雪の雲取山!とっても大変でした…(三峰〜雲取山〜鴨沢)


- GPS
- 759:40
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,485m
- 下り
- 1,788m
コースタイム
10:46奥宮参道入り口-12:42地蔵峠-12:58霧藻ヶ峰-13:12お清平-14:18前白岩の肩-(白岩山小屋で休憩20分)-16:21白岩山-17:09大ダワ-17:48雲取山荘
【2日目】
6:45雲取山荘-7:23雲取山-9:07七ツ石山-9:21七ツ石小屋-10:36小袖
天候 | 1日目:小雪/2日目:くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
2日目:小袖から奥多摩まで車に乗せていただきましたm(_ _)m |
コース状況/ 危険箇所等 |
<三峰〜雲取山荘> トレースついてます。 ※大ダワからは男坂です。 21日時点で私も含めて3人分のトレースです。 登山道の積雪は、三峰からずーっと20〜30cmぐらい。たまにヒザまで。 溶け出してる箇所はありませんでした。 アイゼンなしでOKでした。 <雲取山荘〜鴨沢(小袖)> こちらはバッチリトレースついています。 七ツ石山に上る人はあまりいないようでトレース薄かったです。 登山道の積雪は七ツ石小屋までは20-30cmぐらい 七ツ石小屋から先の林道はしっかり踏まれていたので10-20cmぐらい ただし林道は雪が解けてべちゃべちゃになっているところも多いです。 アイゼンなしでOKでしたが、 このあとは凍結要注意だと思います。 |
写真
売店の方に「通常5時間だから今日は7-8時間は見ておいたほうがいい。登山者も全然みかけないし、ラッセル覚悟で行ってみて、無理だと思ったら帰っておいで。」と言われ、いろいろ覚悟を決めてスタート!
実際7時間ぐらいでした。売店の方の読み通り。
あとで山荘で、ヘリの荷揚げ対応で山荘の関係の方が2名先に登っていたと聞きました。
その方から「トレースあったから大丈夫だったでしょ?」と山荘で話をききました。
(言葉ではありがとうございますしか伝えられませんでしたが、めちゃめちゃ感謝です。)
ちなみに歩幅が違うのでトレースあってもプチラッセル。。。
唯一来たことがある場所に出て少し安心。
ヘッドライトつかないし暗くなるし…。
焦り、困惑、恐怖、でも山荘まで進まなきゃ。と頭の中はぐるぐる状態でした(汗)
そのためか写真のぶれぶれ。
山荘の明かりがみえたときは
この上ないよろこびでした。
この日の宿泊客はみなさん到着がおそくなってしまったようです。
雪の日は早朝から登らないとダメですね。反省。
感想
正月に秋にいった雲取山荘から年賀状が届いてました。
雪が積もったら雲取山にまた行きたいなぁと思ってたところ、
ようやく雪が結構ふったという情報を聞きつけ、挑戦することにしました!
