夏山の白馬岳へ！（猿倉in、栂池out)

2018年07月13日(金) 〜 2018年07月14日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 15.3km
• 登り: 1,891m
• 下り: 1,276m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:40
• 合計: 5:20

6:30 猿倉荘
7:25 7:45 白馬尻荘
9:23 9:43 岩室跡
10:30 10:30 避難小屋
11:25 11:25 白馬岳頂上宿舎
11:50 白馬山荘

2日目

• 山行: 4:10
• 休憩: 0:40
• 合計: 4:50

5:40 白馬山荘
5:55 6:05 白馬岳
6:30 6:30 三国境
7:05 7:20 小蓮華山
7:55 7:55 船越ノ頭
8:25 8:40 白馬大池山荘
9:03 9:03 乗鞍岳
9:40 9:40 風吹大池方面分岐
9:45 9:45 天狗原/白馬岳神社
10:30 栂池山荘

天候

1日目：ガス時々晴れ間、山頂付近は強風　2日目：晴れ☀

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

・駐車場：八方第2P(平日だったのでAM6:00時点で3割くらいの駐車状況)
・八方バスターミナル→猿倉：アルピコバス　930円
・栂池自然園→栂池高原：栂池パノラマウェイ　1,920円　多客期のロープウェイは随時運行
・栂池高原→八方バスターミナル：アルピコバス　520円

コース状況／危険箇所等

雪渓の状況
・大雪渓：ベンガラの粉が撒かれています。10本爪アイゼン＋ポールで安定
・小雪渓：ステップが切られています。トラバースですが、アイゼン装着
・乗鞍岳→天狗原：ロープあり。ステップありますが、意外と急傾斜なのでアイゼン装着した方が安心（自分は横着してアイゼン装着しませんでした）

その他周辺情報

・「第２郷の湯」を利用。大人600円。AM12:00から営業。シャンプー、ボディーソープあり。浴槽の温度が高く、熱湯コマーシャル状態でした…。自販機にコーラなし。
・食事：白馬駅〜八方の通り沿いにある、「おおしも食堂」を利用。コスパの良いお店でカツカレーは見た目相当な量に見えました。(自分は控えめにかつ丼を注文)

