんで斜面をよじ登りました。すぐにきれいな細道が現れ、登山道に合流したことがわかりました。おそらく、標高1365m辺り、GPSログが小さく南北に乱れている所が合流点だろうと思います。
 通常は沢沿いを東に進み、1回渡ると岩に書かれた赤いペンキマークやピンク色のテープを頼りにすんなり沢からそれた登山道に入れるようです。

 大倉沢渡渉点<写真91>を過ぎると、燕温泉駐車場<写真01>まではたまに石埋まり、ひどいぬかるみ、水たまり、木道があるものの、安全な道でした。
 惣滝分岐<写真93>では、惣滝方面の道が危険なため通行禁止になっています。ここからしばらく石が転がったり埋まったりした道で、温泉らしき水がちょろちょろ流れていました。歩いている間に靴底の泥も落ち、妙仙橋<写真95>からの眺めを楽しみ、ほとんど濡れていない砂地からアスファルト道に出て駐車場<写真01>に戻りました。
その他周辺情報 【燕温泉】
妙高山の登山口にあります。白い濁り湯が特徴です。温泉街から歩いて15分ほどの渓谷沿いに造られた「河原の湯」と、秋になると一面黄金色の葉が舞い落ちることから名付けられた「黄金の湯」と呼ばれる露天風呂もあります。
【関温泉】
燕温泉からバスで5分程下った所にあります。戦国時代の名将・上杉謙信も戦の疲れを癒やすために、通ったといわれています。源泉掛け流しの湯は加水、加温、塩素消毒は一切していないそうです。
01燕温泉駐車場
バス停の終点「燕温泉」付近が一般駐車場になっており、ここから先に温泉宿がいくつかあります。登山だけでなく、露天風呂入浴目当てで来る人が多く、駐車場はたいてい満車です。
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01燕温泉駐車場
バス停の終点「燕温泉」付近が一般駐車場になっており、ここから先に温泉宿がいくつかあります。登山だけでなく、露天風呂入浴目当てで来る人が多く、駐車場はたいてい満車です。
02滝と燕温泉「花文」
駐車場すぐ近くに温泉宿の「花文」があります。花文の前を流れる滝は温泉です。動画も撮りました。初日はここに宿泊しました。宿泊客は下山後も無料で入浴できます(^◇^)
02滝と燕温泉「花文」
駐車場すぐ近くに温泉宿の「花文」があります。花文の前を流れる滝は温泉です。動画も撮りました。初日はここに宿泊しました。宿泊客は下山後も無料で入浴できます(^◇^)
03燕登山道&燕新道分岐
温泉街を過ぎた所で最初の分岐が出てきます。火打山方面に向かう場合は右の燕新道、妙高山方面に向かう場合は左の燕登山道を進みます。
03燕登山道&燕新道分岐
温泉街を過ぎた所で最初の分岐が出てきます。火打山方面に向かう場合は右の燕新道、妙高山方面に向かう場合は左の燕登山道を進みます。
04燕温泉薬師堂
分岐<写真03>から妙高山方面に進むと、すぐに薬師堂が出てきます。内部には薬師如来が祀られています。登山道入り口にあるため、登山の安全祈願に立ち寄る人も多そうです。
04燕温泉薬師堂
分岐<写真03>から妙高山方面に進むと、すぐに薬師堂が出てきます。内部には薬師如来が祀られています。登山道入り口にあるため、登山の安全祈願に立ち寄る人も多そうです。
05イワガラミ
薬師堂<写真04>の横にイワガラミが生育していました。ツルアジサイに似ていますが、装飾花が1枚ずつです。枝から気根を生じ、文字通り、大きな木に絡まりながら育っていました。
05イワガラミ
薬師堂<写真04>の横にイワガラミが生育していました。ツルアジサイに似ていますが、装飾花が1枚ずつです。枝から気根を生じ、文字通り、大きな木に絡まりながら育っていました。
06黄金の湯
駐車場から徒歩10分少々で「黄金の湯」に着きます。自然の中の野趣豊かな野天風呂温泉で入浴料は無料です。火打山コースには「河原の湯」があります。
06黄金の湯
駐車場から徒歩10分少々で「黄金の湯」に着きます。自然の中の野趣豊かな野天風呂温泉で入浴料は無料です。火打山コースには「河原の湯」があります。
07妙高山登山道入口
標高1,260mの地点に「妙高山登山道入口」という標識が出てきました。濡れてなぜか少し滑りやすい舗装道路がまだしばらく続きます。
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07妙高山登山道入口
標高1,260mの地点に「妙高山登山道入口」という標識が出てきました。濡れてなぜか少し滑りやすい舗装道路がまだしばらく続きます。
08妙高山系北方面景観
標高1,300m付近から北方面を望むと、神奈山(かんなさん)が見えました。ここから先はガスに覆われ、景観を楽しむことができませんでした。
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08妙高山系北方面景観
標高1,300m付近から北方面を望むと、神奈山(かんなさん)が見えました。ここから先はガスに覆われ、景観を楽しむことができませんでした。
09キツリフネ
ツリフネソウに似た黄色い花がぶら下がって咲きます。花は雨で傷んでいました。ここだけでした。
09キツリフネ
ツリフネソウに似た黄色い花がぶら下がって咲きます。花は雨で傷んでいました。ここだけでした。
10赤倉温泉源湯
標高1400m近くまで上ってくると、赤倉温泉源湯の碑が出てきました。赤倉温泉は江戸時代文化13年(1816年)に開湯し、日本で唯一の藩営温泉として、今年開湯200周年を迎えたそうです。コップがあったので、ここでおいしい温泉水を飲みました。温かくはありませんでした。