鴨沢-雲取ルートと、雲取-丹波ルートは通ったことがあったので、
今度は三峰から登ってみようと思い、
今回は三峰-雲取-鴨沢ルートにしました。
雪で時間がかかることは想定していたので、
「時間がかかっても着実に前に進んでいこう!」
と心に決めて今回の登山に臨みました。
<1日目>
三峰からの上りは本当に大変でした。
まず入り口まちがえてさまようし…。
トレースはちゃんとついてました。
しかも迷いがなく淡々と進んでいる跡。
ただ、木につもった雪が落ちてきて消えかかってたり、
積雪量も多いためトレース2人分の道では、
3人目の私もまだまだプチラッセル。なかなか進まない。。。
しかも小雪がずーっと降り続く。
「これは大変だ」と思いながらのぼっていました。
なかなかいいお昼休憩タイミングもなく、
白岩小屋までおやつでしのぎました。
これは計画に問題があったと反省です。。
そして、
大ダワすこし手前あたりで、もう夕方タイムだったので、
ヘッドランプをだしてみたら…
なんとつかない゜ΣΣ(゜д゜lll)
これには、そうとう焦りました。
完全に暗くなる前までに少しでも山荘に近づいておくよう進むしかない。
と判断して、必死に前にすすみました。
薄暗くなるなか、来たことがある大ダワについたときは、
「よかったーここなら知ってる!あと30分ぐらいだ!!」
と少し安心しました。
しかし、そううまくは進みません。
大ダワまできて、女坂のほうにトレースあると期待したものの
伸びているのは大変なほうの男坂。
すこし女坂も進んでみましたが、
暗くなってからラッセルし始めるのはダメだと思い、
引き返して男坂を登りました。
男坂の途中にある、雲取ヒュッテが結構広い敷地でびっくりしました。
夜であまり見えなかったからいいものの、
昼間にみたら結構なボロボロでこわいんじゃないか…と思いました。
男坂がおわり、平たい土地に。
しばらく進んで山荘の明かりがみえたときの喜びといったら
もう、いい言葉が思いつきません。
「私、生きててよかったーーー」って感じでしょうか(笑)
山荘について、まずは
「ごめんなさい今つきました」
の山荘の方々へのお詫びからですね。
小屋でストーブつけて乾かしてるから、
雪と氷落として、服もほしておいで。
と言われ、まずはお片付け。
髪もこおり、ペットボトルの水も凍りかけでシャリシャリになってました。
「どこから来たの?」と聞かれ「三峰です」と答えると、
「俺らが2人でのぼってトレースつけといたよ!大丈夫だったでしょ」
と山荘関係の方に声をかけられ、びっくり。
目の前に命の恩人があらわれた!!!
もう感謝感謝です。
この方々の迷いなく山に向かうトレースがなかったら諦めてました。
ありがとうございます。
その後、部屋に荷物をあげてすぐに夕食です。
あたたかくておいしいごはんにビールで
「今日はすっごいがんばった☆」と自分にご褒美です。
8人グループが先にきていて盛り上がってました。
果物か何か荷揚げしてきたらしく、とても楽しそう♪
となりに3人分の食事が置いたままになっている。。。
これはいったい…(ちなみに18時すぎ)。
食事後はストーブのある広場で、
先ほどの恩人と談話。
山荘はいろんな方のお話が聞けるので大好きです。
部屋にもどって片付けしたり、地図確認したりして、
こたつでぬくぬくと寝てしまいました。
<2日目>
翌朝は4:30ごろ電気がついて起床。
ぼんやりごはんの時間をまって、朝食。
7時ぐらいにでようかなと思っていたら、
8人グループさんが6:30ごろもう出ようとしていたので、
なんとなく焦って6:45ごろにでることにしました。
出がけに山荘の方が、鴨沢まで降りるなら、
(夕食時間帯にまだいなかった)3人グループが車で来てるみたいだから
乗せてもらえるように言っておくよ。
と、声をかけてくださいました。
奥多摩のバスは11時のを逃すと14時までないという恐怖の運行のため、
めちゃめちゃ助かりました。
山荘を出発して山頂へ。
もちろんガスっててほぼ眺望なしです(笑)
いつのまにか山荘に宿泊していたみなさんが集合してました。
下山は8人グループさんについて行ってたのですが、
途中で前後交代になってしまい、
結局帰りもプチラッセルな気分。
そんな気分を引きずりながら?
七ツ石山にのぼる分岐に到着。
昨日のトレースが見えるようだったので、
一番乗りに登ってみることにしました。
こちらもガスっててなんにも見えませんでした(笑)
この後はいっきに下り。
車に乗せていただく約束もしていたので、
遅れないようにとすこしペースを上げて降りていきました。
林道の途中でなんとか追いつき、
その後はペースを落として下山です。
小袖に駐車されているということで、
ながーい林道を少し短縮できてラッキーでした。
3人グループさん、奥多摩までありがとうございました!!
