屋久島で友人と初セッション! 淀川登山口〜宮之浦岳〜荒川登山口
- GPS
- 13:52
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 994m
- 下り
- 1,765m
コースタイム
15:10 淀川入口 → 15:45 淀川小屋(泊)
【2日目】
06:45 淀川小屋 → 08:20 花之江河 → 08:42 黒味岳分れ → 09:20 投石岩屋 → 10:45 栗生岳 → 11:00 宮之浦岳(昼)
12:00 宮之浦岳 → 12:20 焼野三叉路 → 13:33 第二展望台 → 14:15 新高塚小屋 14:37 → 15:35 高塚小屋(泊)
【3日目】
06:28 高塚小屋 → 06:36 縄文杉 07:00 → 08:00 ウィルソン株 → 08:35 大株歩道入口 → 09:45 楠川分れ → 10:55 荒川口
天候 | 1日目:晴れ時々曇り 2日目:晴れのち曇り 3日目:雨時々大雨(下界は曇り。しかし強風) |
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過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
05:50 自宅 → (東名・名二環) → 楠JCT → 08:45 名古屋小牧空港 ※JAL・FDA便を利用の場合、駐車場代は5日間まで無料 10:00 名古屋小牧空港 → (FDA303) → 11:20 福岡空港 ※FDAとJALのコードシェア便。マイルは貯まらないがFDA便のほうが3000円ほど安い 12:15 福岡空港 → (JAC3671) → 13:25 屋久島空港 ※定刻より10分遅れの13:35到着 13:40 屋久島空港 → (タクシー) → 14:50 淀川入口 ※8800円。途中アウトドアショップとスーパーへ立ち寄ってもらう 【復路】 11:30 荒川口 → (タクシー) → 12:30 天然温泉まんてん(屋久島空港前) ※6640円 16:55 屋久島空港 → (JAC3754) → 17:10 鹿児島空港 ※屋久島 → 福岡便が強風で欠航 19:00 鹿児島空港 → (JAC3658) → 17:10 福岡空港 翌16:00 福岡空港 → (FDA306) → 17:25 名古屋小牧空港 名古屋小牧空港 → 楠JCT → (名二環・東名) → 20:00 自宅 ※本日も東名高速集中工事中 ◆往路・復路とも、東名高速の集中工事期間だった。規制のため、ひどい場合には(特に下り)2時間半以上超過する場合あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山ポスト:淀川入口にあり(用紙とペンもありました) ◆下山後の入浴:天然温泉「まんてん」 大人1500円(バスタオル、ハンドタオル貸出付) |
写真
感想
友人Fが登山をすると知ったのは去年だったか?
聞けば、始めたのもほぼ同じ時期。「そんじゃ、そのうち一緒に行こう」なんて言ってたのが急に実現。
現在福岡在住の彼女と行くときは、てっきり北アルプスだと思っていましたが…行き先は屋久島です。
今回の交通手段は飛行機。
1日目、5:50自宅を出発し、車で県営名古屋空港へ向かう。
何故こんなに早出なのかというと、東名高速の集中工事中だから。
案の定、1時間半ほど余計に時間がかかる。
最悪2時間半ほど渋滞に巻き込まれる場合もあるらしいから、まだマシなほうだったのかも。
10:00のフライトで福岡空港へ。ここで友人Fと合流。
お昼ご飯はどうしよう?なんて言いながら屋久島行きの便に乗り込み、
13:35、定刻より10分遅れで屋久島空港到着。
予約してたタクシーの運転手さんが空港でお出迎え。速攻空港を出発。
「ガスと昼ご飯を買いたい」というと、途中アウトドアショップと安房港のスーパーへ寄ってくれた。
ガスはプリムスの250Gで473円。
「車内でごはん食べてもいい?」と聞くと「いいですよ〜」とやさしく対応してくれて、
厚かましくもタクシー内でご飯タイムとなった。
実は今回、別動隊が3人いて、彼らはフェリーで上陸したから
とっくに淀川へ向かってると思っていたら電話が。
「空港に迎えにきたから一緒にタクシーに乗ろう」って…こっちはもう出発しとるがな!
なぜまだ下界にいる??そして5人でタクシー、ふつ〜無理やろ??
