木曽駒ケ岳 ☆強風&ホワイトアウト!☆
- GPS
- 02:37
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 519m
- 下り
- 521m
コースタイム
天候 | 朝のうち晴→霧と強風→雪 朝のうちは里からも木曽駒ケ岳がすっきりと見えていたが、徐々にガスが広がりロープウェイが山頂駅に着いた頃には南アルプスや富士山もきれいに見えてはいたものの、乗越浄土に着いた頃には既に眺望なし。 中岳に進むころは一瞬青空も顔を出した時間帯もあるが、やがて中岳も霧に包まれ、中岳を下って木曽駒ヶ岳登り始める頃にはホワイトアウト。 事前にヤマテン(有料天気予報)で把握していた予報どおり。 自分なりに装備など試したいことがあったので行けるとこまでのつもりで登りましたが、多少の道迷いもあり、荒天時の危険も体感しました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
始発バス、ロープウェイで千畳敷へ 始発バス乗り切れない方がいらっしゃいましたが、おそらく臨時バスが出たのではないかと推測します。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
千畳敷駅からスノーポン装着して八丁坂の登りにかけてトレースを避けて新雪の上を歩いてみたけど、それほど深く沈み込みなく歩きやすかった。 帰りにはアイゼンだけで歩いてみたが膝まで沈むことは無かった。 坂の傾斜がついてくるとアイゼンのみの方が歩きやすい。 アイゼン+ピッケル ここから先行者のトレースを拝借、乗越浄土まであと少しのところで渋滞を避けてトレースを外れてアイゼンを蹴り込みながら急斜面登ってみたが、雪面がかたく前爪と爪先の一部の深さのステップしか刻めなかった。 乗越浄土から木曽駒ヶ岳山頂まではそれほど積雪深くなく雪面が軽くクラストしている程度なのでそこそこ普通に歩けた。 中岳登る辺りから霧で視界が遮られホワイトアウト、木曽駒ケ岳山頂へ進むルートが分かりにくく、コースを示す緑のロープを頼りに進んだところ頂上木曽小屋に続くトラーバース道に迷い込む、途中で誤りに気付いて少し戻り山頂へ直登した。 そのまま進み木曽小屋からのルートで山頂に見えた方もいました。 道迷いに注意が必要でした。 山頂からの下りも同様で土地勘を頼りに慎重に下りました。 登ってくる方もいらっしゃいましたが、近づくまでは姿が見えませんでした。 一応GPS使うまでもなく戻ることが出来ましたが、このような天候の時はその準備も必要ですね。 中岳から先も霧が薄くなったり、再びホワイトアウトしたりの状態でした。 乗越浄土からは、山歩き不慣れな方が急斜面の下り始めで立ち往生状態だったので、新雪の斜面にかかとでキックステップしながら新たなトレースを作りながら下りました。せいぜい膝までの沈み込みで快調に下ることが出来ました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
行動食
非常食
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
サングラス
ナイフ
カメラ
|
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感想
予報の段階から天気が良くないことは分かっていたので行けるとこまでのつもりで出かけました。
千畳敷でスノーポン試すこと、最近購入したゴーグルの調子を吹雪いているところで試してみたかったのであえて出かけたというところです。
私の家からバス停までは自動車で30分ほど、年間パスポート持っているので気楽に行けてしまうんです。
千畳敷駅からアイゼン(12本爪)+スノーポン+ストック 新雪に足を踏み出し、八丁坂の登り始めまで歩いてみた。
上手く雪に乗っかって快調にスノーシューハイクの感覚を楽しみました。
もっとも、帰りにも自分のトレースをアイゼンで戻ったけど、沈み込みは膝下半ば程度、スノーポンの効果のほどはいまいち確かめられていない感じです💦
以前吹雪いているときにサングラスで歩いていたら目が痛くなってきたのでちょっと奮発してSWANSの「呼吸するゴーグル [ROV]O」っていうのを買ってみたのです。
結果はフードで顔を覆っていてもレンズが曇ることなくしっかり視界を確保してくれてました。
ただ、はいた息がレンズの外側に凍り付いて見にくいことはありましたが、手袋の指でレンズの外側を軽くこすって氷を落とすだけのことでした。
ホワイトアウトは初めての経験で、その怖さも体感できました。
GPSで自分の位置、登山コースの確認は可能ですが、土地勘もある場所で地形などから何とか判断できたので歩を進めましたが、わずかにルートを見失った時間帯もありました。
こんな天気の日は敢えて登らないが一番ですが、そんなときのための準備も必要だと改めて感じた山行でした。
私は通常、有料の山専用の天気予報で確認して出かけるので荒天時の登山はおそらく経験していません。
今回は目的があったので出かけましたが、こんな日でも多くの登山者さんがお見えでした。
中には足もと軽アイゼンの方見かけたり、ピッケルお持ちでない方も、八丁坂下りで立ち往生の方も見かけました。
ロープウェイで簡単にアクセスできるとはいえ3,000m級の高山にお見えになるにはそれなりの装備や経験が必要であったり、事前の山の天気の確認も必要です。
通常の天気予報はあくまで里の天気。
山の天気は違うので専用の山の天気予報も大いに活用されることをお勧めしたいとおもいました。
因みに私が使っているのは「ヤマテン」とスマホアプリの「登山天気」です。
ヤマテンと登山天気の両方使ってます!
「ヤマテン」は直近の精度が良いですね〜
「登山天気」は週間予報を出してるので計画を立てる時に利用してます。
ruhasamenさんこんばんは!
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりですね。
これらの予報のおかげで荒天時の登山とは縁が切れた感じです。
若いころ友人に連れられて山に登ったころは、少ない登山なのによく降られました。
すっかり自分は雨男でした(笑)
山頂でお会いした東京のものです!
写真ありがとうございました!
山行記録もとても面白く拝見させていただきました!
またどこかでお会いできたらよろしくお願いします^^
taogsaku27さん、こんにちは
コメントありがとうございます。
こちらこそシャッター押していただきありがとうございました。
「袖振り合うも多生の縁」といいますが、山行でお会いした登山者さんとわずかでも言葉が交わせるのはとても楽しいですね。
また、どこかでお会いできること楽しみにしております。
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