真冬のタイジョウと雨乞岳（周回：甲津畑〜タイジョウ〜雨乞岳〜清水頭〜大峠〜甲津畑）

2017年12月09日(土) [日帰り]

• GPS: 09:04
• 距離: 15.7km
• 登り: 1,111m
• 下り: 1,092m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:16
• 休憩: 0:46
• 合計: 9:02

6:36 甲津畑登山口
6:54 6:54 杉谷善住坊のかくれ岩
7:18 7:19 甲津畑、避難小屋
9:13 9:20 タイジョウ
10:10 10:10 雨乞・北１０８４Ｐ
10:27 10:28 タイジョウ分岐
10:33 10:33 杉峠の頭
10:46 10:48 杉峠
10:48 10:48 杉峠、西避難小屋
11:41 12:12 雨乞岳
12:23 12:23 南雨乞岳
12:58 12:58 清水頭
13:10 13:11 雨乞・東１０１４Ｐ
14:04 14:05 大峠
14:50 14:50 大峠分岐（仮称）
15:00 15:01 甲津畑、避難小屋
15:23 15:24 杉谷善住坊のかくれ岩
15:38 甲津畑登山口（岩ヶ谷林道出合）

天候

☆晴れ見込みが見事に外れ、完全に真冬の鈴鹿でした。積雪はまだ少なく、雨乞岳山頂でも数センチ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

☆甲津畑登山口は岩ヶ谷林道の始点に当たる所です。甲津畑集落の先にあります。集落内の道はかなり狭く、対向はできません。車一台、通過すら至難の業で進退窮まる可能性があります。
☆下記のレコで写真付きで少し詳しく説明しています。
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1298619.html

コース状況／危険箇所等

☆雪深い雨乞岳周辺の山域ですが、山頂周辺でも数センチの積雪でした。
☆全体的にバリコースです。
☆千種街道の最初の避難小屋からタイジョウに向かうコースを歩きました。テープはたくさんあります。今回は谷を詰めて稜線に登るコースです。途中、山頂に向かうルートが複数あるので、常に歩いている地点を確認してください。山頂も道が分かれていて、迷うポイントです。山頂直下の大岩を左に巻くのが楽な歩き方ですが、右に巻いてしまい激坂を冷や冷やで登りました。山頂から先、痩せ尾根のアップダウン有りの面白いルートですが、滑落に注意です。本格的な積雪期はおススメできません。
☆雨乞岳から清水頭を経て大峠分岐（ツルベ谷出合）に回るコースもバリルートです。清水頭から大峠への稜線の一部は細い尾根を歩きますが、石楠花等の木々が尾根を覆っていて、雪が降ると歩く空間が狭まり、最悪ほふく前進でないと進めなくなります。ここも積雪期はおススメしません。大峠から大峠分岐（ツルベ谷出合）までの区間は道は消えかけています。

その他周辺情報

☆クレフィール湖東がおススメです。車で30分弱程かかりますが。
　http://crefeel.co.jp/

写真

今回は谷を詰めて稜線に登るコース。ピンクのテープ多数、付け過ぎ感大(笑)。

タイジョウ山頂（1061M)直下の大岩を右に回って失敗。凍結の急斜面を冷や冷やで這い上がる。正解は岩を左に巻く。山頂から間違って写真下方向へ進む。下に進むと千種街道に下ってはい！おしまい。