10赤倉温泉源湯
標高1400m近くまで上ってくると、赤倉温泉源湯の碑が出てきました。赤倉温泉は江戸時代文化13年(1816年)に開湯し、日本で唯一の藩営温泉として、今年開湯200周年を迎えたそうです。コップがあったので、ここでおいしい温泉水を飲みました。温かくはありませんでした。
11光明滝
標高1,430m地点で光明滝がかろうじて見えました。ガスが多く、幻想的でした。このすぐ上にある称名滝はガスって見えませんでした。
11光明滝
標高1,430m地点で光明滝がかろうじて見えました。ガスが多く、幻想的でした。このすぐ上にある称名滝はガスって見えませんでした。
12温泉沢
イオウ臭がずっとするので、沢に下りてみると、温泉水が流れていました。岩盤も白くなっています。動画も撮りました。
12温泉沢
イオウ臭がずっとするので、沢に下りてみると、温泉水が流れていました。岩盤も白くなっています。動画も撮りました。
13光明滝上部
北地獄谷と呼ばれるだけあって、赤茶色の岩盤に白濁した水が流れています。長雨で水量が増しているのか、見応えがありました。
13光明滝上部
北地獄谷と呼ばれるだけあって、赤茶色の岩盤に白濁した水が流れています。長雨で水量が増しているのか、見応えがありました。
14称名滝
標高1,500mの称名滝の滝下には温泉が湧き出しており、晴天で時間があれば、石で湯を囲い温泉に浸かりながら称名滝を眺めたいものです。足元は光明滝<写真11>の上部です。動画も撮りました。
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14称名滝
標高1,500mの称名滝の滝下には温泉が湧き出しており、晴天で時間があれば、石で湯を囲い温泉に浸かりながら称名滝を眺めたいものです。足元は光明滝<写真11>の上部です。動画も撮りました。
15四合目北地獄谷麻平分岐
標高1,580m地点で麻平(あさだいら)から登るコースと合流しました。地形図ではここより20m高い湯道分岐<写真16>が分岐となっていますが、実際の分岐はこちらです。
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15四合目北地獄谷麻平分岐
標高1,580m地点で麻平(あさだいら)から登るコースと合流しました。地形図ではここより20m高い湯道分岐<写真16>が分岐となっていますが、実際の分岐はこちらです。
16湯道分岐
地形図によると、この標高1,590m地点が分岐となっていましたが、実際にはここは分岐ではなく、単なる通過点です。
16湯道分岐
地形図によると、この標高1,590m地点が分岐となっていましたが、実際にはここは分岐ではなく、単なる通過点です。
17タマガワホトトギス
ヤマホトトギスの黄色バージョンといったところでしょうか。ここだけでしたが、しばらく花が楽しめそうです。
17タマガワホトトギス
ヤマホトトギスの黄色バージョンといったところでしょうか。ここだけでしたが、しばらく花が楽しめそうです。
18モミジカラマツ
カラマツソウの仲間の花はみんなよく似ていますが、これは葉が浅く裂けているのでわかりやすいです。今回の山行で一番多く見られた花で、何か所かのモミジカラマツロードは、悪天候で景色が楽しめないストレスを和らげてくれました。
18モミジカラマツ
カラマツソウの仲間の花はみんなよく似ていますが、これは葉が浅く裂けているのでわかりやすいです。今回の山行で一番多く見られた花で、何か所かのモミジカラマツロードは、悪天候で景色が楽しめないストレスを和らげてくれました。
19ヤグルマソウ
輪生する5枚の葉が鯉のぼりの矢車に似ています。数は少ないのですが、ちょうど見頃でした。
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19ヤグルマソウ
輪生する5枚の葉が鯉のぼりの矢車に似ています。数は少ないのですが、ちょうど見頃でした。
20胸突き八丁
「ここは標高1,800m 胸突き八丁」と書かれていましたが、実際には標高が1,730mぐらいです。いったいどういうことでしょう?
20胸突き八丁
「ここは標高1,800m 胸突き八丁」と書かれていましたが、実際には標高が1,730mぐらいです。いったいどういうことでしょう?
21五合目胸突き八丁
<写真20>のポイントからさらに上り、標高1,810m辺りまで来ると、再び「胸突き八丁」のプレートが出てきました。思ったほどきつくありませんが、五合目なのでまだ半分((+_+))
21五合目胸突き八丁
<写真20>のポイントからさらに上り、標高1,810m辺りまで来ると、再び「胸突き八丁」のプレートが出てきました。思ったほどきつくありませんが、五合目なのでまだ半分((+_+))
22六合目天狗堂
標高1,930mの天狗堂です。傾斜も緩やかです。赤倉登山道との合流点(分岐点)でもあります。小さな祠は、山や修験者を守ってくれる天狗を祀ったものでしょうか。
22六合目天狗堂
標高1,930mの天狗堂です。傾斜も緩やかです。赤倉登山道との合流点(分岐点)でもあります。小さな祠は、山や修験者を守ってくれる天狗を祀ったものでしょうか。
23光善寺池?
標高1,980mを越えた辺りに、池が出てきました。地形図とは高度差100m近くずれている気がします。もしかして、ガスっていたので幻!?ちなみに、ヤマプラの地図ではこの辺りが光善寺池になっています。
23光善寺池?