写真

7/13 6:25

三連休前日で閑静な猿倉荘からスタートです

7/13 6:52

清涼感あり、水量たっぷり

7/13 7:10

キンコウカ

7/13 7:13

？

7/13 7:24

1時間弱で「おっかれさん！」の白馬尻小屋にとうちゃーく

7/13 7:25

これから向かう大雪渓を見ると否応なしにワクワク感が高まってきます

7/13 7:45

キヌガサソウ

7/13 7:48

サンカヨウ

7/13 7:56

大雪渓の取り付き。ベンガラが撒かれています

7/13 7:56

軌跡のある巨大な落石。高さは1.5m以上ある。恐ろしい…

7/13 8:02

過剰装備かもしれないが、初めてなので万全を期して10本爪アイゼン＋ポールとしました

7/13 8:33

一歩一歩踏みしめ、この感動を心に刻んでいきます

7/13 9:06

振り返って大雪渓。このあたりの傾斜がきつい

7/13 9:08

時折、カラカラと落石の音が聞こえる。自然と耳をそばだてています

7/13 9:33

落石に遭遇せず、無事に大雪渓を通過しました。アイゼンを脱ぎながら一息つきます

7/13 9:45

？

7/13 9:54

ハクサンフウロ

7/13 9:54

ミヤマカラマツ

7/13 9:57

？

7/13 10:01

かわいく三・兄・弟

7/13 10:13

小雪渓をトラバース。ステップが切ってありますが、急傾斜で滑落すると危ないのでアイゼンを装着しました

7/13 10:28

シナノキンバイ

7/13 10:29

避難小屋を通過。内部は数名が座れる感じでした

7/13 10:39

頂上宿舎の姿が見えてからがツライという他の方のレポはその通りでした

7/13 10:47

お花畑を通過中

7/13 10:44

お花畑を観察中

7/13 10:49

イブキジャコウソウ

7/13 10:50

ミヤマクワガタ

7/13 11:00

コイワカガミ

7/13 11:00

ミツバオウレン

7/13 11:01

ツガザクラ

7/13 11:16

イワオウギ

7/13 11:16

クモマミミナグサ

7/13 11:23

ハクサンイチゲ

7/13 11:26

本日のお宿の姿が見えてきました。あと少し…

7/13 11:28

白馬岳頂上宿舎を通過。ウルップソウがたくさんありました

7/13 11:32

ついに稜線に出ました。写真ではわかりませんが強風です。

7/13 11:33

白馬山荘まであと少し…

7/13 11:39

旭岳

7/13 11:47

息絶え絶えで本日のお宿、白馬山荘にとうちゃーく

7/13 11:48

2号館を案内されました

7/13 11:57

中は広いので足元の誘導ラインがありがたい

7/13 12:24

6畳間、定員8名のところ、本日は4名でした。8名利用だと敷布団一人1枚以下になりますね。空いててよかった。

7/13 16:01

チングルマが至る所に群生しています

7/13 16:02

ヤシオシオガマ

7/13 16:12

白馬山荘の裏手もお花畑状態

7/13 16:13

イワツメクサ

7/13 16:19

チェックイン後、3時間待機してガスが切れたところで山頂を目指したものの、見事にガスにまかれました。風速は15mはあろうかと思えるほどの強風でした

7/13 16:21

？

7/13 16:30

白馬山荘はちょうど県境にあるようです

7/13 16:31

2,800mにあるとは思えないスカイプラザ。生ビールを飲みたいところだがガマン…

7/13 16:36

白馬山荘に咲いていたミヤマオダマキ

7/13 17:33

PM5:30から夕食です。宿泊人員が多くないのでちょうど1回転で終わったようです

7/13 18:41

剣岳、別山、雄山。夕方になってガスが取れました

7/13 19:02

白山方面

7/13 19:12

明日の好天が期待できそうな日の入りを見られました

7/13 19:19

明日も良い天気になりますように

7/14 4:36

おはようございます。山荘の裏手をちょっと上がったところがご来光スポットのようです

7/14 4:51

AM5:00から朝食です。おかずの種類が多いですね。朝からお替わりさせていただきました

7/14 5:36

ガスがなく、くっきりと槍ヶ岳がみえます

7/14 5:55

八ヶ岳と富士山のコラボレート。来月、赤岳に行こう！

7/14 5:58

白馬岳山頂にとうちゃーく。360度ビューです

7/14 6:07

ウルップソウは終盤でした

7/14 6:32

三国境を通過

7/14 6:52

白馬・杓子・鑓の白馬三山オールスターズ！

7/14 6:58

槍が岳が見えた！

7/14 7:08

小蓮華山にとうちゃーく

7/14 7:12

振り返って白馬岳

7/14 7:14

稜線をアップダウンすること数回、白馬大池が見えてきました

7/14 7:22

コバイケイソウ

7/14 7:23

ハクサンイチゲとシナノキンバイの競演

7/14 7:25

唐松岳、五竜岳も見えてきました

7/14 7:29

白馬尻小屋が見えました

7/14 7:31

チングルマの綿毛

7/14 7:32

白馬の街を眺める。きっと暑いだろうなあ…

7/14 7:53

？

7/14 7:55

歩いてきた美しい稜線を振り返ります。もっとゆっくり歩いてくればよかった…

7/14 7:56

船越ノ頭を通過

7/14 8:05

ハクサンシャクナゲ

7/14 8:11

白馬大池まであと少し！

7/14 8:32

ハクサンコザクラ（大池山荘周辺に群生していました)

7/14 8:33

タテヤマリンドウ

7/14 8:44

白馬大池の水面のブルーと残雪、青空のコントラストが美しい

7/14 9:03

乗鞍岳を通過。イワイワしていてちょっと歩きにくい

7/14 9:12

乗鞍岳→天狗原の間に2か所の雪渓を歩きます。意外と急傾斜なのでアイゼンはいた方が安心です

7/14 9:39

風吹大池分岐を通過

7/14 9:41

天狗原。休憩所は大賑わいでした。

7/14 9:41

三連休＋天候良しで、ハイカーが御覧のとおり行列のように連なっています

7/14 9:44

天狗原に咲いていたヒオウギアヤメ

7/14 9:54

ゴゼンタチバナ

7/14 10:21

ニガナ

7/14 10:24

ミズバショウはほぼ終了でした

7/14 10:28

栂池自然園まで降りてきました。途中、時間を気にして早足になり、躓いて派手に転倒し、藪の谷側に1mほど落ちて泥だらけになりました(擦り傷程度で済んでよかった)