タイジョウ山頂からタイジョウ分岐まで一部痩せ尾根のアップダウンあり。積雪期は困難か。

12/9 6:35

日の出前の登山口、私達の他には大阪ナンバーの車1台だけ。

12/9 6:44

標高の高いところには霧氷が。

12/9 6:49

初冬の千種街道を歩く。この辺りには雪は全く無い。

12/9 7:02

千種街道沿いの素敵なポイント

12/9 7:13

桜地蔵さんに今日一日の無事を祈願して。

12/9 7:16

川を渡り、最初の避難小屋手前の左側にある・・・

12/9 7:20

タイジョウへの入り口

12/9 7:23

ここも昭和30年代くらいまでは賑わっていたのだろうか？

12/9 7:25

今日歩いたルートにはしっかり標識が。ピンクのテープも。

12/9 7:32

沢に出ました。基本、この沢の右手に沿って稜線まで登る。

12/9 7:39

一旦、渡って小尾根を登っていく感じ。

12/9 7:43

雪が被ってきた。

12/9 7:47

この辺りから登ってもいける感じ。

12/9 7:49

ピンクのテープ、まず見失うことは無い(笑)。

12/9 8:01

タイジョウ3のポイント、ここから稜線まで急登が始まる。

12/9 8:05

ステップ等無し、少し雪があった方が楽かも。

12/9 8:14

動物さんのお通りだい！！

12/9 8:18

稜線が見えてきた。

12/9 8:20

稜線到着、下降点を示すテープもしっかり。遠くには綿向山

12/9 8:20

こちら、左方向に行くとカクレグラ（水谷岳）

12/9 8:22

右方向へ進む。痩せ尾根、左側がガレていて少し注意が必要だ。

12/9 8:27

夏は緑で覆われていそうだが、今は遠景が眺められる。

12/9 8:28

奥美濃の山だろうか、白い。

12/9 8:35

今年新たに設置された標識のようだ。

12/9 8:39

しばらくは快適な尾根道を進む。

12/9 8:46

ひと際高いピーク、タイジョウの下部。岩でゴツゴツしてきた。

12/9 8:49

タイジョウ直下は岩石だらけ。ここでコースを間違え、右に巻いてしまった。そこは急斜面、正解はこの大岩を左に巻く。

12/9 9:09

タイジョウ到着。感動の少ない山頂

12/9 9:21

あの稜線は？

12/9 9:21

イブネだと思う。

12/9 9:22

山頂も迷いやすいエリア。最初、道を間違えて南の方へテープに釣られて少し下ってしまった。もし、下っていたら・・・千種街道へようこそ、今日の登山はハイ！終了(笑)。

12/9 10:23

痩せ尾根のアップダウンを繰り返し、タイジョウ分岐。新設のこの標識はありがたい。イブネが初めての方には神様のように見えるだろうな。

12/9 10:26

誰が設置したのだろうか？

12/9 10:32

天気が悪く視界も悪いので、イブネはパス、雨乞岳へ向かおう。

12/9 10:45

杉峠、ここにも看板が設置されていた。

12/9 10:45

さぁ、雨乞岳に向けて急斜面を、ここでアイゼンを装着。まだ、誰も歩いていない。

12/9 10:50

少し登って杉峠を見下ろす。イブネ方向は完全にガスの中

12/9 11:01

一気に！

12/9 11:12

霧氷祭り

12/9 11:18

完全な雪原になるのはもう間もなく。

12/9 11:19

岩山を乗り越えて。

12/9 11:30

背丈を超える笹も何のその。

12/9 11:38

山頂到着、ここも雪が積もると一面の雪原に変身、待ち遠しい。

12/9 11:39

山頂の横にある大峠の沢も全面結氷

12/9 11:39

出会ったのは武平方面から来た若者だけ。

12/9 11:55

寒いので大峠の沢の畔？(笑)で昼食。

12/9 12:16

早々に山頂を後にする。

12/9 12:16

ここの笹原は一級品、完全に潜る。

12/9 12:18

幻想的

12/9 12:20

大雪原の時に再訪しよう。

12/9 12:30

標高の高いところはガスガスだったが、清水頭辺りまで標高を下げると・・・

12/9 12:33

雲が取れた。

12/9 12:33

振り返って南雨乞岳

12/9 12:36

奥の畑谷方向

12/9 12:37

綿向山はガスの中

12/9 12:37

岩稜帯をクリアして。

12/9 12:38

全山霧氷祭り、スタート。

12/9 12:39

清水頭に近づいてきた。

12/9 12:40

青空が欲しかった。

12/9 12:41

12/9 12:43

この開放感が好き。

12/9 12:50

清水頭。本当なら背後に雨乞岳が鎮座する。

12/9 12:54

朝登ってきたタイジョウが見えた。

12/9 13:30

大峠への稜線上にある絶景ポイント、岩山の上に立って雨乞岳。右手、清水頭からの稜線も。

12/9 13:30

振り返ると綿向山にイハイガ岳。

12/9 13:31

間もなくガスが取れそうだ。

12/9 13:31

イハイガ岳

12/9 13:53

名物、大峠への激下り

12/9 13:55

綿向山が応援してくれる。

12/9 14:02

大峠到着、よく歩いた。

12/9 14:12

廃道化しかけている大峠分岐（ツルベ谷出合）への沢沿いの道を慎重に歩く。

12/9 14:23

跨いだり・・・

12/9 14:44

十回以上渡渉を繰り返したり・・・なかなか面白い。

12/9 14:44

最後の渡渉ポイント、ジャンプ！！

12/9 14:44

今日は水量が少なく、軽くぴょこんと。

12/9 14:49

大峠分岐（ツルベ谷出合）

12/9 14:49

千種街道に合流して、後は林道を黙々と歩くだけ。お疲れ様でした。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS SH-3 オリンパス