タクシーで淀川入口まで走る間、ヤクシカや、抱き合って毛繕いするヤクザルの子供たちがいたのですが
予定より少し押していたので写真を撮りたいのをガマン。
紀元杉や川上杉など、通常なら車を止めてもらうスポットも、あえてスルー。
15時少し前、淀川入口に到着。
登山届けを出して、15:10登山スタート。淀川小屋まではCT40分。
初めて一緒に歩くので、普段どんなペースか、どんな歩き方がいいか、とかを話しながら歩いた。
こっちはザックにテントを入れていて重いは重いのだが、想像以上に友人Fのペースが、いい。
とりあえず35分で淀川小屋到着。本日の行程終了。
小屋には既に複数のグループがいるけれど、まだまだ余裕あり。
2階に場所を確保し、寝る準備を整え、夕飯タイム(さっき車で食べたばっかりですが…)。
持参の赤ワインで乾杯。
随分経ってから、別動隊がケロリと到着。
こんな時間にそんなペースで大丈夫か??と、冷や汗たらり。
「小屋空いてるって聞いたからゆっくり来た」っていうけど、それってどうなのよ?
19時頃。空には2つしか星が見えず、雲も…と思ってたら、みるみるうちに雲が晴れて星が見えてきて、
さらには天の川まで見えてきた。とてもきれいな星空。流れ星も見える。神様ありがとうー!
2時半頃、星空を見にトイレへ行ったら、もう月が高く上がっていて
夕方のようなクッキリとした星空は見られなかった。
ハシゴを登ったところで、他の人を起こさないようにヘッデンを消して床に入ろうとしたら
…むにゅ…??? 左手が何かを触った。わけが分からず二度触りしたら…友人Fのお尻でした。
せっかくウトウトしていたところ、すみませぬ。m(__)m
2日目、5:00起床。
明るさを見ながら出発するつもりだったが、のんびりしてたらすっかり明るくなってしまった。
別動隊はもうとっくに出発している。おそおその6:45出発。 しかしすぐに抜き返してしまう。
今日もテント入りザックの重量にやられています。
対する友人Fは足取りも軽やか。しかもあまり水を飲まない。
私はいつものハイドレーションを使っていないせいか、引き続き調子悪し。
それに風もあまりなかったので、この時点ではロングTシャツじゃまだまだ暑かった。
ヤクシカに会うたび、のんびりといつまでも写真を撮り、巨石を見るたび感嘆し、
11:00頃、宮之浦岳頂上到着。人がいっぱいの山頂でラーメンを食す。
11:45くらいに別動隊がやってきた。午後は永田岳へも寄りたいという。
「それなら到着が遅くなるから小屋は高塚じゃなくて新高塚にしろ!」と友人Fが口を酸っぱくして諭していた。
12:00、再び行動開始。
お昼を食べてる間にガスはどんどん上がってきていて、午後からはほとんど展望無し。
こちとら永田岳にも寄らず、ひたすら今日の宿泊予定地を目指す。
上を羽織るほどではないが、霧が出て日差しが弱くなると結構寒くなる。
第二展望台は、晴れていれば種子島が見えるとか。…でもガスガス。
景色が楽しめないので、ヒメシャラの巨木で気分を和ませる。
今日の宿泊地・高塚小屋には水場がないので、途中の新高塚小屋で水の補給。
ここの小屋は割と大きくて、トイレもとてもきれいだった。
15:35高塚小屋到着。
この日の晩酌は持参の焼酎をお湯割りで。
自分たちは「結構到着が遅くなったなぁー」と反省していたのだが、
驚いたことに登山者の到着の遅いこと遅いこと。こちらが一杯やってる頃に続々到着。
しかもそんなグループでもガイドさん付きだったりする。
ガイドさんはお客さんには無理強いできなくて、急かしたりしないのかなぁ?
小屋着は「理想14時、遅くても16時」だと思ってたけど、屋久島にそんなルールは無いのかなぁ?
夏ならともかく、この季節18時だと、あっという間に真っ暗ですよ。
しかも小屋に水場がないことを知らない人がいる。…周囲を見渡すと不安でいっぱいになる2泊目だった。
(もちろん、ちゃんと早着の方もおられます)
ところで、屋久島の山小屋には…ネズミが出まーす!!
1日目の淀川小屋でも出た(らしい。私は耳栓をしていたので全く気付かず)。
おバカな別動隊は「お弁当かじられたー」とか言ってたし。(お弁当なんて枕元に置いておくなっつーの)
…で、2日目の高塚小屋で確かめるべく、夜中に耳栓を外してみた。
カサコソ言ってましたー☆
今回、モンベルのU.L.コンフォートシステムピローを初持参したのですが、
枕があるとこんなに寝心地が良くなるとは!!!