7/14 11:02

文明の利器を使って一気に下山します

7/14 11:54

下山後のお楽しみの温泉「第二郷の湯」へ。一番風呂になりました。水を入れないと熱くて入れないほどの高温でした。

7/14 12:54

今回のミッションのラストは、ガッツリ系で人気のある「おおしも食堂」へ

7/14 12:42

かつ丼650円也。うましです

撮影機器：

PowerShot SX620 HS CANON

HUAWEI nova lite 2 SIMフリー HUAWEI

感想

みきちゃん

　前々からいつかは白馬岳に行ってみたいと計画を立てていましたが、過去2年は天候不良で断念せざるを得ず、3年越しの念願がかなってやっと行くことができました。

●大雪渓の状況
　ベンガラのラインが引いてあるので、それに沿って歩くことができます。事前に現地に確認したところ、「6本または8本の軽アイゼン、ピッケル推奨」とのアドバイスをいただきましたが、当日は「10本爪アイゼン＋ポール」としました。結果としてはちょうど良い感じで滑ることもなく、快適に登れました。（4本爪軽アイゼンの方は苦戦している感じでした)
　落石は雪渓上に大きいもので直径1.5mくらいの石がありましたが、登っている時は杓子岳方向からカラカラと落石の音は聞こえてくるものの、歩いているところまで届くものはありませんでした。

●花の状況
　コース各所に高山植物が咲き乱れています。特に多いのは葱平〜白馬山頂まででしょか。もちろんお花畑も見ごたえある状況でした。しかし、花の種類が多すぎて判読できません。事前勉強か、吐くな参照の書籍コーナーの図鑑で確認するのが良いと思います。

●白馬山荘
　3連休前日で相応の混雑を予想していましたが、実際は100名程度とのことで、最大定員8名（6畳間）の部屋に4人の割当でした。お部屋はちょっと汗臭いニオイがこもっているかなあ…と言ったところです。（個人によって感じ方は違うと思います）　シーツ、枕カバー等はないので、気になる方は相応の準備を。トイレ、洗面所は収容能力からすると数が少ない印象でしたが、空いていたので不自由さは感じませんでした。食事は2,900mであることを考えれば十分な量・質と思われます。談話室にお湯とお茶が自由に飲めるようになっているのはgoodでした。
　ちなみに三連休初日は700名宿泊とのことで人気のほどがわかります。

●乗鞍岳→天狗原の雪渓
　あまり意識していなかったのですが、想定以上に急傾斜でアイゼンなしでの下りは多少難儀しました。(横着して装着しなかった)。登りの方の多くがアイゼンを装着されていました。ロープが渡されていますが、これを頼りに上り下りするのは他のハイカーの迷惑になってしますのでお勧めできません。ステップを頼りに自力で登るのが良いと思います。

●下山後の感想
　自分にとって累積標高差2,000mは未知の世界でしたが、大雪渓へのあこがれとたくさんのお花、美しい稜線に感動し、辛くなかったといえばウソですが、爆弾である右膝の痛みも発生せず、無事乗り切ることができました。
　ただし、あと1時間ほどで下山という時間に、ロープウェイ、バスの時間を気にして速足となり、見事に躓いて1mほどダイブして路肩から落ちました。幸い、崖ではなかったので1mほど滑落してところで停止し、擦り傷程度で済みましたが、下山時は疲れもあって足に力が入りにくいこともあり、一層の注意が必要であることを勉強しました。
　機会があれば、悪い癖であるスピードアップを抑制し、標準タイムくらいの速度感でゆっくりと風景やお花を楽しんで歩いてみたいコースでした。　
　

コメント

fragrance

スカイプラザ
こんにちは。
連休前の金曜から登り始めて良かったですよね。大雪渓の様子迫力がありますね。白馬山荘のスカイプラザはビックリする程の絶景を眺めながらのんびり出来る場所ですよね、私はココでケーキを食べました。ずっと眺めていたかったです。
お怪我大丈夫ですか？

みきちゃん

Re: スカイプラザ
fragranceさま

　初めまして。
　３連休の混雑を避けて金曜日に有給休暇を取得して登る方はたくさんいるだろうなあ〜と思ってある程度の混雑は覚悟していましたが、想像以上に空いていたのでちょっと拍子抜けでした。
　恐らく、白馬大池〜白馬岳山頂の間のいずれかで挨拶を交わしていたことかと思います。皆さん、絶好の登山日和とあって声も弾んで聞こえました。半端ない気持ちよさでした。
　怪我は足と腕に擦り傷を負った程度で不幸中の幸いでした。それ以上に恥ずかしい…
　到着の最後の一歩まで気を緩めちゃいけないですね。