感想

よしくん

☆快晴の空の下、雨乞岳の霧氷を楽しみに登りましたが、登るにつれどんどん天候が悪化し、雪が降りだしました。やはり鈴鹿（の山）の天気は読めませんね。冬型の影響をもろに受けてしまいます。同じ鈴鹿でもここ雨乞岳とお隣の御在所岳や鎌ヶ岳でも正反対の時が良くあります。今回も雨乞岳はガスガスでしたが、鎌ヶ岳から水沢岳への稜線は時折見えていました。きっと晴れているんだろうな。

☆当初は素直に千種街道を歩き、杉峠からイブネへ、その後雨乞岳に向かう予定でしたが、千種街道最初の避難小屋で急に気が変わりタイジョウへ向かいました。（歩く途中での安易なコース変更は慎みましょう、笑。）一般的に昼間の時間が短い今の時期にイブネまで欲張りすると、下山時にヘッデンのお世話になりかねませんから、今回はイブネはパスしました。

☆甲津畑から歩くこのエリアは魅力満載です。まだまだ歩く人が少ないのが一番の魅力。手垢が付いていない感覚です。（危険とは裏腹ですが。）千種街道からタイジョウ、イブネ、雨乞岳を巡るルート、もしヒルがいなかったら多分年中歩き回っていることだろうと思います。雨乞岳の山頂でも積雪はわずか数センチでした。さぁ、後何回降るとあの笹は雪の下になるのでしょうか。清水頭から山頂への大雪原をスノーシューで走り回りたいですね。

コメント

onetotani

積雪が待ち遠しいですね。
yoshikun1さん　今晩は。

またまた雨乞、清水頭ですか、通いずめですね。
御所平南峰から眺めていた頃は、まだタイジョウの岩砦で
苦労されていたんですね。

私の方は御所平への良いルートを見つけました。
これなら昼寝も出来そうです。

よしくん

Re: 積雪が待ち遠しいですね。
おはようございます。
そうなんです、苦労していました(笑)。あの時はアイゼンをまだ履いていなくて。雪は薄かったんですが、斜面がカチンコチンで少し冷や汗をかきました。
積雪期、清水頭から雨乞岳に歩くのが楽しみですね。奥の畑谷から登るのがベストかな、この頃あまり歩いていません。onetotaniさんか私か先に歩くのはどちらになるかわかりませんが、出来ましたら参考にさせていただきたいです。m(__)m

mountainwalk

甲津畑への道
お久しぶりです。
甲津畑から千種街道経由で何度か登りましたが　集落内を通過しなくても行けたと思いましたよ。
一時崩れていた道も直って歩き易くなっていませんでしたか
(^^♪

よしくん

Re: 甲津畑への道
お久しぶりです。
精力的に登られてますね。私なんか、土曜日か日曜日のどちらかで精一杯ですが、毎週の様に連チャンで。素晴らしい🎵

甲津畑集落内の道は、初めての方にとっては絶対に通らざるを得ない関門みたいなものですね。運が良いと、事前に情報を察知してクリアできますが、運が悪いとガリガリで登山どころじゃ無いでしょう。私たちのレコで気づかれることを祈るのみです(笑)。

湖北、鈴鹿のお山にやっと降りました。明日金曜日、休みを取れないか調整中です。休みが取れたら、伊吹山か霊仙山か御池岳か朝起きて雲の無い山を登ろうと思っています。

mountainwalk

Re[2]: 甲津畑への道
確かに　初めての方は集落内を通過してしまうかもしれませんね。
私も２度目の時に行きかけて　思い出して戻り　北側の川沿いの道を行きました。(^_-)-☆

鈴鹿の山も雪が積もって　明日は天気も良さそうなので　楽しめるでしょうね。
休みが取れる事を祈っています。

よしくん

Re[3]: 甲津畑への道
mountainwalkさん、おはようございます。
昨日、霊仙山に登ってきました。
抜けるような青空の下、絶景のオンパレード！！
mountainwalkさん、ご覧になったら絶対に行きたくなりますよ

mountainwalk

Re[4]: 甲津畑への道
近年霊仙山には春先に福寿草を見に登っています。　今年の春はヤマシャクヤクを見に行きました。(^^♪