標高1,980mを越えた辺りに、池が出てきました。地形図とは高度差100m近くずれている気がします。もしかして、ガスっていたので幻!?ちなみに、ヤマプラの地図ではこの辺りが光善寺池になっています。
24ヤマハハコ
花弁のように見える白い部分は総苞片で、実際の花は中央の黄色い部分です。背後の黄色い花はミヤマアキノキリンソウでしょうか。
24ヤマハハコ
花弁のように見える白い部分は総苞片で、実際の花は中央の黄色い部分です。背後の黄色い花はミヤマアキノキリンソウでしょうか。
25八合目風穴
標高2,090mに風穴(かざあな)が出てきました。その名の通り少し涼しい風が吹き出してきます。近づいてみると…<写真26、27>へ
25八合目風穴
標高2,090mに風穴(かざあな)が出てきました。その名の通り少し涼しい風が吹き出してきます。近づいてみると…<写真26、27>へ
26風穴右側
向かって右側の風穴です。自然のクーラーです。
26風穴右側
向かって右側の風穴です。自然のクーラーです。
27風穴左側
向かって左側の風穴です。なにか未知の生物が出てこないか期待しましたが、何もいませんでした。
27風穴左側
向かって左側の風穴です。なにか未知の生物が出てこないか期待しましたが、何もいませんでした。
28ミヤマホツツジ
ホツツジに似ていますが、めしべが上に向かって曲がります。咲き始めでした。
28ミヤマホツツジ
ホツツジに似ていますが、めしべが上に向かって曲がります。咲き始めでした。
29九合目鎖場
妙高山ピークまでいよいよ終盤に入りました。妙高山の頂上周辺は地形図で見てもわかるように、岩に満ちています。この岩盤は急ですが、そんなにハードな登りではありません。下りが苦手な連れが、後ろ向きでロープをつかめば楽に下りられそうと言っていました。動画も撮りました。
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29九合目鎖場
妙高山ピークまでいよいよ終盤に入りました。妙高山の頂上周辺は地形図で見てもわかるように、岩に満ちています。この岩盤は急ですが、そんなにハードな登りではありません。下りが苦手な連れが、後ろ向きでロープをつかめば楽に下りられそうと言っていました。動画も撮りました。
30鎖場上部の岩場
鎖場を越えても岩場は続きます。この辺りから妙高山特有のロックワールドに突入です。手を使わなくても歩けます。動画も撮りました。
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30鎖場上部の岩場
鎖場を越えても岩場は続きます。この辺りから妙高山特有のロックワールドに突入です。手を使わなくても歩けます。動画も撮りました。
31妙高山最高峰(南峰)
標高2,454mの妙高山最高峰(南峰)です。ここが妙高山の標高を示すポイントです。北信五岳(妙高、斑尾、黒姫 、戸隠、飯縄)の一つであり、その中では最高峰です。中央には将軍地蔵が祀られています。
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31妙高山最高峰(南峰)
標高2,454mの妙高山最高峰(南峰)です。ここが妙高山の標高を示すポイントです。北信五岳(妙高、斑尾、黒姫 、戸隠、飯縄)の一つであり、その中では最高峰です。中央には将軍地蔵が祀られています。
32ベニヒカゲ♂
岩の上に腰掛けて休んでいると、近くに飛んできました。代表的な高山蝶で、クモマベニヒカゲとは違い翅に白い縁取りがありません。この個体は蛇の目模様に白い部分がないのでオスです。ここでお会いした方に勧められ、このときはまだ火打山に登る気満々でした。
32ベニヒカゲ♂
岩の上に腰掛けて休んでいると、近くに飛んできました。代表的な高山蝶で、クモマベニヒカゲとは違い翅に白い縁取りがありません。この個体は蛇の目模様に白い部分がないのでオスです。ここでお会いした方に勧められ、このときはまだ火打山に登る気満々でした。
33妙高山南峰北の岩場
妙高山の頂上付近は安山岩や玄武岩の巨石に満ちています。挟まった感じがおもしろかったです。
33妙高山南峰北の岩場
妙高山の頂上付近は安山岩や玄武岩の巨石に満ちています。挟まった感じがおもしろかったです。
34恵信尼公と小黒女房の
         慰霊碑
親鸞の妻である恵信尼(えしんに)の死後、下男の藤四郎が、彼女を弔うため、彼女が毎日仰いでいた妙高山に行くことを思いつきました。彼女の娘で先に亡くなっていた小黒女房(おぐろのにょうぼう)が、臨終の際に山を見たいと言ったことも思い出され、やはりここがよかろうと文永9年(1272年)秋に小黒女房の位牌を持って妙高山に向かったそうです。
34恵信尼公と小黒女房の
         慰霊碑
親鸞の妻である恵信尼(えしんに)の死後、下男の藤四郎が、彼女を弔うため、彼女が毎日仰いでいた妙高山に行くことを思いつきました。彼女の娘で先に亡くなっていた小黒女房(おぐろのにょうぼう)が、臨終の際に山を見たいと言ったことも思い出され、やはりここがよかろうと文永9年(1272年)秋に小黒女房の位牌を持って妙高山に向かったそうです。
35のぞき岩
晴れていたら、ここから絶景が見えていたはずですが…でも、この状態で崩れずバランスを保っている岩の観賞も楽しかったです。
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35のぞき岩
晴れていたら、ここから絶景が見えていたはずですが…でも、この状態で崩れずバランスを保っている岩の観賞も楽しかったです。
36のぞき岩2
岩(イワ)ンダーランドがまだまだ続きます。
36のぞき岩2
岩(イワ)ンダーランドがまだまだ続きます。
37タテヤマアザミ
   &トラマルハナバチ
タテヤマアザミは葉の切れ込みがあまりなく、花は横長に見えます。妙高山でよく見られるアザミです。トラマルハナバチが蜜を吸いに来ていました。振り返ると、プチ「タテヤマアザミロード」でした。
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37タテヤマアザミ
   &トラマルハナバチ
タテヤマアザミは葉の切れ込みがあまりなく、花は横長に見えます。妙高山でよく見られるアザミです。トラマルハナバチが蜜を吸いに来ていました。振り返ると、プチ「タテヤマアザミロード」でした。
38ミヤマアキノキリンソウ
アキノキリンソウに似ていますが、花が先端にかたまってつくのでボリュームがあります。これも今回の山行でよく見かけました。
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38ミヤマアキノキリンソウ
アキノキリンソウに似ていますが、花が先端にかたまってつくのでボリュームがあります。これも今回の山行でよく見かけました。
39人面岩?