相変わらず、夜中に何度も目が覚めるものの、眠りが深くなるというか、
とにかくぐっすり眠れて疲労もたまりにくい。寝るって重要なんだな〜と実感しました。
で、ぐっすり寝ているのと耳栓効果で、深夜1時頃から断続的に雨が降っていたのに全く気付かず。
3日目。小屋の早出の人たちが4時半頃から活動を開始したので目が覚める。外は雨。
私たちの予定は「5時半起床。パッキングしてすぐ出発。朝食は行動食で黄金杉を見に行く」
…というものだったが、雨で見事に予定が崩れる。
「起きちゃったし、湯でも沸かすか」と、結局小屋で朝食。
6:28高塚小屋スタート。縄文杉までは10分もかからない。
15分ほど待つが雨が止む気配はない。出発しようかと言っていると、ここで別動隊登場。
新高塚へ泊まったのは褒めてあげたいが、雨で黄金杉の期待薄なのに何で朝5時半から歩いてくる???
彼らは屋久島で後泊するから、日程的にも余裕があるのに…。
まあ、別動隊とはここで握手でお別れ。
こういう人たちは、お願いだからどこかのブログとかに
「初心者だけど意外に行けましたよ」とか書かないで欲しい。
あとは大株歩道をひたすら歩く。
時々とても激しく降るので、カメラを濡らさないよう注意を払う。
取りあえずウィルソン株でハート型をゲット。
翁杉の手前ぐらいから、本日登りの方々とのすれ違いが多くなる。
足元がスニーカーの人やら、コンビニレインウェアの人やら、ポンチョの人まで。
雨が激しく降るときもあるので他人事ながら心配だ。
8:35大株歩道入口到着。
トロッコ道も10分ほど歩くと飽きてしまい、朝からの雨で歩く気力も萎えてきた。
今日は白谷雲水峡へ下山する予定だったが、足元も時々川のようになってしまっているので
楠川分れからは、CTが1時間10分短い荒川口へエスケープすることにした。
問題は白谷雲水峡へ送迎予約しているタクシー。
「さてどうするかな〜」なんて言いながらとにかく下山を急ぐ。
たぶん登山口で携帯電話は通じないだろうし、
高塚小屋を出発し、荒川へ下山していて、尚かつタクシーを予約している人がいることを願うばかり。
タクシーがいれば、無線で連絡がとれるだろう、と。
果たして、荒川へ下山する2人に登山口到着20分手前で出会いました。
そして、つかず離れず10:55ゴール! そのうちの1人が呼んでいたタクシーが、来ていましたー。
自分たちが予約しているタクシー会社とは違ったのですが、無理を承知でお願いしてみると
タクシー無線 → Kタクシー会社 → Mタクシー会社 → タクシー無線
と、連絡をしていただくことができました。本当にありがとうございます。
その後、私たちのタクシーが来るまで下山者は全くなし。綱渡りのジャストタイミングでした。
待ってる間に更衣室で着替え(施設利用料180円)。…暖か〜い。濡れていないってステキ。
11時半頃、荒川へタクシー到着。
「もう30分遅かったら白谷へ向かってましたよ。道間違えたの?」と言われたので
エスケープした事情を説明したら「それは正解でしたね」と納得。
下界は晴れていて、山の様子がそんなだとは知らなかったとのこと。
実際下山すると、風は強いものの、道が濡れている様子は全くなかった。
結果的に早く下山できたので、空港前の温泉「まんてん」でしっかり温まる。
しっかり喉を乾かした後、空港レストランで癒しのひととき。
飛魚の唐揚げ最高!お代わりしたいくらい。
生ビール美味しいっす。お代わり何度もします。
やんややんやでちょっとした宴会気分。
すると「16時発福岡行きは…強風のため欠航いたします」…の館内放送が×××!!!
いきなりですかー。そういえば1本前の鹿児島行きもなかなか飛ばなかったー。
下山したときから風強かったねえー。
カウンターのお姉さんにいろいろ相談して、次の鹿児島経由で帰りの便を確保する。
この時点で私、本日中に帰宅できないことが決定! また飲み直し。
その後、急遽手配された少し大きめのプロペラ機で鹿児島へ。
期せずして、開聞岳と桜島にご対面。
さらに鹿児島から福岡空港へ。この日は友人Fの家に泊めてもらうこととなった。
帰宅は翌日、福岡から県営名古屋空港へ。
そしてまたまた集中工事で渋滞の東名高速をひたすら耐え、
波瀾万丈の屋久島ツアーは終わったのだった。
念のために持っていったテントは結果的には使わなかったが、
2日目の高塚小屋では結局4〜5張りぐらい幕営していたし、できれば持っていったほうがいいでしょうね。
白谷雲水峡へ行けなかったのは残念だったけど、また次の楽しみにとっておきます。
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