次は早めに出発できるといいですね(笑)
-----
大変であまり余裕はありませんでしたが、霧氷、雪道など、
見事な雪山の風景を楽しむことができました。
大変だった、ほんと頑張った…。これに尽きますね。
s3214さん、こんばんは。
私のレコへのコメントもありがとうございます。
雪山は、いいですよね。
トレース役にたたなくて、すんません。
でも、9時過ぎに七ッ石山なら、奥多摩駅まで石尾根縦走しても大丈夫だったかもですね。
すてきですよ〜、石尾根。
そして、愛してやまない鷹ノ巣山も。
初日のヘッドランプつかない事件は、時間的も苦しかったでしょうね〜。
私は、暗くなりそうなときは、ポケットに予備の電池入れて行動するようにしています。
交換が楽ちんなもので。
雪山は大変だったと思います。
でも、同じ日に奥多摩に入っていた感想を言えば、あんなに素晴らしい雪の奥多摩に出会えるのは、そう滅多にないっすよ!!
ラッキーとも言えます。
おつかれさまでした。
s3214さん 始めまして。
はらはらしながらレコ読ませて頂きました。
ヘッデン故障ですか〜危なかったですね〜
山で日没すると何も見えませんからね。
雪山でのビバークは辛いですよね。下手すりゃ凍死しますよ。
もしトレース無かったりしたらピンチでしたね!
私は予備でヘッドランプのほかに小型の懐中電灯ザックに忍ばせております。
seizanryoさんの受け売りです。安全第一ですから。
無事で良かったですね!
お疲れ様でした。
PS
黒うさぎ可愛いですね。
僕もお正月に三峰から雲取山へ登ってきましたが結構アップダウンがあってキツかったです(>_<)雪の中しかもヘッデン壊れてどれ程心細かった事か…でもタクシー代10000円が一番痛いですね(笑)
s3214 さん はじめまして、こんばんは!
雪の雲取 お疲れさまでした
本当に良く頑張りましたね
先日、雲取を歩いて大好きになってしまい
次回は、雪の雲取を歩きたいと思い・・・ 以来、雲取情報を監視している状態です
そこに s3214 さんの頑張ったレコ
雲取最高ですね
また、感動のレコ お願いいたします。
> seizanryoさん
コメントありがとうございます。
雪山おつかれさまでした〜!!
実は2日目、登るまでは奥多摩に抜けるルートで考えてました。
鷹ノ巣山に行ってみたかったんです。
1日目で大分イタイ目にあったので、今回はおとなしく鴨沢から帰ることにしました
ヘッデンと電池はこんどから予備を持ち歩くようにします。。。猛省。
今日も雪降ってそうですね
> houraikenさん
コメントありがとうございます。
なんだかあぶなっかしい山行記録でスミマセン
ヘッデン故障は…ただただ真っ青です
これを機に装備の見直しを!と思ってます。
毎回山に登るたびに学ぶことが多いです
PS
猫ちゃん'sかわいいですね〜
うちのウサギも褒められて喜んでます(笑)
> tetete
コメントありがとうございます!
雲取山へののぼりは結構キツいですよね
teteteさんの日記拝見させていただきました
鹿×50匹っていうところに笑ってしまいました
> beelineさん
コメントありがとうございます!
わたしも雲取山ファンの1人です(笑)
のぼりがホントつらいんですが、山頂についたときのヤッター感
そんなこんなで今回もがんばってしまいました
山頂付近の雪道は楽しいですよ。ぜびぜび行ってみてください
雲取山荘、雲取山山頂で一緒になった、8人グループの1人です。
09年、無雪期に天祖山にアタックし道迷いの挙句、
タイムオーバー。
雲取山荘に避難し、泊めてもらいました。
運良くカレーライスにありつけた。
その記憶がよみがえりました。
一生忘れないと思います。
ほんと、お疲れ様でした。
> takki さん
わーこんなとこでお会いできるなんて、うれしいです!
夜宴会みたいで、楽しそうでしたね☆
帰り道、林道で超速(笑)になっていて、びっくりしてました。
奥多摩のバスは…てごわいです
> masoumasou さん
雲取山荘についたときは、まさに
「す、救われた…」そんな感じでしたね。
山は計画的に余裕もっていけるようにしないと…
と、今回は身にしみました…
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