人の横顔?ガスっていたからこそ、岩のディテールに注目し、それが人面に見えたりもします。芸術鑑賞をしているようで、テンションは上がります。
39人面岩?
人の横顔?ガスっていたからこそ、岩のディテールに注目し、それが人面に見えたりもします。芸術鑑賞をしているようで、テンションは上がります。
40日本岩
周辺の岩の中でもっとも存在感がありました。マッターホルン岩と呼びたいです。動画も撮りました。
40日本岩
周辺の岩の中でもっとも存在感がありました。マッターホルン岩と呼びたいです。動画も撮りました。
41ミョウコウトリカブト?
葉の切れ込み具合がミヤマトリカブトに似ていました。ミョウコウトリカブトはミヤマトリカブトの変種で、めしべやおしべに毛がありますが、そこまで確認できませんでした。
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41ミョウコウトリカブト?
葉の切れ込み具合がミヤマトリカブトに似ていました。ミョウコウトリカブトはミヤマトリカブトの変種で、めしべやおしべに毛がありますが、そこまで確認できませんでした。
42キオン&
  ミョウコウトリカブト?
キオンは、鋸歯のある細めのきれいに整った形の葉に注目すると見分けやすいです。周辺は黄色と紫のミニ花畑でした。
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42キオン&
  ミョウコウトリカブト?
キオンは、鋸歯のある細めのきれいに整った形の葉に注目すると見分けやすいです。周辺は黄色と紫のミニ花畑でした。
43ヨツバシオガマ
上から見ると葉が四枚、十字についています。花数は少なかったです。この後、たくさん咲いている所が何か所かありました。
43ヨツバシオガマ
上から見ると葉が四枚、十字についています。花数は少なかったです。この後、たくさん咲いている所が何か所かありました。
44妙高山北峰&三角点
妙高山の三角点は標高2,445.8mの北峰にあります。頂上におられた関西人らしい方から祠<写真46>の場所を教えていただきました。道の入口は植物が茂って少し見えにくかったので助かりました。
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44妙高山北峰&三角点
妙高山の三角点は標高2,445.8mの北峰にあります。頂上におられた関西人らしい方から祠<写真46>の場所を教えていただきました。道の入口は植物が茂って少し見えにくかったので助かりました。
45妙高山北峰西側の岩場
結局、展望はまったく効きませんでしたが、妙高山頂上付近のロックショーは十分楽しめました。
45妙高山北峰西側の岩場
結局、展望はまったく効きませんでしたが、妙高山頂上付近のロックショーは十分楽しめました。
46妙高大神の祠
妙高大神の詳細はよくわかりませんでしたが、妙高山中に残る修験道と何か関係があるのでしょうか?祠の右奥に何か光るものが見えたので、中に入ってみると…<写真47>へ
46妙高大神の祠
妙高大神の詳細はよくわかりませんでしたが、妙高山中に残る修験道と何か関係があるのでしょうか?祠の右奥に何か光るものが見えたので、中に入ってみると…<写真47>へ
47ヒカリゴケ
祠の横でヒカリゴケが生育していました。暗い所ではこのように黄緑色に光ります。1科1属1種の原始的かつ貴重なコケ植物です。天然記念物級なので、何か保護策を考える必要がありそうです。
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47ヒカリゴケ
祠の横でヒカリゴケが生育していました。暗い所ではこのように黄緑色に光ります。1科1属1種の原始的かつ貴重なコケ植物です。天然記念物級なので、何か保護策を考える必要がありそうです。
48ホソバヒメシャジン
ヒメシャジンよりも明らかに葉が細く、萼にはまばらに鋸歯があります。
48ホソバヒメシャジン
ヒメシャジンよりも明らかに葉が細く、萼にはまばらに鋸歯があります。
49ホソバミヤマシャジン
ホソバヒメシャジン<写真48>にとてもよく似ていますが、萼にはギザギザが全くなさそうだったので、ホソバミヤマシャジンとしました。群生していたので動画も撮りました。
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49ホソバミヤマシャジン
ホソバヒメシャジン<写真48>にとてもよく似ていますが、萼にはギザギザが全くなさそうだったので、ホソバミヤマシャジンとしました。群生していたので動画も撮りました。
50長助池分岐
ここから黒沢池ヒュッテまではぬかるみが多く、少し崩壊した道もあるので、コースタイム以上に時間がかかります。地形図ではフラットに見える道も部分々で段差のある箇所がたくさんあります。
50長助池分岐
ここから黒沢池ヒュッテまではぬかるみが多く、少し崩壊した道もあるので、コースタイム以上に時間がかかります。地形図ではフラットに見える道も部分々で段差のある箇所がたくさんあります。
51ミヤマツボスミレ
ツボスミレ(ニョイスミレ)の高山型です。この周辺にだけ少し花が残っていました。
51ミヤマツボスミレ
ツボスミレ(ニョイスミレ)の高山型です。この周辺にだけ少し花が残っていました。
52長助池分岐近くの雪渓
長助池分岐<写真50>から少し進んだ谷筋に雪渓が出てきました。このすぐ下を流れる水を飲むと冷たくておいしかったです。動画も撮りました。
52長助池分岐近くの雪渓
長助池分岐<写真50>から少し進んだ谷筋に雪渓が出てきました。このすぐ下を流れる水を飲むと冷たくておいしかったです。動画も撮りました。
53雪渓&大倉山&長助池
北北東方面に標高2,171mの大倉山が見えました。大倉山の麓(写真中央右端)には長助池<写真74>が見えています。
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53雪渓&大倉山&長助池
北北東方面に標高2,171mの大倉山が見えました。大倉山の麓(写真中央右端)には長助池<写真74>が見えています。
54ミヤマダイモンジソウ
花の形が「大」の字に似ています。おしべの葯はオレンジ色です。ここだけでした。
54ミヤマダイモンジソウ
花の形が「大」の字に似ています。おしべの葯はオレンジ色です。ここだけでした。
55ヤマホタルブクロ
ホタルブクロとは違い、萼に反り返った部分がありません。東日本にはピンク色の花が多いそうですが、今回見たのはすべて白花でした。
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55ヤマホタルブクロ
ホタルブクロとは違い、萼に反り返った部分がありません。東日本にはピンク色の花が多いそうですが、今回見たのはすべて白花でした。
56エゾシオガマ
花色が白っぽいクリーム色で葉が切れ込んでいないのですぐにわかります。この周辺にかたまっていました。
56エゾシオガマ
花色が白っぽいクリーム色で葉が切れ込んでいないのですぐにわかります。この周辺にかたまっていました。
57オオバミゾホオズキ
花は2cm程と、ミゾホオズキよりも明らかに大きいです。少し足場が悪い所にたくさん咲いていました。
57オオバミゾホオズキ
花は2cm程と、ミゾホオズキよりも明らかに大きいです。少し足場が悪い所にたくさん咲いていました。
58長助池
東北東方向に長助池が一望できました。三ツ峰分岐から大倉分岐<写真81>までが通行止めとなっているので、帰路でこの池を通ることにしました。
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58長助池
東北東方向に長助池が一望できました。三ツ峰分岐から大倉分岐<写真81>までが通行止めとなっているので、帰路でこの池を通ることにしました。
59大倉乗越
大倉乗越は妙高山の外輪山(三田原山から大倉山)の尾根と交わるポイントです。ここから先は恐怖の?ぬかるみ下りコースが続きます。滑りませんが、ゆっくりとしか歩けないのでうんざりしました。
59大倉乗越
大倉乗越は妙高山の外輪山(三田原山から大倉山)の尾根と交わるポイントです。ここから先は恐怖の?ぬかるみ下りコースが続きます。滑りませんが、ゆっくりとしか歩けないのでうんざりしました。
60ベニバナイチゴの実
キイチゴの仲間で、濃い赤みを帯びたピンク色の花を咲かせます。実は酸っぱいものの、食べられないほどではないそうです。
60ベニバナイチゴの実
キイチゴの仲間で、濃い赤みを帯びたピンク色の花を咲かせます。実は酸っぱいものの、食べられないほどではないそうです。
61サンカヨウの実
これもよく見かけました。特にこの周辺にたくさんありました。熟すと甘いそうです。
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61サンカヨウの実
これもよく見かけました。特にこの周辺にたくさんありました。熟すと甘いそうです。
62黒沢池ヒュッテ近く
        ワタスゲ
ワタスゲは初夏の風物詩として有名ですが、妙高山域の標高2,000m前後の湿地では8月中旬でも見頃です。白い綿帽子のような綿毛がゆらゆら揺れるさまに癒されます。動画も撮りました。
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62黒沢池ヒュッテ近く
        ワタスゲ
ワタスゲは初夏の風物詩として有名ですが、妙高山域の標高2,000m前後の湿地では8月中旬でも見頃です。白い綿帽子のような綿毛がゆらゆら揺れるさまに癒されます。動画も撮りました。
63クルマユリ
葉が輪生するので見分けやすいです。この木道沿いに数株ありました。
63クルマユリ
葉が輪生するので見分けやすいです。この木道沿いに数株ありました。
64イワイチョウ
花はほとんど終わっていました。ハート形にくるりと巻いた葉が特徴です。場所は忘れましたが、湿地にびっしり生えている所がありました。
64イワイチョウ
花はほとんど終わっていました。ハート形にくるりと巻いた葉が特徴です。場所は忘れましたが、湿地にびっしり生えている所がありました。
65黒沢池ヒュッテ&雪渓
黒沢池ヒュッテを越えて少し登ってから振り返って見ると、小さな池と雪渓、黒沢池ヒュッテ、そして背後には妙高山の外輪山標高2,170m峰が見えました。
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65黒沢池ヒュッテ&雪渓
黒沢池ヒュッテを越えて少し登ってから振り返って見ると、小さな池と雪渓、黒沢池ヒュッテ、そして背後には妙高山の外輪山標高2,170m峰が見えました。
66ウソ♀見返り美人
前方1mの地面にいました。頬が赤くないのでメスです。何を思ったのか、我々の方を頻繁に振り返り、茶臼山に向かって先導してくれます。動画を撮りながら歩いているうちに、足元15cmまで近づいてしまいました。このペースだと、高谷池ヒュッテのチェックイン時間に間に合わないので、追い越すと後方の木の枝からまだこちらをのぞき込んでいました。シャリバテしていた連れは、ウソぴょんパワーで復活しました。
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66ウソ♀見返り美人
前方1mの地面にいました。頬が赤くないのでメスです。何を思ったのか、我々の方を頻繁に振り返り、茶臼山に向かって先導してくれます。動画を撮りながら歩いているうちに、足元15cmまで近づいてしまいました。このペースだと、高谷池ヒュッテのチェックイン時間に間に合わないので、追い越すと後方の木の枝からまだこちらをのぞき込んでいました。シャリバテしていた連れは、ウソぴょんパワーで復活しました。
67茶臼山
黒沢池や火打山、妙高山を望むビュースポットらしいのですが、尾根の途中の一部にしか見えません。もちろん悪天のために何も見えませんでした。周辺は樹木が茂り、天気がよくても展望が効かないような気がしますが・・・
67茶臼山
黒沢池や火打山、妙高山を望むビュースポットらしいのですが、尾根の途中の一部にしか見えません。もちろん悪天のために何も見えませんでした。周辺は樹木が茂り、天気がよくても展望が効かないような気がしますが・・・
68コウメバチソウ
5本のおしべの付け根から出ている仮おしべがそれぞれ7〜11本ずつあります。ウメバチソウはもっと多いです。
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68コウメバチソウ
5本のおしべの付け根から出ている仮おしべがそれぞれ7〜11本ずつあります。ウメバチソウはもっと多いです。
69フナシクルマユリ
葉はクルマユリそっくりなのですが、花びらに斑点がなく、反り返っていないのが気になりました。フナシクルマユリ(斑なし車百合)の咲き始めでした。この1株だけでした。
69フナシクルマユリ
葉はクルマユリそっくりなのですが、花びらに斑点がなく、反り返っていないのが気になりました。フナシクルマユリ(斑なし車百合)の咲き始めでした。この1株だけでした。
70ウサギギク
葉の形がウサギの耳に似ているというのが名前の由来だそうです。黄色い花は直径3〜5cmもあるので目立ちます。この周辺だけでした。
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70ウサギギク
葉の形がウサギの耳に似ているというのが名前の由来だそうです。黄色い花は直径3〜5cmもあるので目立ちます。この周辺だけでした。
71高谷池
アメリカのCNNが「日本の最も美しい場所31選」の一つに選んだ高谷(こうや)池も悪天候のため、平凡な湿地帯にしか見えませんでした。モミジカラマツ<写真18>がよく咲いていました。
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71高谷池
アメリカのCNNが「日本の最も美しい場所31選」の一つに選んだ高谷(こうや)池も悪天候のため、平凡な湿地帯にしか見えませんでした。モミジカラマツ<写真18>がよく咲いていました。
72ミヤマヤナギ
種ができ、ふわふわの綿毛にくるまれていました。この周辺にだけ群生していました。いったん高谷池ヒュッテにチェックインし、雨具を干してから少し周辺を歩いてみましたが、小雨が降り始めたのですぐに引き返しました。
72ミヤマヤナギ
種ができ、ふわふわの綿毛にくるまれていました。この周辺にだけ群生していました。いったん高谷池ヒュッテにチェックインし、雨具を干してから少し周辺を歩いてみましたが、小雨が降り始めたのですぐに引き返しました。
73ゴジラ岩?
前日も見ましたが、写真は撮りませんでした。怪獣チックな岩で、見るアングルによっていろいろなものに見えます。
73ゴジラ岩?
前日も見ましたが、写真は撮りませんでした。怪獣チックな岩で、見るアングルによっていろいろなものに見えます。
74長助池
長助池は妙高山と外輪山の大倉山の間にある池です。標高1,940mの高地にあるので、ワタスゲが群生していました。
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74長助池
長助池は妙高山と外輪山の大倉山の間にある池です。標高1,940mの高地にあるので、ワタスゲが群生していました。
75長助池&雪渓
さすがに豪雪地帯です。標高2,000m以下で8月中旬でも雪渓が見られます。動画も撮りました。
75長助池&雪渓
さすがに豪雪地帯です。標高2,000m以下で8月中旬でも雪渓が見られます。動画も撮りました。
76イワショウブ
細い葉がショウブに似ています。この周辺にだけ咲いていました。
76イワショウブ
細い葉がショウブに似ています。この周辺にだけ咲いていました。
77芝沢
長助池<写真74>から800m進んだところにありました。沢という名前がついていますが、水は流れておらず、芝のような細い葉の植物に被われていました。植物と石とのコラボにより、芝沢と呼ばれているのでしょう。ここにはぬかるみもなく不思議な空間でした。
77芝沢
長助池<写真74>から800m進んだところにありました。沢という名前がついていますが、水は流れておらず、芝のような細い葉の植物に被われていました。植物と石とのコラボにより、芝沢と呼ばれているのでしょう。ここにはぬかるみもなく不思議な空間でした。
78アキアカネ
まだ2〜3週間は避暑地として、標高1,500m前後に留まっているのでしょう。動画も撮りました。
78アキアカネ
まだ2〜3週間は避暑地として、標高1,500m前後に留まっているのでしょう。動画も撮りました。
79ネバリノギラン
花はこれ以上開きません。最初はつぼみかと思いました。この周辺にだけ数株ありました。
79ネバリノギラン
花はこれ以上開きません。最初はつぼみかと思いました。この周辺にだけ数株ありました。
80ミズバショウの実
沢沿いの木道を歩いていると、ミズバショウの群生地がありました。さすがにもう花は終わり、葉が60〜70cmに生長し実ができかけていました。すぐ南を流れるせせらぎを動画に撮りました。
80ミズバショウの実
沢沿いの木道を歩いていると、ミズバショウの群生地がありました。さすがにもう花は終わり、葉が60〜70cmに生長し実ができかけていました。すぐ南を流れるせせらぎを動画に撮りました。
81大倉分岐
近くに大倉池があるはずですが、道からは見えません。この分岐の北方面の三ツ峰に続く道は7月から断続的に続く雨で道が崩壊したため、トラロープが設置され通行止めになっていました。ベンチの真ん中にテンの糞がありました。うちの庭のより少し大きめでした。
81大倉分岐
近くに大倉池があるはずですが、道からは見えません。この分岐の北方面の三ツ峰に続く道は7月から断続的に続く雨で道が崩壊したため、トラロープが設置され通行止めになっていました。ベンチの真ん中にテンの糞がありました。うちの庭のより少し大きめでした。
82黄金清水小滝
とてもきれいな水が流れる小滝が出てきたので、水を飲みました。冷たくておいしい水でした。このときは、これが黄金清水だと気づきませんでした。
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82黄金清水小滝
とてもきれいな水が流れる小滝が出てきたので、水を飲みました。冷たくておいしい水でした。このときは、これが黄金清水だと気づきませんでした。
83黄金清水
<写真82>の少し先に「黄金清水」という標識がありました。名水のようでした。
83黄金清水
<写真82>の少し先に「黄金清水」という標識がありました。名水のようでした。
84エゾアジサイ
ヤマアジサイの亜種ともいわれ、東日本の日本海側に分布するとされています。葉は薄く光沢がなく、淡い青色のきれいな装飾花が目立ちます。
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84エゾアジサイ
ヤマアジサイの亜種ともいわれ、東日本の日本海側に分布するとされています。葉は薄く光沢がなく、淡い青色のきれいな装飾花が目立ちます。
85オクモミジハグマ
   &トラマルハナバチ
オクモミジハグマは、近畿地方以西に分布するモミジハグマよりも葉の切れ込みが浅いです。この周辺に群生しており、トラマルハナバチが来ていました。動画も撮りました。
85オクモミジハグマ
   &トラマルハナバチ
オクモミジハグマは、近畿地方以西に分布するモミジハグマよりも葉の切れ込みが浅いです。この周辺に群生しており、トラマルハナバチが来ていました。動画も撮りました。
86オクモミジハグマ
  &ヒメキマダラヒカゲ
ヒメキマダラヒカゲは、少し標高の高い所にいる蝶です。雨が続いているので、やんでいるうちに食事しておこうとみんな仲良く同じ花に群がっていました。動画も撮りました。
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86オクモミジハグマ
  &ヒメキマダラヒカゲ
ヒメキマダラヒカゲは、少し標高の高い所にいる蝶です。雨が続いているので、やんでいるうちに食事しておこうとみんな仲良く同じ花に群がっていました。動画も撮りました。
87ツバメオモトの実
白い花は咲き終わり、青い実ができていました。葉はオモトに似ており、すぐにユリ科だとわかります。この写真にはツバメオモトの葉は写っていません。
87ツバメオモトの実
白い花は咲き終わり、青い実ができていました。葉はオモトに似ており、すぐにユリ科だとわかります。この写真にはツバメオモトの葉は写っていません。
88ツリガネタケ
周辺にびっしり生えていました。大きな切り株があったのでしょうか。これは直径5cm以内の小型タイプです。動画も撮りました。
88ツリガネタケ
周辺にびっしり生えていました。大きな切り株があったのでしょうか。これは直径5cm以内の小型タイプです。動画も撮りました。
89関温泉&赤倉温泉方面
標高1,670m地点まで下りてくると、手前に丸山、向こうの方に大平山などの山々、向かって左の方に関温泉街、丸山越しに赤倉温泉街などが一望できました。
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89関温泉&赤倉温泉方面
標高1,670m地点まで下りてくると、手前に丸山、向こうの方に大平山などの山々、向かって左の方に関温泉街、丸山越しに赤倉温泉街などが一望できました。
90エゾアジサイ群生
また雨が降り始め、葉がしっとり濡れて光っています。淡い青色が涼し気です。
90エゾアジサイ群生
また雨が降り始め、葉がしっとり濡れて光っています。淡い青色が涼し気です。
91大倉沢渡渉点
増水のため濁った沢は水深がわからず、大きな水音に驚かされます。連れがかたまってしまいましたが、これを渡らなければ帰れません。水の中に入るのを避けるために、この木の上を渡りました。写真は渡渉後に振り返って撮ったものです。動画も撮りました。結局、この後、2回渡渉することになりました。
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91大倉沢渡渉点
増水のため濁った沢は水深がわからず、大きな水音に驚かされます。連れがかたまってしまいましたが、これを渡らなければ帰れません。水の中に入るのを避けるために、この木の上を渡りました。写真は渡渉後に振り返って撮ったものです。動画も撮りました。結局、この後、2回渡渉することになりました。
92二合目麻平分岐
標高1,310mまで下りてくると、妙高山から下りてくる道と合流しました。ここから先は地形図の道とかなり異なりますが、安心して歩けます。
92二合目麻平分岐
標高1,310mまで下りてくると、妙高山から下りてくる道と合流しました。ここから先は地形図の道とかなり異なりますが、安心して歩けます。
93惣滝分岐
ここから惣滝まで180m(もう少しあるでしょう?)と表記されていましたが、惣滝への道は通行止めとなっていました。
93惣滝分岐
ここから惣滝まで180m(もう少しあるでしょう?)と表記されていましたが、惣滝への道は通行止めとなっていました。
94神奈山南南東尾根
妙高山の外輪山最北の神奈山(かんなさん)が見えました。三ツ峰分岐と大倉分岐<写真81>の間が通行止めのため、しばらくは、この山経由で火打山に行くには、燕温泉よりもう少し下った関温泉からのアプローチとなります。
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94神奈山南南東尾根
妙高山の外輪山最北の神奈山(かんなさん)が見えました。三ツ峰分岐と大倉分岐<写真81>の間が通行止めのため、しばらくは、この山経由で火打山に行くには、燕温泉よりもう少し下った関温泉からのアプローチとなります。
95妙仙橋&大田切渓谷
大倉沢と北地獄谷が合流するポイントです。ここから大田切川となります。橋の両サイドに沢が見え、いい景色でした。
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95妙仙橋&大田切渓谷
大倉沢と北地獄谷が合流するポイントです。ここから大田切川となります。橋の両サイドに沢が見え、いい景色でした。
96惣滝
妙仙橋<写真95>を少し越えた所から惣滝がわずかに見えました。動画も撮りました。
96惣滝
妙仙橋<写真95>を少し越えた所から惣滝がわずかに見えました。動画も撮りました。
97惣滝下流
雨の影響でしょうが、標高が1,100mほどある滝としては水量が豊富でした。上から下へと動画を撮りました。
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97惣滝下流
雨の影響でしょうが、標高が1,100mほどある滝としては水量が豊富でした。上から下へと動画を撮りました。
98そうめん滝
その名の通り流しそうめんのような滝でした。惣滝と比べると水量は少ないですが、かなり落差があり、見応えのある滝でした。動画も撮りました。駐車場では、妙高山南峰でお会いした方に再会でき、ほっとしました。
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98そうめん滝
その名の通り流しそうめんのような滝でした。惣滝と比べると水量は少ないですが、かなり落差があり、見応えのある滝でした。動画も撮りました。駐車場では、妙高山南峰でお会いした方に再会でき、ほっとしました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 手袋(防水加工) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 食事4食分 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 35年ぶりに頚城(くびき)アルプスの妙高山を訪れました。当初は燕温泉を起点に日本百名山の妙高山および火打山の両峰をまわる予定でした。ところが、妙高市が出した8月3日の登山情報で、7月から度重なる大雨によって、燕新道大倉分岐から三ツ峰分岐の間において、大規模な土砂崩落が発生しており、通行できない状況となっているのが判明しました。(8月22日現在、通行止め解除の情報はありません。)
 通行止めだけであれば、そのルートを回避すれば済むのですが、コース状況にもレポートしているように、他にも道が崩壊(一部修復)している箇所があったり、ぬかるみ道が多かったりで、とても快適に歩ける状況ではありませんでした。そして、ファイナルは大倉沢の3回渡渉!どこが本来の渡渉点かわからなくなるほど、増水していました。水に流されると、かなり危険な状況でした。綱渡りならぬ枯れ木渡りや、水面下10cm以内にある動かず&滑りにくい石を選びながら、何とかこの難所を乗り切ることができました。
 日本百名山が二座もある山域なので、さぞかし道が整備されているだろうと思いきや、前述したように大雨の後の燕温泉を起点とするコースは、かなりアドベンチャーな状況となります。団体さんにはお薦めしにくいコースですが、刺激を求める人?は気が抜けないおもしろいコースだと思います。
 
 動植物の観察は天候に関係なく楽しめます。写真や動画でいくつも紹介していますように、8月中旬の時期でも豊富です。妙高山は火山なので植物が貧弱、それに比して火打山は日本有数の高山植物の宝庫と言われていますが、妙高山系でも、十分に植物は生育しています。

 今回は天候に恵まれなかったこともあり、高谷池ヒュッテに宿泊しながらも、火打山を断念しました。天候に恵まれた時の妙高山・火打山は自分の中ではトップ5に入るほどの素晴らしい景観を楽しむことができる山域です。予定を強硬して頂上に向かったとしても、ガスに被われた中での両峰の魅力は半減どころか激減します。高谷池も米国CNNが選んだ「日本の最も美しい場所31選」に指定されるほど、魅力的な景観のはずでしたが、その面影すらありませんでした。
 自然を相手にしていると、天気に恵まれないことがままあります。しかし、「天候が悪かったので残念でした(';')」で終わるのも心残りですので、また天候に恵まれた日に再挑戦をしたいと思います。悪天候でも十分楽しかったので、好天時はどれほど素晴らしいだろうかと想像するだけでワクワクします。




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